ウクライナへのロシアの侵攻が始まって、数週間が経過した。
欧米日のマスメディアの報道は、相変わらず、いまだに、悪臭滲む虚言を流している。先の戦争で知れた大本営発表の現代版だ。身勝手な、勝ってもいない「勝利」を大々的に流す。負けてもいない敵の「敗北、苦戦」をこれでもかとデッチあげる。そして、庶民がいかに悲惨な被害を受けているかを、次々と映像・写真を流す。
そこに、ひとつも真実はない。最大の例はゼレンスキーの映像だろう。
米国を始めいくつかの国の国会に向けて、オンライン演説をした。日本の国会でもする予定だ。現在彼がいるのは、避難先のルーマニアのようで、そこでプロの映像スタッフが用意した完全フェイク映像を入れ込んで作っている。
ロシア軍によるウクライナ人への爆撃、砲撃、射撃を見せる。病院や学校などへの民間施設が破壊されている様子を写す。逃げまどう人々の悲惨な様子、外国へ逃れる避難者の惨状を見せる。それは、すべて、ウクライナがいかにロシアから不当で、理不尽な攻撃にさらされているかを訴え、支持を取り付けるためだ。
ハリウッド映画の「凄さ」を世界に印象付けたのは、映像で観衆の喜怒哀楽を自在にコントロールする業だ。映画館では、見る人に必ず涙をそそらせ、爆笑させ、感心させる。本当は凶悪な泥棒や悪漢や海賊でも、それを美男の俳優に演じさせることで、人気の英雄に仕立てることは自由自在だ。
その大本営発表に、現在欧米日の多くがマスメディアを通じてなびいている。ロシア、プーチンを現代の悪魔に仕立て、ウクライナを支援することが大流行だ。ナチのゼレンスキーの演説を国会でさせることに、与野党こぞって賛同し、日本「国民」は受け入れる。ヒトラーがドイツに登場したときに、それを歓喜して受け入れたときの状態と同じだ。
日本は彼の演説を聞いて、またまた巨額の税金をウクライナに贈るだろう。ゼレンスキーに「ノーベル平和賞」をとい声が上がる。つまりは、ヒトラーを平和の英雄にする気だ。オバマもそうだが、戦争屋をここまで駆り立てる。オーエルは言った。常時戦争をする省は「平和省」だ。悪をするのが「真理省」。今まさにこの世界。
ロシアのウクライナ侵攻については、欧米日は「プーチンの支配拡大の野望で、いまどき許しえない横暴、戦争の責任はすべてプーチンにある。プーチンは精神が破綻している。ロシア人はプーチンを支持していないので、プーチンを抹殺するしか戦争を終わらせられない。プーチンはウクライナの原発施設を攻撃するばかりか、核や生物兵器の使用までほのめかしている。現在ウクライナでのロシア軍の展開は現地の反撃により、思うように展開できず、イライラしている。核や生物兵器の使用は近い」などと主張している。
大本営発表による人民への「恐怖」を募らせることに驀進している。
しかし、こうした欧米日の発言は事実を人民に知らせないためだ。
プーチンは幾度か今回の進行について語っている。それは、欧米日のご都合主義から、片言だけを切り取ってしか報道しない。
よく聞けばわかる。
①地球支配者が2014年の確約を破って、ウクライナをヤツらの基地にしてきた。そして、米国とNATO軍の基地に核ミサイルを配置する直前だった。数十に及ぶ生物兵器研究所、核開発施設、軍事基地を整備してきていた。
②ウクライナにヤツらが育成したネオナチ勢力は、現ゼレンスキーを手ごまにして、特に親ロ的な人民に対して激しい弾圧を続けてきた。多くの犠牲者が出た。ロシアに支援を要請してきていて、今回それに応えた。
③ウクライナが独立したとき以来、欧米から多数の工作者が入国し、麻薬、人身売買、小児愛、悪魔教、アドレナクロムの巣窟にしてきた。これにはクリントン、オバマ、バイデンが深く関与し、資金洗浄、ウクライナ財産の収奪をしている。それからウクライナ人民を守る。
そのような目的を実現するには、ウクライナからヤツらの施設を一掃すること。ウクライナの非ナチ化、非軍事化、非NATO化=中立を実現する必要がある。これが実現すればロシアはすべての軍事行動を止める。ウクライナを軍事占領するとか、傀儡政権にするとかが目的ではない。
これが戦術だった。だから、侵攻したロシア軍は、すばやく軍事施設を抑えた。制空権を抑えた。ウクライナに存在する無数のネオ・ナチの行動隊に海外からの武器がいきわたらないようにした。それでもヤツらが抵抗してきた場合だけ反撃して抑えた。
①は侵攻の中心的な目的だ。
