記・国民B(2021.7.6)
■人民権力の思想の根幹についての質問を掘り下げる(4/4)

  《中見出し》
◆「すべての民が支配の歯車に組み込まれている」と指摘していますが、どのようなことなのか、もう少し具体的にお聞きしたいです(前の号)
◆「大企業でも、中央政治でも、そこにいるのはみな一般の人。戦士に変身しているのはわかりますが、悪事は彼らが構想を練っているのですか。それとも、誰かによって命令されたプランの、ただの実行者なのですか」(前の号)
◆「地球支配者を、世界人民が葬るには、ヤツらの弱みを突くことですね」
◆「地球支配者を、世界人民が葬るには、ヤツらの弱みを突くことですね」

✪ヤツらは寄生虫。宿主の人民が寄生を拒否すれば、ヤツらの生存意義が霧消する

 その通りです。常に負ける戦争などありません。確かに、互いの抹消をかけた戦争なので、一方が完全に勝ったとしたら、片方は抹消されたのだから、戦後には存在していないわけです。過去にたびたびあったと思える戦争は、われわれ世界人民が生きているのだから、ヤツらは人民の完全抹消に勝利していません。半端な戦争だったことになります。
 これから世界人民が支配から解放される戦争は、地球支配者を地上から抹消する全面戦争です。人民にとってみれば、全存在をかけた決戦です。
 それだけの決意で臨む決戦について、ここで改めて考えてみます。
 結論的に言えば、全人民がヤツらの構想での支配のすべてを拒否し、二度と受け入れないことです。ヤツらの存在を完全無視することです。世界人民の全員がヤツらの支配から手を切ることです。
 人民の生存にヤツらが、少しでもかかわることを、不要だと撥ね退けることです。ヤツらの存在は人民に、あてにされ、頼られ、関心を寄せてほしいことです。ちやほやして欲しいのです。存在感を意識して欲しいのです。
 人民がヤツらの存在を認めなければ、存在ができないのです。ヤツらは人民への寄生虫です。人民が宿主として、寄生を拒否すれば、生存そのものができません。ヤツらの寄生で、人民はカケラの利益を得ていません。一方的に寄生虫が利益を得ている、ただの害虫なのです。
 世界人民が、まとまって超ゼネストを実行したとします。一度も表に出たことのない敵が、そのときに出てくるのかが、そこでわかります。
 出てこなければ、それは、逆に人類の頭の中で成長した妄想であるとも言えます。それは、すなわち、地球人の精神と思考の貧弱さに由来するものです。
 「地球人同士が争いをやめない」などは、宇宙レベルでみれば、まさに相手にできるレベルではありません。低くすぎます。「カネだけ、今だけ、自分だけ」という三無い思想という、実に恥ずかしいレベルの思想です。
 これを、普通に、全人類の頭から消し去らなければなりません。これは知性的人間のスタート点です。
 寄生虫から強要された思想にせよ、自らの妄想にせよ、どちらであっても、この衣を脱ぎ捨てる必要があります。

