✪反共キャンペーンの歴史
ロシア革命があった1917年を境に、世界的に反共キャンペーンは絶えたことがない。
労働者・農民・兵士のソビエト政権など、もってのほかだというものだ。この主張は、立場が百パーセントはっきりしている。それは、言うまでもなく、ブルジョアジー側の思想であり、現在では地球支配者側の立場だ。
地球全体が地球支配者、つまり、現在なら世界金融資本を中心とするグローバリズム勢力側の、世界人民支配を目指す側の立場である。
この支配に真っ向から反対を唱えたのは、マルクスである。マルクスを地球支配者側の手先だというこじつけをいうものも、近年出てきている。だが、それは、人民の歴史の観点からの評価に反している。
階級闘争の歴史では、万国の労働者団結せよというスローガンの「共産党宣言」を書いたのは、明らかにマルクスである。それが、世界の人民の戦いに一致した方向を示した。その一環で、レーニンが歴史的に初の出来事である、ヤツらの世界的な一元支配の輪を、ロシアで断ち切った。
そして、労働者・農民・兵士によるソビエト政権ができた。この経緯は、間違いのない事実である。
これに、激しい衝撃を受けたのは、著級支配者である。絶対に許せないという怒りは、ヤツらにとって、永遠の絶対支配を手放すかどうかの生命線だ。ロシアで実現した共産主義(を目指す)政権は、ドミノのように他国に広がり、やがて、ブルジョアジーの世界が永久に終わるかもしれないからだ。
ヤツらは、震え上がった。かつてない固い決意で共産主義絶滅に力をそそいた。それが、ロシア革命後連続して起こした干渉戦争、第二次世界大戦である。ヤツらは、ブルジョア国家の急進主義であるファシズム・専制国家となった、目障りなヒトラー・ドイツとソ連を戦わせた。双方が戦闘で消耗して、共倒れすることを願った。
レーニンの後を継いだスターリンは、ヤツらの狙いが共産主義の絶滅であることを、十分に承知していた。戦いの矛先をファシズムに向けるべきことを、世界の人民に訴えた。この世論を背景に、ファシズムを包囲する連合軍ができ、ついにファシスト国家の、ドイツ・イタリア・日本を敗戦に追い込んだ。
スターリンは、世界人民の祖国・ソ連を防衛した。まんまとしてやられた米英仏の連合国は、冷戦の形での共産主義撲滅へと突入した。
生き延びたソ連だが、指導者・スターリンには寿命がきた。革命の後継者が育たなかった。共産主義に対する、絶え間のない攻撃のなかで、指導者を失ったソ連を先頭にした共産主義陣営は、中国の毛沢東に指導を託された。
毛沢東は中国に労働者・農民・兵士の国家を実現した。激しい反共主義が襲う中で、思想的(文化)、政治的(階級)、経済的(生活)な反撃を継続する。文化大革命の発動である。
内外からの激しい反共攻撃は、地球支配者が、大戦を終えても、手を全く緩めなかったからだ。中国がその的になった。
ヤツらは共産圏を政治的・経済的な包囲・制裁を加えることにとどまらず、重視したのは思想による攻勢だ。
それは、ヤツらの先兵である米国をモデルに、自由・民主主義・物質的繁栄という価値観を利用した。ラジオ・テレビ・映画といったマスメディアを最大限に利用し、音楽やビジュアルを大量に世界中にぶち込んだ。ソ連や中国にも宣伝した。
共産党一党独裁の国には、まさに自由・民主主義・物質的繁栄がないというイメージ作戦である。共産主義国家の政治家は、いったん置いて置き、そこの国民に、素朴なうらやましさ、憧れという感情を喚起させようということ。
音楽や映画は巨大な産業になった。反共の目覚めに大きな役割を果たした。音楽や映画は政治・思想とは無関係というのがヤツらの偽りの主張だが、明確な目的をもって、メディアを利用した。
毛沢東は、そうしたヤツらの目的を見抜いた。中国国内で、ヤツらのもくろむ意図に沿う価値観が膨れ上がっていった。社会主義の顔をかぶって(社会主義の発展のためという立場を保持した立場で)、文化、経済、政治に変革を求める主張が増加したのだ。
文化革命は、国内で拡大するブルジョアジーの主張を、革命的に、根本的に反撃しなければならないという発想で起こされた。この戦いの中で、共産主義・社会主義的な社会のビジョンが創造され、構築するのが目的だった。
毛沢東の起こした文化大革命が、地球支配者との思想戦であったがゆえに、文革をまるで毛沢東による、無茶苦茶なジェノサイドだと、最大級の悪意で呼んだ。薄っぺらな世界の左翼は、皆これになびいた。
