記・国民B(20211212)
■耄碌バイデンの「北京五輪ボイコット」と「民主主義サミット」の本質

  《中見出し》
◆新型コロナウイルス戦争
◆耄碌(もうろく)バイデンの反中国の愚かな策動
◆人民の「分断」攻撃を撃破するのは、唯一「人民権力」思想しかない
◆新型コロナウイルス戦争

 地球支配者はコロナ戦時下において、一元支配的なファシズムの完成に向けて、次から次と策動している。
 この戦争の最大のテーマは、いうまでもなく、ワクチン・パスポートの世界的制度化だ。コロナ禍で渡航はもちろんだが、買い物、観戦、通勤と社会生活の全般での「制限」を実現しようとしている。マスク、ワクチンに反対する人も多数いるのだが、そうした人への社会的排除の動きも進んでいる。
 SNSでの言論統制は、一向に改善される方向にない。逆にAIロボットを使った言論フィルターが、つぎつぎと言論を封殺している。発言をすぐに削除し、アカウントを取り上げたりしている。
 テレビ、新聞のニュースは、人民を志向的に一方向へ向ける、地球支配者のプロパガンダの役割に徹している。テレビや新聞で、人民は世の真実を知ることは、もやはできない時代に突入している。
 新型コロナウイルスの異変種「オミクロン株」の脅威が連日報じられ、底知れぬ不安を広げている。日本ではたまたま現在は感染者数が、不思議なほどの少ない数字になっているが、世界を見ると、特にお隣の韓国などでは爆発的と言ってい良い増加を見せている。
 世界的にオミクロンに限らず、現在の感染者のほとんどは、ワクチンの接種者だ。つまりは、ワクチンを打ったら大丈夫というのは、ただの見込み、願望にすなかったということだ。打てば、感染を防げる、重篤化を防止できるといって、ワクチンを打たせたのは、ただのワクチンを打たせるための、あおりだったに過ぎない。
 千葉のある病院が先日謝罪した。それは入院をさせきれない陽性者に対して、アビガンを与えて自宅療養をさせたといもので、事前に厚生省に報告、許可をしなかったというものだ。ここで分かるのは、初期患者にアビガンが最大限の効果的な薬だと知っている医者が、適切に投与していたという事実だ。実際にその患者に副作用などはでていない。医師はもっとも現実的で、最良の処方をしていたゆえに、お上から謝罪を強要された。
 お上である厚生省は、その病院を激しくとがめ、アビガンの提供をやめさせた。厚生省の姿勢がわかる。効くアビガンを使わせたくない。患者を救いたくない。地球支配者の命令は、患者を増やすということで、民の生命を救うことではないということだ。
 なお、オミクロン株は、日本で現在12人の感染者がいる。少ないと言えば少ないのだが、現在は「街頭での空気感染」という、目に見えない恐れを広げていることだ。
 これは、異変株による未経験の危機をあおって、第6次の波をつくり、ワクチンを数カ月おきに常に打ち続ける状態、ワクチンパスポート必須という状態をつくるためのものである。
 「新型コロナウイルス株の分離はされていない」(https://prettyworld.muragon.com/entry/35.html)という中で、変異株もなにもあったものではない。風邪やインフルエンザと同程度の症状のものだ。それをワクチン接取とか、PCR検査とかをすることで、人体に病原体を打ち込み、免疫機能を低下させるようになっている。それゆえ、身体に何かしらの病気を持っていると、合併症的に身体に打撃を与える。血液、肺、心臓などに病気を持っている人は、OCRやワクチンで致命的な打撃を受けるのだ。

◆耄碌(もうろく)バイデンの反中国の愚かな策動

 地球支配者が直接支配する米国の表の顔であるバイデンは、ここ立て続けて愚策を行っている。反中国のキャンペーンだ。米国を自由主義、民主主義国家のモデルとして、地球支配者の命令に「忠実」でない国々を「反民主主義、全体主義国家」というレッテル張りして非難する。
 反民主主義国家のトップが中国だというわけだ。非難する理由に「新彊ウイグル自治区において、ジェノサイド(民族大量虐殺)、人権侵害をしており、世界中から警告するも、中国政府は改善する気がない」という。だから、けしからん、来年開催予定の中国主催のオリンピックを、12月2日ボイコットするとした。これに、英国、カナダ、オーストラリア等がすぐに賛同した。

