記・国民B(2018.11.22)
■ヤツらは本気で世界人民に襲いかかってきている。ヤツらの策動を直視せよ。人民がたたかう主敵は誰か。組織的、思想的にみつめよ

 徴用工、慰安婦問題で韓国とは「まともな国家間の付き合いができない」と安倍一味はわめいている。人民の権利をはく奪した国家間の合意という本質的な問題がが問われている。さらに戦争犯罪の本質的なことに今こそ追及すべきであることだ。
 日産のゴーンの犯罪的な行為が国際的な話題を読んでいる。まさにグローバリズムがいかに人民をないがしろにする犯罪であるかが核心なのだ。
 世界の激動は続いている。地球を支配している連中が世界的な人民の目覚めと行動によって追いつめられている。数千年から数万年続いてきた、人民を奴隷として支配するシステムが崩壊する危機を迎えているからだ。ヤツらの邪悪なNWOの目論見が破れるかも知れない危機にあって、挽回するために猛烈な反革命の策動をしている。これが現在進行しているカオス的な動乱である。
 世界中が従来の「秩序」に従順な方向と、それに対し反乱するという方向で、真二つに分かれてきている。後者の反乱の底辺には奴隷的な支配に対する本能的な拒否がある。だが理性的な理解と人民側の団結が実現されていない。ゆえに、たたかいは深化するが、その行きつくところが悲惨な敗北なのか、それとも腐敗しない新たな秩序が実現されるのかは不明だ。
 地球一元支配者は第三次世界大戦、あるいはそれに準じる大混乱を地上に起こして、管理しやすい数まで人口を削減して、残った人民をロボット奴隷にした千年王国を実現したいともくろんでいる。2001年の911事件を自作自演した。これをこの計画を実行に移す狼煙とした。つまり、ヤツらはこれを境に、世界人民にむき出しの殺戮作戦を展開している。
 むき出しの行動なだけに反発も激しい。分裂は起こるべくして起こったのだ。
 人民が歴史的なテーマとして今求められていることは、たたかいの深化のなかで、その意義を理性化し、世界的なゼネストの実現に向けて団結し、行動を統一することである。地球を支配しているヤツらの根絶を明確な目標としてかかげ、この歴史的なチャンスを少しでも前へ進める必要がある。人民はヤツらの目論見を直視して、一致してヤツらの放逐を実現できるようにたたかう必要がある。

