(記・国民20250207)
■トランプ革命の急伸、地球支配者への大打撃と迷い

  《中見出し》
◆トランプ革命と反革命の激突。公約の実行は急速に進んでいる

◆キリスト教一神教、宗教が人類支配の歴史で果たしてきた犯罪的役割

◆打撃を受けた地球支配者。その実際の打撃の度合いはマスメディアの変化に出る

◆トランプ革命と反革命の激突。公約の実行は急速に進んでいる

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 トランプが大統領に就任してまだわずか数日しかたっていない。だが、選挙で大勝利を収めた直後からの公約の遂行速度は尋常ではない。一瞬をも惜しむような速度で革命は進んでいる。
 不法移民対策として国境の壁建設、国境警備兵の増強、不法移民の逮捕と強制送還、国境接するメキシコとカナダへの注文。カナダとメキシコは当初渋っていたがすぐに協力にまわった。シカゴなどの聖域都市での不法移民への特別法を次つぎに無効化した。
 DEI(多様性、公平性、包括性)という一見美しそうなスローガンは、ポリティカル・コレクトネスと呼ばれる政策と同様、内実は常識的異常なもので、これまで人民が気づきあげてきた普遍的な常識の逆を、米国という国家が国内外に推し進めて来たもの。
 大統領就任前後から立て続けに飛行機事故が起こった。トランプの就任をトコトン嫌うDSが起こしたものだ。旅客機と米軍ヘリコプターの衝突事故はDEIの影響が色濃い。この事故は二つの側面から奇異だ。第一にヘリの運転手は性転換したもので、兵士採用基準はEDIで緩められたもの。案の定当日は見通しの良い晴れた夜にも関わらず本来決められた飛行高度の倍以上上を飛行していた。飛行機が丸見えなのに避ける操作の意図がない。兵士採用基準を大幅に緩めた結果だ。第二にヘリは米軍基地から飛び立っていない。一部の報道でも衝突直前に名の乗組員は脱出して生存している。つまり、無人ヘリが遠隔操作で衝突している。つまり、これは事故に見せかけたトランプ政権への明らかな反革命行動だ。
 ホワイトハウスは早速真相究明にあたった。EDIでは人間は動物的に男と女しかいない、としてトランスジェンダーのスポーツへの参入を禁止した。バイデン政権まで民主党がすすめてきた学校での異常な性教育を禁止した。つまり、常識と人間的尊厳、安全を第一にする政策優先を宣言した。
 外交ではWHOからの離脱、パリ協定からの離脱を宣言した。WHOが地球支配者の一元支配の道具になっている。世界経済フォーラム(IEF)と一体で世界にパンデミックを起こし、各国の権限を終えた支配をすすめてきた。そして気象変化を利用して炭素排出の害という説を広め、原子力、電気の推進=石油、天然ガスの利用を阻止してきた。地球支配者の詐欺的犯罪をなくすための主張を行動に移してきた。
 イーロン・マスクをトップにすえた政府効率化についても、新政策は爆進している。2万人の政府職員に対して早期退職を促した。CIA、FBIのトップ、重要部門のトップの馘首を実行した。USAID(米国際開発局)の活動を停止した。特にこの3つの組織は完全解体あるいは別の省庁との併合が求められている。