そのために、毛沢東は若者に期待し、彼らのエネルギーに希望を託した。戦いが始まると、反共主義が各分野で、予想を超えて、深刻なほど根を張っていることが、徐々に浮き彫りになる。
政治的には、鄧小平の発言に象徴される。「黒猫でも、白猫でも、鼠をとる猫はいい猫だ」という主張だ。ただの、経済主義・合理主義に過ぎないのだが、この主張になびく人が多くいた。特に、国内の政治的幹部や経済的実力者がなびいた。
永久革命を叫ぶ若者との激突は、全国的に拡大した。共産主義者側の明確なビジョンがまとまらないまま、毛沢東が亡くなり、混乱の内に終結を迎える。要として登場したのは鄧小平である。
表では「社会主義」を唱えながら、経済的には露骨な資本主義を展開する。
ちょうどソ連で、フルシチョフが、米国による核の脅迫に屈する形で、次つぎと種会主義を放棄して、市場主義を国内に導入していったのと同じである。これを境に、ソ連と中国は、資本主義の道を突っ走る。表のスローガンは「社会主義」でも、実際の経済は「国家資本主義」である。それは、かつて「資本主義を廃絶」するために革命をしたのに、その資本主義を国家的管理にした形で「導入」したという、歴史的皮肉となった。
レーニンは、資本主義の廃絶をしない限り、人民の苦難は永久に解決しないと言った。永久に解決しない社会を、自ら打ち立ててしまったのだ。
共産主義思想が、文化大革命というテーマで地球支配者と決戦をした。だが、世界的に文革の評価が「恐ろしい弾圧」とされた。スターリンへの評価が「恐ろしい独裁」とされ、いずれも「個人崇拝」として、間違い・悪とされた。地球支配者が恐るべき独裁を強いているのは、現在の戦時下で、多くの人が感じていないが、それを棚にあげている。
新型コロナウイルス戦争において、地球支配者は、現在、指一本で、口一つで、全世界人民に(手下のカイライを通じてだた)、マスクを強要し、ワクチン接種に導いている。これが、ニュー・ワールド・オーダーによる世界政府的な、独裁の実現の証拠以外の何物でもない。
歴史的には、世界人民の敗北である。一歩前進二歩後退という、教訓である。
毛沢東時代で確立しえなかった共産主義思想を、再整備して、地球支配者に向けて再挑戦する以外にない。現代に生きる世界人民の、最大の課題である。
✪反共キャンペーンは終わっていない
地球支配者の猛烈な反共キャンペーンで、共産主義・社会主義国家は、決定的な変質をした。これでヤツらは大いなる安心を手にした。だが、今、まだ狂ったような反共主義が世界で走り回っている。
それは、共産主義の妖怪が、いまだに存在しているからだ。ソ連や中国の社会主義は、国家管理の資本主義にはなったものの、西欧的な「資本主義」になっていないことが、一つの理由である。
共産主義の妖怪、つまりマルクスの時代と同じく、地球支配者にとって、現在もこの妖怪への怖れが続いている。この怖れを根底から消し去るまで、ヤツらは手を緩めない。
現在のポイントは、一党独裁という体制である。欧米の国家形態は、その実態である「独裁」が人びとの目から隠され、自由主義・民主主義・議会主義を建前にしている。
この点で、中国・北朝鮮・キューバなどは、国家管理の形式的な選挙はあっても、対抗する野党がない一党独裁だ、と。西欧的な選挙がないので、民意は政治に反映されないと説く。
一つの党だけが政治を担うというのは、その党の主張のままが政治内容なので、専制政治だ。民には人権がない。その党が決めたら、人権無視がまかり通る。このような国は転覆が必要だ。そのような国家を目指す思想は、芽から積まねばならない、というのがヤツらの主張である。
現在、北朝鮮はよく攻撃の的になる。ミャンマーの軍事政権への非難も同じ論理から来ている。中国の民族問題にからめた人権問題は、いい攻撃材料になる。
現在の反共キャンペーンの、もう一つの理由は、共産主義革命思想を根絶やしにすることである。眼に見える、国家的な専制体制の転覆を目指すだけではない。その根底にある、人民の持つ反地球支配者への戦いの思想を抑え込もうとしているのである。
革命の思想というのは、世界人民の解放の道筋を明かすものだ。しかも、それは改良主義ではない。人民の生活を苦しめるものには、根本的な原因と目前の原因がある。原因は根本的な原因が元なのだが、目前の原因を見ると、それを「取り除くだけで」いったん解決するように見える。
