記・国民B(2020.1.30)
■武漢コロナウイルスの拡散にみる容易ならざる事態「ヤツらは本気だ」

◆世界中で発現している事態は決して安易なものではない

 武漢新型コロナウイルス(新型肺炎とか別名で呼ばれることも多い)が昨年暮れから爆発的に拡散している。感染の疑いがある人も、犠牲になって死亡した人もすでに多数に及んでいる。かつて中国を襲ったSARSの感染者数を上回っている。
 決してこれでパンデミックに陥って、攪乱を起こしてはならない。事態を静視して、人民としての正確な対応を怠らないことでである。では、この事態を見誤らないようにする視点は何なのか。

 指摘できることは地球一元支配者側の、世界人民に対する攻撃でとみてよい。ヤツらが一元支配に都合がよいのは世界の人口を5億人程度まで削減するという、悪魔の展望をたびたび描いている。「グローバル2000」というあからさまなヤツらの意志を国連で採用までしているのだから、恐るべきことだが隠していない。
 これを残念ながら人民サイドが「そんなバカなことはありえない」とたかをくくり、信じていない、ノー天気に陥っていることだ。つまり、人民サイドがあり得ないと思っている状態で、着々と計画は進んでいるのが実態である。

 この悪魔の計画が実行の段階に移すのに狼煙があがった。911である。これを契機にして、地球支配者はなりふりかまわぬ行動を展開してきた。この時期を境に、それまで思いもよらない事態が連続してきた。
 311もその一環だ。中東での戦争はいまだ激化したままだ。カリフォルニア、オーストラリア、アマゾン、シベリアでの山火事の激化。衛星あるいは上空からの光線で発火している。温暖化を根拠におこった自然災害に見せかけた「帯状豪雨帯」「前振れのない地震波形」など。これをテレビや新聞で専門家称するヤツらの手先が自然だといいくるめ、それを信じさせられている。

 この度の武漢コロナウイルス拡散が、地球支配者側の意図的な攻撃であると断じる根拠がある。世界中の先進的な方々が鋭く指摘していることだ。ウイルスが自然のものでないこと。武漢のウイルス研究所から市中に拡散したこと。米国、イスラエル、ロシアの関係者が指摘している。
 武漢でのこの事件に並行して、沖縄では豚コレラにより豚全滅の危機、米国でB型インフルエンザが猛威をふるい、少なくとも1500万人が罹患しうち14万人が入院、8200人(うち幼児54名)が亡くなっている。アフリカのコンゴではエボラ出血熱の感染拡大、ブラジル・サンパウロで非常にまれな感染病のアレナウイルス出血熱の感染者発見。
 例によってマスコミはパンデミックを恐れてとしてほとんど報道しないが、事実は深刻だ。
 地球支配者側は2019年の秋に中国での新型コロナウイルスの拡散を予言したように、そこでの被害を18か月以内に 6,500万人が死亡すると予測を発表までしている。
 つまり、これらの事実は明らかにヤツらの計画的な同時多発バイオテロだということである。

◆政府や機関の対応を当てにできない感染防御

 SARSは黄色人種をターゲットにしていた。今回の新型コロナウイルスも基本的には同じようだ。だからおそらく白人種や黒人種には感染が弱い模様だ。また死亡した人の特徴が免疫力の弱い高齢者に寄っていて、若年層が少ない。こうしたことから、感染力を軽視する報道が多い。パンデミックを危惧し、安全・安心を強調したのだろう。
 人民サイドの病気への予防は広く指摘されているように、感染を避けることではある。そのうえでマスコミが知りながらも避けている話題がある。それは「人から人へ」の感染が確認されているときに、そのルートは空気感染であることだ。呼吸、すなわち鼻と口でこれをマスクで覆うのは指摘のとおりとしても、眼の網膜という点を無視していることだ。
 眼を覆うのはゴーグルでもしない限り容易ではない。容易でないから無視するのに留まっている。また、内外の政府が水際での防御と口ではいいつつも、じゃじゃ漏れしている状態だ。
 武漢では市への入出を禁止したが、そのときすでに住民の半数は逃げてしまっていた。半数は香港や上海や北京といった大都市ばかりか、米国や日本など比較的医療機関が充実しているところへ出ていった。日本にも相当数がすでに入ってきている。
 安倍政府は中国からの入国を禁止していない。中国から団体で旅行に来るのが自国で禁止しただけだ。そのあいまいさや中途半端さを「人権を侵害するので拘束」はできない。外国からの観光ツアーは「経済活動の著しい妨げになる」のを理由にしているが、誰がみてもおかしい。民の安全・生命か経済、どちらを優先させるべきかはガキでもわかることだ。
 何をやってももう遅いのだが、安倍政権は日本での拡散を容認していると非難されている。また、要人用にすでに新型コロナウイルス対応のワクチンを用意されているのではと噂されている。

