記・国民B(20230227)
■地球一元支配を目指す自称エリート集団は悪魔教を信じて実行している

  《中見出し》
◆世界経済フォーラムに巣くうグローバリストのポリテカル・コレクトネス

◆LGBTQ、性的嗜好、性自認、同性婚の法制化など、ヤツらの洗脳キャンペーンになびくな

◆98パーセントの人類の思考・行動を支配している悪魔の戦略と戦術
◆世界経済フォーラムに巣くうグローバリストのポリテカル・コレクトネス

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 悪魔教と言う決まった宗教はない。だが、地球一元支配をもくろむ現在の地球指導者という、人民の主敵が陥っている思考が悪魔教だ。
 ネオコン=ネオナチである。ユダヤ人を自称する偽ユダヤ。「神から選ばれた民族」と書かれている聖書を悪用して、うぬぼれた選民思想、優生学を自慢する。
 目的は世界人民の一元支配だ。現在ダボス会議=世界経済フォーラム(WEF)に集まるシュワブ、ソロス、キッシンジャー、マイクロソフトらがそのリーダーを形成する。
 民族や国や宗教からは離れた装いをしている。ワン・ワールドを目指すグローバリズムを強く前面に出している。世界は一丸となり、人類共通の危機に立ち向かうべきだと主張する。
 人類共通の課題に立ち向かうのには、民族や国や宗教を超えた団結が必要で、その共通の認識がグローバリズムだと。挙げる課題は、第一に爆発的増加の世界人口問題を筆頭に、食糧危機、気候変動を上げる。
 気候変動の最大の原因は石化燃料によるCO2の大気汚染で、SDGs(持続可能な開発目標)として原子力、水素によるエネルギーへの切り替えをいう。「カーボン・ニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という。今すぐにでも実行をと煽る。
 グローバリズム勢力は、戦後米国を根城にして、ポリコレ(ポリテカル・コレクトネス)を掲げて推進してきた。
 社会の特定のグループのメンバーに不快感や不利益を与えないように意図された政策ということで「人種、信条、性別などの違いによる偏見や差別を含まない中立的な表現や用語を使用する」というのだが、目的は、グローバリズムの、ワン・ワールドを実現するための、人民への思考洗脳だ。
 現在は、新聞テレビ、NSNのメスメディアが、WEFの主張やポリコレの主張を、カンガンと流し、その主張を社会的な常識化にまで進めている。逆に、そうした主張に反対する、あるいは疑問視する主張は、検閲され表で語られるのを制限されている。
 言論は自由なはずだが、ヤツらの言い分では「言論の自由は暴力化を引き起こす」として、まるでテロリスト扱いになる。
 自称エリート達の公の場での主張では、ここ世界的なパンデミックを起こした新型コロナやワクチンについては、ヤツらが何年も前から、詳細な計画をして、周到に準備して引き起こしたことが暴露されている。
 つまり、世界を自分たちが仕切っているとうぬぼれている。
 自称エリート達の私的な場での行動も暴露されてきた。それはグローバリズムに反対するトランプが大統領に当選してからのことだ。トランプはグローバリズムの権益者たちをDS(ディープ・ステート)と呼んで、一掃すると宣言してからだ。
 彼らは人民の生活や労働と無関係な、悪魔教を信じているとして、次つぎと異常なことを暴露した。エプステイン島での狂気の性状。幼児性愛、幼児料理、児童虐待、臓器摘出、売買、アドレナクロム抽出だ。それらの施設を世界中の地下に作って、エリートたちだけのネットワークを維持してきた。
 人間の魂を売って、悪魔に仕える儀式をしてきた。そこに英王室やバチカンが深く関与してきた。
 自称エリートたち自身は、自分の性的錯誤を隠さなくなった。同性愛、小児性愛、変態を堂々と写真まで公開する。

 ちなみに、地球支配者が、グローバリズムやSDGs、LGBTQを推し進めるのは、マスメディアを利用する。同時に、ヤツらのカイライである政治屋を買収してやらせる。血税を「補助金」として、グローバリズム、SDGs、LGBTQを掲げた活動にばらまくのだ。
 後に触れる「流される連中」は、餌に飛びついて、洗脳キャンペーンを進めるのである。人民から吸い上げた血税をかすめ取る。血税をふんだくることに惹かれ、なびき、ヤツらの手先に利用されていく。
 人民は、政府からの支援金、補助金、助成金という、悪魔政策に手をかしてはならない。支配への強化の歯車になるのだ。五輪での電通や博報堂らのように、犯罪者になることと知らなければならない。


