(3) SeriousSam The Second Encounter (ver1.05,OpenGL)

 グラフィック設定はNormalで、解像度と色数だけ変更。
なお、このゲームの結果は実行するごとに結果が多少ばらつくことに注意してもらいたい。

  1.  DEMO 〜The Grand Cathedral〜

 COOPプレイのデモで、重いデモである。
左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がGeForce3である。

1024x768 16bit Average 56.8 fps 55.0 fps
          Max 146.9 fps 143.6 fps
          Min 31.7 fps 30.5 fps
1024x768 32bit Average 54.3 fps 54.6 fps
          Max 143.0 fps 133.7 fps
          Min 28.9 fps 29.9 fps
1280x1024 16bit Average 53.8 fps 52.5 fps
          Max 135.8 fps 130.0 fps
          Min 29.8 fps 30.5 fps
1280x1024 32bit Average 54.3 fps 49.1 fps
          Max 132.9 fps 124.0 fps
          Min 31.7 fps 29.3 fps
1600x1200 16bit Average 51.3 fps 45.6 fps
          Max 129.5 fps 98.0 fps
          Min 30.6 fps 28.7 fps
1600x1200 32bit Average 48.7 fps 40.9 fps
          Max 126.6 fps 81.3 fps
          Min 28.6 fps 26.8 fps

 フレームレートが落ちるときはどちらも同じぐらいのところまで落ちている。
COOPプレイはフレームレートが極端に落ちる場合が多いので、この場合だと
どちらでプレイしても体感差は感じられないだろう。

  2.  DEMO 〜The Elephant Atrium〜

 シングルプレイ時のデモであり、COOPプレイと比べて軽い。
左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がGeForce3である。

1024x768 16bit Average 108.4 fps 104.9 fps
          Max 232.6 fps 220.0 fps
          Min 57.9 fps 58.5 fps
1024x768 32bit Average 105.8 fps 104.0 fps
          Max 229.4 fps 198.8 fps
          Min 59.0 fps 57.9 fps
1600x1200 16bit Average 95.0 fps 74.6 fps
          Max 194.6 fps 142.0 fps
          Min 56.6 fps 48.8 fps
1600x1200 32bit Average 90.1 fps 69.2 fps
          Max 171.4 fps 124.6 fps
          Min 55.3 fps 46.0 fps

 1600x1200以上だとMin fpsでも差が出ていることがわかる。
ただ、たいした差ではないのでこれも体感差は気づきにくいものと思われる。

  3.  DEMO 〜The Elephant Atrium〜 FSAA使用

 FSAAをかけたときの結果である。
左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がGeForce3である。

 FSAAx2

1024x768 32bit Average 101.1 fps 71.7 fps
          Max 218.1 fps 120.5 fps
          Min 59.4 fps 46.4 fps

 FSAAx4

1024x768 32bit Average 64.4 fps 50.0 fps
          Max 109.9 fps 87.1 fps
          Min 43.3 fps 21.0 fps

 FSAAx2使用時において、GeForce4Ti4400はFSAAをかけていないときと比べてほとんどfpsが落ちていない
ことがわかる。また、FSAAx4使用時には、GeForce3ではフレームレートの落ち方が大きく、プレイに支障が
でるようなフレームレートまで落ちているがGeForce4Ti4400では実用に耐えうるものと思われる。

 (4) Quake3 Arena ver 1.30 DEMO001 TIMEDEMO

 OpenGLを用いている。またグラフィック設定は一番重くなるように設定してある。
左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がGeForce3である。

 1. FSAA未使用

1024x768 16bit 145.4 fps 143.8 fps
1024x768 32bit 144.0 fps 139.4 fps
1280x1024 16bit 142.1 fps 125.2 fps
1280x1024 32bit 136.3 fps 113.7 fps
1600x1200 16bit 131.6 fps 99.8 fps
1600x1200 32bit 115.3 fps 85.5 fps
2048x1536 16bit 98.7 fps 63.5 fps
2048x1536 32bit 80.3 fps 53.3 fps

 解像度が高くなるにつれて差が大きくなっている。GeForce4Ti4400だと、どの解像度でも快適にプレイ
できる結果がでている。

 2. FSAA使用時

 GeForce4Ti4400でのFSAAx2使用時、800x600では表示が正常にされず、プレイにならない状態に
なったため、測定不可としてある。参考に、GeForce4Ti4400では1600x1200のFSAAx2使用時のフレーム
レートもつけてある。(GeForce3では1600x1200の結果が正しくでなかったため。)
 また、GeForce3ではFSAAx4における結果が正常でなく、実際にゲーム画面を見てみてもFSAAが
かかっているように見えなかったため、FSAAx4の結果はGeForce4Ti4400だけのせておく。
 左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がGeForce3である。

