記・国民B(20220225)
■ロシアのウクライナ制圧にみる地球支配者の急激な没落

  《中見出し》
◆ロシアの巧妙なウクライナ侵攻
◆地球支配者の世界人民への「脅迫」、ロシアへの「扇動」へのプーチンの答え
◆表のフェイク政治状況に振り回されない人民権力の構築を
◆ロシアの巧妙なウクライナ侵攻
引用写真ca20220225a.jpg

 2月25日早朝から世界は一斉に「ロシアによるウクライナ侵攻」を報じた。ロシアは先に親ロ派が支配するルガンスク州とドネツク州の共和国独立宣言を承認していた。
 これに欧米は強く抗議していたのだが、ロシアはウクライナ人(親ロ派)が政権からジェノサイドにあっていて救助を求められていることをあげて、ウクライナ全土に急速に侵攻した。
 防衛基地をミサイル攻撃して制空権を抑え、空からだけでなく陸からもつぎつぎと侵入した。
 これから小規模な衝突は全土で続くだろうが、基本的にはロシアの電撃的な制圧状態にある。
 欧米日は「すべての責任はロシアにある」「許しがたい侵略行為だ」として、つぎつぎと「ロシア制裁」を打ち出した。
 数百人の死傷者が報道されている。
 2014年にロシアはクリミア独立を承認したが、このときと同様な作戦をベースにしているが、今回はさらに、ウクライナをNATO圏へ取り入れようとする地球支配者側の目論見に対して、ウクライナに直接進行するという作戦を展開している。

 余談はできないが、現在の時点でいえることは、欧米=NATOは軍事的には手が出せない。つまり、NATO=米軍がウクライナに侵入して、ロシアと真正面からの軍事対決になるようなことにはならない。
 「第三次世界大戦に発展する」という欧米日の主張や専門家の分析は、そのソースが地球支配者であり、世界人民を「脅迫」する目的のものであって、むやみにそれを信じ恐れてはならない。人民が恐怖に陥ることは、まさにこの対立でヤツらが求めていることだ。

◆地球支配者の世界人民への「脅迫」、ロシアへの「扇動」へのプーチンの答え

 ウクライナ危機はどうして起こったのかを振り返ってみよう。
 地球支配者の第一の手先である米国の耄碌バイデン政権が「ウクライナ周辺に10万のロシア軍が結集している。ウクライナへ侵攻する兆候だ」と発言したことから始まる。
 全世界はほとほと戦争に飽きていた。イラク侵攻、リビア殲滅などの米国主導の戦争の正統性に嫌気を積んできていたからだ。だから、今回もウソの根拠をデッチ上げて、戦争を起こし、それへの同盟国による参戦をさせられるだろうと、すでに見抜いていたからだ。
 根拠の一つは、何と言っても命令者である地球支配者が、2001年に911で「これから、遠慮なく、中東のイスラム圏と旧共産圏をゆさぶり、崩壊させ、支配下にする」と、決意をしたことを知っていることだ。
 第二に、地球支配者の根幹的な一角を占める軍産複合体からの声である。トランプが政権を取ったときから、世界中に配置した米軍基地から駐留軍を引き上げ、紛争の激化が消え、溜まりに溜まった軍事兵器の一掃ができなくなってきた。
 ロッキードを先頭とした軍事産業がかつてない低調で、以前の盛り上がりを実現しないと現状を維持することすらできなくなってきている。かつては少なくても10年に一度は戦争ができたが、今それが途絶えた。だから、戦争を起こせという強い要望だ。
 第三に、地球支配者は地球上の全人民に対して、新型コロナウイルス戦争を起こしている最中だ。だが、2年も経てば「コロナのウソ」がばれつつある。人民にさらなる「恐怖」を用意して、ワクチンを定期的に、永遠に打ち続ける状態にする。それを促進するのに「戦争の恐怖」は有効だと判断して、第三次世界大戦の恐怖を重ねることにした。
 これが、ベースで、ヤツらの手先どもはウクライナ危機を騒ぎ出した。これがスタートだ。