◆LGBTQ、性的嗜好、性自認、同性婚の法制化など、ヤツらの洗脳キャンペーンになびくな

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 日本でも最近よく耳にするようになった「LGBTQ」。レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)、クエスチョニング(Questioning)の頭文字。性的マイノリティを表す総称、主に性的指向と性自認問題。
 これは、ヤツらのポリコレの一環、プロパガンダだ。プーチンは年頭教書演説で述べた。聖職者の同性婚を認めるとか、性自認を優先的に公機関が認めて、いままでの常識を覆そうとする欧米の常軌を逸した価値観の強要はやめろと。
 「オレは女だ」というのを認めてトイレ、着替え室で女性を襲う事件の乱発。スポーツ競技での混乱とキリがない。日本のテレビに毎日露出する。見るに堪えない現状だ。
 こうした自称エリートたちの、猛烈なポリコレのプロパガンダの流れで、同性婚を法的にどうするかの論議がすすむ。
 人間の男女の性区分は自然のなせることである。人類の生存を維持する。だが、線を引いても、その境のマージナルな世界があるのも世の常だ。その存在がある以上、それを否定は必要ない。
 それをどう思うかというのも、各自の自由だ。大事なことは、人間同士、他人に迷惑をかけないことだ。その範疇で、ヒトは常識的に、穏やかに、それを処理してきた。
 極端に不快を感じて、時には事件になることもあるが、それが過剰に問題になるようなことではなかった。実際にそれ以上に重大で切実な経済や政治、つまり人が人を支配することから起こる問題が、身の回りで常時起こっている。
 結婚する、婚姻を法的に公にする、生まれてくる子も法で扱われる。だが、法はその時の歴史で、国家という管理者の都合に属するものだ。婚姻をするしないにかかわらず、性的なヒトの営みはあり、子の誕生する。
 だから、個人同士の家族のなかで解決すべき私的なものが、性や婚姻だ。社会的には法に届けるかどうかで、守られたり、支援を得たりするだけだ。だから、ここに法が入り込み、これ以上縛りをきつくすることは、百害あって利益はない。
 性や家庭の問題への公=権力のこれ以上の介入は必要ない。
 にもかかわらず、今この問題を社会で、国会で取り上げようとするのは、地球支配者側の都合で、強引にでもすすめることで、人民の間の軋轢を激化させるのが目的だ。
 人民の間の軋轢とは、人同士の対立を激化させることだ。人民同士の対立は、支配者に一方的な利益にしかならない。人民は、こうしたヤツらの洗脳プロパガンダに巻き込まれるべきではない。
 つまり、性的錯誤も私的なことだから、スキ者同士、他人に迷惑をかけないで、勝手にやればいい。それをことさら取り上げるべきでない。

 だが、多くの人びとは、ヤツらの洗脳プロパガンダに、直ぐになびく。流される。
 人民は、この現状を、諦めないで直視しなければならない。
 そのときに、支配者側、支配する者たち、ここでいう主敵側が人民に対して行っている、思想的、思考的な戦略を、良く知っておくことが大切だ。以下、参考書を紹介する。

◆98パーセントの人類の思考・行動を支配している悪魔の戦略と戦術

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 きこ書房2017年刊「悪魔を出し抜け!(ナポレオン・ヒル著)」。悪魔との対話が綴られている。「巨富を築く…」「思考は現実化する」などというヒトのカネと物欲を刺激する著作を書いてきたナポレオン・ヒルの著書。
 1938に書き上げていたが、親族から発刊を禁止されてきて、70年ぶりに初めて発行したという書籍。

 何がこの書籍の問題なのかというと、著者が悪魔と対話をしたいうこと、著者の問いに、悪魔が答えているのだが、その内容だ。そもそも悪魔とは何者か。ヒトが悪魔と対話は可能なのか。悪魔の回答は、単に著者の想像ではないのかということがある。
 それはどうであっても、大事なことは内容がヒトの思考の本質をえぐっていることだ。