目前の理由を改善することで、人民は苦難が大きく緩和したりする。この戦いは極めて大事であり、軽視しては何事も始まらない。これをテーマに戦う活動は、改良主義ではない。
改良主義は、このような目前の改良と改善を戦い続け、積み重ねれば、根本的な原因も解決し、革命が実現するという主張である。
革命主義は、改良の戦いはするが、その積み重ねで革命は実現されないという思想である。
改良主義は自然発生的に起こるが、革命主義は起こらない。改良主義の戦いの中で、外から革命主義の思想を持ち込むことで、初めて革命主義的な戦いが可能だというもの。
革命の思想と、改良主義の思想は、改良を戦うという点では共通するが、天と地ほどの、決定的な相違がある。この主張をするのは、革命家である。残念ながら、改良主義者にはこの相違が理解できない。
革命の成就には、決定的な壁を乗り越えなければならない。それは、地球支配者という主敵との決戦だ。まさに生死をかけたものだけに、階級的な勇気と決意がなければ、立ち向かえない。だから「そこまでやらなくても」「相手は、そこまで頑強ではない」「話せば分かる」「まだその時期ではない」などを主張して、決戦を逃げる。改良主義の特徴である。
改良主義の問題はマルクスの「共産党宣言」が出た時点では、まだ課題に上がらなかった。当時の第一次世界大戦時に、戦争反対を叫んでいるものが、たやすく「母国防衛」に走ってしまう現象。パリ・コンミューンで人民が徹底的な対決の完遂を避けたことから敗北していく事実。第二次世界大戦で、大政翼賛会ができていく姿。
これらの経験から、第二インターナショナル、コミンテルンができ、プロレタリア独裁の考えが生まれた。人民内部からの裏切りの思想を許さないといいこと、外部から革命党の思想の注入が必要だということ、ここから課題として浮上する。
結局、革命には、革命党がなければならない。その革命党は改良主義と相容れない。断固とした革命の意志の貫徹には、プロレタリアートの独裁が必要だということ。革命、つまり、人民の支配からの脱出をするには、このような思想をもつ集団(革命党)の存在が必須なのである。
ついでに触れるなら、革命党の命題は誰にもあからさまだが、戦術の個々は戦う人民のものであり、適には秘密だ。同様に、党の組織(人員・幹部)は公然化しているが、敵の弾圧との関係で秘密の性格を持つ。当たり前の帰結である。
「秘密」というときに、それがヤツらは陰険で、陰謀組織で、自分の主張に恥じないなら、秘密をなくせと攻撃する。ははー、そうですね、というのは、すでに、敵に負けている。
革命党に秘密の側面があるのは当然だということ。
秘密は、誰に、何をということ抜きに論議できない。ヤツらを見ればわかる。地球支配者の中核は、表にでない。深いベールで隠している。ヤツらの持つ武器は基本的に秘密だ。公然化しているものは、すべて半世紀前のものだ。それを最新鋭の秘密兵器と言っているだけだ。
✪現在流行の改良主義と反革命
現在、世界的に革命党はばらばらにさせられた。共産主義思想が、地球支配者による、執拗な反共キャンペーンによって、破壊された。革命党の国際的な結合はとうに消えた。社会主義国家すら内実は資本主義化してしまっている。そのような国の党同士の結合も、かつてのような団結はみられない。
これは現実だから、これでいい。とやかくいって、どうににかなるものでない。
地球支配者は、北のキム王朝や、中国の習近平やロシアのプーチンを狙い撃ちにしている。といっても、即時抹殺というのではなく、生かしておいて、反共キャンペーンに利用するという戦術である。
いくつか例を先に上げた。Wikipediaでの記述を見てみよう。
【中国の人権問題では、中華人民共和国における人権問題について説明する。中華人民共和国は中国共産党による一党独裁制国家であり、中国人民解放軍も中国という国家の主権維持や安全保障や、中国国民の生命や財産を守る為の国軍ではなく、あくまでも「中国共産党を守る為」の「党の軍隊」である故、党にとって好ましくない人物の人権は軍隊まで動員して蹂躙されている。特に近年は、中国の急速な経済発展とともに人権の保護を求める国民と政府との間の紛争が各地で急増している】
表現の隅々に、悪意と偏向がちらべられている。