◆人民への攻撃はいま、どう展開されているか。人民はどうたたかっているのか
 米ドルを軸にした金融システムは、連日のドル下落で崩壊の兆しだ。ドルが世界金融の基軸である時代が急速に過ぎ去ろうとしているのだ。実経済と巨大な乖離をしている株価の状態は、内実としてすでに崩壊している。世界金融資本が作り上げた虚偽の経済のために、人民が振り回され犠牲になる世界は終わらせる必要がある。金融崩壊は、株価大暴落から金融封鎖まで発展する可能性が指摘されている。
 IT長者たちはすでに逃げを打っているともいわれている。例えばマイクロソフトのBゲーツは日本の軽井沢山中に巨大な核シェルターを作っている。
 欧米の激しい山林火災。宇宙に飛ばしている気象兵器を使っている。衛星からの強力な熱射光線が樹木の芯から燃やされている。自動車が狙われアルミニュームの溶解が起きている。毎年の自然発火とは異なり、明確に狙われた放火である。焦点を隠すために西洋各地でも大規模の災害が発生している。
 南米から多数の人びとが米国国境に向かってきている。昨年まで西洋を震撼させた難民・移民が、いま米国へのキャラバンとして人為的に起こされている。Jソロスからカネが配られている。明らかに麻薬の持ち込み、暴行もじさない者たちがやとわれている。入国をしたいなら通常の申請書を入国事務所に出せというのを無視し、大人数が不法に国境を越えようとすることが、取り締まられて当然のこと。陰惨なトランプへの嫌がらせを世界中のマスコミが励賛する異様な事態。
 例えば日本に雇われた数千人が麻薬を持って海岸線から不法入国しようとしたら「どうぞ」といっているのと同じだ。移民難民を無チェックで受け入れるのは、彼らにやさしい行為、などというレベルでないことは論を待たないだろう。
 米国国境にはすでに数千人が押し寄せている。トランプは軍を数千人派遣した。紛争にならないわけがない。地球支配者のなりふり構わない悪事である。
 世界のカイライ国家でヤツらの影響力が及んでいるのは、凶暴なイスラエル、非常識なサウジアラビア、そして日本の安倍政権だが、命令系統の乱れが拡大している。この3国はどこも周囲国から鼻つまみ状態にある。
 イスラエルはパレスチナを空爆。内外からネタニヤフに対する抗議で、選挙でも敗退。周辺国はイスラエル軍の海空での動きを禁止される。米国内からの支援も取り付けられなくなってきている。
 ロックフェラー、ロスチャイルドが死に、日本ではCIA直結の重鎮の訃報か誤報が飛び交う。中間選挙で下院は民主党が勝ったと騒いだが、当選した民主党議員は札付きの悪人だらけで、トランプ政権側が進めている「犯罪人の告発」が進めば、芋づる式に逮捕されることになる。これを見越してトランプは選挙で下院の結果に触れずに勝利したといった。
 トランプが米大統領になって以降次つぎにヤツらのもくろみを覆す行動をしてきた。それに並行して、Qアノンなどによる米国を中心にした人民の反一元支配運動がインターネットで報じられてきた。世界的な人民の行動になってきている。
 米国ではヤツらの私兵として行動してきた軍と諜報謀略機関(CIA、FBI、NSA等)が、真二つに分裂した。トランプ派とあくまでもヤツらの邪悪な計画を推進しょうとする派に別れて、さまざまな所で衝突している。一口でCIAといった場合に、どちらの立場の組織かを見定めなければならない事態になっている。
 国際的にはG7とかのサミット会議は、それまで米国が軸になって動いていたものが、トランプによってかき回され、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議では共同宣言すらだせない状態になった。ヤツらの最大の私物化国家であった米国のカイライが、反対派であるトランプ派に負けたからだ。西欧に配置されている米国主導のNATOに対して、仏マクロンと独メルケルは「欧州軍」を作るといいだした。トランプはヤツらの「仲間」ではないと表で仲良くするのも露骨にやめたばかりか、反ロシア、反NATO、反トランプの軍隊まで作ると迷走をはじめたのだ。
 トランプ派は反グローバリズムを明確にし、グローバリズムの名のもとに世界をまたにかけて犯罪を遂行してきたものに対して告発リストを作ってきた。すでに7万人にもおよび、その犯罪告発の日はいつか、誰か、どう逮捕投獄するのかというのが、世界中から注目されていた。19日ニッサン・ルノーのゴーン会長が逮捕というニュースが世界中をめぐったが、これはその流れで出たものだ。
 グローバリズムは当然で避けられないと吹聴して巨大犯罪(強奪)を続けてきた連中は、いまそのような時代ではないことを肝に銘じるべきだ。「企業救世主であったゴーン氏が一夜にして悪者に」「有価証券書の不実記載程度で逮捕」。この程度で逮捕はないだろうとでもヤツらは言いたいようだが、感覚が狂っているのだ。
 ゴーンのようなおバカ不正は連中が誰もそうではないだろう。だがほとんどの連中が本来使用者や労働者や地域住民の益であるはずのものを、不当(ヤツらの法では合法かもしれないが)な理由で強奪しているのだ。「高い報酬」は犯罪の自供でもあるのだ。それを各所でつぎつぎと暴いてほしい。クリントンやオバマやブッシュといった連中が児童性愛、悪魔崇拝の儀式でいけにえ、麻薬、児童誘拐、臓器密売等々の反人民的な犯罪をしていることが犯罪リストで指摘されている。たたかいのなかでこれらの眼を覆うような犯罪が世に公開される日も近い。
 「米国」という名のもとに従来の「米国の利益」を代表する連中(ブッシュ、オバマ、クリントンら)と、「米国と世界の人民の利益」を代表する側がいて、相反するいずれかであるかを、一人ひとりが判断しなければなならい事態になってきた。例えば「米国の支配」というときに、現在は単純に地球支配者による支配ということだ。沖縄の米軍基地の建設などというのは、そのまま一方的に地球支配者の利益を意味している。
 日本に配置されたヤツらのカイライである安倍政権が、辺野古基地建設を強行している姿が、誰の利益を計るものかは、日本人民から見てすでにすべてが明らかなのだ。単純に安倍一味が日本人民の声と利益に反して、命令者から言われるまま強行しているに過ぎない。
 日本への命令が今までと同じ地球支配者からなのか、それともそれに反対するトランプ派からのものなのか。いつまでも前者とは限らなくなった。明日にでも後者が優位になり、米軍の極東からの撤退を言い出すかもしれない事態なのだ。
 命令者の混乱は毎日起こっている。
 文化の日、安倍一味は911主犯のひとりであるラムズフェルド、ジャパンハンドラーの代表であるアーミテージに勲章を贈った。かつて東京大空襲の実行犯である奴に贈ったのと同じなのだが、安倍がいかにも煮ても焼いても食えないやつであることが分かる。コクミンを惨殺したやつにその国が勲章を贈る。安倍らによれば、このような行為をする国が「コクミンの美しい国家」なのだと言っているのだ。コクミンは恥を知るべきだ。