 それはそうだろう。そもそも安倍政権もバイオ研究所の設立をやろうとした。すでに米国、ロシアなどではやっている。武漢の研究所はフランスのバックアップで作られた。ここは世界的にも最高レベルだと言われている。毎年流行するインフルのウイルスを解析してインフルを作る。同様にここでは人口のウイルスも作って研究する。細菌兵器だ。作ったときには当然ワクチンも作るからだ。
 新型ウイルスの漏洩は、武漢研究所からという意見と、いや従来と同じく米国の研究所(CDC)からだと、いろいろ言われている。中国政府の意図でなされたというのまである。
 はっきりしていることは地球支配者は、いたるところに手先を配置しているということだ。今回の同時多発ウイルステロを起こすとしたら、対応ワクチンは完成させたうえで、内部に暗躍する手先を使って市中に流したというのが実態だと思える。
 オーストラリアの研究所は、罹患した同国の患者から得たウイルスから、その解明を終えた。各国の研究所に情報を渡す用意があると発表している。しばらくしたらワクチンは作られるだろう。ただし、新型ウイルスが感染拡大して行く過程で、遺伝子情報が異変による変化をしてしまえば、ワクチンは効果をだせない。
 かつてこの手のワクチンとして日本で開発してというニュースがあった。これは期待できるがその後のニュースが絶えている。

 人民は社会の大混乱のなかで日々生活している。都会では朝夕大ラッシュの交通機関で通勤している。駅構内の密集も日常だ。外国から多くの人が来ている。例えマスク、手洗い、うがいを実行しても眼はきびしい。しかしまずこれを実行して身をまもることである。同時に基礎免疫力を落とさない注意をする。

◆同時多発バイオテロの狙いは何か

 政治的にみれば中国共産党政権への攻撃であろう。香港での「雨傘デモ」攻撃は、たいした成果を得られなかった。追撃としてたくらなんだのが、この度の新型コロナウイルス攻撃ではないのか。
 地球支配者は中国共産党を転覆することに血道をあげてきた。地球全体では、イスラム圏と旧共産圏の解体が歴史的な敵とみなしてきた。旧共産圏にたいするたたかいの敵はロシアと中国が主な国なのだが、この二つを団結させないようにして、各戸撃破したいと願っている。
 中ロを同時に敵にするには手ごわいので、現在は中国に的を絞っている。一党支配は「民主主義的でない」独裁だ、ウイグルに対する「人権侵害」は看過できないなどと主張する。これを理由にして、共産党の支配を瓦解させて、地球支配者のいいなりになる「民主主義的な政権の樹立」を目指している。
 いうまでもなく、いっけんもっともらしいが、まったくもって身勝手で強引な強権による謀略だ。他国への公然たる干渉で、絶対に許されない蛮行である。地球支配者はもっとも自分の大きなカイライ国家である米国を表の顔にしてそれをやっている。
 つい先月は、イランの防衛長官を公然と殺害した。米国大統領の名で。イランは自制して、世界が気にする第三次世界大戦への発火になるような反撃をやめた。だが、一方で「トランプ殺害者へ高額の謝礼」をするというような、いわば暗殺者応募をしている。
 こうした「国と国の対立」のような構図で見えているが、真実は地球支配者対、世界人民のたたかいである。

 戦争、紛争、地震、津波、ウイルス等々を使い、混乱を起こす。思わぬ非常時を起こし、その国の中央政治家の対応への不備をあげつらって攻撃する。民の不満をたきつけて、支持をさげ、転覆にもっていくのが戦術だ。
 仮に中国本土でそのようなことが実現できれば、地球一元支配に巨大な前進をもたらす。だが、その過程で巨大な人民の犠牲も発生する。

 911を境にしてヤツらは露骨な人民への攻撃をしかけてきたことから、ヤツらへの反対派の動きも大きくなってきていた。トランプの出現やEUからの英国の離脱だ。そして追い打ちをかけるように、中国は裏でロシアと連合して、一帯一路とかAIIBとBRICSを実行に移し、結果ヤツらの最大のカイライである米国の世界での威信がつぎつぎと崩壊していっている。
 このまま衰弱するのか、それとも反転攻勢をしかけるのか。ヤツらは当然後者であり、今日まで蓄積した武力とカネを使って、いっそう激しい攻撃を進めているというのが、いまだ。