 続けて9日、世界111か国を対象に「民主主義サミット」を行った。①覇権主義、②汚職追放、③人権促進がテーマだという。岸田はここでも「1400億ドル出す」とばらまきを宣言した。
 これを連日テレビ、新聞は吹聴する。しかし、過去の歴史を冷静に判断している人にとって、耳にタコができるほど聞き飽きたバイデンの動き、つまり地球支配者の動きに、反発している。
 まず、新疆ウイグルにおいてジェノサイドが行われている、それを中国政府は訂正する気もない、というのは、人民が理解し納得できるような事実が出ていないということである。多数の民族が存在する中国では、革命以来国内での民族同士のいじめあいを許していな。だが、残念ながら毛沢東の死後は、幹部の中に「今だけ、カネだけ、自分だけ」の思想が横行したのも事実。この連中が利権とどさくさを利用して、人身売買や強制労働とかの、人権無視を行う犯罪を犯した者がいたようだ。この反人民的、反社会的な犯罪のはびこりを放置できないとして、登場してきたのが習近平だ。
 習近平が国内のそのような幹部の犯罪を完全に一掃したかどうかは定かでないが、それと比較にならないほどの犯罪が日常的に起こっている米国のバイデンごときに指摘されることではない。
 自分の国、それどころか自分の息子のハンターの、空恐ろしい犯罪を棚に上げて、中国をつつくのは、他国への干渉以外の何ものでもない。
 中国がバイデンと同じ土俵で、米国の犯罪を公式に攻撃するのは、ふさわしいことではない。するべきは、国内の人民の中での論議だ。そこで、徹底的に国内の犯罪、米国内の犯罪を論議するべきだ。本当に現在も新疆ウイグルで、指摘のような犯罪が行われているとすれば、中国人民は許すわけがない。

 「民主主義サミット」とは笑止である。
 犯罪者集団が「犯罪」を論議するようなものだ。ただただ、ヤツらの目標は、人民同士の対立をあおることによる。地球上では、民主主義国家と反民主主義国家が激しく対立している、それぞれの国家を支持する民同士が対立している、という構図を持ち出すことである。
 地球はあくまでも、地球一元支配者と世界人民の対立が真実である。その真実をヤツらの巧妙な「説」をもちだすことで、人民を騙すのが目的だ。
 米国に「自由や民主主義」はない。あるのは、ないのにあるという自由だろう。
 その典型は、2020の米大統領選挙である。本拠をストックホルムにもつ「民主主義・選挙支援国際研究所」は2020選挙について、米国民主主義は後退していると指摘している。バイデンはトランプ側が「根拠のない不正選挙の訴え」をしているのが原因だという。日米のマスコミもそう繰り返す。
 アリゾナ州での監査結果で明らかなように、1対99とはいわないまでも、1対9程度でトランプが勝利したのに、それを8100万票を得たとして、耄碌バイデンを勝者にした。ウイスコンシン州では、監査で500万の有権者数に対して、投票数が700万枚あることが判明している。不正は子供でもわかる。人民が「根拠がない」などというヤツらの言い分を信じるわけがない。日本での報道はされてないだけで、米国では多くの人が周知している。
 民主主義サミットをするなら、全米で民を相手にするべきだろう。老獪な選挙集計システムとマスメディアを持っていれば、何でも「正当化」できるとする米国の動向は、地球支配者の露骨な強引さと焦りが出ている。
 サミットで論議する具体的なテーマもいい加減だ。覇権主義、汚職追放、人権をいうのであれば、そっくりそのまま米国を先頭とする自由主義・民主主義自称国家の問題であろう。
 111か国に呼びかけたというが、お声をかけられなかった国からは講義が当たっている。あまりにも恣意的な差別と分断をリードしているヤツに、民主主義を語る資格がないのは、世界人民にはバレバレの時代となっている。ヤツらが民主主義国家とくくった国々よりも、非民主主義国家としてまとめられた数が多数なのだ。

