記・国民B(2018.6.15)
■米朝会談の実現で世界の戦争屋一味がいっそう窮地に陥った。平和への歴史の流れ加速させよ

◆平和への流れを押すのか、それとも戦争屋とともに押しとどめようとするのか
 13日トランプがツイートした。「偽ニュース、特にNBCとCNNを見ていると非常に滑稽だ。彼らは、北朝鮮との合意を過小評価するために根気よく戦っている。(トランプ大統領就任の)500日前、戦争が始まるかのように見えた(時)、彼らはこの合意を『懇願していた』。われわれの国の最大の敵は、馬鹿者たちによってこんなにも軽々しく公表される偽ニュースだ!」
 6月12日シンガポールで米トランプ大統領と北朝鮮のキムジョンウン委員長による首脳会談が行われた。「朝鮮半島の非核化」が共同宣言された。米朝が戦争休戦状態を終了させた新しい関係を進めていく、南北朝鮮の統一に向けてすすめることを約束した。
 これは米国政権を長期にカイライ化し、世界の憲兵をきどい、軍産複合体による常時戦争状態を続けてきた地球一元支配勢力の戦争屋一味にとって、それが急激に衰退していっている歴史の流れを象徴した。
 「新世界秩序」を掲げ、弱い地域に紛争を起こして、テロリスト集団と戦うなどと世界を騙して常に破壊を繰り返す戦争屋は、少なくとも極東での「戦争惹起」はできなくなる。
 この動きは必然的に「北朝鮮の核やミサイルの危険」がなくなることであり、米韓の大々的な訓練と称した挑発行為の意味のなくなる。「北朝鮮からの攻撃と侵略」への対応ということで実行してきた米日の共同訓練も同じだ。この危機を煽りまくって湯水のごとく防衛予算を増やし、米国からのポンコツ兵器を購入することで命令者へ貢ぐことも意味をなさなくなる。
 今回の米朝会談の実現の意味をだれよりも早く危機としてとらえ、その実現をあらゆる手段を使って阻止しようとしてきた戦争屋一味は、阻止できなかった。トランプだけでなく、キムジョンウンをもまとめて葬ろうと画策してきたが、それもできなかった。戦争屋一味は米朝会談の実現で、いま震え上がっている。
 ここ数十年はおろか、数百年・数千年来追及してきた地球一元支配構想、常時戦争事態維持がいま崩れ去ろうとしている。米国の軍事予算が巨大なのは周知のとおりだ。全世界に米軍を派兵し駐屯させている。軍産連合体は天文学的な予算を確保し、兵器を生産し続けている。軍人とその家族、軍事企業とそこで関係する労働者の数も天文学的だ。
 この人民の富の収奪者、価値をどぶに捨て続けるヤツらの自らの生きる道の前に、米朝会談に象徴される事態が巨大な障壁となって存在している。
 ヤツらが抱いた「夢」が潰えようとしている。それだけ巨大な歴史的な意味をもつものだ。世界人民にとっては、ひさびさの喜ぶべきことである。
 言うまでもないことだが、この会談や宣言には至らないところを多く含む。当然だ。平和を望む世界中の人民の声が背景にあって実現したものだが、人民の闘争で戦争屋を直接追い込んだものではないからだ。だからといって、今回の「極東からの危機の排除」を米朝トップが宣言したことの意義が弱まるものではない。この視点を揺るがしてはならない。
 「内容があいまいだ」「手順や方法がおりこまれていない」「期限をきっていない」「完全非核化かつ不可逆的検証可能でない」「譲歩し過ぎだ」と戦争屋一味は、揚げ足取り、水かけにやっきだ。
 世界戦争屋のカイライ安倍一味は最初から完全に圏外におかれた。世界中で「嘘つきでカルト」と連日報じられていて、すでに相手にさえされていない。米朝会談の直前のG7ではきちんと話す場にも呼ばれず、誰からも声もかけられず「219億円を出すから」と言っても無視されただけだった。
 トランプにも会った。「嘘でもいいから拉致問題をキムジョンウンに提起したと言ってくれ。シンガポールでの滞在費も出す。拉致問題が前進すればカネだってだすと北に伝えてくれ」と懇願。
 日本を乗っ取る満州マフィアの安倍一味は、米朝会談がなされたたことに震えが止まらない。世界戦争屋と一体で、極東からの危機が薄れるのを恐怖している。もちろん、拉致問題がすこしも進展などないのは主題ではないから当然だが、トランプが事前に確約していた通り「米韓軍事演習を中止する」というのに反応した。
 真っ先に佐藤正久外務副大臣。「正直、驚いた。日本の安全保障に大きく影響する。発言の意図を確認しなければいけない」。そして小野寺五典防衛相。「米韓演習や在韓米軍は東アジアの安全保障に重要な役割を持っている。今の圧力を続けていく姿勢に変わりはない」。あくまで極東からの「危機」が弱まっては困ると!
