記・国民ca20240914)
■911から23年目、地球支配者の決断の「本気」

  《中見出し》
◆911は、何であったのかを改めて説明する

◆イスラエルのシオニスト暴走、ウクライナのゼレンスキー政権の暴走

◆トランプの大勝利で大統領選挙は終えるのなら、ヤツらはどう反撃するか

◆911は、何であったのかを改めて説明する

引用写真ca20240914a.jpg

 2001年の911は何であったのか。ここの記事では、地球支配者が、これから本気で、一元支配の行動を開始するという「号砲」だと断定している。
 ここでは、911の自演自作の事実には触れない。過去に何度も書いているので、それを参照して欲しい。
 23年経過して、その断定がいかに正しかったかを証明している。また、911を境にして、人民への圧政の質が変化したことである。このことをここで、あらためて論じてみたい。
 近年、地球支配者の人民に対する圧政が、「何故これほどまでに執拗なのか」「まるで機関銃のように、間を与えずに重なるように攻めまくるのか」という疑問を唱える人がいるが、911の意義を理解していない証拠だ。ヤツらの目標が、世界統一であり、その完成を目指すことだということ。911以前と違い、ヤツらは本気だという点。これが理解されていないのだ。
 911まではどんな時代だったのか。戦後の米帝(地球支配者の第一子分の米国を覇権を求める帝国主義と規定し、一方にはソ連という巨大な覇権国家がいて、対峙していたという構図での用語)の植民地主義的な圧政と戦ってきた、左翼・革新勢力が今も勘違いして理解している政治情勢だった。
 ヤツらが当時から、地球一元支配は望んでいたが、それを阻むソ連の勢力は巨大だった。ソ連と中東イスラム圏が一元支配の実現の大きな壁になっているという理解は変わっていない。
 左翼・革新勢力は、ヤツらが地球一元支配を最大の目標にしているという認識は弱かった。帝国主義的な覇権の拡大、地球上における支配領域の拡大を目指しているというレベルの認識だった。帝国主義側を右に置き、左側に左翼・革新勢力をおいて図式化する構図だ。
 米帝の相手のソ連は1990年に自壊した。
 この現実を見て、ヤツらが大喜びしたのは言うまでもない。そして、どさくさに乗じて、国際金融資本はロシアになだれ込んだ。オルガリキと称する政治、経済支配の富裕者階級を一気に作り上げ、ロシアの政情をかつてなく破壊した。
 ヤツらは、ロシアの没落を見て、これなら、中東イスラム圏を今なら激しく攻撃できる。ロシアは出てこれない。地球一元支配の願望を、いよいよ実現できる時が到来したと読んだのだ。
 地球支配者は、ブッシュ、チェイニーらのネオコンを使って、911を実行し、やったのはイスラム原理主義、アルカイダのオサマ・ビンラディンだとして、一気に中東へ戦争をふっかけた。アフガニスタンをはじめイラン、イラク、シリア、リビア一帯が無茶苦茶に破壊された。
 フセイン、カダフィ、ビンラディンは殺された。当然だが、これらの地帯の政治はガタガタにされた。CIAらはそこに米国寄りの「民主国家」の成立を策謀したが、現地人民は米国へのうらみ・つらみは増幅しても、従属国を作るには至っていない。
 一方のロシアは、最低の状態まで破壊された状態でプーチンが政権を任された。当初彼は米国と西側の一角に食い込む形での経済と政治の復興を望んだ風をしながら、ロシア再生のち密な計画を立てて、大きな波を立てることもなく、気づいたときにはすべてのオルガリキが追放され、基幹産業は国営化するという事態に持っていった。
 ロシアは食糧を豊富に生産して西欧に輸出している。原油の生産を着実に伸ばしてきた。豊富な天然ガスと並んで、西欧の食糧とエネルギー供給のかなめにまでなってきた。
 地球支配者は、短期間に米国を揺さぶるだけの「大国」に復興させたプーチンの手なみに、改めて恐れを感じた。
 単純に、対ロシア謀略、中東謀略は描いたような結果には至っていない。むしろ、予期せぬ形での、願望の完成を阻む勢力に成長し団結の様相を見せている。それが今だ。
 ロシアも中東も、絶大な軍事力で痛めつければ、崩壊して「民主主義的な国」にできる、と甘く考えていた。それが、今や叩けば叩くほど強くなり、逆に自由と民主主義の米国と欧州が、この間消費した膨大な武器と、カネに陰りが出て来ただけでなく、軍隊を維持できず弱体化することに直面している。
 911を境に、地球支配者は新世界秩序=ワンワールドの実現政策を、グローバリズムと称して推し進めることによって、国境を破壊し、各国の文化を破壊することで、併発したLGBTとかを推進した当然の結果として出てきた現象だ。
 グローバリズムを歴史の趨勢として宣伝した結果、確かに一時期、EU圏もでき、国連も定着し雰囲気は高まった。だが、それは比較的先進国が大きな負担をする必要があることから、「よその国にカネを回すよりも、目の前の国内の惨事にカネを使うべきだ」という声を大きくした。
 LGBTを追求するあまり、軍隊にも適用され、マイノリティにも平等にと、英語が苦手、専門的な知識を持たない、軍の訓練に適応できないひとまで入隊する結果となった。女性の怪我を防止するために、脱出装置の衝撃を緩和するとして、実用に耐えない装備とした。
 ふんだんに「民主主義国」から集めたカネと武器も底をつくようになった。
 軍産複合体のたかり構造は、ロシアや中東諸国の作る武器、航空機の数百倍の原価となった。
 いまや、米国は「口はまだ達者でも」実際に戦争などできないほどに陥っている。単純に米国は劣化し、衰退の一途だ。世界の憲兵をしていた時とはおお変わりようだ。米国は他国からの信用と信頼をどんどんおとしている。
 ヤツらは911で、意気込みを見せた。そして、現在、米国(ヤツらの第一子分)は、世界から鼻つまみ者になっている。
 ヤツらは本来的にうぬぼれで、自分を正確に見つめることをしてこなかったが、米国の国際的な地位は、実際的に見て衰退、孤立化をしている。
 911以降の国際的な対立の構図は、左右の対立がであった図から、グローバリズムという地球支配者と、反グローバリズムという勢力の対立に変わってきた。反グローバリズムというのは人民側だ。