 「移民法、外国人拡大法の改定」論議も同じだ。何の準備もない状態で、いきなり命令者は安倍に「ドイツなどと同じように大量の移民を受け入れろ。それもすぐにだ」という命令をした。かつてないことだ。あせりがそのまま出ている。慌てふためいている。
 モリカケのときのように、提出法案の根底になる資料をでっち上げまでしている。そこまでしてでも犯罪者一味に手を貸そうとする安倍一味や官僚の哀れさは、こっけいすぎる。
 安倍はさらに「日ソ平和条約の締結協議をロシアと急ぐ」と突然言い出した。見かけは夏にプーチンから「無条件に結ぼうじゃないか」という話に応えたように見えるが、カイライ安倍にそのような決断ができる権利は欠片も持っていない。
 日本への指揮系統は今までは、首相官邸に常駐する彼らが直接伝えるものだった。いうまでもなくジャパンハンドラーと呼ばれる一群は日米合同委員会を通じて指令を合法的に伝えるルートがある。ところが、米国を牛耳るカイライ一味がトランプ派によって追放されたりして統制が取れなくなってきている。残っているのは残党だ。残党だけでは一貫した指示はだせない。余裕のある指示も出せない。
 安倍に「日ソ平和条約」を命令してきたのはトランプ派なのか、悪の残党なのか。悪の残党の一貫したロシアに対する政策は、極東での危機の創出だ。ロシアと日本の協議をもめさせることで危機を増幅させ、北海道に米軍基地を作るチャンスを作り出す気だ。この系統の指示なら危険極まりないばかりだ。沖縄ばかりか北海道基地建設なら日本人民の決起にまで問題は拡大する。
 逆にトランプ派からの指示なら面白い。安倍を放逐するための道を作るものだ。安倍に「条約締結へ向けて進めろ」という難題を求める。国境問題には一切手を付けずに、エネルギー輸入パイプライン建設を含む経済共同開発と民間交流とという実質的な課題をすすめることが本来の解決策。これを安倍にできるわけがない。
 すると低能な安倍には国境何たらを持ち出すしかない。持ち出せば2島なら絶対反対と仲間から総攻撃にあう。4島を言えば会談は決裂で一層の困難な課題を作る。まして2島返還後にそこに米軍基地を置くなどとなれば、話にすらならない。返還などありえないからだ。日米の条約では日本の領土に自由に基地を作れるのだから、安倍がいくら「基地は置かない。米国と約束した」といってもそれは即ウソだから、ロシアに信頼されることはない。
 つまり、ただただ、安倍を困らせ、窮地に陥れるという、トランプ派の策動ということになる。
 どちらにしても、安倍には絶対にできないことをヤレという指示。だから絶対にロクな道は開けない。日本が普通な国にならなければ外交など存在しないのだ。米国とは日米安保条約を前提とした隷属をすべて廃止する。いうまでもなく米軍の一部隊として全命令系統が支配されている自衛隊はやめるしかない。その状態ではじめて、米国とも、隣国中国、ロシア、南北朝鮮と外交ができる。
 隷属下ではいやでも手下にしかなれず、自由に基地を置かれ、人的、経済的犠牲を押し付けられている。地球支配者にそそものかされて戦争をして、しかも原爆2発も投下されて「敗戦」して、戦略的に重要な島や土地がもぎ取られた状態が日本。もぎ取られた島や土地はもともとこちらのものだから、全部返してくれ、などと言うのは当然の権利のように見えるが、敗戦という事態はその当然の「権利が取り上げられた状態に陥れられた」状態のことだ。
 人民の視点、原点にかえって見つめなおすしかない。戦勝国も敗戦国も地球支配者からそそのかされ、人民をだまして、双方犠牲の戦争をさせられたのだ。その反人民的な戦争の遂行のために、国があり、国境があり、軍事基地があり、武器生産があり、軍があるのだ。一片も人民の益にならない、ただただ財産をどぶに捨てるための非生産的な存在があるのだ。
 これは日本だけでなく、米国も、ロシアも同じ。この原点に立つなら、これらをすべて捨てる方向での外交論議しか意味を持たない。国境だ所属だを論議することがいかに無意味でむなしいことか。全部廃絶する方向で、人民同士の自由な交流、エネルギーの共同開発、海洋と漁業の共同作業といった未来に向けた論議こそが求められている。
 これは「それは理想であるが、現実は幻想だ」というのはやりたくないヤツらの言い訳に過ぎない。地球支配者へのこびでしかない。
 安倍カイライ一味の醜さはまだある。TPPを11か国で年内に実行段階にすすめるとのこと。TPPがグローバリストの犯罪でないのなら、まず秘密協定の内容を世界に向けて公開せよ。まず秘密交渉の過程を世界に向けて公開せよ。なぜにトランプは早々に反対したのかをきちんと説明してみよ。グローバル企業が上に立って各国を支配し、自由貿易の名でだまして、不平等と収奪をすすめるのが、世界人民に認められるはずがない。
 日本でポリオだ、結核だ、風疹だとキャンペーンを展開している。ワクチンをどうしてでも全員に打ちたい。単に毒を注入するというだけではない。人民支配のマイクロチップの埋め込みをしたいのだ。地球一元支配者のゴールは人口削減であり被支配者へのチップの埋め込みだからだ。
 徴用工をめぐって韓国では日本の企業への請求が勝訴した。安倍一味は「国際法も無視する認めがたいもの」として韓国政府の姿勢をも批判。だが勢いづく原告らは次つぎに訴えを拡大する。このテーマは単に国際法がどうだ、賠償を求める権利があるのか、とかいうものではない。人民の権利に弾圧する安倍らカイライ同士が決めた韓国との取り決めなど、例えヤツらのボスである国際法を仕切る機関が認めようがどうだろうが、人民の権利は誰からもはく奪されることは永遠にない。
 同時にこの問題は「戦争」の犯罪をだれにも突き付けている。戦争は理不尽の極みで、戦争だといえば、人民のすべての自由と権利をヤツらの国家が奪うものだ。つまり、奪うことを合法化するのが戦争だ。企業が徴用する。国は徴兵する。国営慰安婦を送る。ヤツらは「募集したのに自由意思で応募した」と言い訳するがウソだ。
 権利を奪って強制する。戦争という名で全ての人民を理不尽に追い込むのが「戦争の目的」だから。勘違いしてはならないのは、他国から国民の生命と財産を守るために戦争がなされるのではない。それは人民をだますコトバに過ぎない。
 沖縄でも、北方領土でも人民はすべてを奪われて犠牲になった。本土でも人民の払った犠牲は同じだ。ヤツらにだまされただけなのだから。八紘一宇、大東亜共栄圏、神に守られた日本、王道楽土…、みなだましのコトバだった。いずれの国も地球一元支配者からそれで、だまされたのだ。双方が無意味に無駄に殺し合うことを、あおられたのだ。
 双方をもっともらしいウソでだましたのは、同じひとつのヤツらだったのだ。
 だから慰安婦問題、徴用工問題に正面から取り組むのであれば、この戦争の根絶に正面から向き合うことなのだ。地球一元支配者の根絶という人民共通の目標をテーマにして、戦争廃絶の具体的な論議をする以外にない。
 ヤツらが本気に人民に襲いかかってきているということでは、他に「種子法」など多くあるが、きりがないので項を改めよう。