キューバ危機の裏返しだ。地政学的な「国と国の衝突」という概念では、対立している相手国の鼻先に、核ミサイル基地を配置するなど、相手が許すわけがない。キューバ危機ではケネディはカンカンに起こった。今回はプーチンが激怒した。仮にプーチンが欧米に対して、そのようにしたなら、ヤツらは許さないだろう。
②ウクライナのネオ・ナチが、十年以上にわたって、ロシアの同胞をいじめ倒してきた。それは、ヒトラー時に「ユダヤ人」を迫害し続けた。イスラエルがパレスチナ人を「ゴイム(非人間=家畜)」と称して迫害をしている。今、ウクライナでネオ・ナチがロシア人を迫害している。これをプーチンは黙認できない。
③は、今回の進行の裏の目的だ。トランプが全世界に明らかにした「ディープ・ステイ」「おどろおどろしい悪魔教の犯罪」は、地球支配者の支配の実態だ。プーチンはその一掃を本気でする気だ。ここでの目標はすでに成し遂げたようだ。
ウクライナ国内での人民への攻撃は、ウクライナ国内のネオ・ナチの仕業だ。欧米日の映像は、それをロシア軍による卑劣な「一般人」への無差別攻撃と言いふらすが、逆である。そこで欧米日のマスコミが流す映像は、ほとんどが作られた映像だ。落雷を撮ったものや、2014年の映像や、中東での瓦礫映像や、ひどいのは映画からのシーンまで使っている。プロの集団クライシス・アクターを使って、あらかじめ人を対比させた廃病院や学校施設を「攻撃」して、ドラマを撮影するように、映像を作っている。
ウクライナとロシアの戦闘の真実については、大変参考になる記事がある。それは「田中宇の国際ニュース解説」だ。最近の記事の一部を文尾の【参考】に掲げた。
ウクライナへのロシアの侵攻の契機を作ったのは、地球支配者のロシアへの煽りだ。「ロシア軍がウクライナ国境に十数万結集している」と、連日煽った。それは、先に全世界人民に向けて起こした新型コロナウイルス戦争を、いっそう推し進める「恐怖作戦」だった。
「ロシアが第三次世界大戦を策動している」という恐怖を与えるものだった。ロシアは今時、本当に侵攻はしないだろうと予測しつつ、きわどい脅迫を続けたのだ。プーチンは上手である。地政学的な力関係を冷静に計っていた。逆に今なら侵攻して、この間に課題になっていたことを、実行してしまおうということである。
それには、地球支配者の衰退という歴史的な流れを、YESと見たためである。地球支配者は911以来、一方的に新世界秩序(NWO)の推進に舞い上がっている。それを流れるままに受け入れるわけにはいかない、という思いがある。
欧米日のマスメディアは決して報じないのだが、今流れは一方的にヤツらの思うように動いていない。それをいくつか挙げてみよう。
新型コロナウイルス戦争については、世界的に当事者からさまざまな形で反旗があがっている。
ワクチンは治験されていないこと。ワクチンには酸化グラフェン他人体に多大な買いを及ぼすものが入っていること。予防、重篤化防止のためと言いながら、発症しているのはワクチンを接取した人であること。ワクチン接種者は自然免疫を無力化し、心肺、脳、生殖まで害を及ぼすこと、等々を素直に暴露している。
これをいまだに「必要」として、若年層にまで打とう、4回目の接取をさせようという政府や「専門家」の主張がされている。このギャップは、まだ「恐怖」を受けて思考が停止している人には通じても、真実は真逆だと見抜く人が増えている。
米国ではトランプが活発に動いている。ほとんど「大統領」として動いている。最近バイデンはトランプに「フットボールをこちらによこしてくれ」と言ったようだ。バイデンは不正に大統領になったが、いわゆる核ボタン装置のカバンはいまだバイデンに渡していない。
不正選挙では地球支配者は民主党をまきこんで行った。その選挙の不正はアリゾナ、ペンシルバニアなどいくつかの州の監査で暴かれている。ヤツらの意図と票集計に実現する手段はドミニオン社の集計機である。それが監査で外部から操作されていたことを詳細明らかにしている。また郵便投票方式を直前に認可してやりたい放題の不正をしたことだ。
選挙の直前にバイデンの息子のPC問題が、弁護士ジュリアーニから暴露された。ところが欧米日のマスコミは完封した。この犯罪は大きい。息子ハンターの小児性愛犯罪についての溢れる証拠もあるが、問題の核心は外国、特に中国や話題のウクライナとのとほうもない国際犯罪だ。家族に犯罪者がいると判明したら、バイデンは大統領にはなれないから、投票直前のこのPC暴露には驚愕した。だが、マスメディアによる完封により、それがなかったことにされた。漏れる話も「ロシアのデマ」とされた。