 もちろん、旧共産圏の代表たるロシアや中国が、人民の国家であり、それを防衛するなどというのではない。ただ、地球支配者側が一元支配をしたいという、邪悪な攻勢にたいして、イスラム圏とともにおおきな抵抗勢力を形成していてる、という事実を見つめる必要があるということだ。
 人民は一元支配の進展に反対する。ヤツらの人民への容赦ない攻撃の事実には、人民はたたかう。降ってくる火の粉を払うことは絶対にしなければならない。このときに、ヤツらに反対している旧共産圏の勢力やイスラム圏の勢力を、むやみに攻撃などしてヤツらを支援することはしない。むしろ地球一元支配への動きとたたかう方向で、可能な力を利用すべきである。
 この姿勢はトランプへの姿勢と同じだ。トランプの最近の動向を見たら、人民は許しえないことを続けている。例えば「中東和平案」だが、内容はモロにヤツらの主張ではないか。賛同などできない。だが、地球一元支配者と対決する分には、その行為は支持する。
 話は中国に戻る。その中国が「中国共産党」と一体で資本主義経済を推し進め、ヤツらのカイライ米国の経済を追い越す勢いだ。疲弊し劣化する米国経済からみたら、許しえないとする。自分はApple、Google、Microsoftなどを通じて世界中からの情報抜き取りを日常にしているくせに、中国のファーウエイは「情報を盗んでいる」と攻撃する。貿易戦争だと関税をかける。輸出入を禁止する。香港で本土を非民主的だと非難するデモをしかける。
 全部、地球支配者の身勝手な言い分による、身勝手な攻撃だ。だが世界の民に向けては、地球支配者=グローバリストの言い分が道理的で、中国が悪いという、マスコミによる思考誘導をしている。それを背景にして、つぎつぎと中国への攻撃をつづける。

 少し横道に反れるかもしれないが、注意すべき「説・論」が近年起こっている。それは「ロシア革命も中国革命も、地球支配者の陰謀で実現しもの。現在のロシアも中国も地球支配者の手先だ。そのようなロシアも中国も人権を無視しており、一党独裁を崩壊させるべきだ」というもの。
 地上にはじめて人民権力を背景にした政権ができた歴史と意義をまるごと否定するものだ。間違いである。これは項を改めて論じるが、ここでは、こういう説を展開する連中が、米中日の政府(中央政治屋ども)が一致して、動いていて、日本は中国の支配下になる方向で了解しているのだという。 その仕上げに習近平を国賓に招くのだと。

 だが、武漢新型コロナウイルスは、そういう主張と矛盾している。「国賓に招く」のを邪魔する要因になっているではないか。つまり、米国というカイライのカイライでもある日本が、地球支配者側から見たときに、敵である中国と隣国とはいえ連携する動きは「よろしくない」とみて、ウイルス騒動でキャンセルさせたいと見える。
 オリンピックも同様だろう。ロシアはドーピングで、中国はウイルスで五輪参加が困難になる。どうせ初心から大きく踏み外している「開催ショー」はリセットの時期だ。
 安倍が命令者からいわれるまま、そそくさと実行した自衛隊のイラク派兵。近々艦船への「襲撃」がなされるだろう。何らかの対応はするが事実上、米軍と同じ扱い、つまり反撃可能まで、既成事実ができる。憲法の規定などを越えて事実が先行する。中東諸国からは、例え安倍が何度直接訪問してパフォーマンスをやろうが、戦争当事国にめでたく昇格する。
 地球支配者は、世界人民もだが、民がもたもたしているスキに、世界中をガタガタと揺るがして、どさくさを作り、気に食わないものを抹殺し、カイライを配置していくのだ。

 人民サイドの力はまだ弱い。世界的に人民側のよって立つべき理論が霧散してしまっているためである。地球支配者への反抗心は至る所で爆発しているのだが、バラバラになっている。地球支配者との力関係でしか、未来は開かれない。ここで指摘したような大混乱は起こるだろう。だが、人民の一致した力がなければ、翻弄されるままだ。
 表の政治や表の大事件に一喜一憂することなく、一貫して足元から人民の権力を作り上げていくしかない。常づね主張していることだが、それを難しく考えなくてもいい。それは、下記のような民としての基本的な視点をもち、そこからことを見て、周囲の身近な人びとと語り合っていくことだからだ。
 第一、人へ迷惑をかけない。
 第二、カネとモノのとりこにならない。
 第三、地球と未来に負荷をかけない。
 第四、戦争の根絶、安寧な生活。
 第五、人間としての誇りと尊厳。