記・国民B(20231016)
■イスラエルのシオニストによるパレスチナ虐殺は許されない

  《中見出し》
地球支配者の新たな戦争危機の狂気

◆「48時間以内にガザ市から非難しろ」という無茶苦茶で卑劣な警告

◆ヤツらはただの寄生虫に過ぎないことを知り、いまこそ人民としての尊厳と誇りを取り戻せ

地球支配者の新たな戦争危機の狂気

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 10月7日に、パレスチナ南部を支配するハマス(イスラム教ファタハ)がイスラエルへのかつてない、猛烈な襲撃を行った。欧米日のマスメディアは「ハマスのテロ」を憎々しげに伝えた。ウクライナの時と全く同じ姿勢だ。
 ウクライナの時は、ロシアが急にウクライナとの国境を越えて、侵略行為を開始した。ロシアが悪い、プーチンの戦争行為だと報じたのと同じだ。
 だが、米国とNATOが2014年にウクライナでクーデターを起こして親ソ政権を転覆して、ナチ政権を打ち立て、親ソ派の多く住む東側住民に激しいテロ攻撃を続けてきた。ここの人民がロシアに救援を求めていたが、ロシアはそれまで直接的な侵攻などはしていなかったという事実は報じない。ヤツらがウクライナのナチ政権と組んで、ウクライナをロシア包囲の拠点として基地かしてきたことや、協定を一方的に破ってNATOを拡大してきたことに、プーチンが堪忍袋の緒を切ったことは報じない。
 イスラエルについても、まったく同じことがいえる。
 イスラエルで4期も続けたネタニヤフ政権が国民からの不評で退陣していたのだが、昨年暮れに5期の復帰を遂げた。政権を打ち立てた超右翼シオニストの3人の閣僚がネタニヤフをそそのかして、パレスチナ地域への「入植」という作戦を過激に進めて生きた。
 「入植」という作戦は、イスラエルという国ができて以来続けてきたあ無謀極まりない作成んだ。ユダヤ教原理主義特有の極悪作戦である。イスラエルの建国の歴史に触れざるをえないが、このことを抜きに語れないので触れておく。
 イスラエル国は1948年に、2000年前はここは我らユダヤ人が住んでいた土地で、聖書は再建国されることを予言しているのだ、ということを根拠に強引に建国宣言をした。それまで、2000年間キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒はパレスチナ人(あるいはアラブ人と呼ばれる)として平和に互いに敵視などせずに仲良く暮らしていたのが、突然の「建国」騒ぎで、長年住んでいた住民は出ていけと追い出されたのだ。
 建国した人びとと、世界から集まってきた「ユダヤ人」なるものは、いままで住んでいたユダヤ人とは違う人たちであることに気づいた。パレスチナ人のユダヤ人は有色人種だが、イスラエルをユダヤ人の国といってやってきたユダヤ人は、ほとんどが白人だったからだ。
 彼らは言う。ユダヤ人とはユダヤ教を信じると宣言するものをいい、人種ではないと。これはよく調べた研究者の言によると、実に怪しい、異様なことだ。現在のウクライナ周辺に住んでいたドイツ系の白人による「ハザール王国」が、周囲のキリスト教、イスラム教などの国々から攻め立てられ、国が滅亡の危機に瀕したときに、改宗を強要され「ユダヤ教」を選び生き延びた。そのアシュケナージのユダヤ人なのだという。
 ハザール人はユダヤ教に似ているがもともとは悪魔教の信者。ユダヤ人がヤハウエという神から唯一選ばれた民族という一神教原理主義がユダヤ教で、悪魔教信者には隠れ蓑にぴったりだだったのだ。
 ここから、白人による「ユダヤ教」を隠れ蓑にする偽ユダヤ人が生まれた。もともとのパレスチナのユダヤ教信者とは別の「ユダヤ人」が登場し、ユダヤ教信者の多数、主流を占めることになる。確かにかつてユダヤ人は世界に散ったが、現在世界のあらゆる箇所で「ユダヤ人」として活躍しているのは白人の偽ユダヤ人たちだ。
