(2) Quake3 Arena

 環境は  CPU : Athlon(Thunderbard) 900MHz
       メモリー : 256MB
       M/B : Asus A7V(KT133)
        OS : Win98+DirectX7a
       ドライバーはGeForce2MX(SDRAM版)はリファレンスfver631を使用。KYROはVivid!用ドライバーを使用(理由は後ほど)
       垂直同期はoff。

  有名なOpenGLを使ったゲームソフトを使ってOpenGL性能を計測した。
なぜEVIL KYROに付属のドライバーを使わずにVivid!用のドライバーを用いたかというと、EVIL KYROに
付属していたドライバーを使うと、Vivid!用ドライバー使用時と比べてかなり遅かったせいである。(これは私の環境下で起こったもの
なので、すべての環境で起こるとは限らないと思う)

    1. Quake3 Arena DEMO001 TIMEDEMO

                   GeForce2MX      KYRO

640*480 16bit         100.5fps        90.9fps    
640*480 32bit     94.7fps    91.0fps
800*600 16bit    94.2fps    79.9fps
800*600 32bit    76.3fps    77.5fps
1024*768 16bit    69.9fps    58.3fps
1024*768 32bit    46.3fps    54.1fps
1280*1024 16bit    45.2fps    36.1fps
1280*1024 32bit    28.5fps    32.8fps
1600*1200 16bit    31.7fps    24.2fps
1600*1200 32bit    17.7fps    21.4fps

 16ビットではGeForce2MXの完全勝利だが、32ビットではKYROが圧勝している。
このゲームは16ビットと32ビットでのグラフィックの違いが大きいので、KYROの方が有利

    2. Qukae3 FSAA(2×2) 

            GeForce2MX     KYRO

640*480 16bit     47.3fps   39.5fps  
640*480 32bit    30.6fps      38.7fps 
800*600 16bit    31.3fps      25.7fps
800*600 32bit    19.6fps      25.2fps

 これも32ビットではKYROの圧勝だと分かる。

  *まとめ 

 KYROはかなり出遅れてしまったが、32ビットカラーではGeForce2MXを上回る性能を持っていることが分かる。
また、DirectX5時代のゲームもけっこう動作し、(トップからいける動作確認表参照)互換性もかなりいいと言える。
惜しむべきは、日本で有名なメーカーがKYRO搭載カードを発売していないことである。もしこれがカ○ープ○に採用
されてGeForce2MXよりも先に発売されていたら今頃は・・・・。