 FSAAx2

800x600 16bit N/A 144.0 fps
800x600 32bit N/A 132.6 fps
1024x768 16bit 147.3 fps 120.7 fps
1024x768 32bit 138.1 fps 93.1 fps
1280x1024 16bit 134.9 fps 80.3 fps
1280x1024 32bit 105.5 fps 57.9 fps
1600x1200 16bit 96.5 fps N/A
1600x1200 32bit 61.6 fps N/A

 FSAAx4

 上記の通り、GeForce4Ti4400の結果のみを記す。

640x480 16bit 149.1 fps
640x480 32bit 146.2 fps
800x600 16bit 146.2 fps
800x600 32bit 133.9 fps
1024x768 16bit 136.7 fps
1024x768 32bit 95.4 fps
1280x1024 16bit 100.6 fps
1280x1024 32bit 54.4 fps

 FSAAx2使用時においては、GeForce3は1024x768@32bit時から一気にフレームレートが落ち込んでいるが、
GeForce4Ti4400は大して落ち込んでなく、1600x1200でFSAAx2をかけても十分実用的なフレームレートが
でている。また、FSAAx4使用時においても、GeForce4Ti4400は1024x768においても実用になることがわかる。

 (5) Aquanox DEMO版

 DirectX8.0に対応したゲームであり、Pixel Shaderを用いているためかなり重い。
グラフィック設定は一番重くなるようにしてある。
左側の結果がGeForce4Ti4400で、右側の結果がGeForce3である。

1024x768 32bit Avarage 98.9 fps 63.8 fps
1600x1200 32bit Avarage 47.4 fps 27.9 fps
1024x768 32bit Avarage FSAAx2 61.5 fps 35.6 fps
1024x768 32bit Avarage FSAAx4 33.6 fps 20.3 fps

 GeForce4Ti4400はPixel ShaderエンジンがGeForce3から強化されたおかげか、FSAAをかけていない状態では
GeForce3の1.5倍の平均フレームレートがでており、体感差もはっきりと違いが分かる。

 (6) Comanche4 DEMO Benchmarkモード

 これもDirectX8.0に対応しており、Pixel Shaderを用いている。
ちなみに実際のゲームはベンチマークモードほど重くないのであしからず。

 GeForce4Ti4400での測定結果

 Comanche 4 Benchmark Results for 1024x768x32 FSAA=0 VSync=OFF DXTC=ENABLED AUDIO=ON SHADERS=ENABLED

Frames per second: 28.64 avg
Tris per second: 5,704,484 avg

 Comanche 4 Benchmark Results for 1600x1200x32 FSAA=0 VSync=OFF DXTC=ENABLED AUDIO=ON SHADERS=ENABLED

Frames per second: 28.28 avg
Tris per second: 5,633,142 avg

 GeForce3での測定結果

 Comanche 4 Benchmark Results for 1024x768x32 FSAA=0 VSync=OFF DXTC=ENABLED AUDIO=ON SHADERS=ENABLED

Frames per second: 25.54 avg
Tris per second: 5,087,322 avg


 Comanche 4 Benchmark Results for 1600x1200x32 FSAA=0 VSync=OFF DXTC=ENABLED AUDIO=ON SHADERS=ENABLED

Frames per second: 22.15 avg
Tris per second: 4,411,947 avg
 

 CPU能力の限界からか、GeForce4Ti4400では1024x768と1600x1200での結果がほとんど変わらない。
ただ、GeForce3では解像度が上がるにつれて平均フレームレートが落ちていっている。
もっとCPUを速いものにすればまだGeForce4Ti4400の結果はよくなりそうだ。

 ***まとめ***

 ベンチ結果をみてみると、最も使われるであろう解像度、1024x768においては 

 GeForce4Ti4400のFSAAx2での速度 = GeForce3のnoFSAAでの速度

 GeForce4Ti4400のFSAAx4での速度 = GeForce3のFSAAx2での速度

 と言えることができ、GeForce4Ti4400は最近のゲームでも1024x768でFSAAをかけた状態でも十分プレイできる
ことが分かる。ただ、ドライバーの問題か、OpenGLを使ったゲームでのFSAA使用時の問題が気になる。
 高解像度においてもGeForce3よりかなり快適になると言うこともでき、1600x1200でゲームしたいという人にとっては
買い換えを検討してもよいと思うが、いつUnreal2のようなGeForce3以上のカードに最適化されたゲームがでるかに
よると思われる。ただ、CPU能力に大きく依存するゲームもまだ多いので今すぐ買い換えたほうがいいとも言えない。
今現在のゲームにおいては、GeForce4Tiシリーズの性能はGeForce3シリーズと比べると微妙な位置にあると言える。