Call of Juarez (US版) DirectX9版とDirectX10版の比較

UK版は既に発売されている(よくGIGABYTEのビデオカードにバンドルされている)が、
先月発売されたUS版は、デフォルトで、DirectX10に対応しているとのことで、購入してみた。

 動作させた環境は、以下の通り。

 CPU : Opteron185 (2.6GHz L2=1MB Dual Core)
 MEMORY : PC3200 DDR SDRAM 1GBx2 (DDR400動作)
 M/B : ASUS A8N-SLI Premium (BIOS 1302β)
 VIDEO : GeForce 8800GTX SLI (x8x8動作)
 その他拡張パーツ : ASUS PhysX1、SoundBlaster X-Fi XtremeGamer
 電源 : CoolerMaster Real-Power-Pro 850W
 OS : Windows Vista Ultimate 32bit

 使用ドライバーは、162.22を使用。

(1) パッケージ

 

 

動作環境に、RadeonHD2000シリーズが入っている。
ここでUS版とUK版のパッケージの見分けがつけられると思う。
ただし、パッケージには、Vistaには対応しているが、DirectX10に対応しているとは書かれていない。

 

 (2) 説明書

説明書には、DirectX10を利用した場合の起動方法が書かれている。

 

(3) ゲームファイル

 DVDの中身は以下のようになっていた。

DirectX10と名前についたファイルが複数あるのがわかる。

インストール後のフォルダの中身は以下のようになっていた。

Vistaにインストールした場合、ショートカットアイコンを作らないと、
ゲームエクスプローラーからしか起動ができないようだ(プログラムメニューに登録されなかった)。
以下に、ゲームエクスプローラーからアイコンを右クリックした場合のキャプチャー画像を載せる。

 

ここで、「プレイ」を選ぶと、DirectX9モードで起動する。(ダブルクリックしても同様)
DirectX10モードで起動するには、わざわざ右クリックして選択しないといけない。
なお、DirectX10モードで起動する際、「DX10の機能使うので重くなりますよ」という警告メッセージが出る。
その際、警告メッセージは次回から表示しないという選択が可能。

(4) ゲーム画面

3箇所のゲーム場面でのDirectX9とDirectX10の比較を行った。
なお、グラフィック設定は、DirectX9版とDirectX10版で、設定できる範囲で最高にした。

 DirectX9

 

 DirectX10

ゲームスタート直後のシーンであるが、ここでもはっきりと違いが見て取れる。
岩肌の質感、地面の質感、影の質感が全然違うことがわかる。

 

 DirectX9

 DirectX10

 岩肌の質感はもちろんのこと、水面の表現も違うことがはっきりとわかる。

 DirectX9

 DirectX10

 太陽の位置が違うので、一概には言えないが、光源処理が違うことがはっきりとわかる。

 まとめ

ロストプラネットベンチマークでは、DirectX9とDirectX10での違いがあまり実感できなかったが、
このゲームでは、DirectX9とDirectX10での違いが誰にでもはっきりと分かると思う。
ただし、先に発売されたUK版は、現時点(07/7/16現在)では最新パッチでもDirectX10に対応していない。
ゲームディスクの中身を見る限り、DX9とDX10では使用するファイルが根本的に違うようなので、
Vista発売前に発売されたUK版では、パッチではDX10対応が難しいのかもしれない。