 安倍はといえば、こっけいそのもの。こんなヤツの顔をもうさらすな状態。トランプが勝手に(?)「カネは中日韓で払う」といったのに抗議するどころか、「シンガポールでの開催はボクの提案だ?」「トランプはボクの拉致提言を守ってくれた」「核査察の費用は負担してもいい」「キムジョンウンと直接対話をする」「だが拙速にはやらない。北朝鮮が被害者をすべて帰すといったら(北朝鮮に)行く!?」…。
 トランプはキムに「カネは安倍に持たせる。そのためにおだてよう」と話しただけ。
 トランプは中国とロシアと韓国と立て続けに会談の落としどころを詰めてきた。米国内での戦争屋の猛烈な反対を押し切ってきた。北朝鮮内に配置している戦争屋の猛烈な反対もキムジョンウンは何とか抑えてきた。米国、朝鮮、日本の戦争屋一味は結局、人民に巣くう寄生虫であるがゆえに、世界の平和への流れの高揚のなかで一歩引いたのだ。
 歴史的には、人民の利益にとって大きな成果である。世界の表に立つ政治屋の罪は大きいが、この度の事業については評価しなければならない。甘く見てはならない。
 だから、人民がやるべきことは、弱点は十分に承知で、戦争屋がその野望を閉ざしていないなかでも、事態の変化には、それを加速させる支援をする必要がある。決して、絶対に、戦争屋一味と一緒になって非難したり、水をさしたり、足を引っ張るようなことをするべきでない。
 今こそ建設的な方向での知恵と声をあげるべきだ。

◆今も平和への流れに、障壁となって立ちふさがっているのは何か
 地球一元支配をいまだにあきらめないヤツらはもがきにもがいている。それが現在だ。地上の人口を5億人程度に間引きする。地球をいくつかのブロックに分けて、常時戦争状態を演出して人民を支配する。一握りのエリート支配者にロボット奴隷としてかしずく。新世界秩序をもって永遠の地球支配をする。このようなヤツらの「夢」が、根底から揺るいできている。
 21世紀の現在までのあらゆる方法で実現してきた夢完成の努力は、あと一歩まで近づいていた。米国政府をのっとり一見政府の機関のように見せかけた米軍やCIAやFBIやNSA。さらには支配者の直接な組織である株式会社や基金や団体を下請けにして、支配のシステムを完成に近づけてきた。
 いまや軍産複合体は地球全体を覆いつくしている。あらゆる組織や団体が何らかの形でシステムと関連している。カネ、技術、人員、そしてAIでつながり、一つの「夢」の実現に向かって動いている。
 人民の奴隷化に絶対に必要不可欠なのは、人民が自らの奴隷に気づかないようにすることだ。例え疑いを持ったとしても、そこからの脱出に無限の障壁を用意して、絶対服従しか選択できないようにすることだ。
 単純に戦争の脅迫で正常な思考をゆがめる。麻薬の蔓延。世界の薬はCAIが元締めだ。企業は「パワハラ」で意思を労働者に実行させる。軍や警察は上官からの「命令」で動く。無数の傭兵機関が世界中の戦争や紛争を起こす。シンクタンクが各政党と公共事業体の政策を外注している。
 マスコミを動かすことで、世界のニュースが自在にコントロールできる。クライシス・アクターが作る映像が「ニュース」になる。最近はロシアを悪人にするためにスパイを殺害したと報じた。間を置かずに殺された本人が登場するお粗末。
 米国や日本での選挙のように、ヤツらの完全に支配する中央のサーバーのデータを自在に動かすことで「当選者」を決める。出来高レースだ。先日の新潟県知事選挙でも、多くの人の予想通りであった。投票集計所でのわざとらしい不正行為はめくらましだ。選挙そのものが外注だ。当日投票分を仕分けしたところで加工済の「期日前投票箱」を開ける。そこで一気に逆転する。
 安倍が安倍トモに国家財産を横流しする。嘘を無数につく。息を吐くように。つじつまを合わせるために「1984」の心理省よろしく、公文書を隠蔽、破棄、改ざんする。戦争屋にそそのかされて自衛隊を海外派兵し、戦闘に直面、多数の自殺者と称する犠牲が出たのを「国民に」隠すために、日報を隠す。これが日常だ。
