ウクライナという「国」はどんな状態だったのかについて知ることは重要だ。
ウクライナはソ連崩壊後独立したのだが、この機を作った地球支配者(欧米日)は、どっとここになだれ込み、旧共産圏への包囲網の重要な前線にした。
あらゆるベールで実態を覆い隠して、軍事基地をもうけ、共同研究所と称してかつてのソ連の重要機関を抑えた。ここに12とか15とか言われるバイオ・ラボを設けたのも当然だ(これらのうち9か所はロシアの当初の攻撃で破壊された)。
多数の諜報組織機関も最初に破壊された。
先の米大統領選挙で場広く暴露されたように、耄碌バイデンの息子ハンターの醜い犯罪で明らかになったように、バイデンが副大統領時代に、ウクライナのカイライ政権とつつんで、巨大な利権を得た。
毎月バイデン親子に流れるカネも半端ではない。同時に、ウクライナ国内のとほうもない広大な土地を手にしている。
常識的に考えてみたらいい。これが相手とつるんだ悪事=犯罪でなければ、ありえない。その悪事は、まさに、麻薬の取引であり、人身売買であり、臓器売買だ。その巣窟をつくり、この悪魔教でつながったのだ。
ウクライナ政権は、反ロシア戦略からネオナチ化(ブッシュ家をみたらいい)し、ロシア人への弾圧と虐待を続けてきた。ウクライナの国内で政府がロシア人街に砲弾を打つなど、絶えることなく続いていた。
こうしたウクライナ政権の実態を、欧米日のマスメディアは絶対に伝えない。
ウクライナをEUに入れ、NATOへの加盟も長年工作してきたのだが、見かけ上だがEUやNATOへの加盟条件は厳しく、認められるような国家の体をなしていない。それほど、腐臭ただよう国に陥っていた。
ウクライナ国内に住むロシア人は、これまで幾度もロシアに救済の依頼をだしてきていた。だが、一応独立を認めたウクライナであることから、国際的な目もあり直接的な干渉は避けてきていた。
各所でウクライナ人民は歓迎した。ウクライナ軍も、さっさと武器を放棄したところが多い。ただ一つ持つ軍艦は、自ら沈めた。そうしたところは、絶対に報じない。
しかし、地球支配者側は、この地域で紛争を起こし、ロシアを戦争に引き入れ、ロシアとプーチンを「戦争屋、ソ連と同じ時代錯誤屋、ヒトラーばりの独裁者、狂気の男」として、大々的なプロパガンダを展開することとした。
2021年暮れから、地球支配者の手下である耄碌バイデンの口を借りて、ロシアがウクライナ国境に大規模な軍を展開している、ウクライナに侵略する気だ、とキャンペーンを張った。
コロナ禍の最中に、唐突に、あらゆるメディアを使って、反ロ、反プーチンの叫びをあげた。
当然だが、ロシア側はヤツらの謀略を承知している。千発、万発の挑発を受けて、ロシア側はどう動くかの判断が問われた。
ウクライナはまだNATOへ加盟していない状態で、NATOの集団的自衛権は発行できない。つまり、仮にロシアがウクライナに侵攻しても、米とNATOは軍事的に動けない。当然制裁は覚悟しなければならないが、そのために、国際決済の金本位制への移行を進めてきた(SWIFTはただの決済だけなのに、無数の手続きを設けて莫大な手数料利権をヤツらは搾取している。マネーロンダリングの道具になっている。早くからロシアや中国の反地球支配者側が中心に決済は金本位制に変えている。つまりSWIFTは崩壊状態でロシアに打撃は少ない)。
ウクライナから現在の腐敗した政権を一掃し、かつてロシアで実現したような、地球支配者の手先どもを叩き出すなら、ウクライナの人民も支持するはずだ、と判断した。
これ以上ヤツらの軍事力を強めさせるわけにはいかない。ロシア包囲網を強めてはならない。ここで決断しなければ、これからロシアは一層困難になる、と腹を決めた。
このような経過でウクライナへの軍事侵攻が始まった。
目的がウクライナ国内のヤツらの軍事的な施設の破壊であるために、一般人民に向けては一切攻撃しない作戦を展開した。