 いままで米国からの報道を見聞きしていて不審に思ったことがないだろうか。それは大統領職というのは少なくとも表では米国政権のトップであり、権限は誰よりも上であるはずだ。だから、知りたいと思ったことは何でも得うるはずだ。しかし、トランプが公開すると宣言した「ケネディ暗殺文書」「ロバートK暗殺文書」「ルーサーキング暗殺文書」「エプスタイン文書」「UFOと宇宙人文書」など、もちろん他にもたくさんあるが、そうした文書を大統領であっても見れないということだ。政府の最高機密文書と言われているものへのアクセス権すらないようだ。
 そればかりではない。例えばエリア51基地の実体とかもそうだ。外国へ知られたくないということもあろう。大統領といえどもたかが数年しか就任しないひとり。それに比べて上記のような文書を作成した官僚らは、馘首されない限り政府の一角を支配している。実はこうした官僚の方が大統領より権限を強く持っている実態がある。それが国家というものの官僚優先システムだ。
 地球支配者が作り上げてきた支配システムだ。選挙で選ばれるなどという表の民主主義とは、完全に別の世界である。地球支配者は民主主後を隠れ蓑として、CIAやFBI、USAIDを私兵として固めて来た。官僚組織のなかにしっかりと私兵組織を作り上げてきた。私兵組織はたかが大統領の指示などに従わない。命令は無視して、地球支配者の意図の実現を推し進める。
 トランプ革命では、まさに、これにメスを入れようとしている。ホワイトハウスとしてはイーロンマスクの省力化、国家経費の削減を表のスローガンとして、実体は地球支配者の私兵組織の解体を目指している。
 ロバート・ケネディJrを厚生長官就任は本日現在未定だが、議会での長い公聴会は終えた。彼は米国民の病気や健康被害の原因に食糧への添加物、保存剤、そして製薬業界がばら撒く膨大な薬品、サプリ等の過剰摂取にあると指摘する。新型コロナウイルスで使用されたワクチン問題をも指摘する。そもそも新型コロナは人為的なものではないのか。即対応したワクチンは殺人兵器なのではないかという声の真偽を問うている。
 公聴会では議員が疑問に思う質問に対して、ロバートは真摯に対応した。長時間公聴会のすべては分かっていないが、ここでの質疑の内容を知れば、相当な問題点が明らかになると思える。
 以上、代表的な点を取り上げたが、トランプ革命は間違いなく大きな成果をおさめている。このような改革はまだまだ、休むことなく進められる。トランプの米大統領就任は、単なる米政権が民主党から共和党に変わったというものではなく、現代の一種の革命だ。革命は旧政権の機構を完全に破壊して、新政権自らの権力機構が取って代わるもの。だから、地球支配者によってつくられ、支配され、支配の道具化されてきた旧権力機構はぶち壊される。問題は、トランプ新政権に自らのうってかわる権力機構があるかだ。本来は、人民の支援と参加、人民権力がそれを担うのだが、トランプ革命の背後に、人民権力が打ち立てられていない。ここに現代の革命の重大で決定的、致命的欠陥がある。
 誤解がないように指摘するが、だからといってトランプ革命の歴史的意義が薄れるわけではない。現代の困難が時代にあって、大統領選挙の公約に世界人民の主敵である地球支配者(トランプがDSと呼ぶ)の一掃を掲げたものなど、過去に一人もいなかったのだ。
 トランプ改革の政策の中には、きれいごとでない問題点も出てきている。それらを次項で触れたい。