 戦争屋が特に中東やアフリカで小・中規模の紛争を常時続ける。露骨なのはイスラエルだ。大量の武器が消費される。「テロリスト」はすでに戦争屋一味自身だということがばれているのだ。ヤツらはあの911まで自作自演した。
 「安全こそすべて。安全第一だ」といって原発の再稼働をやる。「絶大な経済効果が人びとのためになる」といって公営ギャンブル場を作る。「男女平等、労働者の働く負荷を変えなければならない」といって「働き方改革法」を強行する。「国民の負担を公平に」といって消費税を上げ、福利厚生費をあげ、年金を減らし、もはや負担できない者の入院や治療まで拒否して見捨てる。「勤労学生を支援する」といって奨学金奴隷に陥れる。……
 安倍らの現政権は、すべてにおいて「国民の利益、平和と安心のため」と称して、なすことすべてが戦争屋一味への露骨な貢ぎになっている。たったのひとつも「国民の利益、平和と安心のため」をやらないのだ。すでに、日本の政治は常軌を逸している。これが戦争屋によってカイライが支配する国の現在だ。
 まともな政治と経済と生活を失った。
 米国では、日本に先行して人民がこの実態にうんざりして、トランプが大統領についた。不正選挙も自覚した人民の決起で阻止された。米国では冥王といわれたロックフェラーが死んだことも後押しになった。
 西欧では世界の冥王といわれるロスチャイルドが死んだ。英国で反EUの旗が上がり、その後つぎつぎと戦争屋の悪事に反旗が上がっている。
 この度の米朝会談に象徴される大きな世の変化。だが、背後に厳然と存在する戦争屋一味が作った重石。戦争を継続するシステムの世界人民への負荷だ。平和へ移行するにはこの重すぎる、巨大すぎる負荷を取り除く必要があるのだ。
 人殺しの兵器を作り、消費するだけの戦争屋の事業に全世界で膨大な人間が生活依存している。これを「人民への貢献に」「生産に」転換してゆく必要があるのだ。もちろん、それだけの人民の生み出した利益と財産をどぶに捨てるよりも、そもそもそうした人民への生活に回せばいいのだが、基本は健全な営みに変えねばならない。
 戦争屋が作り上げたシステムを廃絶し人民に奉仕する生産へ回さなければならない。すでにロシアや中国が中心になっているBRICSなどでは、一帯一路や宇宙産業などへの転用を模索中だ。
 CIAが取り仕切る世界の麻薬産業も不要になる。人民の生み出した生産と利益に寄生するヤツらが息の根を止めることになる。日本会議に巣くう満州マフィアの夢もついえる。
 トランプはその転換費用をキャッシュでスペンサーの安倍一味やウォール街に求めているところがおかしいのだが、少しでもまっとうな世の実現の方向に向かうのであれば支援することは大事だ。

 もう一つはやはり人民権力の弱さである。つまり地球一元支配者による支配システムの構築がすすむなかで、人民勢力が思想的に骨抜きにされ、権力に従順なロボット奴隷化が深刻なまでにすすんだことだ。
 日本では戦後の勢力の一翼だった労働組合はほぼ全滅状態だ。組合の大会やメーデーに、なんと権力者自身が顔を出して演説までする。春の賃上げには組合の要求やストライキどころか、政権が主導して「何パーセント賃上げを経営側に要請する」などという、あきれた始末だ。
 デモをするとかストライキをするなどという行為は、組合員自身が内部からたじろぎ、場合には脱退するのだという。
 もちろん市民運動も根が絶えたわけではないが、市民運動が政治に影響を及ぼすようなパワーはすでにない。
 これらは権力がシステムとして握るマスコミによって完全に報道から無視して、デモが実行されたこと自身を封じるからだ。「ニュースにしなければ事実がない」という1984の世界だ。
 実際には各分野で全国で無数の市民の声が運動になり、当局や裁判への訴えになっているのだが、日本ではタレントが浮気した、離婚した、未成年に手を出したという、安倍隠しというかほとんど報道としての価値がないばかりか、認識を誤誘導する情報で埋め尽くしている。
 企業の偽造文書が明るみに出て、社会的な信用を喪失して傾斜が退陣する。頭を下げるテレビ映像がしょっちゅう流れる。どこの世界でも信頼を失ったら責任を取って退陣するしかない。そのままでは誰も相手にしないからだ。