 第二次世界大戦では、地球支配者が作り上げたヒトラーナチスによる「ユダヤ人に対するホロコースト」という大事件を画策、演出した。ユダヤ人が差別され、いじめられ、民族浄化の対象とされ、大虐殺の犠牲を受けたというストーリイができた。この世論を背景に「建国」を準備した。
 この人たちが、米国で最大のロビイストとなって米国経済、政治に大きな影響を及ぼしている。人口はほんのわずかだが、その影響力は絶大た。「建国」以来、巨額の支援金がさまざまな形でイスラエルにわたっている。欧米で現在、イスラエル側に立つのは常識になっている。イスラエルが「建国」以来、パレスチナで行っている凶悪で、非人道的な悪行に触れることはタブーで、触れれば命にかかわる弾圧にあうようになっている。
 かつて日本で「月刊誌マルコポーロの廃刊事件」があった。これはタブーに触れた結果だ。
 イスラエルによる建国以来の非道な戦術「入植」というのは、世界から集まるユダヤ人の住む場所を確保するという名目のものだ。2000年前は我らの土地だった。ここに住む家を作る。学校や工場や病院、商業施設を作るから、そこにいる人は出て行ってくれ、と一方的に通告する。出ていかない、あるいは石を投げて抵抗するものがいる。これを、機関銃で射撃して一掃するのが「入植」だ。
 相手が子供だろうが、女性だろうがいっさい考慮しない。無条件に虫けらとして駆除するのだ。
 ヤツらがすべての常識を無視して、つぎつぎと実行し、今や「入植」地、つまりイスラエルの支配下を次つぎと拡大していった。いまや南方のガサ地区と、ヨルダン川西岸地区にパレスチナ人(イスラム教シーア派)は寄せられて、壁で閉鎖され、地上最大の青空監獄となっている。しかも、そこは石油など当然でないのはおろか、地下水源がない場所だ。水、燃料、食料など生活に必要なものがすべて閉ざされている。
 かつて平和に暮らしていたパレスチナ人が、抵抗するために武装して何度も戦ってきた。その一団がハマスであり、シーア派武装組織だ。国際的にはパレスチナ自治区でもありパレスチナ国を自称もしている。当然だが世界中にパレスチナ支援団体もある。イスラム教国はイランを始めエジプト、サウジアラビヤ等々周辺国はパレスチナを支援している。何度にもわたる中東戦争は、パレスチナを支援する国とイスラエル(米国+NATOが支援)で行われた。
 以上、かいつまんでの説明だが、問題は、イスラエル「建国」と「入植」のことだ。その理由や行為を絶対タブーにしていることだ。
 地球を一元支配する悪魔敵行為を合理化する根拠が、神から選ばれた民族という選民主義、優生学思想だ。それがある限り、当然の行為として、他民族を圧殺できる。虫けら同様に扱える。
 プーチンは領土を狙っている。国境を変えたいという国際法違反だ、などという岸田の発言がある。だが、イスラエルの「建国」は国際法とかで規定する常識を平気で破った行為ではないというのか。
 イスラエルは国の当然政策として、パレスチナ人を水も、電気も、燃料も、食料もない砂漠に追いやる、武力で追い立てる行為。これは、人権についての無数の法に反した行為。堂々と世界中の目の前で「国」がやっているのだ。これをタブー視して、誰も批判しない。できないのだ。
 紳士ぶった欧州各国は、非難しない、無視する。そしてイスラエルを支援する。
 何重舌の米国は、口先では常に「民主主義、平和、人権、法による秩序」などを説くが、巨額のカネと軍事で支援する。
 今進行中のイスラエル戦争、ウクライナ戦争を目の前にして、一人ひとりは、人間として、人民として、いずれの立場にたつのか。身を置いて考えるのか、発言するのか。それが問われている。