この前置きで、インターネットでの検閲により、報道の自由がない。法輪功への弾圧、チベットでの仏教弾圧のように信仰の自由がない。ウイグルのイスラム教への弾圧もあるが、これらは民族の自決をも認めていないのだとする。
これに留まらないのは、上記のような差別と弾圧が日常化していて、そこでは恐るべき人身・臓器売買や強制労働まであるとする。
日本や米国はその地に多数の企業を持っていた。それは不当な強制労働でなっていて、そこから来る生産品を購入するのは認められないと、主張が膨らむのである。現地生産工場をもつ企業は、親中国・親共産主義企業だ、そこから来る製品は買うなとなる。
こうした立ち位置からの論調は、ネットの世界だけでなく、公然とテレビ新聞でも展開される。
ネットでもそうだが、普段の論調の姿勢が、反権力的な人でも、今は「反中国」「反一党独裁」を叫ぶ。
香港や台湾問題についても同じである。大陸中国が、香港での自由な発言を、弾圧で押しつぶしていると主張する。ミャンマーでも同じだ。香港の「発言」とスーチーの「なすこと」が、どう民主主義的なのか。支援すべきほどのことなのか。それが、地球支配者がCIAなどを動員して、政権転覆のためにやっている扇動と、どう違うのか。
アフガニスタンから米軍撤兵を決めたのはトランプだが、バイデン政権下で最終段階になる。撤退は無条件の当然である。撤退するなら当然賛同する。長く賛同をしてきたものの一部が、実際に完全撤退すると妙なことをいうようになる。
それは、撤退が進むにつれて、タリバンがいくつかの州や郡を占拠したという報道だ。タリバンによる支配下で、民は再び苦難の圧政生活が戻るなどというのである。そのときに、はっきり表現すれば「米軍がいてくれなきゃ困る」「米軍がいてくれて安泰の生活があった」という主張だ。
沖縄から米軍が撤退、撤退しないまでも縮小するというようなニュアンスの報道があったときも同じだ。米軍がいるから日本周辺の平和があるのだから、撤退してもらったら困る、という主張だ。
無節操を通り越して、バカそのものである。民族自決の侵害、米軍は侵略なのであって、無条件に即撤退するのが当然だ。もちろん、多少の混乱は起こる。だが、この混乱を覚悟し解決する力を持たないのは、ただの無責任である。米軍というもっとも排しなければならないものへの、依存という限りなくどうしようもない間違いである。
先に論じた改良主義と動揺・日和見主義の最たるものである。これが、現在、身の回りでまかり通っている。
何が、この連中の思想的欠如なのか。それこそ人民権力思想の欠如に他ならない。
西欧の「自由主義・民主主義・議会主義」を信じているのだ。「一党独裁、専制主義」が社会主義・共産主義の元凶だと信じているのだ。ヤツらが反共キャンペーンで主張することを、そのまま信じている。立ち位置が、反支配・反政府ではなかったのか。
支配者と同じ立ち位置から、何かを叫ぶことは、そのまま反人民・反革命であることが、判別できない思考構造なのである。
人民権力の思想を想起して欲しい。革命の思想のもう一つの大事な側面である。
すべての生産点と生活点に、人民の意志で作られる組織が協議会とも呼ばれたソビエトである。人民の安全と利益を守るために意見が交わされる。末端の生産管理にも直結する。労働組合でもあり、自治会でもあり、利益代表集団でもある。
産業別単位、地域単位での上部組織があり、国単位での全国組織を持つ。それがソビエトである。ソビエトでの組織以上の民主主義的な組織は、世に存在しない。
上部に出した代表が、不正を働いたり、現場の利益に反すれば、現場はいつでも更迭できる。
それだけの、自覚と覚悟をもった、生きた組織である。
これと、ブルジョア的な見かけだけの西欧式の民主主義や議会主義を比較するだけ、おこがましい。
ロシア革命の際の記録や文献が証明しているとおり、当時のロシアの人民は、ソビエトに尋常でないほどの自由と誇りを感じていた。人民に必要な民主主義を、体験的に理解していたからだ。これに意識を持たずして、ヤツらのいう「自由と民主主義」にうつつを抜かしている。
人民権力の思想を持たない、理解できないものは、どうとくとくと自説を展開しても、行きつくのは支配者の主張と同じところになる。
一党独裁、専制政治、全体主義とヤツらが批判攻撃する政治体制の、根本的なすり替えは、人民権力である。ヤツらの呼び方、理解の仕方は、人民権力への攻撃なのだ。人民権力思想が、まったく理解できないからだ。人民側と支配者側の立場の違い、視点の違い、ここに決定的で、相容れないポイントがある。