◆地球一元支配者のヤツらとはいったい誰なのか、何なのか
 この問題をめぐっては古来から人民の間でテーマになってきた。つまり、人民の敵は誰なのか、ということだ。これが明確でないければ、人民が抵抗する矛先が不鮮明になる。たたかいの焦点がぼやけて力が分散し、究極の勝利は得られない。
 実際に人民は古来から支配に抵抗してきた。無数のたたかいが挑まれてきたのだが、現在に至るまでに決定的な勝利は得ていない。それだけに、敵は誰かという問題に明確な解答が得られていないということだ。難しい問題だということだ。だが、これを解明せずにたたかいを続けても、敵側の対抗策が強化されるだけで、本来の求める解決には永遠に至らない。
 個々の抵抗の歴史をみると、多くは反乱であり、感情と勢いでがむしゃらなたたかいだ。それではだめだと、理性化が求められ、科学的な学説や理論にもとづかなければならないとなったのがロシア革命だ。
 その指導者レーニンはマルクスの歴史観が秀逸であることを発見した。古来からの人民のたたかいを総括し、パリ・コンミューンの経験を深く分析した。さらに時代が資本主義の形態で人民を支配していることを解析した「資本論」の解明手法を学んだ。レーニンはそこに人民の古来からのたたかいの歴史を成就するための、戦略と戦術をまとめあげた。レーニン主義と後年呼ばれるようになったのは、レーニンがロシアでそれを実践して、歴史上初めての労農政権を成立させたからだ。
 マルクスは資本主義を推し進めている資本家が人民の敵とした。レーニンは資本主義は地球全体を帝国主義的なぶんどり合戦しており、敵は帝国主義であり各国の資本家であり彼らがカイライにしている国家だと規定した。国家とは何かというレーニンの理論追及は突出したものだった。国家こそが資本家による人民支配の道具であることを暴き出したのだ。
 現代は大きなくくりとしてこのレーニンの規定は生きている。だが、その後の百年の歴史はレーニンの規定だけでは満たされない課題も浮き彫りにした。それは何よりもレーニンによって実現したロシアのソビエト政権が、敵からの執拗な集中攻撃にあって崩壊したことである。
 ソビエト政権はひととき東欧や中国、キューバなど各地にできた社会主義政権とともの地上で巨大な人民権力圏を築いた。それがつぎつぎに崩壊し、レーニンが開いた人民勝利のビジョンが消されたのである。人民が何者かに支配されているという実態はまったく変わっていない。人民権力の創出後、世界人民は以前よりも自由で裕福で平和な生活に変化すると思われたものが、すこしもそうなっていない現実になっている。
 レーニンの時代よりも、もっと深いレベルからの敵についての分析が現在求められているのである。
 実は「敵」の一部は人民自身のなかにも「奴隷思想」として存在していたのである。奴隷思想は世の主人公であることを自ら否定し、人民の世になるより奴隷のままの方がイイとするものだ。確かに世に初めて生まれた人民の国家で、人びとを取り巻く環境は苦しい。このときに「今よりもヤツらの支配下の方がましだった。帰りたい」と愚痴る思想だ。これは本当の敵からみれば絶好のものである。たやすく人民の団結を瓦解させることができる。いくらでも人民をだませるし、カネで釣れる。
 人民権力が中国で実現した。多民族国家で領土はロシアのように広大だ。それを成し遂げたのは毛沢東。毛沢東思想と自らの視点を位置付けたのは、社会主義国家は実現したが政権内と人民の内部に敵の思想に共鳴する強力な存在を発見し、それを克服しない限り革命は成就しないという思想だ。これをレーニン主義を発展させるものとして提示した。文化大革命を展開したのだが、世界中の敵から散々な非難攻撃をうけた。さらには共産党中央内の同志であった勢力からも抵抗されて、文化革命は敗北した。
 ここまでの革命の教訓を別の角度から得たのがロシアではプーチン権力だ。フルシチョフ以降の敵に身を投じた権力者を継続する形で中枢に着いたのだが、その時点ではかつてのソビエト権力は完全に崩壊し、地球一元支配勢力の手先によって収奪の的にされていた。プーチンはガタガタになったロシアから、最終的にヤツらの手先を一掃した。容赦なく逮捕投獄追放した。企業の利権をすべて取り上げた。
 ロシアはプーチンによって人民の生活レベルが一気に回復した。地球一元支配者が人民の財産をどんどん持ち出していたのを止め、人民に取り返したのだ。日本では報じられていないが、プーチンのなした成果があって、圧倒的な人気を得ているのだ。
 中国でも同様なことがあった。フルシチョフにあたいするのが鄧小平だが、それ以降の中国の資本主義化は急激に進んだ。格差の拡大は激しく、何よりもひどいのは共産党の官僚の汚職だ。人民の財産を勝手に横脱するのが常態化し、国内ばかりか国際的にもひんしゅくされる状態になった。国家のトップが任期を終えるや否や国外に財産を持ち出し当人が逃亡する始末だ。そこで登場したのが習近平である。
 習近平は黙々とこうした人民の敵を粛正していった。現在でも幹部の汚職や不正はまだ存在しているが、習近平と人民軍による人民に奉仕する方向での国内でのたたかいは大きく前進している。数万人におよぶ悪質幹部の追放により、奪われた人民の財産は回収された。これらは人民の繁栄と平和のために使うのだというのが習近平の打ち立てている思想だ。
 プーチンと習近平はヤツらが叫ぶように帝国主義的な対外拡張をする気はいっさいない。ヤツらからの干渉や戦争に巻き込むこととは断固たたかうというのが基本姿勢だ。
 日本では絶対に報道されない事実が実際に展開されているのである。
 ロシアのプーチンも中国の習近平も、地球支配者からしてみれば許されない目の敵(かたき)である。世界中の手先やマスコミを利用して、この二人がいかに悪い奴であるかを吹いている。
 「ソ連のスターリンも中国の毛沢東も何千万人をのコクミンを殺害した」「隙あれば日本に攻めてくる」「尖閣列島ばかりか沖縄まで中国の領土だといっている」「南シナ海をみよ。あそこはどう見ても中国の領土ではない。そこに軍事基地まで作っている」と。「ロシアも基本的には同じだ」「ロシアも中国も社会帝国主義だ」「人民の味方などではない。中国内での人権弾圧や格差問題など許されない」と口汚く攻撃する。
 そもそもロシア革命はロスチャイルドからの資金を得て実現したものだ。敵の手のひらで、アメリカ型の人民支配と対で世界の当時の金融資本が作ったのがソビエトだ、とまで攻撃する。ロシア革命のときに「封印列車」で有名なように、国際金融やドイツからの資金を利用したのは事実だ。人民革命のために可能なすべてを利用するということでやったことに過ぎないのだが、それが現在敵から「マルクスもレーニンも敵の手先」「地球支配者の人民支配の一貫した計画で共産主義革命をやったのだ」とまで言う。ヤツらの人民革命への攻撃はとどまるところがない。
 ヤツらへの致命的な歴史的人民革命をヤツらは、ヤツらの支配の戦略であったとまで言うのは、マルクスやレーニンや毛沢東の偉業を徹底的にたたき、その価値がさもゼロであったかのようにするためだ。これはソ連の崩壊、文革の敗北によって、世界の人民の思想的な成長と団結に大きな影響を与えた。これが今日の人民闘争を低下させた要因になった。
 だが、一万歩譲っても、悪の限りを尽くして、日常的に人民への圧制をしているヤツらやカイライが言えるものではない。そっくりヤツらの犯罪行為そのものではないか。習近平やプーチンを貶めても、ヤツら自身の犯罪が小さくなるわけではない。ヤツらとたたかってきた偉大な革命家の命に価値がなかったとでもいうのか。
 そんなわけはないだろう。そうだとうなずくものがいたとしたら、それこそもっとも卑しむべき典型的な奴隷根性である。
 現代において、人民はそうした革命の歴史、革命の先駆者が追及してきた「敵の規定」にかんする知見を根本的に見直し、的確な敵の明確化をしていくかである。ヤツらの思想的な攻撃で揺らいだ人民闘争の思想を、現代において再度立て直さなければならない。