◆キリスト教一神教、宗教が人類支配の歴史で果たしてきた犯罪的役割

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 最大の現在の話題は、トランプが「ガザを米国が支配し、パレスチナ人を一掃する」とい発言したことだ。イスラエルのネタニヤフ政権による、イスラエル人へのホロコーストという現代の大犯罪行為は今も続いている。だが、イスラエル国内でのパレスチナ人が高い塀で押し込められていたガザ地区とヨルダン西岸地区での戦闘は、トランプ就任を前後にして停戦に至っていた。トランプの背後での関係者への働きかけの成果である。一日でも早く戦闘を終わらせて犠牲者をなくすというトランプ公約を実現した形だ。トランプでなければ、停戦は無かっただろう。偉大な成果である。
 ガザ地区に住んでいたパレスチナ人(本来のユダヤ人とおなじアラブ人)は200万人おり、イスラエルの猛烈な大量虐殺行為で南部エジプト国境に押しやられた。ガザ地区は広島や長崎が米国の原爆で破壊された状況、東京などが大空襲で焼け野原になった状況と同じになった。くしくも、東日本大震災で津波にやられた地域、能登地震でやられた地域と同じ惨状だ。ガザの場合は、イスラエル軍が無手のパレスチナ人を殺害するために劣化爆弾を使ったために強い放射線があふれている。さらに電波感応地雷を無数に使用したために容易に戻れない地域が膨大にある状況だ。パレスチナ人はイスラエルのジェノサイドで公式には四万七千人の犠牲者を出したと言われているが、瓦礫の下にはまだ数万人の遺体がある。
 イスラエル戦争では百パーセントイスラエルのシオニストという悪魔政権の犯罪だ。歴史的にホロコーストは無数にあった。その一つとして歴史に刻まれるだろう。近代だけでも、ヒトラーの大虐殺は有名だが、米国創立時から移住民は米大陸の住民を抹殺してきた。近年米国は911を境に中東イスラム圏への武力での無残な侵略行為を続けて、イラク、リビアの元首を殺害し、数百万人の難民を出してきた。
 こうした昨日までの人民殺戮の事実は、ひとえに世界人民の力が弱かったことに起因する。地球支配者の世界人民支配は完全になされていて、特にソ連の崩壊後は人民が自らの権力を持っていない。同時に革命解放理論も手放してきた。この力関係がイスラエルという小国のシオニストの虐殺行為を許している。悪魔の行為をなすすべなく許してきている。だから、ガザ地区に住んでいた人びとは虫けらのように重火器、無用な劣化ウラン弾、超非人道的な無線感応地雷の餌食にされた。
 あたりまえのことだが、実行したシオニスト政権は見かけでパレスチナ人のすべてを奪い、シリアのゴラン高原を支配して成果を上げたように見える。シオニストはグレーター・イスラエルの実現を夢見ている。ユーフラテス川とナイル川を境とするサウジの一部を含めた広大な土地をイスラエルのものとする構想だ。シオニストはこの地域全体からパレスチナ人を除くという、まさに悪魔の計画だ。そのためにシリアの一角を領地として不法占拠するに至っている。
 だが、政治的には追い詰めたはずのハマスを強め、イスラエル人の反感を極限まで強めた。注入した戦費は膨大で経済をガタガタにしたばかりか、イスラエル国民の反戦機運は高まった。人質にとられたイスラエル人の完全解放は実現していない。釈放された人質は前より健康で、ハマスは虐待どころか手厚く保護する力を十分に残していることが分かった。次期選挙を実践すれば、シオニスト中枢はネタニヤフを含め当選する見込みがないというような状況にある。つまり政治的にはイスラエルは敗北している。