 TOLAND VLOG がその内容を要約して伝えている。
 それをはじめいくつかの資料を参考にして、下記にまとめてみた。

 【すでに、人類の98%は悪魔の支配下にある。人類を支配しているといってもいい。
 「どんな姿をしていて、どこに住んでいるのか」
 人間はそのように問うが、悪魔に姿形などない。悪魔はこの世の生物的なものではなく、エネルギー体なのだ。人間がイメージする「二枚の舌を持ち、尖った尻尾の化け物」ではない。
 否定的なエネルギーからできていて、悪魔を恐れるヒトの意識の中に住んでいる。
 悪魔は宇宙を構成するすべての原子の半分、物質、精神エネルギーの半分を支配している。宇宙の半分を支配している。あとの半分は「対抗勢力」が支配している。
 その対抗勢力と言うのは、人間が神と呼んでいるものだ。
 表現を変えれば、否定的エネルギーが悪魔で、肯定的なエネルギーが対抗勢力だ。

 悪魔は世界中で不幸を引き起こしているが、それを誇りに思っている。
 あらゆる物事の否定的な面をコントロールするのが、悪魔の仕事だからだ。そこには人間の思考のコントロールも含む。
 人間の意識をコントロールするために、たくさんのトリックや道具を使う。その中で、最もコントロールに適している道具が恐怖だ。
 人間の意識に恐怖の種を植え付けると、その種は目を出し成長する。そうして恐怖が広がり、支配した空間を悪魔がコントロールするのだ。

 恐怖の種にもいろいろな種類がある。貧困、非難、病気、失恋、老い、死の恐怖などが効果的だ。特に良く使うのは、貧困と死だ。
 悪魔には時間と空間の概念がない。一番居心地のいい場所は、人間の意識の中だ。悪魔はあらゆる階層の人間の意識を利用する。最大のものは恐怖だが、もうひとつは無知だ。この二つを使って人間をコントロールしている。

 第一次世界大戦や1929年の大恐慌を引きおこしたのは、悪魔の力だ。
 悪魔はワシントンDCにいる政治家という友人の力で、アメリカを巻き込んで大戦争を引き起こした。
 もし、思い通りに世界で大規模な虐殺が起これば、多くの人間を一気にコントロールできる。

 恐怖と無知でコントロール下に置かれた人間は、自分で考えることをしない。「流される」ようになる。そうなったらもう完全な悪魔のものだ。人間がイメージする「地獄」へまっしぐらだ。
 だから、悪魔にとって、恐怖と無知で流される人間を作るのが、最大の仕事と言える。

 自分の頭でほとんど、あるいはまったく考えない。まわりの状況に影響を受けて、コントロールされていても、それに抵抗しない。自分で考えるのが面倒で、悪魔が自分の意識を支配することを、むしろ歓迎する。人生に何が起ころうとも、それに甘んじ、反抗しない。
 人生に何を望めばいいかもわからず、ただぼんやりと日々を過ごすだけ。流される人間はこのような特徴を持っている。

 あれこれ口では意見を言うが、どれも自分で考えたものではない。そのほんんどが、悪魔が吹き込んだものだ。彼らは精神的な怠け者だ。
 だから、簡単に悪魔はコントロールできるのだ。

 人間をコントロールするためのアイテムは、恐怖と無知だけではない。他にもある。
 迷信、金銭欲、貪欲、情欲、恨み、怒り、虚栄心、怠け心だ。
 これらを、ひとつあるいは複数使うことで、悪魔はどんな人間の意識の中にも入り込むことができる。こうして流される人間を作り、流される人間の意識の中に居続けることを習慣化させれば、悪魔の仕事はほぼ完成する。

 流されるという習慣を実現するために、大変有効なやり方がある。

 親、学校の教師、宗教指導者に協力を利用することだ。ヒトは子供のころから刷り込むのが効果的だからだ。親、教師、宗教家は、自分の頭で考えないという悪魔の目標を、知らず知らずのうちに手伝ってくれている。

