占有周波数帯幅

@占有周波数帯幅(OBW:Occupied Band Width)
 占有周波数帯幅は、無線機から輻射される電力の99%が含まれる帯域幅の技術基準として、国内ではほとんどの種類の無線機で統一されていますが、海外では無線機毎に帯域幅の技術基準がばらばらで、電力最大点から6dB低下、10dB低下や20dB低下した幅として帯域幅が規定される例が多く、IECには標準測定法が規定されていませんでした。3GPPでOBW99%が採用された以降はスペクトラムアナライザの標準測定機能として普及し、ETSIなどで99%帯域幅が規定される例も増えてきています。また、国内で平成17年12月にITU-Rの改定に合わせ改正されたスプリアス関係の規定において、帯域外領域とスプリアス領域の境界周波数を求めるための必要周波数帯幅としても用いられています。


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