記・国民B(20230227)
■いくつかの質問について。「地球支配者に打撃を与えるものを支持する」

  《中見出し》
◆ウクライナ戦争を「内乱に転化する」とは

◆地球支配者に打撃を与えるものを支持する

◆「核兵器を使用した第三次世界大戦の危機」をどう見るか
◆ウクライナ戦争を「内乱に転化する」とは

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 ウクライナ戦争はロシア侵攻から1年が経過した。米国とNATOはあらゆる手段でウクライナ側を支援している。最近はドイツ製の戦車を贈るとか米製戦闘機を贈るとかが論議され、米国とNATO対ロシアの総力戦に入る気配だ。さらには、核兵器の使用がテーマに上がり、全面的な第三次世界大戦勃発の危機が迫っているという論調がマスメディアは取り上げている。
 ロシア側とプーチンは一人で、欧米日とNATO連合軍と対峙している。軍事的な戦場はウクライナの領土だが、西側の経済制裁とかを見れば、現在すでに巨大な大三次世界大戦が進行しているともいえる。第二次世界大戦は後半、ドイツ・ナチスを始めとする枢軸国とソ連ら連合国の総力戦であった。ソ連は数千万人の犠牲を払いナチスを敗北に追いやった。米国は日本ファシズムを崩壊させた。
 当時スターリンの巧みな戦略で、反ファシズム統一戦線として連合国が形成されたが、現在のウクライナ戦争では、ロシア一国と欧米日・NATOの総力戦なっている。世界人民は40年前のソ連崩壊以降、祖国を失い、革命の指針を失い、主敵に対する団結を失っている。

 ロシアとプーチンは当時と異なる環境の中で、一歩も引かずに戦いを維持している。欧米日が「自由と民主主義、平和とグローバリズム」という言葉を利用して、自分たちの主張を正当化している。欧米日は地球支配者が支給一元支配のために抑えた地域だ。欧米日を陣地にして、世界一元支配に邪魔なロシアを敗北させるのがこの度の戦争の目標だ。
 ヤツらは支配を拡大させるために、あらゆる諜報機関を通じてクーデター(転覆)をするために工作してきた。膨大なカネをつぎ込んできた。特に近年は露骨にロシア、中国、インドなどの大国に激しい制裁を行ってきた。中東のイスラム圏を紛争の渦にしてきた。
 その謀略活動の結果、それらの国々は、ヤツらの言う「自由と民主主義、平和とグローバリズム」が、地球一元支配を正当化する欺瞞だと見抜いてきた。徐々に彼らは、欧米日とは異なる世界観、経済圏を固めてきた。BRICSに集合してきた。近年ではアラブのサウジアラビアがBRICSへの結集を認め、世界基軸通貨としての米ドルを使わない方式を現実にしている。
 つまり、欧米日とは異なる世界的な国々の結集が成長してきていて、ロシアとプーチンはこの勢力と組む形で、欧米日NATOと戦っている。BRICS経済圏の国々は、当然欧米日のグローバリズム世界観とは異なる。国連(UN)がウクライナ問題で、ロシア非難決議を何度か試みている。だが、BIRICS陣営は反対か危険をしている。この巨大な勢力圏は反グローバリズムの拠点化してきている。
 また、西欧NATOも一枚岩ではない。ウクライナに武器を供給するという行為は継続できない。ロシアとウクライナからエネルギーと食料を輸入していたのが、制裁の強化で、逆に自国が異常をきたしているからだ。物価がうなぎ上りで、ガス欠は冬を迎えて深刻で、人民の政府のウクライナ制作への反発が急増している。
 近年グローバリストが大集合して、世界を相手に上から目線で牛耳ろうとしている世界経済フォーラム(WEF)は、新型コロナでパンデミックをおこし、SDGsなどという意味不明のことを唱えて原発、EVをわめく。性的錯誤、小児性愛、同性婚まで世の常識にしようとしている。
 欧米日のマスメディアは、プーチン敵視とグローバリズムの狂気を一体で宣伝している。

