◆核を使用した第三次世界大戦、あるいは米ロの全面戦争勃発の危機
◆同時に過去最大の窮地に落ちた米バイデン・ハリス、ウクライナのゼレンスキー、イスラエルのネタニヤフ
◆どう事態が進むかは、人民の決意。人民権力構築の力にかかわっている
◆核を使用した第三次世界大戦、あるいは米ロの全面戦争勃発の危機
「米英がゼレンスキー政権に対し、ウクライナに与えた長距離ミサイルを、ロシアの中心部に向かって攻撃に使用する許可を与えた」というニュースが9月15日報じられた。
9月11日英国外相と米ブリンケン国務長官がともにウクライナのキエフを訪問した。ウクライナの外務大臣を含めた三者会談がなされた。そして13日にスターマー英首相が米国を訪問し、バイデンと会談を持った。
米英は引き続きウクライナを共同で支持していこう、ということで意見は一致したと公式な表の合意が流された。だが、どの報道陣も論じられた裏を聞いており、それが「ウクライナに収めた長距離ミサイルをロシアに向けて使用することに、英米が揃って許可を与えた」のだと漏らしている。
英国が渡しているのは英仏共同開発した「ストーム・シャドウ」空中発射巡航ミサイル。米国は「JASSM AGM015B」空対地ミサイル。これを実際に使用するのは、ウクライナ軍だけではできない。そもそも発射訓練を受けていない。偵察衛星による情報と連動して複雑なプログラムを使わないと使用できない。具体的に動かすには、双方とも、英米の訓練された専門兵士による操作を必要とする。
英米が「使用許可」を出すということは、英米がウクライナ戦争に公式に、直接加担するという宣言にもなる。
この動きを早くから警戒していたロシアは、米英がウクライナ戦争に直接参加するというのは「戦争布告とみなし、相応の手段で参入国に驚異のレベルに応じた報復をする」旨、プーチンの言葉を報じている。
かねてからヤツらは「ロシアが核を使う」気だと悪意を持って報じて来た。英米がロシアにミサイルを実際に打ち込めば、ロシアの報復は「核になる」(メドベージェフ)と明確に述べている。
ロシアでは「ゼレンスキーがクルスク原発をミサイル攻撃をしたら、チェルノブイリのような放射能漏洩事故が起こる」と反応している。米英はミサイルをどこへ打つのかという、当事者の計画書は、すでに内部告発で漏れて、ロシア中に広まっている。チェルノブイリもターゲットになっている。
ロシア外交官とその家族たちは米国からの脱出を開始したとの報道もある。
欧州議会議長のポーランドのブラウン議員は、この危機的様相である英米の態度に即反応した。「ブリンケン、オマエは消えろ。オマエの戦争に油を注ぐ行為の代償として、ポーランドが犠牲になるのは許せない」と。
米国防省、つまり米軍側の情報も洩れ伝えられている。ブリンケンやサリバン大統領顧問らのネオコンが核を使う第三次世界大戦への発展を、狂ったように推し進めているが、ロシアの報復から被る結果について冷静に理解する必要があると主張している。
英国のスターマー首相は、帰国後、プーチンの反応を聞いて「使用許可を撤回」した。バイデン・ハリスは、イケイケでミサイル使用の具体化を進めている。実に危険な動きには違いない。
一方、イスラエル戦争についても、重大な危険が迫っている。英国の元外交官のリークによれば、米国のバイデン・ハリスは、イスラエルのシオニスト、ネタニヤフ政権に対して、隣国「レバノンへの本格的な戦争開始に許可をした」というもの。実際に、ネタニヤフはヒズボラの殲滅をかかげてレバノンへのイスラエル軍の侵攻を指示した。
ヒズボラを抱えるイランは、これまでヤツらの挑発に容易には乗らない忍従の態度を貫いてきた。だが、公然とイスラエル軍がレバノンに侵攻するのであれば、黙っていまい。つまり、イランも火器での戦闘を開始せざるを得ない。問題は、イランが出れば、背後のロシアはここでも出てくる。
局地的なイスラエル戦争は、中東全般に拡大し、さらに米ロの全面的な対決を招く結果になりかねない。これが、バイデン・ハリスが今の時点でやっている、悪魔の所業だ。この重大な事態を日本のマスメディアは一切報じていない。
今、にわかに、急浮上した第三次世界大戦あるいは米ロ直接対決の危機。その背景は何なのか。
ここで論じる必要のないほど、世界人民の多くは気づいているはずだ。地球支配者による、911以降の「本気の」世界人民への挑戦、具体的には2020年来の3つの戦争、新型コロナウイルス、ウクライナ、イスラエル戦争での連敗の事実だ。
ヤツらは、本気で、真剣にこの3つの戦争を始めた。宿命の願望である新世界秩序(ワンワールド)の実現を完成させるための戦争だ。特に完成を拒んでいる、旧共産主義国家、中東イスラム主義国家の転覆を狙って起こした戦争だ。これが、双方とも、全世界人民の猛烈な反対運動の前に、挫折・自壊直前まで追いやられている。