 ところが、日本の戦争屋である日本会議が「天下」をとっているファシズム状態であるために、国家財産を横流しし、公文書を廃棄、隠蔽、改ざんをほしいままにしている本人の安倍は退陣しないという異常。
 しかも、ぬけぬけと「徹底的に真相を明らかにし、再発防止の対策をとる」「すべての責任は首相である自分にある」「担当大臣である麻生に引き続きお願いしたい」とのたまう。
 「明恵は私人だ」「安倍は加計と会っていない」「佐川は罪がない」「セクハラ罪はない」など、つぎつぎと閣議決定。閣議決定が日本の憲法や法律を超えたように誇示する。安倍を顔にした日本会議のファシズムの実行状態。
 6月10日には市民グループが中心になり野党が結集して国会前で抗議するも、蛙にションベンで、安倍はまばたきすらしない。
 つまり人民の権力が押しつぶされているのだ。ファシズムを許しているのだ。求めないまでも、大衆がファシズムを受け入れているのだ。周囲のどこをみても、人民は極悪な安倍政治に賛成していない。きけば「誰か安倍政治にとどめを刺してほしい」という。
 そう、人民大衆は「誰か」頼みで、自分ではないのだ。ここに人民自身が現在の事態に目を向けなければならない核心がある。それが欺瞞でなくて何だろうか。
 家庭での良きパパママが朝玄関をでて職場のドアをくぐると「戦士にマインド変身」する。悲しいかな、保身の実態だ。社会的な強制だ。ここにがんじがらめの地球一元支配勢力が長年かけて完成した「支配システム」があるのだ。
 誰でも子どものときに戦争ごっこ、武器に夢中になる。忍者ごっこもある。つまり「戦い」に惹かれてやるのだが、親はただの一過性のものとして軽視する。何のために、誰に向かって戦うのかを教えることはない。成長して大人となり社会で働くようになっても、変身した戦士のマインドは「何のために、誰と戦うのか」を封印したままだ。
 支配者の求めた事態に完全にはまってしまっている。マインド変身した戦士は、忖度をする。上からの指示には黙って従い、疑問を持たないばかりか、要求以上の成果を出すことに没頭する。しっかり仕事する。だが、これがファシズム体制下では、支配者のシステムを守るために、それにあがなおうとする動きには敏感につぶしにかかる。つまりは、人民支配システムの強化に邁進している。それに異を唱えるものを排しているのだ。
 だが、仕事が終わり退社すると自動的に「家庭の良きパパママ」に戻る。新世界秩序のロボット奴隷状態が、まさに実現しているのではないか。しかも自分が奴隷であることを完全否定する。自分はまったく自由だし、何より「北朝鮮のような人権抑圧の世界にいるのではない」と。
 たとえどう時間をかけようとも、支配者のシステムから脱出する意識を人民内部に作っていかなければ、人民権力は育たない。人民内部に挿入された「欺瞞」から目をそらしてはならない。
 これが、この場に及んでも、極悪な犯罪者たる安倍のようなやからを監獄に送れない要因なのだ。
 卑劣極まる安倍のようなヤツをこのまま政治の表に出しておくことの恥は、戦う人民が負わねばならない。戦争屋を引き釣り落として、人民はどのような未来を築こうとするのかを今こそ真剣に考えなければならない。誰か、ではなく人民人が。

※安倍の卑劣:
 「ママ もうパパとママにいわれなくても しっかりじぶんから きょうよりか あしたはもっともっと できるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします ほんとうにもう おなじことはしません ゆるして きのうまでぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことを なおします これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだからやめる もうぜったいぜったい やらないからね ぜったい やくそくします」