いざ侵攻がはじまると、世界規模での欧米日のマスメディアが声をあげる。欧米日は、反ロ、反プーチン一色になる。
ヤツらの手先の大統領は「市民は火炎瓶で戦え」とあおる。市街でのデモが「沸く」映像をクライシス・アクターを使って流す。
市街をウクライナ軍(国のマークを消して)砲撃すし、それをロシア軍がやったように流す。ウクライナに潜伏している、米諜報部隊が、忍者のように市民を攻撃して、ロシアのせいにする。
マスメディアは、古い演習時に映像や、映画などから悲惨な場面を切り出したり、CGを駆使して、全世界に流す。繰り返し、繰り返し、流した。
これが地球支配者の常套手段であり、マスメディアの本質である。
このことは、全世界の中央政治の政治屋は知っている。多くの人民も気づいている。もちろんだが、ロシアの政権も国内のメディアを動かして、同様のことをする。
国連というヤツらの機関で、ロシアの侵攻反対、戦争反対の決議をする。いうまでなく、常任理事国ロシアの反対で何ら実行力はないのだが、決議は大きく宣伝される。さも、世界中が同調していると報じる。
しかし、公然と反対+論議自身に不参加+棄権も多数ある。メキシコ、ブラジル、インドだけではない。賛成した141か国にたいして50か国ほどは、ヤツらの意図を知りなびいていないのだ。
欧米日のマスメディアが流す、ウクライナの状況は、事実の真逆だ。フェイクの洪水だ。決して、真に受けてはならない。
制空権は侵入直後にロシアが抑えた。ピンポイントで主要な軍事施設は破壊された。テロリストが襲撃する危険があったチェルノブイリもすかさず押えた。
だが、運営している最大の原発を「ロシア軍が攻撃して火事になっている」とヤツらは報じた。これはどちらが攻撃したのかは、現時点でわからない。だが、流れとしてはヤツらがやって、ロシアのせいにしたことも考えられる。
ロシア軍は住民の火炎瓶攻撃で戦車が燃えている。ロシアの飛行機が防衛ミサイルで撃墜された、等々の報道が流される。どこまで本当かはわからない。
2週間近い「戦闘」で犠牲者数が、誰が考えても少ない(からいいということではない)。ここに、今回の「戦闘」のフェイクを見破る真実がある。
ロシア軍が空軍を使い、戦車やミサイル車からの砲撃を全開させたら、その程度の犠牲で済むことはありえない。市民がいると思える軍事施設の砲撃には24時間前に、避難するよう警告を出して行っている。
どちらにしても、現地できわめて危険な軍事行為が展開されていることは、間違いない。
こうした事態を呼び起こした張本人は、地球支配者側が行ったものによる。世界征服という許しがたい邪悪な願望をなし遂げるための、執拗な挑発に原因と責任がある。
だが、マスメディアのキャンペーンを聴く者には、バイデンが「この戦争の全責任はプーチンにある」という主張にうなずく。
ロシアとプーチンには、例え、やむを得なかったとはいえ、他国への侵入行為は許されるのか、ということである。
思考的思想的には、許されてはならない。間違いである。革命的な人民にはあってはならない行為である。
だが、地政学的な政治の点から見たら、ロシアとプーチンの行為は十二分にあり得ることである。単純に、世界人民の意識の歴史的な遅れに依存している。
ヤツらのマスメディアの長年のプロパガンダに思考が歪められているからだ。正常な判断ができない状態のものが、多数を占めているからだ。国連決議の比例でも三分の二が狂っている。
現在仮にアンケートを取ったなら、四分の三程度は反「ロシアとプーチン」であろう。
この世界の民の集団意識がロシアとプーチンを侵攻させたのだ。
世界人民は元来、コスモポリタンである。国境などない。海洋を自由に泳ぐ魚に「国境」を説くのが、現在の愚かで低劣な思考レベルなのである。
だから「他国への軍事侵攻」などという話題が起こる。イヤでも民族のくくりである「国」を意識し「民族自決権侵害」などをいわざるをえない。