◆イスラエルのシオニスト暴走、ウクライナのゼレンスキー政権の暴走

引用写真ca20240914b.jpg

 ハマスのテロにあったイスラエルの「防衛権を理由にした」パレスチナ人抹殺のジェノサイド。ウクライナのゼレンスキー、ネオナチ政権の東部地域での親ロ人民への虐殺行為、ロシア領への無謀なドローン攻撃。
 世界中の目の前でシオニストとネオコンが行っている無謀は「何故になされているのか」「誰も止められないのはなぜなのか」という。
 米国は休戦、あるいは停戦のために、他国とともに工作をしまくっているが、当のシオニスト・ネタニヤフ政権も、ネオコン・ゼレンスキー政権もいうことをきかない。暴走しまくりだ。
 これは、前述のように米国の影響力の著しい衰退だともいえるが、シオニストもネオコンも地球支配者の同じ子分・手下だとして、コトを見なければならない。
 つまり、ネオコンの米国にも、シオニストのイスラエルにも、ネオナチのウクライナにも、命令を発しているのは地球支配者だ。地球支配者は、中東イスラム圏の中核イランを戦争の前面に誘い出すために、シオニストを動かしている。旧共産圏のかねてからのボスとしてのロシアを叩くためにネオナチのウクライナに命令をしている。第一子分の米国のネオコンには、イスラエルとウクライナ双方が命令通りに動くように命令を出している。
 すると、米国の対イスラエル政策の曖昧さは、米国人民の怒りの力で曖昧なものに歪んでしまっていることを示している。米国カイライの政策は、パレスチナの地を双方の二国(イスラエルとパレスチナ)が支配するという二国家政策だ。ただし、これはパレスチナ側が力をほぼゼロ近くまで衰退している状態で現実味はほぼゼロ。だが、建前上は二国家政策を下げられない。そのような無意味な政策をイスラエルのシオニストは聞かないのは当然だ。
 イスラエルはパレスチナ抹殺の行動を起こしてイランを前面に引き出す作戦をすすめている(これは地球支配者の本音の指令)から、米国ブリンケンの言うことはきかない。もう一つはイスラエルは米国のほぼすべての議員たちをユダヤ資金(AIPAC)で買収しているので、米国がイスラエルの方針を支持し、最終的には自分たちの方針についてくると考えている。
 だが、実際には、シオニストの方針を米国民ばかりか、イスラエル人民も激しい50万人デモ、ゼネストで不支持の態度を示している。ネタニヤフ政権は自滅で終焉を迎えるだろう。それは、地球支配者の911以来、公然と敗北を認めざるを得ない始めての出来事となる。
 米ブリンケンは、国務長官として、ままならない考証相手国の態度に、切れてしまい、年明けに辞任を決めた。
 一方、ロシアに対して無謀な攻撃を展開するゼレンスキーはどうなるかだ。ゼレンスキーは、すべての前線でもはや全面撤退・前面降伏の状態だった。ゼレンスキーはそのような状態で最優秀兵士だけを集めて、ロシア領への攻撃をするという無謀に出た。戦況はどのような立場の人にきいても、ゼレンスキーの敗北である。
 ゼレンスキーは、大局での敗北を前提の和平交渉の直前であった。この交渉での取り引きを少しでも優位にするために、一か八かの無謀を試みたのだ。プーチンは、余裕の目で、ゼレンスキーの自滅を待っている。
 ゆえに、ウクライナ戦でも、地球支配者は勝ち目のない状態での交渉直前にある。ここでの敗北をきせば、イスラエル戦線につぐ敗北となる。
 このように、地球支配者が新たなステージだと甘く見て始めた、イスラエル、ウクライナの戦争で敗北をする直前にある。この二つの戦争の前の新型コロナウイルス戦争では、ヤツらは「全世界のカイライ政権が一様に、命令に従ったので、ほぼ目的は達成した」と判断した。それで踏み込んだ二つの戦争だったが、ここで敗北する。


