記・国民B(2017.12.15)

■人民の未来を切り開くには、ヤツらが押し付けている情報(知識)と常識(思考)から離れること

◆地球一元支配一派のろうばいから、すべての秩序の乱れが起こっている。歴史的な転換期がきていることを見逃すな
 国際的な動きと国内的な動きは当然だが切り離せることはひとつもない。現代においてはすべてがリンクしている。政治と経済は完全に一元的な意思で動いているからだ。
 地球一元支配一派が地球全体の政治と経済を動かしている。このような視点を一般には「陰謀論」とくくって呼び、さげすみ、無視する。つまり、まともに論議になることがない。特に世のインテリ層が妄想にもとづくものとして嫌悪感をあらわにする。いわゆる左翼もそうだ。
 地球一元支配一派の支配ということを否定する視点は、自らの思考を停止するだけでなく、真実に目を向けることを避け、人民が真実に近づくことをみごとに妨害する。
 「陰謀論」とする視点と用語自身は、まさに地球一元支配一派が付けたキーワードで、ヤツらの実行機関であるシンクタンクとかCIAが定着させたものだ。
 マスコミは一から十まで完全なヤツらの支配下にある。ヤツらが地球人民を永遠に支配するために存在する重要な機関だ。人民が主権者などではなく奴隷であるとう実態を覆い隠し、奴隷のあたまを誤った情報(知識)で常に満たしておくため、真実に気づかせない歪んだ思考(常識)を維持させておくようにするのがマスコミだ。
 政治の舞台では、トランプだ、安倍晋三だ、キム・ジョンイルだという政治屋が躍っている。彼らは、底辺で呻吟する労働奴隷である人民の喜怒哀楽をさまざまな形で写す鏡だが、しょせん政治の舞台で演ずる、配置された役者、着くことを許された役者に過ぎない。
 勘違いしてはいけないのは、政治や経済の実態をこうした政治屋が動かしているのでは絶対にない、ということだ。政治屋が表の舞台で踊っているその裏で、重要な政治と経済のかじ取りは、地球一元支配一派が一手におこなっている(※後述)。
 日米では人民支配の実態はかつてないほどが強まっている。米国の人民の生活破壊はフードスタンプの発行量(おおむね失業率)を見れば、いかに深刻を増しているかがわかる。米国の経済破綻は半端ではない。いまやそのフードスタンプの機能すら一部停滞におちいっている。国家財政は借金額の増額を小刻みに決議(予算つなぎ)して延命している。米国の財政破産、米国の政府機能停止宣言は時間の問題までなっている。
 日本では実質賃金の低下により年収150万円層以下が激増だ。格差という矛盾が激しく生活を追い詰めている。
 これは政治屋が上からの命令で行ったことだが、米国ではあまりにひどい政治に対していったん、従来と少し毛色がことなるトランプを舞台に上げざるをえなかった。人民の意思の強さから若干のクッション策を設けざるを得なかった(※後述)。
 だが日本はまだだ。凶悪露骨な安倍政治が継続されている(※後述)。
 トランプと安倍、つまり国内で激しい人民の怒りが渦巻く日米の政治屋が、そろって「北朝鮮のミサイル危機」を北王朝とつるんで演じる。北を激しく挑発する。北は激しい言葉で反撃する。奇異にも北はみるみるミサイル発射技術を向上させる。
 トランプと安倍は一度も会話もせず「会話は終わった」などといい「かつてない厳しい制裁をかして北を追い詰め、北が頭を下げてくるよう仕向ける」と吠える。
 トランプは「中国の友である北をいさめろ。制御できないなら中国をも制裁する」とまるで自分が中国への命令者のような口をきく。ロシアへの態度も同じだ。トランプはこれ以前にシリアにトマホークを放った。そして最近、イスラエルの首都はエルサレムでそこに大使館を移すと発言して、すでに現地で多数の犠牲者を出している。
 トランプが登場するや「米国は世界の憲兵を止める」「TPPから永遠に離脱する」「麻薬の氾濫を止める」「疲弊した工場地帯と農村にかつてのような繁栄にみちびく」として、人民の熱望している声を受け、堂々と宣言したのはたたえる。だが、北への挑発やパレスチナへの挑発という迷走は、多くの人民に犠牲を課すものであり、人民は認めない。
 米国を含む各国の政権をカイライとして支配し牛耳る地球一元支配一派は、西欧の英EU離脱、ロシアと中国のAIIB創出、トランプ当選での軌道修正に輪をかけるようなロックフェラーの死、さらに追い打ちするロスチャイルドの死により、現在若干の混迷をきたしている。
 地球一元支配一派のこの混迷が、政治屋への指示の混乱となっている。トランプの政策のでたらめなブレとなり、安倍の政権続投になっている。
 だが、地球一元支配一味の混迷というスキを歴史が与えた絶好の機会とみて、強力な反撃が起こっている。世界人民の奴隷からの離脱の道に結び付けられるかもしれない動きが起きている。
 上記のような動向は、当然ヤツらの機関であるマスコミは絶対に流さない。漏れてくる情報も、お定まりの「陰謀論」というベールで吐き捨てる。だが、冷静に情勢を注視すれば、人民の意思の動きがたかまっていることがマスコミの行間に見いだせる。