◆「48時間以内にガザ市から非難しろ」という無茶苦茶で卑劣な警告

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 イスラエルは「48時間以内にガザ市から非難しろ」と警告した。
 イスラエル政権は、ネタニヤフが司法を執行政権下に置くという、政治の三権分立など簡単に踏みにじる法案を出していて、国民はおろか政権内部までおおいにもめていた最中だった。だが、ブルジョア政権の他の例にもれず、ハマスの攻撃は米国での911と同じように「敵から不意打ちを食らった」として挙国一致し、総決起が呼びかけられた。
 「やられたら、何十倍返し」をするというのは、イスラエル政権の常識だった。すぐに、ハマスの一掃を宣言した。宣戦布告した。避難勧告は、これから全力で軍事作戦を展開するということを合理化するためだ。だが、報道では、南方に避難の行動を起こした人はわずかだという。国連がある場所には1万人程度が集まっているという。パレスチナ側にしてみれば、基本的に避難先などないのだ。
 イスラエルが、攻撃に条件など付けないのは誰もが承知だから、国連事務所だろうが、学校だろうが、病院だろうが、保育所だろうが、安全な場所など皆無だからだ。
 だが、それでも警告をしたというのは、全力で軍事作戦を展開した結果を正当化するためである。
 今回のハマスの襲撃を、イスラエルは事前に周知していて、わざと先に攻撃させたのだ。911の時と同じだ。世界中でトップを争うという諜報機関モサドが察知していないわけがない。イスラエル政府に事前に何度も警告していたのはエジプトだ。エジプトが知っているのにモサドが知らないわけがないからだ。
 つまり、911を自演自作して、とうの前から作戦を作っていた「中東の気にくわないイスラム国の転覆」を一気に行動に移すために、米国がやったのと同じことだ。イスラエルは、シオニズムという原理主義の実現を骨幹としてもつ国だ。シオンの丘というパレスチナの地から、偽ユダヤ人以外を一掃するという悪魔の思想、ヒトラーと同じ民族浄化思想を、現在、今、実行に移すためだ。
 イスラエル軍を増強してきたのも、ネタニヤフを復帰させたのも、今までにないレベルの強固な「入植」作戦で、残り僅かなパレスチナ人の占有エリアを、一気に一掃する気なのだ。
 今なら、そうした暴挙も実現可能だと判断したのだ。それは地球支配者の狂気の判断だ。911を境にその狂気を実行に移してきた。新型コロナウイルス戦争、ウクライナ戦争と、続けざまの大事件に、覆いかぶさるように、時間を待たずイスラエル戦争を仕掛けてきたのだ。世界中が、連発する大事件について整理ができていないうちに、新たな戦争で思考を停止させる。
 世界中の人びとの頭が正常た働らかない状態であれば、どんな悪事をやっても、やってのけられる。新型コロナで分かったように、世界中はオレの指図で一斉にマスクをし、ワクチンを打って、従ったから、今回もマスメディアをうまく使ってやれるという目論見だ。
 地球支配者は「スターリン批判」でソ連が崩壊し、世界中の階級的革命的活動が低迷したことで、いまこそ地球一元支配を完成に持っていけると、ある意味で自信を持っている。