✪ヤツらの人民への「寄生」を具体的に認識することが、人民の「支配への歯車としての関与」「人民自身への犯罪行為への手先」という欺瞞の追及

 寄生虫が自分の中にいて、害虫として自分の体を蝕んでいる。これは、民が職場の労働を通じて、ヤツらの政策の遂行係として支配に手をかし、犯罪の歯車になっていると同じことです。
 だから、労働のなかの自分の犯行を明らかにしていくことなしには、寄生虫の排除はできません。職場でのヤツらの手先としての役割を、自分自身で明らかにしていくということと、寄生虫を排除することはおなじことです。
 ただ、実際の寄生虫排除は、社会的にまとまって行う必要があります。自分の職場で多くの仲間が自覚し、職場での力関係を、大きく優位にしたとしても、周囲には立ち遅れた職場が存在します。それは、それぞれの職場での人民権力の成長が、速度的に異なるからです。
 人民権力が職場から、周囲の企業の職場、地域に徐々に拡大していきます。その成長の度合いと、地域的な情勢の拡大のバランスで、決起のタイミングは訪れます。
 それぞれの職場で、討議する課題は、最終的に、人民の利益と地球支配者の利益が、完全に相容れないということに収れんします。そのときになると、職場と周囲の人民には利害での垣根が亡くなります。
 最終的な超ゼネストは、世界的な規模でなされます。決起といっても、それは、人民が己の中にいた寄生虫を拒否することです。職場で、ヤツらの意図を受けた労働に潜む手先の役割を、もうやめたと言って拒否し、実行することをやめることです。
 つまり、人民の多数が支持し反対行動をとらない情勢下で、一斉にヤツらの手先の役割と歯車をしての役割を捨てることです。
 「革命は暴力革命になる」とすると、人民側の蜂起のタイミングに「先走り」が生じた時です。その時点で、職場の人民権力がまだ十分でないところが存在しているときに、その箇所の「いまだ無自覚の民」が、ヤツらの手先であることから脱出できずに、革命遂行に力ずくで歯向かってくることです。
 ヤツらの手先そのものの状態が、その人たちを戦士のままの状態で、ヤツらの意図である支配システムの強化・維持のために、他で起こる蜂起の革命行動を鎮圧するために動くのです。
 民でありながら、現在の戦時下で「みんなワクチンを打つべきだ」と、毎日信じ、実行している人がいます。人民の意志に気づかないで、そのまま接種だ、ワクチンパスポートだというのであれば、これは戦いへの妨害行為です。
 人民と人民の戦いになります。
 革命などテロリストのする反社会的な犯罪行動だという、支配者側が長年植え付けたマインドコントロールの呪縛がさせるものです。

✪革命は人民が意志を表明するだけのあっけないもの。革命の準備を周到に行い、蜂起のタイミングまで粘り強くすること

 マルクスやレーニンの著作も、ソ連や日本の革命党の文献も多数読んで勉強しました。だが、書いた先人たちの多くが学識深いインテリで、読んでも理解するのは困難と言っていいほどです。
 特に近年、時間の流れが数倍にも早くなっているようで、要点を短く、理解できるようにまとめることが求められています。
 過去の膨大な文献は、現代の人びとには受け入れられません。
 レーニンは帝国主義時代の革命の英雄で、革命時の核心的な問題を解明しました。地球支配からの解放は民が国家というくくりの中で、国の単位での人民革命で口火をきることが必須でした。
 そして、実現した人民国家を、全世界的規模の地球支配者による反革命戦争から防衛しなければなりませんでした。戦争が押し寄せると、民の中に「国民は一丸となって敵と戦って国を守ろう」というスローガンがでてきます。また平和時になると議会制民主主義を実現し守ろうと、中央政治で多数の議員をえることを革命だという主張が出てきます。
 この主張をする、社会民主主義と日和見主義が民のなかからでてきて、革命行動を捻じ曲げるので、これとの戦いが欠かせないことを明らかにしました。
 これらは、現代の革命運動においても、登場しており、人民権力思想の大きな障害になっています。
 戦争の危機の時代には、敵も味方もない、一緒に立ち向かおう、というのは、目の前に現在存在しています。「ワクチンを打って…」「北からのミサイルは…」「中共による人権弾圧は…」という論調を、民の中に持ち込み、民から地球支配者の支配の実態から目をそらそうとしています。
 「選挙で多数を…」というのも同じです。敵と共存して、手を取り合って、ときどき交代するような政権を理想と持ち上げ、ヤツらの抹消という、人民の支配からの永遠の脱出を、民の頭から捻じ曲げます。
 こうした、人民の中の改良主義を人民権力思想は克服しなければなりません。改良主義全盛時代において、人民権力の構築の作業は、まだまだ始まったばかりです。
 蜂起のタイミングなど論ずるには、まったくの先になります。
 だが、人民が支配から手を切るには、絶対に、人民権力の道しかありません。仮に、ヤツらの支配がこれから何千年続こうとも、人民解放の道はこれだけです。
 先に、人民生活の五項目を紹介しましたが、この精神の徹底こそが、現代における革命の道です。

 5つの心構え
  第一、人へ迷惑をかけない
  第二、カネとモノのとりこにならない
  第三、地球と未来に負荷をかけない
  第四、戦争の根絶、安寧な生活
  第五、人間としての誇りと尊厳