(3) SeriousSam The Second Encounter (ver1.07 OpenGL)

 グラフィック設定はNormalで、解像度と色数だけ変更。
なお、このゲームの結果は実行するごとに結果がそこそこばらつくことに注意してもらいたい。
また、Radeon9700Proでは、N-PatchとTruformをハードウェアサポートしているにもかかわらず有効にできなかった。

  DEMO 〜The Elephant Atrium〜

 シングルプレイ時のデモであり、COOPプレイと比べて軽い。
左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がRadeon9700Proである。

1024x768 32bit Average 137.1 fps 140.4 fps
          Max 293.5 fps 301.7 fps
          Min 82.2 fps 81.3 fps
1600x1200 32bit Average 105.9 fps 128.0 fps
          Max 210.1 fps 275.6 fps
          Min 66.1 fps 75.9 fps

 DEMO 〜The Grand Cathedral〜

 マルチプレイ時のデモであり、COOPデモであるため重い。
左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がRadeon9700Proである。

1024x768 32bit Average 79.9 fps 78.4 fps
          Max 186.3 fps 192.2 fps
          Min 47.5 fps 46.2 fps
1600x1200 32bit Average 61.8 fps 73.1 fps
          Max 142.9 fps 178.2 fps
          Min 38.5 fps 44.6 fps

 Radeon9700Proのほうが高解像度時のフレームレートの低下が少なく、最低フレームレートもTi4400より高く
快適であることが分かる。

 (4) Quake3 Arena ver 1.30 DEMO001 TIMEDEMO

 OpenGLを用いている。またグラフィック設定は一番重くなるように設定してある。
左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がRadeon9700Proである。
なお、Radeon9700ProではFSAAが有効にならなかったためFSAA未使用時の結果のみである。

1024x768 32bit 176.4 fps 181.0 fps
1280x1024 32bit 156.2 fps 178.6 fps
1600x1200 32bit 120.3 fps 169.1 fps
2048x1536 32bit 80.7 fps 72.1 fps

 1600x1200ではRadeon9700Proが大差を受けてTi4400に勝っているのだが、なぜか2048x1536になると
Radeon9700Proはスコアが大幅に低下し逆転されている。なぜかは不明。

 (5) UT2003 DEMO版 BenchMark

DirectX8.0に対応したゲームであり、非常に重い。
ベンチマークモードではグラフィック設定が同じにされるため比較しやすい。
左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がRadeon9700Proである。

  FlyBy

 Flyby MAP1

1024x768 32bit Average 109.89 fps 104.91 fps
          Max 428.85 fps 245.13 fps
          Min 43.11 fps 58.44 fps
1600x1200 32bit Average 47.06 fps 89.02 fps
          Max 152.41 fps 237.17 fps
          Min 30.49 fps 61.17 fps

 Flyby MAP2

1024x768 32bit Average 164.95 fps 129.8 fps
          Max 435.82 fps 239.97 fps
          Min 76.04 fps 60.71 fps
1600x1200 32bit Average 85.46 fps 122.89 fps
          Max 272.63 fps 232.12 fps
          Min 38.04 fps 67.33fps

 ネットの情報からFlybyはBOTが出てこず、MAPのみを描画しているためにCPUへの負担が少なく、結果がビデオカードの性能に
依存すると思われる。Radeon9700Proは高解像度でも大してフレームレートが落ちず、3DMARK2001SEと同じような傾向の結果に
なっている。

  BotMatch

 BotMatch MAP1

1024x768 32bit Average 43.07 fps 38.73 fps
          Max 81.33 fps 68.95 fps
          Min 14.41 fps 19.31 fps
1600x1200 32bit Average 29.82 fps 38.14 fps
          Max 64.55 fps 69.26 fps
          Min 17.75 fps 19.19 fps

 BotMatch MAP2

1024x768 32bit Average 63.20 fps 54.32 fps
          Max 116.56 fps 92.78 fps
          Min 24.41 fps 23.51 fps
1600x1200 32bit Average 60.45 fps 54.85 fps
          Max 121.47 fps 96.56 fps
          Min 26.49 fps 24.01 fps

 ネットの情報からBotMatchはCPUパワーが必要で、ビデオカードが良くてもCPUの性能が低いと良い結果が得られないと思われる。
どちらもほぼ大差ないことが分かる。

 (6) Codecreature Benchmark

 DirectX8に対応したグラフィックエンジンを用いたデモである。Pixel ShaderとVertex Shaderをふんだんに使っているので重い。

   GeForce4Ti4400

   Radeon9700Pro

  Radeon9700Proの圧勝であることが分かる。

 ***まとめ***

 Radeon9700Proは現時点でもTi4400の結果からTi4600に勝る性能を持っていることが想像できる。
しかし、安くても4万円することと、まだDirectX9が正式リリースされていない(=対応したソフトがない)ことも
あるので、しばらく待って価格が安くなってDirectX9が出てから買っても遅くはないだろう。
 肝心なドライバーの出来はRadeon8500の初期の頃と比べるとかなり良いと思える。
(というより、Radeon8500の初期がひどすぎたということもありますが(^^;;;。 )
しかし、私の環境ではFSAAを有効にできない場合がほとんどでFSAAの性能を調べることができなかったのが
残念であった。