◆ヤツらはただの寄生虫に過ぎないことを知り、いまこそ人民としての尊厳と誇りを取り戻せ

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 地球支配者は、人類を、地球をどうしたいのか。
 ユダヤ教を隠れ蓑とし、ユダヤ人を偽装し、ヤツらが現在推し進めている先に、何を実現しようというのか。ヤツらは一神教原理主義者だ。聖書、エゼキエル書で書かれているハルマゲドンの予言の実行者を辞任する。神が伝えたことを忠実に実行するというのだ。
 一言でいえば千年王国の実現だ。イスラエル「建国」はそれに到達する必須のステップ。ここで立ち止まり、情勢の流れを「見ている」ようなことはない。次のステップに能動的に行動する。一般的に「ハルマゲドン」などという核戦争を引き起こしたら、ヤツら自身も含めた人類すべてが灰に化すとみるが、人でない悪魔は己が滅び死ぬことは念頭にない。
 そのような状況で神が天から再来する。悪魔の信者は神と共に天に掲げあげられ、千年王国を築くのだと信じる。この悪魔教に重なるように共調しているのが、資本主義の現段階だ。資本主義はさまざまな発展段階をへて、現在は国際金融資本主義になっている。基本主義の根幹は「己が一円でも多く儲けを得る」である。被支配者である人民は「カネだけ、今だけ、自分だけ」の思考にされる。経済は政治を支配し、文化、思想のすべての分野において「利益を上げる」ことに収れんされる。
 結果、人間としての尊厳や誇りは完全に捨てられていく。富の格差は無限に広がる。一方にだけ富が集中する。しかも、これで満足という上限はのない地獄と化す。人間の尊厳や誇りを不要として、最終的に悪魔の思想と化して、暴れまくるようになる。これが、現在の資本主義の段階だ。
 被支配者としての人間は5億人程度おればよく、他は無用なので間引きする。15分圏内で何でも済ませられるスマート・シティに住ませ、生きた人間ロボットとして飼う。24時間、全生涯、すべての行動を監視し、支配体制への謀反は起こさせない。こうしたビジョンを、宗教的な千年王国と重ねるのである。
 今日の政治支配思想は、資本主義の発展過程で行き着いき一人歩きを始めた「地球一元支配思想」とハルマゲドン千年王国という宗教原理主義が結合したものである。明確に言えるのは、この世に生まれてきて、安寧な生活を送ろうとする人民、人間の生活ビジョンとは、完全に相いれない悪魔の思想になっていることである。
 人間世界にありながら、悪魔の思想が支配しているという、実に奇異で認めがたい、飛んでも世界になっているのが現実だ。

 ウクライナ戦争はウクライナ側の全面的な敗北になっている。ロシアはヤツらにも面子を持たせた集結策がでる(自己瓦解する)のを気長に待っている状態だ。
 ヤツらの幻想による自信に反して、世界は大きなうねりを起こしている。それが、中国ロシアを先頭にした反グローバル勢力の進展である。BRICS勢力のあゆみ、中東諸国の広範な団結の動きだ。それに欧米というヤツらの庭先においても抵抗が拡大していっている。かつてスターリンはヤツらによって長く「悪魔」「非人」とされてきた。いま、米国ではトランプに再び期待が人気となってあがってきている。
 確かに、世界人民の階級的革命的戦いは現在弱小化している。だが、決して抵抗を完全にやめたわけではない。
 イスラエル戦争は目の前で、どう展開していくのか。予断を許さない厳しさがある。戦争は基本的に人民の思考を停止させる。それを継続させるために、核の脅かしをする。実際に小型核が使われ可能性が高まっている。核は使われずとも、現在進行形の戦争で、相当数の人民が犠牲になるのは避けられない情勢だ。
 これが、イランなどの支援行動が進展すれば、97%の石油依存を中東にする日本は当然だが、全世界がかつてない石油高の危機に直面する。まして、参戦という愚か極まりない事態、つまり戦時への突入までありえる。地球の反対側の戦争では済まされない。そこまでの懸念がある。
 だが、現在の人民の持つ力だけでは、ヤツらに力で対抗してどうにかなることなどない。我々がやることは人民権力の構築である。それが例え、どれほど時間がかかろうとも、これしかない。
 人民自身の未来は人民自身の力でしか開くことができない。ヤツらの動向をみて、あれこれ考えても何も変わらない。世界的に人民は自分の足元を見つめて、そこに権力を構築していることをする以外にない。その力が強くなれば、ヤツらを葬れる。
 悪魔だどれほど強大で恐ろしいものであっても、しょせん寄生虫だ。寄生虫を宿主は葬るのだ。
 人民権力を足元に展開していくのは、次のような人民の主敵をしっかり理解することである、人民の生活の五原則を実践していくことである。

  ●人民の主敵は、
   ①国際金融資本とグローバル企業
   ②王制特権階級
   ③バチカンと一神教原理主義
   ④帝国軍と諜報機関
   ⑤マスメディア
   ⑥各国カイライ政権

  ●人民生活と思考の5原則
   ①人に迷惑をかけない
   ②カネとモノ、利権のとりこにならない
   ③地球と未来に負荷をかけない
   ④戦争の根絶、安寧な生活
   ⑤人間としての誇りと尊厳