本気、真剣で始めただけに、上げた拳を落とせない、敗北を認められない。悪魔であるヤツらは、敗北という言葉を辞書に持っていない。イスラエルでは「パレスチナ人の絶滅」という悪魔の直接的戦争目的を公言してきた。ウクライナでは「ロシアの完全撤退」という力関係で絶対あり得ない要求を掲げてきた。
このいずれもが、見通しを閉ざす以外にないところまで追い込まれた。命令した悪魔の地球支配者は、最後の手にでたというのが、今回の世界的危機だ。
米国の政治屋はほとんどがユダヤ金融資本のカネで買収されているのだが、彼らですら「パレスチナ人の抹殺」までは同意しない。世界の人民の声を聞かないわけにはいかない。かねてから二枚舌の手段として用意してきた「二国併存統治」(すでに実際的に無理になっている)政策を盾にして、イスラエルのシオニスト、ネタニヤフ政権の行動に反旗を掲げている。
ウクライナについては、世界人民の声は「湯水のようにカネと武器を送るより、自国民の直面する問題にカネを使え」という声が広まり、フランス、ドイツ、英国、イタリア、ハンガリーなどでここ数カ月間でバタバタと極右政党=反グローバリストが第1党に躍り出ている。
英国、米国では旧態依然のヤツらのカイライが今、死に体の政権にいるが、近く退陣して新勢力に権力を渡す直前にきた。まだ、政権にしがみついている間に、最後の力を振り絞って、地球支配者の命令を遂行する。それが、米英の現在の悪魔の態度の表れだ。
窮鼠猫を噛むというような窮地での、ヤツらの哀れな姿だ。
世界人民の力が、ヤツらを窮地に陥れた。悪魔どもが歴史的に初めて敗北を認めざるを得ないところに追い込まれた。
9月16日、またもやトランプに対する銃撃事件が起こった。トランプは、「私は無事だ。何があっても立ち止まらない。絶対に諦めない」と声明を出した。
世界的な表の世界での巨大な出来事である。全面戦争、それも核を使って。バイデンやハリスといった悪魔の手先どもが、いかにヒト、人間、人類、地球の利益のことと、真逆のことしか考えていないかが完全証明された。
ポーランドのブラウン議員の言うように、人民を犠牲に巻き込むの止めろ。帰れ!といったが、ブリンケンを米国に戻しただけでは足らない。宇宙の小さな岩石ベルト帯のどこかへ行って、他人の迷惑のかけないところで、勝手にやれ!と言いたいところだ。
核、戦争というのは、人民を恐怖に陥れるのが主眼だ。核と戦争を使って人民を大量に殺戮、間引きするという行為そのものは、極めて効率が悪い。主眼は人民殺害という直接行為よりも、恐怖を与えて、人民を盲目にし、従属意識を高揚させるのが主眼だ。
かつて、毛沢東は「米帝の核は張り子のトラだ」と語った。人民には、米国の核兵器がいかに大きな脅威であったとしても、だから何だと言うのだ。それに恐れおののいて、ヒェッといって、連中の言うことに黙って従えと言うのか。ヤツらの脅かしに屈する必要はない。屈するぐらいなら、今こそ猛烈な反撃を組織するのだ。例え、ヤツらが、核を実際に使ったとしても、人民は犠牲を団結と決意に変え、ヤツらが完全にこの世から無くなるまで戦い抜く以外の選択はない。
毛沢東のこの卓越した指摘は、人民の心に永遠に生きている。
核兵器を使用したこれからの戦争は、全面的な戦いとなり、地球は人類は、すべてのヒトは滅ぶ。これは、ヤツらがよく知っている。だから、脅迫はすれど、実際には起こらない。だが、留意すべきことは、ヤツらはそれを知っているがゆえに、小型の戦術的な、極致だけが被害をこうむるという兵器の開発に余念がない。それに近い兵器は、常に通常の局地戦で試験されている。通常の火器での被害と被害は同様でも、核を使用するという心理的な影響は甚大だ。
そのような効果的な兵器は放射能被害をともなうからだ。放射能被害については、広島と長崎で経験済みだ。生涯にわたって消し去れない実際の傷を残す。その恐怖こそ、ヤツらが欲しい恐怖だ。
核をかさにして、人民を脅迫する。多と比べ物にならない軍事力で、相手を脅迫する。このような時代を終わりにする必要がある。このようなことを考え、ヤツらの勝手で、邪心に満ちた欲望を追求するために、どのような人民への犠牲も辞さないという行動(バイデンらがミサイル兵器の使用を許可した)は、世界のすべての人民への、真正面からの挑戦である。
ヤツらが悪魔であることは度々論じてきた。核による脅迫は、何よりの証拠だ。ヒトと同じような顔をした悪魔の仕業以外の何ものでもない。イスラエル支援、ウクライナ支援を、アクアと一緒になって叫ぶことを絶対にしてはならない。これが分からなければ、やがて悪魔であるヤツらともとに、この世から人民によって消されることを心せよ。