 6月6日に東京目黒区で子どもを遺棄致死させて逮捕された夫婦の捜査で、5歳の娘が朝4時からじゃけにされていた実態が判明し、娘が書いていたというノードに残された文章だ。
 これには全国が残忍さに胸を締め付けられた。人間のやることではないと。だが、これをきいた人民は、怒りの感情をどう、どこに、なににぶつけたらいいのか分からない。
 しかしよく見つめてみよう。人を人と思わない。血を分けた同じ人間を、ゴキブリやアリンコを踏み潰すように、殺す行為が、同じような人間の顔をしたものが毎日世界では行われているのだということを。
 最大はイスラエルがパレスチナ人にしていることであり、戦争屋の意を受けて米軍と傭兵集団がアルカイダとかISとかを名乗って人民無差別殺戮をやっていることであり、劣化ウラン弾、クラスター爆弾を使っていることだ。
 相手方を勝手に凶暴な敵、テロリストと呼んで、兵士ばかりか平民や子供を殺害する。その際にただ殺すのではない。細胞単位での抹殺をし、未来何十万年の半減期をもつ放射能をまきちらし、危険な破片をまきちらすのだ。
 地球の裏からドローンを使いボタン一つで残忍で卑劣な行為を行っているのだ。それをしている「兵士・戦士」はほぼ絶対的な安全状態で。
 安倍が口先で「国民の防衛」「積極的な平和主義から」と真逆を言いながら、兵器で血税を武器購入に注ぐ行為。これが堂々と行われているがゆえに、さもそれが無罪であるように見える。しかし、目黒の夫婦がやった卑劣残忍さのけた外れのことであることを認識しなければならない。コソ泥が監獄に送られても、数百万人を平気で殺戮するヤツが野放し無罪にする世を、今こそ真剣にやめさせなければならない。
※拉致問題と賠償支払い:
 拉致問題は戦争屋の支配下では決して解決することはない。
 そもそも拉致が発生した原因は何か。北朝鮮の登場と朝鮮戦争の停戦だろう。北朝鮮の登場は第二次世界大戦の落とし子だ。極東での朝鮮は安倍の親族の岸伸介ら満州マフィアが大陸に侵略したことから始まった。大東亜共栄圏を唱えて、対外に出ていき武力を背景に朝鮮と中国東北部とモンゴルの一部を含み満州をでっちあげた。これはイスラエルと同じ。
 外国人を支配下に置き、何万人を拉致状態で労働させ軍に就かせた。戦争犯罪そのものだ。その日本が負け大陸を手放し(当たり前だが)、朝鮮に登場したのがソ連を背景にした北王朝と米国を背景にした南朝鮮だ。その後朝鮮戦争が起こり、中国の義勇軍参加で停戦に至った。
 民族の分断と計り知れない憎悪を残し、極東の危機を創出し、地球一元支配者の絶好の場が創出された。以来南北朝鮮は南に米軍が駐留し、隣接する中ソと原因を最初につくった日本の複雑な駆け引きの場となった。
 日本を支配する戦争屋一味は、終戦時に大陸から帰らずに中国にも、南北朝鮮にも(ベトナム等の南方アジアにも)、居残り現政権に多大な影響を及ぼしつつ、やがて再興する「対東亜共栄圏」の行動のときに備えてきた。北に残った戦争屋一味が極東での危機をあおるために、やった行為のひとつが拉致だ。
 双方のスパイ育成という名目はあるが、やったことは戦争屋による対立の危機と緊張の持続の産物でできた出来事が拉致問題だ。
 つまり、安倍ら満州マフィアの極東での緊張政策の落とし子で、拉致の主犯はこのヤツらなのだ。だから拉致は対立に「利用する」ために存在しても、その解決に安倍らが努力することはありえないのだ。
 安倍らが「拉致は最大の問題」というが、意味がまるで違う。拉致問題が「解決」することこそ、危機をあおるのに利用できなくなることが「最大の問題」なのだ。安倍らは極東での危機を終わらせたくない。危機が続いてほしいのが本音。
 戦争屋の安倍一味に拉致問題の解決を託すなど愚の骨頂だ。
 戦争屋を一掃しなければ、拉致問題の解決などありえない。戦争屋が一掃され、南北が統一され、極東での国を超えた人びとの行き来が自由になれば、南北での親族の帰国も当然解決する。日本に拉致された朝鮮人や中国人も自由に帰れる。
 戦争の賠償問題だが、他国を侵略したものは非を認め、与えた損害を賠償する責めを追う。日本と南朝鮮が平和協約をした際に、当然多額の賠償をした。それが仮に北との和平協定に至れば、南のときとの例から類推した賠償額を払わなければならないといわれている。数百兆円という話になっているとも聞く。