 あらためて、トランプ発言を見てみよう。「ガザを米国が支配し、パレスチナ人を一掃する。ガザから瓦礫を払い、ここを中東のリビエラにする。近代的なだれもが住むのをあこがれる都市にする。パレスチナ人を含む世界中の希望者が住める街をつくる」といった。
 これには世界中が驚いた。全体的なニュアンスはガザからパレスチナ人を追い出す(一掃)。エジプトやヨルダン等の隣国に住ませる。ガザは米国が支配する。これには、世界中の国々が反発した。あえて、イスラエル政権だけが好意的にとらえた。パレスチナ自治政府を初め、中東各国から反発。中国、ロシアも認めないと声明を出した。
 トランプはパレスチナ人が自分の昔からの住んでいた土地に戻りたいという当然の意思をカケラもくんでいない。そもそも米国の支配下にできるという発言はすべての国際法やルールで認められない。トランプは民族浄化に手を貸していると。
 パナマ運河への注文、メキシコ湾をアメリカ湾に、カナダを51番目の州に、グリーンランドを米国所有に、といった発言と同じく、今の時代では認められない主張を繰り返している。勝手な発言はそこの国に住む人間の感情と尊厳をまったく配慮していないと、手厳しく指摘されている。
 トランプ発言はシオニストのグレーターイスラエル計画を踏まえたもの、少なくともその実現に手を貸すものと指摘する意見もある。
 現実主義に徹するトランプは、アラブ諸国をどうするかという言う点で、地球支配者=DS=ネオコンの意見とことなる。ネオコンは、地球一元支配のために、邪魔なのが旧共産圏のロシア・中国と中東イスラム圏を崩壊させる、政権転覆を実現するという明確なもの。だからCIAやUSAIDなどを私兵として使って無数の邪悪な策謀を展開してきた。
 それに対してトランプ派は、戦争や軍事、謀略はやらない。紛争が起こらないようにして、今今WinWinで、双方が恩恵を受ける形で協力を実現するという考えだ。そのためなら国際法であろうが、一般常識であろうが制約を受けずにプランを練るという。
 難民となっているパレスチナ人をとりまく冷厳な実態は、抵抗の勝利を事実で得られる力を示せない事実。放射能と無線感応地雷によって現実にまともに再開発などできる資金も力もない状態。2国家共存は現実には50年以上経って当初より比べても限りなくゼロとなっている実態。確かに人間としての尊厳や生活圏は普遍だが、イスラエルによる食料攻め、生きるための最低のインフラ破壊でずたずたになっている。それを少しでも切り開くための世界人民の支援がない。イスラエルの無差別殺害を世界が許している現実。
 この状態の中で、トランプは、米国の財力と能力を投入してガザの復興、しかもリビエラレベルの高度なものにする。そこに希望すれば立ち戻れる、という提案をしている。一方のネタニヤフらシオニストについては、このままでは戦争が終結すれば犯罪人として、国際的にも国内的にも罪人となる道。その断罪を免除し、米国への亡命を含めて認めてやるという取引き。ネタニヤフをホワイトハウスに呼んで会談し、記者のいる前では、さすがにネタニヤフの犯罪を言えない。ネタニヤフの前で「パレスチナ人の退去は一時的なもので、希望すれば復興した高級住宅に入居し、仕事まで与える」とは言わない。もちろん、退去したパレスチナ人が、ガザの復興後に希望するか否かは別だ。
 成り行きでも、強制でも、住んだところが新たな自分の街になってしまうことは歴史上無数にある。住めばそこが天国になる。シオニストの三悪人(イスラエル閣僚)はヨルダン西海岸の住民。イスラエルに移住してきた親の子たち。政権が入植という犯罪的手段で強制取得した地に建てられた建物に移住したイスラエル二世だ。彼らにとってはそこが生誕地である。生まれたときから入植によって開かれた地に住む。今、彼らに、その土地の過去はこういう犯罪で作られたところだから、出て行けと言われたら、何を言われても拒否だろう。地球支配者が人民に対立を生むように仕組んだ理不尽だ。
 ネタニヤフが会談でガザを米国領に差し出すと認めたかは別問題だ。米国領でなくとも復興は可能だからだ。トランプの発言では悪魔シオニストの今後の行動の制約について発言されていない。つまり、ガザでシオニストが再び無残な行為をするようなら、つまり、トランプ派米国としてのガザでの実質支配権が揺るぐような弱体であるならトランプ発言は現実味がない。トランプ派は中東アラブ諸国、イランやサウジとも十分な合意、特に「二国家共存」の概念の件での解決をしていなければ、再び紛争地になる。
 トランプの側近はどちらかと言えばキリスト教一神教とシオニストに近い人たちが多い。だから、イスラエル寄りしかも悪魔のシオニスト寄りの見解が出てきても不思議ではない。トランプは敬虔な信者ということで有名だ。無謀と邪悪と狂暴のヤハウエを神とする聖書を信じるということは「神がユダヤ人にパレスチナの地を与えた」ということを信じる。「ハルマゲドンでキリストは復帰し千年王国が到来する」ことを信じる。そうした信者が、聖書のいうとおり非ユダヤ人をゴイム(家畜=動物=虫けら)というのも信じる。だから、パレスチナ人を虫けらの如く大量虐殺するのを平然と、正義だと言う。世界中の多くの人たちがそのようなことを信じまいが、連中は躊躇しない。
 同じ聖書を土台にするユダヤ教、キリスト教(あえて言えばイスラム教の)信者が、大量虐殺をするのも、それを正義として容認するのも、二国家共存などより自分たちだけのグレーター・イスラエルを求めるのも当然なのだ。二枚舌も謀略も過去の確約や法を守らないのも、この連中にはただの日常なのである。これが信じられないと嘆く感覚があるのは日本人などの少数派である。これが、目の前で展開されている大惨事、大量虐殺をみても、それが不思議に許容されている深刻な原因である。宗教が人民支配の強力な武器になっている。同じく王制絶対視も障壁だがそれはここでは触れない。
 ちなみに明日にトランプと石破が会談する。先だって石破は「日本でパレスチナ人50万人の難民を受け入れる」と発言している。石破がこんな形でおべっかをしているのだが、脳みそがどうなっているかがうかがえる。笑ってしまう。