 この流れをロシアのプーチンは十分に承知している。コロナは「病気」の形態をした戦争だ。しかし、ウクライナ問題は、地政学的、政治的、軍事的、経済的問題だ。
 地政学的というのは、中東と旧共産圏封じ目の悪意をもった勢力圏の衝突の地域で、常時せめぎあいを展開する場ということ。地球支配者側は、ソ連崩壊後、すかさずソ連から独立したバルト三国を含めた国々をNATOに加盟させた。
 NATOはそれで加盟国を倍程度まで拡大した。次に加入を予定していたのがウクライナだ。ロシアにしてみれば、これ以上NATOへの加盟を見過ごせば、ロシアの庭先に米軍が常駐し、核を含めたミサイルがロシアに向けられることになる。それは、限度を超える危機に突入することになる。
 おのずと軍事的な衝突の危機が拡大する。
 欧州はロシアからの石油、天然ガス、電力というエネルギーを広範に頼り、購入している。最近はドイツへの直送パイプラインが完成していた。この互いの国の間で作り上げてきた双方にとってのメリットの構造は、地球支配者が嫌うところである。これはデメリットである。だが、ウクライナに米軍が堂々と自由に展開する事態の出現は、ロシアとしては絶対に認められないデッドラインだ。

 ロシアが取った作戦は、現時点なら、ウクライナをロシアが制圧することで、問題の根を振り出しにできるというものである。
 まだNATOに入っていないので、NATOはウクライナで軍事行動ができない。現に米国から要請された「軍事協力」には、英独仏らは身を入れ真剣に協力する気はない。ドイツは「ハイ、ハイ」と返事して、5000個のヘルメットを出した程度だ。つまり、地球支配者=米国の戦争要求への協力は実現しない、と見抜いた。
 ロシアはいつでもウクライナを制圧する作戦の準備は進めていた。確かに、そのロシアの作戦の様相はヤツらが偵察していた。だが、ヤツらには軍事的な行動はできない。やっても、口先での非難と経済的な制裁だけだ。経済的な制裁などは、すでにロシアに対しては、ソ連時代から続いていて、デメリットは覚悟している。
 こうして、ロシアはウクライナ侵攻に踏み切った。
 特にここ数週間、耄碌バイデンを先頭に欧米日のマスメディアが、ロシアのウクライナ周辺への軍事展開を、ありとあらゆるデマをデッチあげて、口汚くののしってきた。プーチンはヒトラーを超えた独裁者で、領土を狙う覇権主義者だというものだ。
 この「煽り」は常軌を逸していた。地球支配者=米国は、建国以来卑劣な言いがかりで、各国を、世界人民をどれほど騙し、殺害してきたことか。それを棚に上げて、ロシアやプーチンを追い落とそうとしている。
 プーチンが弱気な政治家なら、すでにひれ伏していただろう。だが現在のプーチンは「システム」になっていることを忘れてはならない。ただの、一人の、政治家ではない。知る人ぞ知ることだが、何人もの替え玉が用意され、何人もの優れた要人とシンクタンクで政策は決められて、実行されている。しかも、地球支配者によって、最大のターゲットである世界人民の抗議の意思を背景にしている。
 地球支配者の異常な「煽り」へのひとつの回答を示したものだ。地球支配者はかつてのような一貫した勢いは失っている。911以来の行動は、全世界人民をあなどったものだ。近年ロックフェラーやロスチャイルドの要人を失い、NWOを目指す中枢は夢のような口先先行になっている。
 それはそのままヤツらの衰えだ。それを確証してくれたのがプーチンの今回の回答だ。

 なお、地球支配者どもは、ロシアの侵攻に並行して、中国が台湾に進攻すると叫び倒している。どうしても、中国=習近平を悪質な抑圧者、戦争屋に仕立て上げたいようだ。
 だが、冷静に判断すれば、誰にでもわかることだが、地球上の複数の箇所で戦争を起こすことなど、現代ではできない。そのような力はすでに、彼らにはない。
 やるのは、中国がではない。地球支配者側が「台湾を守る」と称して、台湾人民を支配下に置き、そこを足場にして中国本土を狙い、中国の崩壊を目指すことだ。
 常にヤツらは、世界人民が戦争のターゲットであることを忘れてはならない。
 そして、ウクライナ、ロシア、中国、台湾といった「国」がキーになっている。「国」を意識することは、人民にとって「国」というものを思考の壁に閉じ込められる危険がある。これも、ヤツらが戦争というもので、人民を支配する手段だ。