昨年の米大統領選挙で、トランプ派が主張したことにはじまった。それは、民主党は中国とつるんでいて、米国を共産主義化しようとしている、というものである。
バイデンの息子ハンターの極悪犯罪が話題になった。麻薬まみれとかエプステインとつながった幼児性愛とかを自慢げに、膨大な写真を自分のPCに保存していた。だがこれは、このたび話題にしない。ハンターがウクライナや中国の政府要人とつるんで、現地企業を作り、そのアドバイザーになったり、副社長の肩書を持って、巨額の政治費用をふところに流していた。その半分を、このルートを紹介した親父の当時副大統領バイデンに渡していた。
この犯罪は、一つの典型である。これをウクライナばかりか、いくつもの国で行っていたのだからあきれる。犯罪者を親族にもとものは大統領になれないが、自在に利用されるのが米国の自由であり、政治屋である。
そこまで明確なのに、地球支配者は民の目や声を無視して、何でもやる。この超高圧的な力関係に、改良主義の論者は、論点をあらぬ方向へ持っていく。
上記の事実を、民主党とバイデンは、中国共産党とつるみ、カネをもらって、米国に共産主義を浸透させようとしているという話にしていく。
米国に亡命した法輪功の組織である大紀元エポック・タイムスは、大陸で人権弾圧をしているときに、自分たちの仲間に酷い迫害を加え、その一環で無断で臓器摘出や殺害をしたのだと主張する。
このような人権無視の中国共産党は、あらゆる手段で米国を乗っ取ろうとしている。その手先を米国に野放しにしているのだという。
このような主張に対して、中国共産党は左派だから、米民主党は左翼で、中国と関係して活動して言うもの、バイデンを当選させようと暴れるBMLやアンチファを極左暴力集団と呼んだのは、トランプ派だ。
これに、単純に習ったのが日本での流行だ。北海道初め日本全国で、中国人の土地買いがある。片っ端から買い占めていて、コトが来るのを準備している。ロシア革命であるまいが、一斉蜂起なのだという。この危ない状態にもかかわらず、自民党や公明党は、そうした動きを無視し、決して阻止しようとしていない売国奴だと。
米国の民主党と同じで、自公などは、中国とつるんで、日本を共産主義にしたいのだというのである。おいおい、である。
中国の無法をとどめようとしていない日本政府はいったい。尖閣列島周辺の侵入、南シナ海での軍事拠点構築など、力での覇権行為があるのに、与党はそれを擁護するばかりだと、主張する。それは、自公の要人たちは、そろって、中国と仲良くなる、中国に主導権を渡す、日本を共産化するのを手助けしているのだという。
日本政府を「売国奴」と呼び、政府を攻撃しているのだが、論点が無茶苦茶なのだ。日本の多くの人がどうこの主張を理解したらいいのか迷うばかりだ。
トランプ支持だった人びとが、現在米与党の民主党を「極左」とののしる。それと同じパターンで、反日本政府の人びとが与党を中国とつるんだ左翼、売国奴と呼ぶ。
今、中国の手先、極左と呼んでいる連中は、ずっと前から、一貫して、反共キャンペーンの先頭に立ってきた連中だ。トランプ派と共和党は、その強硬派であった。共和党やトランプ派が「反中国」を主張しているのは、現在も主張を変えていないだけである。
だから、米民主党や二階自民党が、決して極左などではないし、親中国でも中国の手先でもない。彼らは今でも、一貫して、反共キャンペーンの中心的存在である。
反中国を主張するときに、自分はどの立場で主張してるのかを、冷静に考えてみたらいい。勇敢に果敢に地球支配者の手先と戦い、政権を自らの手に戦い取った、ロシアや中国の人民には最大限の敬意を払う。絶対に忘れてはならないし、人民のこころを信じる。
彼らの正義、勇気、誇りと一体になって、地球支配者に立ち向かわなければならない。それは、具体的に、どうするか、という視点で論じなければならない。
この観点で見れば、ミソ・クソ区別がつかない、改良主義者・日和見主義者の論調は、支配階級の視点であることがわかる。
世界は現在、コロナ、ロックダウンをめぐって、共通の戦時下に置かれている。この戦時下で、改良主義者と日和見主義者が、大成翼賛的に振る舞っている。彼らの論調は、地球支配者を利するものだ。
前項で紹介した通り、新型コロナウイルス戦争はステップを上げている。