 このような悪魔のコントロール法を、あからさまに本にしたら、もちろん禁書となる。宗教指導者からブラックリストに入れられ、世界中から狙われる。

 (この悪魔の指摘を知って、著者であるナポレオン・ヒルの家族は、この本の出版を70年間封印した。)

 宗教、政治、結婚など重要なことは、何でも親の言うとおりだと子供に信じ込ませる。この仕組みは、親を通じて、次の世代にも引き継がれる。つまり、悪魔は何世代でも支配できる。考えない人間を量産できる。

 学校は自分の頭を使って考えることを教えない。悪魔にとってありがたい場所になっている。
 宗教家は、証明不可能な説を離すことで、ヒトを混乱させてくれる。自分の頭で考える力を奪ってくれる。宗教は恐怖の中でも最悪レベルの地獄という概念をヒトに植え付けてくれる。悪魔にとって実に好都合である。

 子供は生んでくれた親に感謝に、何かしらお返しをする義務があると教えられている。だが、真実は真逆だ。ほんとは、親が子供に対し、自分が持つ知識をすべて与え、子供が自立できるようにすることだ。親にはそう教える義務がある。子供たちが自力で知識を得るようにし向けるべきなのだ。
 それなのに、多くの親は子供を助ける恩を売りながら、反対にダメにしている。子供に干渉し、過剰なおせっかいをして、子供たちを「流される」習慣に導いている。

 「流れる人間とは永遠に悪魔の支配下になるということなのか」
 それは違う。悪魔にとって、流される人間を作るのは、確かに重要な仕事だ。だが、永久に悪魔の所有物にするのは、けっこう難しいこともあるのだ。
 悪魔は目的のために、あらゆる角度からヒトを揺さぶる。

 まずは健康面から破壊する。
 食べ過ぎたり、間違ったものを食わせたり、消化不良を起こし、腸内を毒まみれにする。腸内が乱れていればヒトは正しい思考はできない。
 健康面で効果が薄ければ、性欲に訴える。これでだいたいは失敗の道に転げ落ちる。
 それと同じぐらい効き目があるのは、金銭欲におぼれさせることだ。
 金銭欲を利用して、賄賂で正常な心を壊す。ギャンブルに走らせる。目の前に札束をぶらさげ、カネを追い求めるように仕向ける。そして求めているカネが手に入る直前に、そのカネを奪いとる。これを繰り返すと、ヒトは貧困の恐怖で一杯になる。
 まだある。虚栄心とかうぬぼれといった、ヒトの弱さを刺激する。おだてるという手段も有効的だ。
 性衝動の喚起、支配欲、酒、麻薬、タバコもヒトの弱さとして、存分に利用する。永遠の生命、英雄になれるなどと言って、感情を揺さぶり続けるのだ。
 これらが繰り返されると、自分で思考することをあきらめ、流される人間になる。

 悪魔が世界をコントロールする際に、プロパガンダを使う。世界のニュースとプロパガンダをミックスする。
 学校の授業で、教会の説教で、映画のストーリーに忍び込ませる。あらゆる生活、仕事の場に染みていく。経済を破壊する一大要因になる。
 悪魔の協力者は、世界中に散らばっている「流される人間ども」だ。
 伝染病をはやらせ、戦争を始める。このプロパガンダを使えば、経済を大恐慌にするのも、思うがままだ。

 悪魔の誘導で、ほとんどの人間は否定的に考える習慣を持っている。否定的な思考は、態度や行動にでる。するヒト同士の対立が生まれる。本来の人間としての思考は働いていない。私の支配がきいているからだ。
 まだまだいろいろな支配の手法はあるが、悪魔が常用しているのはこのようなことだ。

 「悪魔が最も恐れる人間とは、どのような存在か」
 流されずに、自分で考えることができる人間だ。正しいことを考える人間は、悪魔にとって死を意味する。正しい思考をする人間の中には悪魔は存在できないからだ。
 人間が恐怖や落胆、失望、自滅を思考している間は、何の問題もない。
 勇気、希望、信心、明確な目標といった建設的な思考をし始めると、それは悪魔のコントロール下でなくなってしまう。

 どれほど多くのカネをもっているヒトでも、流される人間なら「貧困」の恐怖を植え付けられる。だが、自分の欲するものを知っていて、それを実現するために考えて行動しているヒトには、悪魔のコントロールは効かない。
 カネを持っていないヒトでも、信念をもって、自分で考えているものには、貧困の恐怖は与えられない。