◆表のフェイク政治状況に振り回されない人民権力の構築を

 地球支配勢力の弱体化を象徴的に示したのはカナダのトルドー政権だ。フリーダム・コンボイの歴史的な抗議行動は、世界中に波紋を広げた。
 これに対して当のカナダ政権はトルドーが逃亡し、帰るや「国家非常事態」の宣言に及んだ。だが、国内外からそれは不要なばかりか、憲法違反だという声がもりあがり、撤回に至った。
 決して、明確な形での人民側の勝利に「終わった」のではないが、大きな前進をしたことには違いない。狼狽を示したカナダ政権の姿、ここに地球支配者側の衰えが見られる。

 新型コロナウイルス戦争戦争で、経済は劇的に低下した。カイライ政治屋どものデータ捏造では、さも健全に伸びているというが、まったくのウソだ。
 この経済の低下は、インフレそのものとは言えないまでも、生活物資のほとんどの値上げになっていて、人民を苦しめている。世界支配者は、世界中で人民の締め上げをしている。ウクライナばかりではない。
 だが、自主的隷属を当然とする日本では目に見えた抵抗は起こっていない。フリーダム・コンボイやフランスの黄色いベスト運動のようなものは起こらない。
 それは、当然の人民の自由と権利が自主的隷属感によって、放棄状態にあるからだ。日本に限らないが、いわゆる地球支配者が支配する国々では、人民の当然の権利である「ストライキ」「街頭デモ」「署名活動」「NSNでの抗議活動」はことごとく「社会を混乱させる」ものとして、無数の「法律・条例」で、犯罪視されているからだ。
 「当然の権利の行使=社会的犯罪」というアホな事態が「秩序ある社会」とされてしまった結果だ。
 だから、会社に抵抗する労働組合は存在意義を焼失している。公に歯向かえば、意義を唱えただけで、不穏な行動とされる。マスメディアは声を削除し、そうした声に同調する賛同者を非難する。
 デモをしても警察の警備隊が多く、異様な姿をつくる。何百万人の署名を集めて提出しても、受け取った当局は何もしない。
 すべては、人民の当然の権利行動を「犯罪視」することから起こっている現象だ。旧来の活動家は砂をかむような無力感を味わう。

 だが、人民はあきらめる必要はない。新しい時代の戦い方をするだけである。それが「人民権力」思想である。
 自分の足元にゆるぎない、信頼しあえる仲間をつくることだ。なかまと話し合い、仲間を増やすことだ。一歩前進二歩後退を繰り返す。面従腹背を貫く。自分の中にある自主的隷属を掘り下げていく。
 人民の中に存在する寄生虫容認の思想を暴き出していく。「寄生虫はもういらない」という意思を固めていくことだ。それには火器はいらない。自覚と決意だけで充分なのだ。敵と対決し打ち勝つには「火器が必要だ」というのも、根強い焼き付けである。本当の勝負は火器で勝てるものではない。
 寄生虫は地球支配者がマインドコントロールで、人民の心の中に、形作ってきたものだ。人民の中に、ヤツらによってワクチンのように注入されたものが「寄生虫」だ。人民はこれを、体内に飼っているかぎり、ヤツらの支配からの脱出はできない。
 全世界の人民は、寄生虫を体内から放逐したときに世界は変わる。表の世界はマスメディアが作っている。すべてが嘘だ。人民の心の中の寄生虫を通じて、姿となり、危機を感じさせ、ストレスを感じさせる。
 危機感とストレスは、人民の正常な思考の働きを阻害する。ワクチンの接種が人間の正常な免疫機能を阻害するのと同じで、白を白と見えなくなり、ヤツらへの依存心が強くなり、自主的従属心が支配する。
 人民がこの原理を知ってしまえば、自らの解放することは容易である。それは、次のような人民の生活上の五原則をもとに、たゆまず仲間との話を進めていくことである。人民権力はすべてを解決する。それがこれからの人民の新しい戦い方である。

  第一、人へ迷惑をかけない
  第二、カネとモノのとりこにならない
  第三、地球と未来に負荷をかけない
  第四、戦争の根絶、安寧な生活
  第五、人間としての誇りと尊厳