①新型コロナウイルスが危ないようだ
②治療薬がない、医療体制が崩壊するかも
③集まるな、飲むな、叫ぶな、出かけるな
④PCR検査で陽性を「感染者」と呼ぶ
⑤rNA遺伝子操作のワクチンが特別許可される
⑥ワクチン・パスポートが必要
⑦異変種の感染力の脅威
⑧定期的にワクチンを打って、異変種に対応する
⑨ワクチンでの犠牲者急増で一層パニック
⑩医療崩壊、家庭療養でパニック最高潮に
⑪ハルマゲドン(世界的戦争)の演出
⑫世界同時ロックダウン
⑬ワクチン・パスポートを国内外適用
⑭世界政府宣言
おおむね、このような筋書きが出来ている。現在半分程度まで進んでいる。ヤツらは本気である。
人民側が何をすればいいのか。明確である。この戦争は人為的に、地球支配者が上記のような目的で、開始したものである。ヤツらに対して、本質的な反撃を展開することである。それは、身の周囲でこの戦争の本質を話し、上で紹介したような、改良主義・日和見主義ではだめなことを説くことである。
ヤツらの目的はパニックを起こして、ヤツらの言うことを変性意識で民が受け入れるようにすることである。だから、ウイルス自身はヤツらがいうような致命的なものではない。アビガンやイベルメクチンによる早期対応(ヤツらはそれらをわざと「治療薬として認可」していない)で、回避できる程度のものだ。
実際に危険なのは、治験無しに認可しているワクチンのほうだ。ワクチンはウイルスとは無関係で、打てば異物で健康な身体が壊れる。免疫が低下する。病気を起こす。心臓、神経に打撃を与える。思考へ影響する。5G/6Gなどの外部からの刺激で、心身が操作される状態になるという。ロボット奴隷の誕生である。
だが、そのワクチンによるロボット奴隷の誕生が、この後どのような展開の中で実現するのかは、現時点で未明だ。しかし、暴露されている諸文書はここで指摘したことが、けっして妄想ではないことを示している。
フランスの人民は、現在も決死の黄色いベストによる抵抗を繰り返している。政府はワクチン・パスポート(ワクチン接種証明)の強行で対峙している。
本質としての人民の戦いはこれ以外にない。人民権力の力が決める。
人民権力とは別に、と言っても、根底で一体であることは言うまでもないことだが、地球支配者とその手先の中で主導権争いがある。この度のような戦争で、強引に地球一元支配を実現するという、現在の主犯らに対して、反対する動きをしている一派もある。
これは昨年の米大統領選挙で、トランプを指示してきたグループだが、表の世界では敗北をきした。このグループは米海軍・海兵隊・宇宙軍を中心に軍事部門とインテリジェンス部門で、実際の勢力を維持している。
このグループが、世界人民を無下に間引きし、ロボット奴隷にすることには同意していない。実際にそのような展開を主導派が起こしたときに、それにクーデター的に抵抗する余地がある。そのタイミングは上記の⑪⑫⑬⑭の段階である。
仮に実際にそうなった場合、表の世界にもれて出る。戦いは軍事的になり、人民を巻き込まざるを得ない。双方の武力的な力関係は、外からは判断できない。
のハルマゲドンの演出、というのは、オリンピック閉会式で会場の空中に五輪の絵を立体で浮かび上がらせた、その技術が使用される。あらかじめ仮想的に用意している、核爆弾の投下と破壊と犠牲の様子が、世界中のテレビで、現実として一斉に流される。従来ブルービーム技術と言われていたものだ、
これは、戦時下でも特別・特殊なパニックになる。人は、己の予想をはるかに超えた現実らしきものを目にすると、思考が停止する。神とかUFOなどの偽像を出す。そのタイミングで、お上、といっても地球支配者の手先が、世界一斉のロックダウン=戒厳令を発して、世界政府を宣言して、選択の余地のない状態で受け入れさせるのである。
そのどさくさで、反主流派はどのような行動ができるのか、どのような策があるのかは、わからない。力関係にもよるが、世界の人民の戦いを背景に、悪魔のような現在の主犯らを、同時に逮捕投獄、処刑をする以外にないだろう。
誰がそれを実行しようが、世界人民は喝采するだろう。
もちろん、人民権力側は足元での自分らの力の構築を忘れたり、外部の出来事に期待をしたり、頼ってはならない。お花畑脳のおしゃべりたちは、このときに、白馬(地球支配者に抵抗する部隊)が解決してくれると夢見ている。