 あらためて、主敵についてみてみよう。
 「全世界の人びとを支配している6つの主敵」
 ①国際金融資本とグローバリズム企業
 ②王政特権階級
 ③バチカン一神教と原理主義
 ④彼らが操る諜報謀略機関
 ⑤帝国軍
 ⑥カイライ政権

 これはここで規定している主敵だ。いずれも欠かせない。表現はやや改善の余地があるが、これらが世界人民を支配している。考慮するべきは、宗教と王制を含む思想と思考にかかわるものと、軍事を含む多重な政治体制と、経済制度と人民の日常と密着した労働(企業で働く)という異なる視点から、それぞれを組み合わせてみる必要があるということだ。
 政治体制や経済体制は生産物の発展段階に応じて、形式がさまざまに複雑になってくる。現代のような時代では、いずれも一口で説明できるようなものではない。本質と形態をわきまえてみれば、どの時代においても地球一元支配者の人民の分断支配であることが理解できよう。
 では現代における敵の研究において、レーニンや毛沢東の時代の後でわかってきたことは何であろう。それは思想的なものと組織的なものに分かれる。

 組織的なものというのは、地球一元支配者の支配の四階層だ。
 第一、最下底は生活点と生産点(職場)である。これは労働現場で企業があり、学校があり、幼稚園があり、自治会があり、任意の趣味団体から、商店会の協同組合などがある。つまり末端である。
 第二、この上には公的機関がある。地方自治体と国でくくる政府だ。軍隊、諜報機関はこのレベルだ。行動、遂行の組織である。
 第三、政府の方針をきめるもの、政府で働くものを管理するものとしての、国際金融資本とグローバリズム企業と軍需産業のレベル。国は民族のくくりではあるが、それに方向を指示して動かしているのは国際金融軍産複合体だ。国のカイライのような肩書はない。政治的に公式な権限などないように装われている。思想的な役割が主だ。
 第四、一般的に第三までの段階でもよいようにいわれるが、実際は第三のグループを一元的に支持支配しているものがいる。支配者の中の支配者である。一握りの真の敵がこれである。

 この構造をみてみれば、人民が直接圧制を受けているのは第一である。ここに矛盾が集中する。たたかいの主戦場である。しかし、この段階での勝負は力関係で多少勝敗はあるが、第一が第二から完全に支配されているのは明らかで、上が温存された状態で第一では何の根本的な変化を期待できないことがわかる。この主戦場でのたたかいを経てでなければ、人民権力思想は理解できないし、第二以降の敵を正確に認識することができない。
 第二の国のレベルが第三のカイライであるなら、第二のたたかいで勝っただけでも駄目なことがわかる。安倍の国政のすべての動きが国際金融軍産複合体への収奪した利益の貢(みつぎ)を通じて人民支配を続けるためである。第二への命令者をやっつけないことには解決できない。
 第四の敵こそが主敵中の主敵である。これは表に出たことがない。何者かは依然として誰も知らない。だが、ここから命令されている第三のやっていることを解析することで、ある程度判断できる。
 人民と接するところでの対立と矛盾は、すべて上からの強力な統制の結果であることが分かる。下が上に矛盾を指摘しあがなっても、それがくつがえることは何一つない構造であることが分かろう。これが、地球一元支配者の世界人民の支配(所有)である。人民が革命を成功させるということは、この支配システムを完全にくつがえすことである。国のくくりで地球上の部分的な革命が成功しても、最終的にはすべての国で革命が達成しなければ、成就したことにはならない。
 各階層に就いて支配を遂行しているものは誰なのだ、というテーマがある。
 第一と第二は明確だ。日本での第二は安倍カイライ政権とその遂行機構・機関だ。人民が反政権的な行動をとると、たちまち封じようとするのがヤツらの機関だ。
 政治は第一と第二でなされているだけという認識しか持てずに、第三と第四があることを認めない、感覚的に拒否する人がいる。これはこれで放置していい。この人たちはヤツらと同じグループの連中であるか、奴隷根性にどっぷり浸かった人たちだから、邪魔しない限り後回しにしていい。
 当人がそうとう痛い目にあったときにわかるだろうし、それでも奴隷根性のままなら永遠にわからない人たちだといえる。
 先に、第四についてだが、これは永遠に表に出てこないかも知れない。第三が究極までに追いつめられることで、永遠に消える存在かも知れない。現段階で言えることは、第四からの指示で第三が実行・行動をしているだけだからだ。第四が直接表に現れて実行・行動をすることがないためだ。
 第四という主敵の中枢が実際に表に出たら、論を待たずに徹底的に人民はたたかうことになる。つまり、第三をとことん追求することでいかなる展開がくるのかがわかる。
 そこで当面は第三が最大の問題である。第三はこれまでの人民闘争の歴史で明らかになってきている。表現を変えれば、第三は米国や日本のカイライを牛耳っている連中のことだ。ここでは国際金融軍産複合体と呼んでいる。
 国際金融資本と軍産複合体、グローバリズムの多国籍企業群である。
 この第四に対する闘争こそが核心であるという認識は、世界的に共通している。この主張をみていると、この第四をさまざまな用語で表現している。第四の立場のヤツらはやっきになって、第四こそが敵という論を否定する。
 このたたかいの構図は、たいへん単純なもの。だが、わかりにくくなっている。それは、組織的なものと、思想的なものが混在しているためである。
 さらには特殊な用語が多く出てくることだ。よほど慣れないとわかりにくく、多くの人民大衆を引き付けていくなっている。これは論議をすすめるなかで、もっとわかりやすく統一していく課題だろう。
 そうしたことを念頭に置きながら、いくつか特殊用語を説明する。
 見出しで使用している=は同じという意味でなく、説明時に同じジャンルにくくられるという程度の意味。