 冷静に、人民が毎日の足元を見つめ、WEFの主張とウクライナ戦争を分析するならば、現在展開されている事態は掌握できるはずだ。何が起こっているのか。それが世界人民にとって、どのような意味があるのか。世界人民は何をなすべきなのか。
 ロシア革命を勝利に導いたレーニンは、人民は戦時下でどう思考し何をすべきなのかを説いている。それは「戦争を内乱に転化する」ということ。
 地球支配者が欧米日の中央政治につけている政治屋どもに対し、戦争当事国の人民の洗脳をする。戦争は国を守るためであり、それは国民の生命と財産を憎っくき敵に渡さないためだ。一丸となって鬼畜のような敵と戦おうとと。マスメディアという機関をフル動員して、敵視感情をあおること。戦場での展開を敵への憎しみ、自国の正当性のために報道すること。
 大本営発表のことだ。国内は大本営発表だけを正義として、それに背くような考えを、社会的強制で排除する。これは新聞テレビだけでなく、フェイスブック、ツイッター、ユーチューブといったSNSでも、WHOや米CDCの見解と異なる主張は厳しい検閲下に置かれた。現在も続いている。
 身の回りの家族、友人、知人を見れば、現在の戦時下では良く分かるはずだ。マスメディアの主張を受け売りする。ウクライナといえばロシア批判だ。グローバリズムやSDGs大賛成というか、それが当然の正義でいいことであり、乗り遅れないようにという雰囲気だ。完全に地球支配者とただのカイライである政治屋の立場だ。マスメディアの主張を考えもせずに信じるものが多いのだ。

 レーニンの主張である「戦争を内乱に転化する」というのに当てはめれば、どのような姿なのだろうか。
 それは主敵、戦争の目標を正確に理解すれば、自ずとわかる。世界人民には互いに争う理由がない。
 つまり、洗脳という誤ったことを正しいと主張する敵の主張を、徹底的に暴露し、周囲の誤認識に陥っている人たちを、正しい主張を貫く人に換えていくことだ。洗脳機関であるマスメディアに打撃を与える。社会的強制を強めるお上を許さない。
 お上とマスメディアの主張は、真実とは真逆である。現在新聞テレビで、知ったかぶりでお上の主張を展開している解説者、専門家、コメンテーターの顔を覚えておこう。この連中が人民の敵である。もっとも下卑た連中だ。彼らの言っていることの逆を見ればいい。
 人民側の意思として、ヤツらの主張をすべて暴き、従わないことである。国内で、人民の力をお上とマスメディアの方に向けることだ。軍は「敵」という外国に向けるのではなく、お上に向けること。軍や警察は人民を監視したり、お上に立てつくのを弾圧するのではなく、矛先をお上に向けることだ。全世界の人民は、自国のカイライであるお上に戦いの矛先を向ける。全世界の国々はカイライから脱して、矛先をだた一つの地球支配者へ向けるのである。
 ウクライナ人民は、戦う相手はロシアではない。自国のゼレンスキー・ナチ政府だ。ロシア人民と力を合わせて、自国のネオナチ軍と戦うことだ。
 ウクライナのゼレンスキーというカイライを放逐し、不法に滞在している米国とNATOの戦闘軍(傭兵ら)を追放することだ。ウクライナへの地球支配者の干渉を排除することだ。ゼレンスキー政権を倒したら、ウクライナは地球支配者を主敵として戦うことである。
 このようにすれば、ウクライナ戦争自身は終結する。だが、絶対に地球を一元支配したいという邪心を捨てない地球支配者が、地球に存在する限り、世界人民の戦争は終わらない。ヤツらはスキをみて、体制を再構築して、戦いを挑み続ける。世界人民は、団結して、ヤツらを地上から一掃しなければならない。

 内乱に転化するというのは、戦いの矛先を主敵に集中していくことである。
 現在の世界情勢は、まだまだそのような戦いにはなっていない。だが、世界人民が勝利する、唯一のこの方向を歩まない限り、人民は勝利しない。
 BRICSの団結がロシアとプーチンの戦いを支えている。BRICSの団結の背後には、世界人民がいる。人民が地球支配者からの本当の脱却を望むかぎり、たとえ時間がかかろうとも、人民は奴隷根性を克服して、最後は勝利を手にする。