 バイデンのまるで無茶苦茶なこの行動を、グローバリズムとナショナリズムの対立の構図だと指摘する論調がある。そしてグローバリズムは共産主義で、すでに米国、オーストラリア、日本などでは、グローバリズム共産主義の先頭を走る中国の影響が、容認できないまでに浸透されてきているというのだ。
 当然、先に指摘したように、世界人民の目を狂わせる論調だ。
 グローバリズムは地球支配者の一貫した策動である。地球全体を一元的に管理するという、許しがたい反人民的な欲望のことである。世界人民が掲げるインターナショナリズムは、人が人を支配する覇権的なグローバリズムとは違う。一見似ているが、まったく相いれない思想である。
 現在地球支配者が、中国などがヤツらに思うように従わないことから、アメとムチによる脅迫と制裁をちらつかせている。世界人民を対立させるのが目的で、言うことを聞かない中国の脅威を吹き込むために、グローバリズム=覇権主義、それは中国だという図を言いふらしているに過ぎない。
 こうした誤った止観を展開すると、おのずとナショナリズムが強調される。これもグローバリズムの裏返しで、民族主義という愚かな止観が強調される。民族主義や自国の美化は、そのまま他民族や他国の人民との対立となる。そればかりか、自国や自国民の優越主義にまで発展する。人民の全体に許さない差別化、つまり平等思想を、民が自分で破るのである。ヤツらの目標がわかろうというものだ。
 日本人は特殊だ、特別の遺伝子を持っている、世界のリーダーになるのは必定だ、安倍はまた復刻する、日本の独立の先頭に立つのは安倍だ、安倍は改憲して自衛隊を認める、中国に対決できるのは安倍だけだ、などというアホな展開を平気でするようになる。これこそ人民を理不尽な戦争に掻き立てた論調だったことを忘れたかのようだ。
 ナショナリズムの思想的な問題は多い。自尊心をくすぐり、優越感に自分で酔う。だが、それは他への蔑視、平等の否定という誤り、犯罪の芽になる。人民がこの思想を克服することができなければ、人民同士の永遠の対立を肯定するだけである。地球支配者が常に人民を誘導する巨大な落とし穴だ。

◆人民の「分断」攻撃を撃破するのは、唯一「人民権力」思想しかない

 「人民同士を常に対立状態におく」ヤツらの策動はどう展開されているかをみてきた。新型コロナ、オミクロン株なるものを使って、人民を恐怖に陥れて、マスクとワクチンパスポート社会を実現していく。中国を覇権主義・全体主義として民主主義・自由主義の敵に仕上げていく。新疆ウイグル自治区でとんでもないホロスコープが展開されていると言いがかりをつけて、欧米国家を反中国にあおる。
 直接的にはそれぞれの国の対立の構図のようだが、実際は米国も含めた各国人民の分断を意図したものだ。これはずいぶんと古くから繰り返されてきたものだが、現在との相違がある。それは、現在は新型コロナウイルスの戦時下ということで、過去と比べステージが上がっている。
 それは、この分断が人民の末端の日常の生活にまで深刻な影響を及ぼしているからだ。ヤツらが突きつけた分断攻撃は、家族に、友人に、知人に抜き差しならぬ悪魔の判断を突き付けていることである。
 ワクチンを拒否するならば、社会生活の窮屈にあうというだけでない。「ワクチンは唯一の選択だよ。打たなければ会社に行けない。観劇とかスポーツ・イベントに参加できない。そんなのはイヤだから、あなたも打ってよ」と無用な対立がどこでも発生している。
 医療機関や役所に勤務する人に対しては、ワクチンを推奨する立場からの話しかできない。つまり、本人の意思はワクチン反対でも、そのような意見は出せないばかりか、言えばクビになる。まして、ウイルス株は分離されていない、などということは言えない。それは、マスメディアは報じていないから、周囲と話も成り立たない。つまり、医療機関や公共機関に働くもの、大手の関連企業に勤務する者は、WHO=厚生省の見解に沿った行動をしなければ、明日は路頭に迷うという事態になっている。
 戦時下という緊急時には、論議は不要となる。大政翼賛会ができて、社会的な強制がどんどんとなされていく。日本の表の政治を見ればわかるように、与党も野党もない。立憲民主党の党首選びでも明らかなように、目先のさまざまな課題についての見解の相違はない。与野党がこぞって、行動を同じくしている。

 人民が現在かつてない困惑のなかにあるのは、企業に勤めて働くということ自体に、地球支配者側の意図の一端を担わされているからである。つまり、人民一人一人が、人民を支配する体制の強化に加担させられていることだ。
 自分が恐るべき最大の政治犯罪の、被害者であるとともに、加害者でもあるという実態が、いくら払っても問題の本質が鮮明に見えない状態になっている。人民の歴史上における最高の難題が突きつけられている。
 そのこと自体に気づき、恐れずに加担させられている実態を認識し、その意識を家族や、職場の仲間や、地域や、友人や、知人と共有できるようにすることである。これが人民権力である。
 この事実を知れば、何も恐れることはない。そうした確かな思想を身に着けるならば、おのずと行動上の指針が見えてくる。つまり「面従腹背、一歩前進二歩後退」である。職場で、上からの指令による行動は、犯罪への加担であることを十分に承知しつつ、力関係に応じた行動は継続することである。
 人民権力が次第に強くなり、職場の組合の力に反映されるようになれば、その力関係で、職務上の行動が決まる。大事なことは、力がないのに「正義」をかざして無理な行動はしないことである。するときは、産業別で連携してゼネスト的に行うことになる。

