夢のお告げ

太陽光発電について
 太陽光発電を推進するためには、大規模な蓄電設備や電圧降下のない超伝導送電線などを整備しないと、農業と同じように天候に左右されるため工場は電力供給が安定な地域に流出し厳しい状況になる。太陽光発電を推進している人は自分の利益を最優先にする人が多い。すべてのコストを検証する必要があります。

①発電量は太陽光の強さに依存します。
 夜は発電できませんし、発電量は曇りや雨の日に大幅に減るので、太陽光に比例して電力消費するエアコンなどは良いかも。太陽光発電を推進すると梅雨時や雪国の冬期など発電量が低下するときに停電になります。

②各家庭の太陽光発電の電力は各家庭で消費しましょう。
 電線では電圧降下が発生します。変電所から各家庭まで電圧が低下することしか想定されていません。各家庭の電圧が上がると、制御が大変複雑になります。現在はAC100V±10%以内で安定していますが、数十%以上変動すると家電の誤動作や故障が頻発します。ノートPCのアダプタのように電源電圧の変動に対応させる必要があります。

③太陽電池は経年変化で劣化します。
 太陽光発電のパネルは汚れると発電量が減ります。防水加工や破損などの修理が必要です。

④電力を蓄積する必要があります。
 小さい電力なら二次電池を使って充放電させれば発電と消費の時間は任意となりますが、鉛蓄電池は2年程度で交換する必要があります。大電力の場合は夜間の電力を使って水を汲み上げる揚水発電しか方法は無いようです。フライホイール蓄電や超伝導蓄電の可能性はまだ先のようです。

⑤蓄電にはコストがかかります。
 大電力の蓄電は良い方法が見つかっていません。化学エネルギーを使う蓄電池は鉛電池、NAS電池、リチウム電池があります。鉛電池は低コストですが寿命が2年程度で、NAS電池は大規模な蓄電が可能といわれていますが300℃での運転が必要で、リチウムイオン電池は高エネルギー密度が可能ですが高価です。位置エネルギーを使う揚水発電はダムを造る必要があります。磁気エネルギーを使う超伝導電力貯蔵は超低温が求められます。圧力エネルギーを使う地下岩盤に圧搾空気を注入する方式は国内では困難なようです。

⑥別のエネルギーとして蓄積する方法。
 現在、各家庭で深夜電力を使ってお湯を沸かす方法が普及しています。電力使用量の平準化には良い方法のようですが、お湯を使わない家庭では効果はありません。お湯を使うなら従来からある直接お湯を沸かす方法も良いかも。

⑦電力を売電できますが電気代です。
 太陽光発電の電力を電力会社へ売電できますが、結局は皆さんの電気代でまかなわれています。各家庭の小規模な太陽光発電は効率が良くありません。

⑧太陽光発電の全量買い上げは皆さんの負担です。
 太陽光発電の全量買い上げは皆さんの負担になります。ソフトバンクの孫社長が推進しているようですが、自分の利益最優先の人です。

⑨商用電源はACです。
 商用電源はAC50Hz又は60Hzですが、太陽光発電は太陽電池なのでDCです。独立して使用する場合は、周波数がずれても問題ないので簡単な回路でDCをACに変換できますが、売電する場合は周波数や位相がぴったり一致していないと難しいのです。また、DCからACへ変換するときに高速スイッチングを行うためAMラジオの周波数を超える高調波妨害波が発生します。

⑩農業のように天候に左右されます。
 すべてが太陽光発電になると、曇りや雨の日は工場をお休みにして、日が暮れたら消灯し就寝しましょう。夜間は冷蔵庫も使えません。今の生活を見直し晴耕雨読の生活にしましょう。


⑪農業のように地域差があります。
 冬は、空っ風の地域では発電可能ですが、雪国では発電量は大幅に少なくなります。

⑫超伝導電線の価格は下がってきました。
 超伝導電線では国内外のメーカーが凌ぎを削っており通常の電線の5倍程度の価格になってきたようですが、大電流や事故によって超伝導状態が崩れた場合の対応が重要です。

⑬太陽を作りましょう。
 太陽光発電や風力発電なども良いですが、天候に左右され電力供給が不安定になります。この際、太陽(核融合発電)を作ることを急ぎましょう。核融合の方法は高温プラズマを磁気で閉じこめるトカマク方式や高出力レーザーで瞬間加熱し慣性で閉じこめる方式があるようです。

⑭中国などの利益になります。
 太陽光発電を推進すると、太陽電池などで低価格攻勢がかけられる中国が利益を得られます。中国は人件費が安いばかりでなく、特許などを無視していますので低価格が可能ですが品質が悪いので故障率が高いようです。新幹線などは特許無視で話題になっていますが安全性まで無視しては困ります。