▼ディープ・ステート=シャドウ・ガバメント(影の政府)=フィクサー
 第三ではある。地球を支配している世界金融軍産複合体が、国(とグローバル企業)を分割支配の手段として利用している。見かけ上の国の支配者の政治はあるが、表の政治を裏から操っているのがディープ・ステート。当然だがディープ・ステートは表からは見えない。ディープ・ステートは各国の政治の裏に影の政府を置いている。つまり背後のほんとうの支配者ディープ・ステートは国という支配単位に縛られることはないが、影の政府はディープ・ステートから国の概念を考慮した指示がなされる。ディープ・ステートが表に出ることはない。
 ちなみに、シャドウ・ガバメント(影の政府。影の政府ということとディープ・ステートと同様な使い方をする場合も見うけられる)は、国単位の与党に対して野党がもしも選挙などで与党になったときに、入れ替われられるように準備した組織である。

▼カバール(Cabal=タルムードカルト一味)=ハザール(カザール)・マフィア
 第三ではある。人民を支配しているほんとうの敵、つまりディープ・ステートのことだが、主敵であるものと各国の表の政府の裏の指示者を、明確に区別しないで一括して呼ぶときに使われる。
 正確な語源をもとに用いるというよりも、一味という呼び方でカバールが使われる。ユダヤ・キリスト一神教の悪魔崇拝集団の指導者を指す。
 彼らはユダヤ人を詐称する。彼らはユダヤ教を詐称するが、古代からのユダヤ人とは異なる。人民を支配している敵が人民にたやすく見破られないために、ユダヤ人やユダヤ・キリスト教のセイにする手法。
 ユダヤ・キリスト教の罪は大きい。支配をするには奴隷の思想を常に目クラにしておくことだが、それが宗教の役割だ。悪魔崇拝の宗教の原典は旧約聖書。ここでは徹底的なおどろおどろしいことが書かれている。差別と虐殺と人間軽視のくだりがぐたぐたとかかれている。
 キリスト教は愛の思想などといって、おめでたいとあがめるのは、ちょうど悪魔崇拝の儀式拡散であるハロウィーンに熱狂している奴隷思想と同じこと。素朴に信じているのは構わないが、人民革命の邪魔(行動)をするのは許されない。ヤツらへの加担だからだ。
 奴隷思想にたやすくなびいてしまう人類の思考の欠陥というのは、そもそもDNAの欠陥によるところが大きい。人類がヤツらに形は似せたボディとして作られだが、思考回路に関する箇所をいじられたためだ。支配されているという認識、支配者を放逐するべき敵として認識する機能が発揚しにくいように仕組まれたからだ。
 精神や思考は経験と訓練によって変化し発展する性質のもので、ヤツらが古代に地上の原人のDNAを操作して今日の人類を作ったときと同じではない。人類が数万年間に、何代にもおよぶ奴隷状態を経験するが、代ごとに生まれるときに、一切の教訓は封印され、毎世代でゼロから経験するようにされている。認識は後世に引き継がれないようにされている。
 だが、人類が増えて人間同士が学びあうことができるようになると、奴隷経験から学んだ教訓が少しずつではあるが、人類の集団的思考に反映されていく。つまり、人類を操っているものの当初の人間にあたえた思考的な壁と枠が破れていく。
 人類は自らが奴隷であることを認識し、支配者を敵として認識し、永遠の支配からの脱出を目指すようになる。この段階が必ず来る。つまり、逆に説明すれば、支配者であるヤツらには最大の危機が迫ることになる。
 古代から何度か繰り返されたと思える。これを記したのが「大洪水とノアの箱舟」。ヤツらは一握りの奴隷を残して、目覚めた人類の一掃をはかったのだ。もう一つは「バベルの塔」だ。被支配者の奴隷が団結しないように、共通言語を廃止して、奴隷の肌色を変え、バラバラにした。人類はここでもDNAを大きくいじられたのだ。
 また残忍な悪魔教を持ち込むことで、人間同士が仲間内で憎悪しあい、殺し合いまでするようにDNAを操作された。地上の哺乳類で同じ仲間で殺しあえる精神を持つのは人間だけである。生物の本来の精神ではない。