◆トランプの大勝利で大統領選挙は終えるのなら、ヤツらはどう反撃するか

引用写真ca20240914c.jpg

 米国大統領選挙はあと2か月足らずとなった。民主主義国とはいえ、資本主義国家での首長選挙は、人民をどの顔のヤツが支配するかを決めるものに過ぎない。人民を支配するヤツが誰であろうと、人民の主敵には違いない。
 だが、トランプが参加する選挙ではその色合いが異なる。それは2016年の選挙に挑戦したときに、トランプが明言したのは「米国はDSに乗っ取られている。DSが政治と経済を牛耳っている。DSの支配を失くさない限り、米国は良くはならない」ということ。
 つまり、トランプは米国歴代の大統領選挙で初めて、米国を操っているという勢力を名指しし、ヤツらをオレは一掃する(どぶ池をさらう)と主張したのだ。世界人民から見れば、地球支配者をやっつけなければ、人民は勝利しないと言ったに等しい。これは、従来の「自由主義国家」の選挙とは一線を画するものだ。注目しないわけがない。
 トランプが勝てば、腐りきった「自由主義国家」としては、バイデンやハリスが勝つより、百倍もいい。人民革命への大きな貢献となりえる。
 9月10日にトランプとハリスのテレビ討論会が開催された。
 一般的には、無能ハリス(小泉進次郎と似てるかもしれない。自分の政策はない。マスコミに真正面から回答できない)が事前に1週間もリハーサルを重ねて、よくそこまで持ちこたえたといったところ。不気味、不自然な作った笑顔。外部からイヤホンで指示を受けてできた成果だ。さまざまなテーマに対する対応では、トランプの比ではなかった。
 ABCニュース側2人の司会者とハリスとトランプ一人が対決した形。ハリスは質問テーマに対してほとんど、30項目ほどを嘘を堂々と述べて対応した。あまりにもひどい嘘の連続にトランプは反論したが、それをマスメディはことごとく、ハリスの突っこみにいら立って引っかかったと嫌味の報道をした。
 ただトランプは最後に「美辞麗句の政策をならべたが、それはバイデンの副大統領として、実行する立場にありながら、何もしてこなかった証拠でしかない。今できずに、当選したらするというのは、しないと言っているに等しい。寝ているバイデンを、今から行って、たたき起こして、二人でやれ」と指摘した。
 討論会は、これで勝負は決まった。
 トランプのこの指摘は、現在の日本の自民党にも言える。
 トランプは暗殺未遂事件を受けた。米国という「民主主義」国が、いや日本も同じ(安倍晋三暗殺)だが、いかに野蛮で、本質的に暴力主義であるかが分かる。地球支配者は、ほんのわずかな自称エリートによる全体主義、完ぺきなAI監視社会をもくろみている。民主主義とは真逆の一方的独善の社会の実現を目指している。実に都合の悪い奴は、片っ端から、無条件に殺す、それがヤツらの本質だ。
 トランプ対バイデンの支持率、人気率調査というのが、しょちゅうなされる。欧米日のマスメディは、地球支配者がすべてを牛耳っている。しかも、日本人にニュアンスが異なるのは、偏りの思想を、どうどうと主張していることだ。日本ではジャーナリズム、メディアは一見「中立」を崩せないモラルであるかのようにいうが、欧米の主張は完全に地球支配者の主張に大きく偏向している。