 「流されない人間というのは、生まれつき流されている人間と比べて優秀ということか」
 違う。自分の頭で考えるというのは、人間なら誰にでも等しく持っている特権だ。

 「流されている人間が、そこから脱出するにはどうすればいいのか」と、悪魔に問う。
 それは、目覚めよ、そして与えよということかな。与えるということは、多くの人間に貢献することだ。目覚めよということは、悪魔の力を、自らの力で断ち切り、自分の頭で考えるようにすることだ。強い意思があれば、悪魔の力から離れることは可能だ。
 だが、一定期間悪魔の支配下にいたなら、容易に抜け出すことはできない。
 蜘蛛の巣にかかったハエのようなものだ。もがけばもがくほどからめとられる。
 現在の人間の知恵や科学では、その脱出法は解明されていない。発見されていない。大自然の法則のような状態にある。

 「法則ですか」
 この法則には名前が付いている。ヒプノティック・リズムというのもで、人間が使う催眠術と同じだ。
 頭に浮かぶあらゆる思考は、毎日の生活の中で何度も繰り返される。ずっと繰り返していくと、言ってのリズムとなる。不安なことを毎日、何度も繰り返すと、歪んだ思考のリズムとなる。
 習慣がリズムとなる。リズムは習慣の最終形式だ。いったんこの渦にまきこまれると、その回転から逃れられなくなる。
 悪魔は、ヒプノティック・リズムの仕組みを活用して、人間に同じことを考えさせ続けるよう仕向けているということだ。

 悪魔はこのヒプノティック・リズムを使って、流される人間を作り出している。これが永久に悪魔の支配が続く、世界の仕組み、つまり法則だ。

 貧困を恐れれば、貧困が引き寄せられる。戦争を恐れれば、戦争が引き起こされる。
 逆に言えば、人間が、肯定的な思考や行動を続ければ、肯定的なリズムができるということになる。ヒプノティック・リズムの法則は、使い方で人間が悪魔から脱却する道具にできるともいえる。
 明確な目標を持ち、自制心を持ち、時間をうまく使うことができれば可能だ。本当の知恵とは、否定的な習慣から抜け出しことを思考することだ。

 「ヒトが自分の人生を肯定的な思考習慣で動かす。そのような知恵を得ることはできるのか」
 それは失敗したときだ。または逆境に絶たされたときにチャンスが到来する。そのチャンスを見逃さない。つまり、失敗や逆境に陥ったときに、陥った原因に気づき、正す方向を見出すことができるかどうかだ。
 失敗には必ず原因がある。それを認識して、自分の思考と行動の習慣を変えることが必要だ。新たなリズムを作り出すこと。
 これをしなければ、ヒプノティック・リズムの法則で、失敗が永久に繰り返される。
 失敗を繰り返し土壇場に追い詰められたヒトでも、そこから成功の種を見つけ出すことができる。これは国という単位でも同じだ。

  「現在の自分の状況は、それまでの自分の思考と行動によってきめられている、ということか。運は現実には存在しないということか」
 運とか奇蹟などと言うものは存在しない。人間が自分で理解できない状況を「運」と呼んでいるに過ぎない。
 現実の裏には常に原因がある。原因と結果があまりにかけ離れているから、それが掌握できないのだ。

  「悪魔は対抗勢力である全能の神を完全に支配しないのか」
 宇宙は相対立する二つのものがあり、バランスが取れることで崩壊を免れている。プラスとマイナスだ。
 善と悪も同時に存在しており、どちらも重要なものだ。だから、双方が競い合う同じような力を持っていて、拮抗している。悪魔と神も同じだ。一方が完全に支配することは、宇宙の存在を破壊する。

 だが、人間だけは、どちらを選択する自由を持っている。自分がどちらかを自分の意思で選んで歩める特権を持つ。人間は自分を弱いと思っているが、実際には他の生き物が束になってもかなわない強い力を持つ。
 この真実を人間が信じ、自分の頭で思考し、貫く行動をする習慣を身につければ、人間は悪魔に勝利できる。】