◆地球支配者に打撃を与えるものを支持する

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 革命という社会のパラダイムシフトを求めて戦うものは、政治評論家のように、物事に対してどっちつかずではない。双方の言い分を並べて、どちらにも言い分があるようなことを、人民に話してはならない。
 人民が物事に対して持つべき視点は、それが地球支配者という主敵に対して、打撃になることか否かと言うことである。
 例えば、ウクライナ戦争と言うことについては、断固としてロシアとプーチンを支持する。

 2022年2月に始まったように見えるウクライナへのロシア侵攻は、地球支配者が挑発してロシアに先に「侵攻」させた。これをもって、ロシアが先に手をだしたので、ロシアが悪いというような主張には、絶対に賛同してはならない。
 プーチンが1年後の年頭教書演説で指摘した。

 【2014年からウクライナのネオナチ政権がロシアにドンバス戦争をしかけてきていた。米国とNATOは、ロシアに敗北を与えることが目標だと明言している。
 このときから忍耐強く平和的手段での解決を提起してきたが、米国とNATOは全く応じずに、ちゃくちゃくとロシアへの挑発を準備していた。フランス、ドイツ、ロシア、ウクライナでの幾度ものノルマンデー協議は、ミンスク合意とともに「時間稼ぎ」だった。
 ウクライナのネオナチ政権を育て、ロシアをターゲットに米国とNATOの軍事訓練、装備提供、基地増強をしてきた。ウクライナ軍によるドンバスでの親ロ系人民に対する大規模攻撃、テロ行為は、看過できないほど激しくなってきていた。国連安全保障会議ので決定に完全に違反している。
 ノルドストリーム破壊攻撃を、米国の政府と国防省らが計画したのは2021年の時点だ。ロシアが特殊軍事作戦を展開する前のことである。
 許しがたいのは、そればかりでない。民主主義と自由を装い、内実は全体主義の価値観を押し付けてきていることだ。それには性的錯誤、小児性愛、同性婚などをノーマルなことだと主張している。はっきり言って、グローバリストのエリートたちは気が狂っている。子供たちをこのような退廃と退化から守らなければならない】

 このように主張するプーチンが正しいのか、それに対して「何としてでもプーチンは倒さなければならない」という主張が正しいのか。プーチンは、世界人民の主敵がもくろむ地球の一元支配と戦っている。これを目の前で見ていて、プーチンは卑劣だとか、どっちもどっちだなどと言うことは、人民は許さない。

 「物事に対してどっちつかず」は、ヤツらの機関であるマスメディアがかつて主張したことでもある。立場の公平を期すために、どちらの意見も紹介するという手だ。それがさも正しいかのように意識させ、常識だと洗脳した。
 また、この姿勢は、人民の中の裏切り者のよりどころにもなっている。平時に勇ましいことを口にしていた人が、戦時になると大本営発表になびく。思想的には「どっちつかず」といって、自分の利己的な利益を守るようになる。レーニンが厳しく指摘したカウツキーの裏切り、誤りだ。人民は絶対に陥ってはならない。
 どっちつかずは、戦時における裏切り行為で、人民の利益を敵に売ることに等しい。「ウクライナとロシアの戦争は当事国同士が、民族自決権の原則で平和的に交渉して解決すべきだ」などと主張する。
 ウクライナ戦争について、それを始めた地球支配者の目的がまったくわかっていない。つまり、この主張を人民にすることは、害であり、大きな罪を犯している。
 ちなみに、ヤツらの洗脳機関であるマスメディアは、近年では主張の偏りを隠さないように変わってきている。米国のCNNをはじめとするマスメディアは、2011年の911前後から、地球支配者側の見解を前面に出して主張を展開することが大事だとさえ言っている。
 日本のマスメディアは今だに狡猾だ。日本の素朴なマスメディア信者を騙し続けるために、公平な立場、概観を語る立場が姿勢であるかのようにして、内実はグローバリズムとSDGsを宣伝する。WEFやWHOの主張する世界観の大宣伝をしている。