それを経る段階を抜きに、コスモポリタン意識に到達できない。何千年と続くヤツらによる奴隷支配で洗脳されたため、意識と思想は、地政学的な政治という現実から脱出できない。
人民は、こうした体験と経験を経て、本来のまっとうな思考思想を手にしていく。悲しいかな現実である。
ウクライナへのロシアの駐留は長期化するのだろうか。それは世論とのつばぜり合いの動向による。
ロシアが求める「ウクライナの軍事力の解消による中立宣言。NATOとEUは手を出さない」となれば、ロシアとプーチンの、一時的ではあっても勝利だ。
だが、元は地球支配者側のNWOという人知をこえた悪魔の夢想にある。最小でも、プーチンの殺害だ。そのため、ロシア国内で「自由化」をかかげた激動+クーデターを実現することだ。
地球全体で真実と真逆のデマゴギー宣伝がなされている限り、プーチン抹殺とクーデターの可能性は残る。
そのようなことを阻止するために、ウクライナ問題の人民側の真実を暴き出さなければならない。
現在のロシアとプーチンに、思考的思想的には「他国への侵攻は、民族自決権への侵害で間違いだよ」と言っても、意味がないだろう。
ロシアという「国という概念で思考に壁を付けるもの、プーチンは世界政治の表の政治家である。表の政治家は一方では自国の人民の支配者(所有者)でもあり、同時に地球支配者の手先という地位にいる。プーチンの場合は、その命令者とも戦っているという構図だ。
つまり、戦いに現実の敵があり、それが自分への脅迫者である場合、個人であっても国であっても、地政学的なのだ。
自分の外の敵を想定した地政学的な戦いでは、思考思想的原則はそのまま通用させることはできない。何が理由で相手が「敵」であるのか、その敵と戦う大義はなになのかと、鮮明にすることが欠かせない。
ウクライナ問題では、ヤツらは「独裁制(非民主主義)を覆す」ことを大義としている。それに対し、ロシア側は「ヤツらこそ、ロシア人を迫害し、ロシア包囲網の拡大でロシアに脅迫している」といっている。
この言い合いは人民側の大義は圧倒的と言えない。ヤツらの大義で使われている民主主義を、実態レベルで示しえていないからだ。
この甘さが世界に向けて説得力の弱さになっている。
思考思想上の考えというのは、地政学的な相手がいるものと異なり、戦う相手は自分の内部にいる。自分の内部に浸透した敵=洗脳=寄生虫と戦うことだ。
地政学的な意味で戦うというときに、自分の中の敵は念頭からはずして、自分がすべて潔癖であるという姿勢になる。たしかに、それは大事なのだが、本当の敵は自分の中にいる。
このややこしさが、現時点で人民の思想闘争の中での困難になっている。多くはこの相違がまったくわからず、一方では理想論となり、一方では論議が焦点に合わない空論になる。実を結ばない。
人民権力構築の戦いは、地政学的な戦いで生き延びながら、その本質を暴き、自分と仲間の中に住む欺瞞を明らかにし、寄生虫放逐の決意を固めることである。
だから、ロシアとプーチンが地球支配者の挑戦と戦うのは支援する。トランプが地球支配者の泥を抜く戦いを支援する。習近平がヤツらの中国内部への浸透と戦うのを支援する。だが、決して彼らの勝利を鵜呑みにしたり、それを頼ったりはしない。
自分の内部の敵を見ないのは、ただの無責任な「評論家」である。お気楽なお花畑を夢見、一喜一憂から抜け出せない世界に住む。
自分の内部しかみないのは、スピリチュアルや宗教に走る現実逃避である。
地政学的な目の前の戦いを人民の思考思想で解析し、支配の本質を暴き出すことで、結局は自分と仲間の中の思想にうごめく敵と戦うのだ。
敵を暴き出す人民の思想基準が、以下の五原則である。
第一、人へ迷惑をかけない
第二、カネとモノのとりこにならない
第三、地球と未来に負荷をかけない
第四、戦争の根絶、安寧な生活
第五、人間としての誇りと尊厳