 トランプへの懸念は他にもある。就任直前にビル・ゲイツをフロリダの事務所に呼んだ。会談しただけではなく、資金的な関係での支援もしている。ロバートJrの進める方針とビル・ゲーツのよりあう道はない。トランプはロバートJrの側近二人をクビにしている。さらにrNAワクチンでの対応速度をなんと45日間程度まで縮小するといったことまで発言している。
 これらの動きは詳細が明らかになっていないので断定できないが、二枚舌にもほどがある。

◆すべては人民権力の構築にある。それが人民の究極の解放につながる武器だ

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 現代の革命の限界についてはたびたび指摘しているとおりだ。ソ連の自壊という経験。マルクスが科学の先端理論を切り開き、レーニンが実践に移した。後継者のスターリンがマルクス・レーニン主義をある程度体系化した。革命は階級的理論と革命党があり、指導者が必要であること。地球上から地球支配者を一掃する以外に人民の平和と自由は実現しない、最終的には支配の道具である国家がなくなるときが来ない限り、本当の勝利は得られない。特に人民自身のなかの依存主義(他人任せ)、三だけ主義(カネだけ、今だけ、自分だけ)が、人民自らの自覚で克服しない限り人民は解放されないということだ。
 現代の革命は、レーニンがソビエトを作った時代より困難になっている。人民自身が階級的理論と革命党、指導者をすてたからだ。むしろそれを忌み嫌っているからだ。
 このようななかでのトランプ革命は実現した。現在進撃している。振り返れば現代の革命には、先行した例がある。それは、ロシアにおけるプーチン革命である。ソ連の自壊で、ロシアはかつて経験したことのない事態に陥った。裏切り者のフルシチョフの後を継いだのは何人かいだたが、最終的にはエリツィンがロシアを完全に地球支配者に売り渡した。ヤツらはロシアになだれ込み、オルガリキをまたたくまに築いた。ロシアの人民の資産は外国に流出した。オルガリキは基幹産業をはじめとするほとんどの事業体を配下に置き、ロシアの政体を支配した。
 エリツィンの後継に据えられたのはプーチンだ。プーチンは地球支配者に表立って「まいった。これからはヤツらに従って忠実に実践する。NATOに入れてくれ」とまで発言している。
 だが、この表向きのこれとは別に、徹底的に過去を分析して学ぶ。オルガリキの支配下で、ロシア人民がどのような状況下で呻吟しているかを克明に知る。そして、政権や官僚内にも現状に甘んじていない友が多いことを知る。人民はかつての共産党は嫌いだが、スターリンがトップにいたときの方がはるかに良かったことに気付く。プーチンはそうした友と徹底的な協議を重ねる。目標を固める。ロシア人民の政府を実現する。外国資本の手を断ち切る。ロシアとしの完全な独立、主権を実現する。オルガリキを一人残らず追放する。それを実現するロードマップを詳細に作り上げる。
 表ではヤツらのいうことをきいているふりをしながら、黙って計画を順に実現していく。中枢にいる幹部だけの超極秘にして、決して外には明かさない。中枢には古くからの多方面の分野の第一人者が集まる。政府官僚からも信念と実力をもつものが結集する。この集団が協議してものごとを着実に進めていく。ヤツら取ってみれば事後に己のすべてが奪い返されていることを知るが後の祭りだ。手法としてかつてのKGBがやっていたような手段も辞さない。
 世界が気づいたときには、ロシアはプーチンの描いた国家としてよみがえっていた。産業もすべてロシアの手に戻った。プーチンの国家はロシア人も利益を優先している。世の常識を踏まえている。ロシアは外には手を出さない。だが、外からロシアにちょっかいを出してきたら許さない。食糧、エネルギーは自国で賄うという当然のことを貫いている。そればかりか、食糧もエネルギーも輸出することで、利益を得ている。