 かつて徳田球一時代に、産別会議という労働組合連合組織があった。「二・一スト」で有名である。その産別会議は今はない。潰されたのだ。日本ではまっとうな労働運動を展開した。それを嫌った権力側は、徳田共産党に対する公職追放のパージを行い、地下活動に追い込んだ。それに乗じたのは、日本の改良主義者たちだ。産別会議に対抗して、企業組合を育てた。
 会社と団交ができるのは、社員が加入する組合だけと、公然というようになった。ファッショ的な共産主義者に対する不当な弾圧は凄惨をきわめた。戦時下と同じだ。改良主義者は必ず戦争になると、敵の手先を務める。総評ができて、現在の連合という御用組合の時代を迎えている。
 野党と連合が、現在の戦時下において、地球支配者の意図の体現者として、まじめに戦う人民狩りに協力している。レーニンはロシア革命の実行の中で、改良主義者の醜さ、危険さを経験した。終始改良主義批判を行っている。人民は悲しいかな、地球支配者による支配慣れから、どうしても改良主義になびく。大胆なパラダイム・シフトより、穏やかな改良に期待をかけてしまうのだ。
 レーニンは、革命的な共産主義思想を提唱し、人民の活動を革命的に導く党の必要性を論じた。ヤツらの支配下において、人民を分断する改良主義者が意図的に育て上げられる。それを突破するには、人民が自らを導く党を必要としないでは不可能だ。
 人民が革命的に目覚めるのを、改良主義はさまたげ、改良と改善の積み重ねで、やがて「解決」できると説くのだ。「血を見る」のを嫌い、最良の戦い方だと説く。さも、まっとうな人民権力思想が「血を見る」かのごとく歪める。だが、改良主義者こそ、人民を「血」に導いていることを忘れてはならない。
 戦時下において、大政翼賛会で人民の「反戦争」を抑え込み、人民を戦争に誘導した。それで自国と相手国のどれほどの人民の血をみたことか。改良主義者の誘惑になびけば、大政翼賛会へ参加させられ、戦争に加担する道しかない。つまり、もとのもくあみで、地球支配者が意図したとおりの結果にしかならない。
 先の大戦についての話でよく出る言葉に「気づいたときには、戦争が始まっており、戦争に加担する以外の選択はなかった」というのがある。
 戦争に反対したものは、皆激しい弾圧にあい、何人も命をとられた。震えあがった改良主義者は、積極的にお上に協力する道を選んだ。革命的人民は改良主義者のこの構図・役割を忘れてはならない。

 革命的人民の思想と言うと、ずいぶん物々しく感じるかも知れない。確かにヤツらのデマゴギーによれば、スターリンの血の粛清とか、毛沢東の文革での混乱とか、公職追放での地下活動とか、暗く凄惨なイメージを感じるかも知れない。
 だが、真実は異なる。民主主義、つまり世界の主人公は人民なのだという立場からの、次のような思想をもつ人のことだ。
 地球支配者のもとでの民は、奴隷である。ヤツらの所有物にすぎない。そこに、人としての権利も、尊厳もない。それを民主主義社会だと嘘で塗り固められている。改良主義は、奴隷でありながら、その嘘を暴くことをしない。ここに、革命的な人民と決定的な違いがある。
 「人民生活と思考の5原則」を掲げ、この基準で思考し、行動するのが革命的人民である。地球支配者やその手先、改良主義者には、どのひとつも実行できない。この思想は、人民である限り誰も反対できないだろう。だから、堂々と人民の中で話せる。これを理由に言いがかりをつけるなら、つけたものが自ら、犯罪者であることを宣言しているようなものである。
 平常時でも、戦時下でも、人民は手放せないのが、この5原則である。勇気をもって革命的人民側に立とうではないか。

 ●人民生活と思考の5原則
  ①人に迷惑をかけない
  ②カネとモノ、利権のとりこにならない
  ③地球と未来に負荷をかけない
  ④戦争の根絶、安寧な生活
  ⑤人間としての誇りと尊厳