▼公式に表で策動している組織:ビルダーバーグ会議・CFR(外交問題評議会)・CSIS(米戦略国際問題研究所)=FRB=米国の中央銀行(米連邦準備制度理事会)
 第三ではある表の組織。地球支配者は表の支配者に指令する。年に一度会合して伝達する場がビルダー会議。日常的には無数に抱えるCSIS(米戦略国際問題研究所)、CFR(外交問題評議会)などのシンクタンク組織を使う。
 ヤツら地球支配者は表の組織としてのシンクタンクを通して、世界中の下部組織を動かす。中央政治から地方政治、報道機関や弁護士組織、大企業に深く食い込んで、戦略的・戦術的に動かしている。
 TLC(三極委員会)は日米欧、つまり日本工作を主なテーマにして戦略・戦術を研究する機関。ジャパン・ハンドラーズは三極委員会での方向を具体的に日本のカイライに指示する担当員。戦争で日本を敗北させることで、完全支配下においた。軍事的な力を背景にしっかりとカイライを配置し、日米合同委員会を通じて直接に官僚、裁判所、軍隊、内閣、マスコミ、企業を指図するシステムを構築してきた。
 アーミテージ報告などは同じカイライの親玉である米国という国家からの要望であるかのように装って、実は地球支配者が日本を牛耳っているのである。
 FRBは第三でも第二でもある。地球支配者は私的(民間)機関であるものを政府と直結したものとして使って、カネの流れを操っている。世界銀行、IMFなども民間の集まりでありながら、各国の政権と密接につながっている。この支配に属していない国を悪の枢軸国家として、私兵であるCIAなどの謀略機関を動かして蹴散らしてきた。

▼地球支配者の個人名を冠した家系、ロスチャイルドとロックフェラー
 第三ではある表の組織。地球支配者を家系だけで見てはならない。実際は王室皇室、宗教組織、金融資本、軍事産業、グローバル企業、それぞれが古代から表装を歴史に対応させながら存在する。ロスチャイルドとロックフェラーは現代の金融、軍事の総帥ではあるが、すべてがここにいきつくわけではないことを留意する必要がある。
 英国王室や日本皇室などのロイヤルファミリー系も厳然たる権力を持つ。人間の不平等を公然化する思想的な役割と、古来から長期にわたって人民から収奪した資産の蓄積が、人民支配の巨大な武器になっている。
 オリンピアンズ=300人委員会こそが悪の中枢ということをいうものもいるが、古来からの血脈を重視した個人名を冠した家系が寄った集団。だがこれは多重支配のひとつの組織に過ぎない。

▼バチカン・テンプル騎士団・イエスズ会=黒い貴族=東インド会社
 第三ではある表の組織。地球支配者が人民支配の武器として作り上げたのが宗教。エリートは全てを知ってつかさどるが、奴隷としての人民には目先のことから視界を広げさせないようにしておく。世には認知しえない不思議と不可解に満ちていて、それは神のみが知ること。神に素直に従うようにするのが人民の人生。生まれたときから、死ぬまでこの考えで疑うことなく導くのが宗教の目的。
 宗教の目的を含め、教義の深部はわからないようにしているのが、人為的に作り上げた聖書。
 ゆえに素朴に信ずる場では愛とか人助けとかが前面に置かれる。悪魔的な本質は常に隠される。数千年間、ユダヤ・キリスト教のもとで「同胞の命を守るため、悪と戦う」として敵を作り、戦争を持続してきた。
 RIIA(王立国際問題研究所)を通じて王室はディープ・ステートと結託して支配の一角を担ってきた。主敵をニュー・コートと呼ぶのもみうけられるが、これは英国ロスチャイルドが王室とともに私的に支配する金融支配の大本シティ、その中心のロスチャイルドビルを象徴した呼び方。
 バチカン・テンプル騎士団・イエスズ会。これらは歴史的な役割や関与する地域との関係で、宗教の異なる側面からの組織体。イエスズ会はローマ帝国=黒い貴族=東インド会社という歴史的な系列関係で暗躍し、日本に初めて侵略の手を伸ばしてきたことで知られる。
 支配=所有を広げるのは常に暴力を使う。暴力を使うことを「権利」であるかのような常識=認識を広げる。それを進化とか発展とかいう幻想でだましていく。ヤツらは日本に狙いをつけて、まず鉄砲という火器を持ち込んだ。戦国時代という内戦に目を付けたのだ。火薬一樽で女子50人を性奴隷としてヤツらは武器を定着させた。火器の導入によって内戦は惨殺、大量虐殺の段階に押し上げられた。
 明治維新ではヤツらがまず重視したのは「西洋かぶれ」の育成だ。これによりヤツらのカイライ体制は完成し、奴隷根性があふれるようになった。そして原爆の投下に行きつく。安倍らが育成され、命令者への勲章授与までいく。

▼西欧ロイヤルファミリー=ニュー・コートと日本皇室
 第三ではある表の組織。ロスチャイルド家やロックフェロー家が登場したのは、ここ数百年程度の歴史しかない。人類支配の表層形式は歴史の発展段階に応じて変化する。人民支配という本質は不変だが時代のニーズに応じたものとして、その役割を一時的にヤツらから賦与されたのが、ロスチャイルド家やロックフェロー家だ。
 その前から表層で長く役割を果たしているのが王室である。まだ続いている。その存在の役割は、被支配者の思考を「差別・格差の思考」で常にゆがめておくことある。王政、君主制では戦争をするときに人民をだますために、ロイヤリティ思想がかならず利用される。

▼ユダヤ=イルミナティ=フリーメーソン=オリンピアンズ=300人委員会
 第三と第四あたり。いわゆる陰謀論を語るレベルの人から良く聞く言葉だ。だが、たいへん紛らわしく正確な敵の表現にはならない。
 まずユダヤだが、別項で指摘したように、主敵が人民が誤って敵をみるように、ユダヤであるかのように詐称しているのだ。この言葉に紛らわされていては真実に迫れない。
 現在では世界的にポピュラーになりすぎているきらいがあるのが、フリーメーソン。そしてその組織の中の中枢にイルミナティがあるとする。フリーメーソンは日本を含む世界中に友誼団体として公然と存在している。確かに奥義と言われるものは秘密だがここまで知られている組織が、秘密陰謀団というのは誤誘導といわれている。
 イルミナティについては近年、2派が声をあげている。いずれもオリンピアンズとか300人委員会とか言われるエリートの秘密組織との関係をにおわせているが、その世界支配の主張のに相違がある。血脈を尊重する派と実力主義を主張する派だというが、支配の戦術上の相違だ。共通しているのはエリートである自分たちこそが、神から選ばれたものであり、世界人民の上にたつものだという、鼻持ちならない考えだということである。
 第四として唯一表に出ている組織ともいえるが、本当の第四かどうかは依然としてわからない。フリーメーソンが歴史の各所で指摘されているし、実際に要所に多数存在している。明治維新時のグラバー、日本占領時のマッカーサーや鳩山などだ。役割を果たしているのはうかがえるが、すべてではないともいえる。