ところが、ここニューヨークタイムズは、民主党とマスコミがこぞってこれを覆い隠したことを認めたのだ。ハンターのPCの中の犯罪証拠も真実だと断定したのだ。
ニューヨークタイムズ(につづきいくつかの他社も)は、こればかりか、ウクライナ問題でも重要な記事を明らかにしている。それは、ヤツらが大本営発表で、相手の口を封じる手である「根拠のない嘘情報」とする「ゼレンスキーのネオ・ナチ」「米国がウクライナに配置した生物化学兵器施設」について、ありのままを認めた内容だ。
もしもハンターのPC事件を投票前に知っていたら、バイデンに投票したかとのアンケートには、大半がしなかったと言っている。
今年に入ってからもトランプは精力的なラリーを続けている。バイデンや安倍晋三の演説には、数えるぐらいしか集まらないが、トランプの集会には前日から並ぶほどで数万から数十万集まる。熱気は続いている。
欧米日は口をそろえて「ロシア制裁」を始めた。だが、ロシア制裁をして、困るのは世界人民だ。欧米日のエネルギー、食料は困渇し、物価は異常に上がるだけだ。もともと衣食住を他国に頼るようにしていったのは地球支配者だ。人民は地産地消の原則を放棄してはならない。
トランプはプーチンについて、陰謀論、Qアノンについてマスメディアが紹介するときに使う欧米日の常套句がある。それは「根拠のない」偽情報をご都合主義的に主張しているということだ。
マスメディアや「専門家」が「根拠のない…」と紹介するときには、取り上げている内容が真実だと思って間違いない。
現在、世界人民は、戦時下にいる。壮大なヤツらの作った劇場の中で、いいように喜怒哀楽をコントロールされている。戦時下という異常事態は「恐怖」によって、人としての正常な思考が逆転させられていることだ。
地政学的な、つまり、目前に有無を言わさず展開される事態は、人にとっさの判断を求める。このとき、人は冷静に思考しない。思考ではなく、感覚と感情から反応する。これが繰り返されると、やがて、それが思考と錯覚していく。
人民の生活の五原則から冷静に判断すれば、地政学的な表の世界のことは、単純に間違いである。表の世界は、地球支配者の支配の現実を見せない。思想、民族、国、宗教、文化等、見せかけのくくりが対立の原因だとする。そして、その相違は、人類の自然なありようであって、永遠に存在するとする。別に言えば、永遠に争いはなくならないとするものである。
地球支配者がつくったマインドコントロールだ。
表の世界での勝負は、ヤツらが用意した土俵では、ヤツらが常勝する。賭博で胴元が負けないのと同じだ。
世界人民は、地球支配者の支配下にあって、その支配から抜け出すには、同じ土俵での勝負を真に受けてはならない。表の世界で勝とうが負けようがそれは、表の世界での一時的なことがらに過ぎない。決定的なのは、世界人民が地球支配者の手が及ばない、自らの共同体を作り上げることである。
表の世界は、人民の一部が地球支配者の中枢手先になり、ほぼ全員が支配の歯車に組み入れられて成り立っている。人民がその巧妙に作られた支配機構を認識していない。人民が良かれと思ってする仕事、行為、思考が、実は人民支配の強化になっている。ここを人民が放棄しなければ、支配からの脱出などありえない。
奴隷が生きること、それ自身が表の世界では、奴隷の永続化になっているのだ。
仕事の現場で、生活の場で、普通に会話する。「ロシアは怖いね」「プーチンは何て恐ろしいんだろう。だれかゴルゴ13に頼んで殺してくれないかな」「ウクライナの人は悲惨だ。支援を募集しているから応募しよう」「ワクチンまだ打っていなの」「家の子に早くワクチンを打たせなきゃ」「遷ったら他人に迷惑だから、花見はやめよう」「あの人、マスクしていない。注意してあげようかな」等々、きりがない。
これが、支配の歯車になっているほんの一例だ。「自主的隷従」の姿といっていい。
これを冷静に見つめて、周囲の同胞に民にとっての普通の認識を持たせることが、人民の共生を足元から構築していく。人民権力だ。まずは、表の世界との二重権力を、少しづつ作っていくこと。
それに不必要なマスメディアが流す情報や知識はいらない。必要なのは、表の世界の脅迫に無思考の感情的判断をしない、冷静な人民的思考である。人民生活の5原則を守れば、たいがいのことに間違いのない判断がくだせる。
●人民生活と思考の5原則
①人に迷惑をかけない
②カネとモノ、利権のとりこにならない
③地球と未来に負荷をかけない
④戦争の根絶、安寧な生活
⑤人間としての誇りと尊厳
【参考】