 民主党、バイデン、ハリスの発言のファクト・チェックなどしない。常に肯定的に扱う。だから、ヤツらはいくらでも嘘をつく(息を吐くようにウソをいいまくった安倍晋三は、マスメディアが最後まで守ってくれるのを知っていたが、その前にバカだった)。その嘘が百編繰り返されれば「真実」になる(ヒトラーの片腕ゲッペルスの主張)。気にくわない主張をするものへは、いくらでもつつく。否定的に扱う。
 欧米日のマスメディアは、一斉にハリス優勢のように持ち上げているが、これは知る人ぞ知るが、基本的にハリス支持派にしかインタービューしていないのだ。公正でないというのは常識だ。では公正な調査会社はあるのか、といばそれは存在するのだが、それが報じられることはまれだ。
 今回の討論会の直後では、圧倒的なポイント差でトランプが勝利している。
 トランプ暗殺未遂事件があり、民主党支持者だったイーロンマスクがトランプ支持に動いた。同じくロバート・ケネディJrもトランプ支持についた。旧ハワイ知事もついた。この波はとどまらない。
 現在、世はトランプ支持ブームでにぎわっている。これは、地球支配者にとって、看過できない。このまま勢いを増してトランプが大統領になれば、ここでも敗北の旗を上げることになる。つまり、世界中の目が集まるすべての戦線で、負けを認めることになる。こんな屈辱は受けたくない。
 さりとて、その挽回の有功な手はない。すると、残るは「暗殺」だ。
 もう一つは、バイデン政権による「戒厳令=緊急事態法発令」である。
 いずれも、後戻りのできない、大混乱が起こる。トランプというカリスマ的なリーダーを失えば、その報復としてトランプはの民兵組織は行動を起こすだろう。テキサス州などは合衆国からの離脱・独立を目指すともいわれている。弱体化しているバイデン政権は連邦軍が抑えて、軍が指揮をとる臨時体制が敷かれる。これもまた、黙ってこれに全州が従うとは限らない。
 海外にも大きな影響を及ぼす。ちなみに、ロシアのプーチンは反グローバリズムでトランプと同じ位置にいる。西欧では反グローバリズムの波が著しい。こうした中で「米大統領選挙で、プーチンは当然トランプに勝って欲しいか」と尋ねられた。プーチンは以前の百パーセントでっち上げの「ロシア疑惑」の再来を危惧して「ハリスがよかろう」と答えている。ヤツらからしてみれば、見事にプーチンに謀略の手を事前防止された感じだ。
 世界の少数派となった米国。それと運命を共にすると誓う日本。行く先、真っ暗。
 話は原点にもどそう。こうした大混乱の状態であっても、動じる必要がないのが人民サイドだ。被支配者の人民には失うモノは何もない。勝った、負けたでオロオロするのはヤツらとその手下どもだけだ。人民からすると、一方が人民の目覚めの力を背景に、敵側が大きく大分裂して、弱っただけだ。この機会を逃してはならない。
 つまり、この事態を、逆に利用して、人民の力をつけることである。労働組合、職場の会、生活の足元での問題を、階級的、革命的視点で語り合い、仲間意識の向上、革命意識の強化をすることだ。
 資本主義が続く限り波乱は繰り返す。資本主義を人民革命でくつがえすときに初めて、人民の世が開ける。資本主義の継続は、人民がヤツらに依存する状態が続く。人民主人公の力を蓄えて、資本主義におさらばして、ヤツらに依存することをやめるときを迎えなければならない。