▼新世界秩序(NWO)=「シオン長老の議定書」「静かなる戦争のための無音兵器」「アジェンダ21」「タルムード」「トーラー」「ジョージア・ガイド・ストーン」「1984」
 第四の行動思想を現したものとして実在する文書。ヤツら当事者とおぼしき連中は偽書と主張するのもあるが、基本的には新世界秩序といわれるデストピア=地球人口を5億人程度まで間引きし、ロボットとして奴隷支配を永遠に続ける。そのための工程を文書にして表現したもになっている。
 誰の代表でもなく勝手にエリートを詐称するヤツらが人類の数を5億人にするとか、ロボットとして奴隷にすると、公然ということなど許されるはずがない。
 ユダヤ・キリスト教原理主義の経典はバイブル=旧約聖書の中でも最初のモーゼ五書。それをどう解釈して日常で実践するのかを書いたのが「タムムード」「トーラー」。これらについては日本語読めるように出版しようとしたたびに阻止されているために、詳細はよく知られていない。
 だが、一貫していることは人類を人とも思わないエリートによる支配を永遠化するということ。人間の英知を超えた創造者を規定し、人間は神から造られたもの。神から唯一地球の支配者として指名されたのがユダヤ人だとする。それ以外の人間はゴイムという家畜、すべての動植物、地球そのものもユダヤ人が自由にしていいという特権を得ているとする。
 ヤツらはエリートで人間とは別の世界のもので、人間は家畜でヤツらの所有者だと。煮ても焼いてもお構いなしだという、悪魔宗教をつくりあげて、ユダヤ人を詐称しておのれの合理化をしている。
 ユダヤにはすべての自由を与え、それ以外にはぬぐい切れない贖罪をもつものとする。これは生涯変えられないと奴隷制度を固定化する。その教義が文字として表に出れば、存在しえないほどの打撃を受けるから、表には一切出さないという卑劣なもの。
 人民が被支配者として、人権だ、自由だ、奴隷ではないと自覚し叫ぶことになる。ヤツらはわずらわしくなり「勝手にほざいていろ」としたが、それは住む世界が違うアリンコやゴキブリの考えであって、所有者=支配者としてのヤツらが人権や自由を認めたわけではない、ということなのだ。
 勝手に主張し唱えているうちは無視、放置だが、行動に移したら容赦なく抹殺することにしただけなのだ。そこで警察や軍隊ができ、多くの謀略機関が作られてきた。当然だが奴隷根性に満ちた人間をだまして配置した。
 人類史においてヤツらとのたたかいがすべて弾圧されてきたのは、この機関によるものだ。
 つい数十年前までの米国をみよ。アフリカから拉致=狩ってきた奴隷を。彼らが文字を読んだりしただけで、字を覚えただけで、無条件に殺したのだ。
 日本の戦前・戦中の共産党弾圧を思い起こせ。ヤツらは党の中枢にまでがっちりとスパイを潜入させて瓦解させたのだ。これはロシアや中国の革命に対しても同じだ。話題の北王朝に対しても同じだ。ヤツらのその謀略・諜報の執念は、ヤツらに対する人民の行動を絶対的に抑え込むためだ。
 英国の作家J.オーエルが「1984」を書いた。デストピア小説といわれている。ヤツらが地球を一元支配したときには、どういった世界になるのかということを、小説の形にして分かりやすく描いたものだ。ロボットのようにヤツらにかしずくだけの奴隷になる、というのはにわかには信じられないだろう。だが、人民のなかに奴隷根性が広まってさえいれば、それが可能であることが分かる。
 監視社会、マイクロチップの埋め込み。すでに米国で作為的な「ポリティカル・コレクトネス」などの推進に連動して、子供に精神安定剤を常用させて抵抗しない思考にさせている。「1984」はロボット支配がヤツらにとってはたやすいことであることを示している。

▼リプテリアン(爬虫類人)=悪魔崇拝者
 第四である。人民と同じ姿をして地上に生活している特定の宗教集団が存在する。それが実態のあるものなのか、思想や思考だけのものなのかは、現時点でわからない。だが、堂々とNWOの主張をしているものが多数存在している、という事実が何者かによって指示されているということだ。
 カバールは地球を牛耳るヤツらをひとくくりにしている。それゆえに、ディープ・ステートでもあるのだが、そのディープ・ステートに指令を与える「本当の敵=支配者」がいるということだ。
 それは悪魔そのものともいえる。エイリアン=レプレリアンともいえる。つまり、少なくとも地球上の人類に対する精神的な共感がまったくないものたちだ。少なくとも同じ人類ではない。人間に対する一片の共感する感情を持たないからだ。悪魔崇拝思考が地上のまっとうな人類のものではない。人民がそれを認めるとしたらそれは、悪魔にそそのかされた単なる奴隷根性に過ぎない。
 何の咎めを感じることなく平気で人間を殺害できる。いけにえをする。ヤツらは人類を食料、奴隷、ゲームの素材としてのみ認識している。別な表現をすれば、人類の集団的な思考の欠陥を利用して、人類の精神に寄生しているものである。
 研究者は、王室、ロスチャイルドやロックフェラー、ブッシュなどのヤツらが悪魔崇拝の儀式中に、爬虫類に変身したという証言がある。このことから第四はリプテリアンだと断じた。
 以来次つぎとそれを裏付けるような証言や推論が現れたことから、もしかして本当かもしれないといわれている。あくまでも第四は人民の目の前に現れたわけではないので仮設である。しかしヤツらが主張する第一、第二の世界がすべて、というのは虚偽であるため、陰謀論でくくられるこの主張が虚偽である証拠もない。