 ある意味では当然だろう。人民国家同士なら互いに賠償は放棄するだろう。日本が安倍のような戦争屋が支配し続けるなら、賠償となるだろう。大陸への侵略という歴史の事実は願望で消すことはできないからだ。侵略を受け巨大な辱めを受けたその国の人民は相手がその行為の主犯、戦争屋である限り容赦などするわけはない。
 安倍ら満州マフィアは、実は北からの巨額の賠償には応じる気だ。ワルの腐った根性で、「払う代わりに」をちゃっかり狙っているからだ。戦争屋支配体制の維持を認めさせ、壊した北の再建に手を貸す名目で経済的な支配がしていけるようにする。同時に北に眠るレアメタル利権の奪取に食い込むという目論見だ。
 世界支配、グローバリズム、選民意識はどこまでいっても腐りきった考えだ。日本の人民がそうした戦争屋のあいも変わらない、目先の狭い民族的な利益をちらつかした話に乗って許すことをしてはならない。
 日本では二度と誰であっても外国への侵略などしてはならない、という決意を固めて、目先の安倍らの戦争屋一味を追い詰めることだ。政治の場から放逐することだ。
※:日朝会談へ?
 トランプは安倍が「拉致問題をなんとか…」とうるさいのに対して、はぃはぃと言って、平和への移行の経費負担に利用しようとした。そのうえで「直接日朝で話して」と投げた。
 では日朝会談にすすむのかというなら、ともかく人民の声としては「安倍はひっこめ。日朝会談にだすな。嘘つきで犯罪者の安倍に何もやらせたくない」ということだ。
 それでも仮に安倍が出ていくなら、それはお笑いでしかないが、安倍にはカネしかない。人民の財産を海外で湯水のごとく遣う。このヒトをなめた姿勢で、口先だけで「拉致被害者を返せ」というだろう。小泉のときと同じで一人当たり数億円でどうだ、としかならない。そもそも被害者家族に期待だけ持たせているのだから、発言せざるを得ないが、根本的な解決をする気などないから、足元をみなされていいようにカネをむしり取られるだろう。
 核廃棄問題はトランプの仕事。では安倍らがいう「日本に届くミサイル」はといえば、これこそ話題になれば、安倍を手玉に取るいいネタなだけだ。
 そもそも北との間に発生している話題、テーマはすべてが戦争屋の北挑発、戦争惹起で発生したもので、前提として「オレは特別で無制限、お前は核を持っちゃいけない、ミサイルを持っちゃいけない」「オレは何も手放さないが、破滅させられたくないなら、無条件でいうことを聞け」というものだ。
 話し合いといっても、徹底的でエリート目線、選民主義者目線、上から目線だから普通の会談は成立しないのだ。脅迫と押し付けが実態。
 米朝会談が長年実現しないのも、戦争政策とこの主張からだ。トランプはこれを壊したところに意義がある。トランプは口ではがつがつ言いながら、相手を認め、行動で米朝共同軍事演習を止めた。一方的な脅迫と押し付けを止めたから実現したのだ。
 キムジョンウンは中ロ首脳と直接会ってトランプの本音を確かめている。背後で中ロとトランプと韓国が、平和への流れに切り替える。北としてその流れに乗ることこそが未来への道だと確信して、会談に向かったのだ。北は一貫して「米国との協議」を求めてきた。それを戦争屋一味は頑として聞き入れなかったのだ。
 聞き入れることは、本来世界の常識なのだが、戦争屋は「敵への譲歩はしない」などというこじつけをいうことで、平和を拒否し危機をあおって生きてきたのだ。
 同じ穴のムジナである安倍に会談はできるか。嘘つきで国民はおろか世界からあざけられている安倍を北は相手にしない。できない。もっというなら、極東の危機を続けさせたい意思でできるのは、平和への動きの破壊だけだ。世界人民への挑戦である。いかに、安倍ら一味が世界の情勢や歴史の流れに逆流した連中かだ。
 あきれるほかないが、これを許していては、その安倍らを非難しても力にならないということだ。日本人民が世界の人民の目からあきれられてはならない。