 そうしたプーチンの国家建設の路線はロシア人民から圧倒的に支持された。だから、現代の革命でトランプ革命の前にロシアでプーチン革命が成功していることを忘れてはならない。プーチン革命はロシア主義に貫かれた手段指導システムである。ここがかつてのソ連と大きく異なる。ソ連では指導者への異常な依存主義がはびこっていて克服できなかった。現在のプーチン体制は、プーチンの独裁のように見る人もいるがこれは、表向き意識的にみせているだけで、実体は集団政治システムだ。プーチンというトップの役割は、あくまでトップの顔だ。実際には知る人ぞしることだが、プーチンは当初から幾人か変わっている。ところが、トップのプーチンは異常なほど能力があるので、集団が驚いている。それだけ、根底にあるロシア主義思想が確かということだ。集団で集団を常時育成し高めている。その集団がトップの顔を育てる。これは、かつての党が後継者を組織化できなかったということへの教訓だ。
 年末にプーチンは内外の記者を何百人も集めて、全国ライブテレビ会見する。今回は時間半行った。国際的な大きなテーマから国内のチマチマした件まで、質問には制限がない。それに、すべてトップのプーチンが原稿もなく即答する。その的確な対応には誰もが驚く。以前にも紹介したが、その場で障壁になっている部署や幹部に電話して指示まで出す。これをロシア国民は目にしている。だから、プーチンの政治力を実際に十分知っていて、信頼を寄せている。プーチンが人民の常識的な意思を知り尽くしているならではの自信だ。
 だから、ロシアではプーチンが亡くなっても驚かない。次のトップも含めた集団体制を完備しているので揺らがない。ロシアの戦略は、ロシア自身の姿を世界中の国家、人が見て羨ませることだ。ロシアのような政治方針の国家は正しい、と思わせることだ。トランプの刺激された国がいくつか上がっている。その国の大統領になって同じ政策を実行している。そのようの相乗効果は、ある時点まで来ると急速に他に感染する。ロシアが見本を示し、それに従って同じことを主張する国家が次々とでてきて、連携するところまで来ると、地球支配者を放逐する夢も近い。
 ロシアにはソビエトという人民権力の歴史がある。つまり、それはそのまま人民民主主義の実現であった。この精神もロシアで生きているはずだ。それが現プーチン政権という中央政治の土台になっているはずだ。はずだというのは、情報が表立ってあからさまでないからだ。しかし、プーチンにたいする選挙での支持の大きさをみると、確実な絶対支持層が多いことはわかる。ロシアの政治体制、特に末端にちかい公共機関で、人民の意思がどのように扱われているかという点をみれば、ある程度判断できる。
 末端で、人民が以前のような依存主義であるようなら、国家はまた困難を経験するだろう。かつてのソビエトと同じ形でなくてもいいが、最下層に人民の自由があり、人民の意思を語り合える組織が存在していれば、それは立派な人民権力として機能し得る。少なくても、現代での限定的ではあるが人民権力の出発点にはなりえる。プーチン政権というものを確固たるものにできるか否かは、ロシアの人民の意思で決まる。確固たるもの、人民の解放につながるものとなるのは、ロシアのいたるところに、人民権力を構築していくかで決まる。
 同様に、米国の現在のトランプ政権の未来を決めるのも、米国人民の権力組織の構築だ。今からでも決して遅くはない。先に指摘したトランプ革命の弱点を克服していけるか否かのカギは人民権力にある。

 地球支配者放逐、反グローバリズムという姿勢の根底にある、人民生活の五原則を再度確認したい。
 ●人民生活と思考の5原則
   ①人に迷惑をかけない
   ②カネとモノ、利権のとりこにならない
   ③地球と未来に負荷をかけない
   ④戦争の根絶、安寧な生活
   ⑤人間としての誇りと尊厳