◆「核兵器を使用した第三次世界大戦の危機」をどう見るか

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 このテーマは当サイトの記事で幾度も論じている。
 結論は「核兵器と戦争は人民支配の脅迫の手段」ということだ。
 基本的に、地球を支配している地球支配者は、目標が「地球の一元支配」であって、地球の滅亡と比較したら、支配の継続を選んでいる。
 今にも起こりそうな危機をあおることは、これまでに何度かやってきた。特に、第二次世界大戦後は、キューバ危機など、定期的に出してきたが、実際に起こっていない。
 世界終末時計というのがある。Wikipediaによれば、核戦争で人類(世界や地球と表現されることもある)の絶滅(終末)を『午前0時』になぞらえ、その終末までの残り時間を「0時まであと何分(秒)」という形で象徴的に示す時計だ。これがウクライナ戦争で、かつてないほど切羽つまったという。
 もちろん、ヤツらは戦争を、自分が一定の危機に陥ったときに、ガラガラポンのやり方で利用してきた。どうにもならないほど、無茶苦茶にぶち壊して、世界支配はそのままで、復活・再興で社会を再構築する手法だ。
 古い兵器は一掃され、古い街建築物は無くなる。支配している人民同士の憎しみは頂点を迎えて新たな対立へ向かう。政治的には、世界一元支配に向かって一歩前進する。
 だから、そのような戦争が起こる可能性はゼロなわけではない。恐らく、戦術核兵器は使われるだろう。その影響と被害については、空恐ろしいレベルまで誇張されるだろう。
 ヤツらの目的は、核兵器の使用や戦争は、支配している人民に、究極の恐怖を与えることだ。狂気で死ぬほどの、この上ない理不尽を体験させるためだ。
 地球支配者の手先である米国の予想家どもは、ロシアが先に核を使おうとしていると宣伝している。だが、実際に使うと脅迫しているのはヤツら側だ。
 「先に使った国」に対する、その国の人民に対する、憎しみの感情を頂点にもっていくことだ。ヒトのもつ生理的な感情のもたらすもの、反射的に発生する「恐怖」「緊張」「ストレス」が、自己保身から思考が歪む。冷静で正常な平時の思考放棄が起こる。
 支配者は人民がこの状態に陥ることが目標なのである。支配者にとって最大の危険は、人民が正常な思考をして、支配の真実に気づいてしまうことだ。ゆえに、人民には一生に一度のわりで、この体験をさせるようにしている。
 現在、マスメディアが繰り返して、核使用、大戦勃発の危機を流しているのは、それで、人民が震え慄くことが目的なのだ。

 毛沢東が1946年に「張り子の虎」という表現をした。原子爆弾が開発され、日本で使用された。それがまだ戦争継続中の中国で使われるかもしれないことに関連して述べた。「反動派は見かけは恐ろしそうだが、実際には大した力は持っていない『張り子の虎』にすぎず、長い目で見れば本当に強いのは人民の力だ」と明言した。
 「すべての物事に二重性があるように、帝国主義とすべての反動派も二重性をそなえている。彼らは本物の虎であり、またハリコの虎でもある」とし、「全体の戦略的には彼らを蔑視し、彼らと果敢に戦って勝利を勝ち取らなければならず、個々の戦術的には彼らを重視し、慎重に対応しなければならない」と指摘した。
 みごとに、この問題についての本質を説明している。革命的な人民思想とはこの姿勢である。これは、このサイトでの主張「核兵器と戦争は人民支配の脅迫の手段」としての表現と一致する。

  ●人民の主敵は、
   ①国際金融資本とグローバル企業
   ②王制特権階級
   ③バチカンと一神教原理主義
   ④帝国軍と諜報機関
   ⑤マスメディア
   ⑥各国カイライ政権

  ●人民生活と思考の5原則
   ①人に迷惑をかけない
   ②カネとモノ、利権のとりこにならない
   ③地球と未来に負荷をかけない
   ④戦争の根絶、安寧な生活
   ⑤人間としての誇りと尊厳