 例えば、ヤツらが放ったイスラム国(IS、ダーイシュ等の名称が多数)が全滅した。この作戦を主となって実行したロシア部隊に怒りをぶつけた。ロシア選手を五輪から排除するさわぎ。ヤツらの指令で中東危機を演じてきたイスラエル首相をワイロ疑惑で追い詰める。イスラエルと対立するふりをして内実一体で動いてきたサウジの頭目ら二百余名が逮捕投獄。中国に配置されたヤツらの手先を賄賂容疑で大量放逐。
 ハリウッドというヤツらのマインド操作機関の中に巣食う性奴隷の暴露。仮に目くらましだとしても、表にさらされたタックスヘイブン文書。ヤツらの私的謀略機関CIAが取り仕切る世界麻薬ドラッグの畑や工場が、反勢力による空爆など大量破壊。ペンタゴンの巨額の不明金使用に関連しての会計監査の開始。
 これらは表面にでているニュースだ。だが、これらの背景は報じられることはない。だが、地球一元支配の混迷として見たときに、おのずとその背後の動きが見えてくる。ネットだけだが現在あきらかに米国では、地球一元支配一派とそれに反対する組織によって内乱が深刻化している。
 つまり、軍、CIA、FBI、行政が分裂しているので、さまざまな矛盾がでてきているが、マスコミでは報じない。先月には海兵隊の一部がCAIを急襲したり、政治・経済の舞台で我が物顔で悪事を実行していた著名人が、数百人から数千人規模で拘束されている模様だ。
 米国の国家予算にたかり、地球一元支配者が背後であることをカサに、やりたい放題をしてきた連中が、実際に逮捕投獄されているのだ。
 この流れで日本のカイライに命令を出す拠点の一つである米軍横田基地、米大使館の支配者が移動が起こる。自ら逃げ出しているものもいる。日本と日本の安倍らカイライ政治屋は、ヤツらの牛耳りのもとにあるから、当然日本の表の政治経済の動きが変化する。
 安倍はタダの表の人形役者。南カリフォルニア大学で政治学を学んだというのは経歴偽造であり、アリバイ作りで顔を出したかもしれないが、そうであってもヤツらの手下になったという証拠でしかない。これを保護し後見しているのが満州マフィアだ。現在日本会議に寄っている。中核は統一会議だ。現在が我が世の春。
 悪事が報道されると、その背後には常に安倍晋三と統一会議がいる。
 上からの指令が混迷しているのを「機会」としてとらえ、いい気になっている。731部隊の復活を安倍トモの加計でやろうとした。特別特区などと称して一気に440億円ともいわれる国費を横脱した。安倍晋三記念何たらという教育機関をやはり税金強奪してつくり、教育勅語復活に走った。だがこれは人民の追求から逃げられずに安倍トモの籠池夫婦を詐欺師にして投獄し、当の安倍を被害者にしたてた。
 裏切られた籠池は怒り心頭だが、安倍の犯罪をあばく証拠を握っているので不法にも長期の束縛を受けている。出たら安倍ら一味の犯罪が露呈するのを恐れて見殺しにする気だ。連日国会や新聞・テレビ(マスコミ)を賑わしたが、当然ながら無駄なおしゃべりをしただけだった。
 人民から見たら安倍らが日本会議(統一教会)と一体(安倍の閣僚が皆これ)で、犯罪を犯したことは明々白々であるにもかかわらず、ぬけぬけとしのいだのだ。この現象を忘れないでほしい(※後述)。韓国で前大統領の国家私物化に人民の怒りが爆発。200万の民衆がデモで囲み、引きずり下ろした。日韓の結果の差こそ、ヤツらが人民支配のポイントにしている物的証拠主義という「科学」を常識とする命題だ。
 この安倍ら満州マフィア一味を放逐しなければならない。米国で急成長している反地球一元支配派が、その勢いでジャパンハンドラーを追放し、連動して安倍ら一味も逮捕投獄されるかもしれない。だが、これは万歳といいたいような事象だが、外的な好ましい条件の一つでしかない。決定的で大事なことは、内的なことである。日本の足元で外的なパワーと呼応する人民権力が育たない限り、奴隷を甘受するしかない。
 地球一元支配一派が、米国政府中枢をのっとり、日本の政府をカイライにし、露骨な世界人民支配を実行している。いたるところで紛争を起こし、武器や弾薬を使い、無防備の人民殺戮を繰り広げている。
 日本人から見ると、遠い過去や地球の裏側でのことで、無縁にみえるように思考を管理されているが、現在進行形の蛮行は今も継続されているのだ。毎日殺され、飢餓の渦に巻き込んでいるのだ。
 人民の目の前で安倍は堂々と犯罪を免れている。人間として許されないことが、地球一元支配一派が背後にいる「支配者側である」だけで、のうのうと法の外にいる。いや「法律」が安倍らの犯罪を合法化して守っているのだ。
 人民の主体力の弱さ、特に日本での弱さの克服が課題といっていいだろう。ヤツらの歴史的な衰退が露呈しているにもかかわらず、人民がその情勢を有効に利用できない。ヤツらの圧政のくびきから解放する力に応用できない。
 百年前にロシアで革命がおこった。大きな悲劇を伴い、元来の目標である人民の革命は完遂できなかった。だが、百年前に人民の圧政へのたたかいがロシアで勝利したのは事実だ。世界中がそのようなことを予想しなかった。遅れた農業国、未発達な工業というなかで、当然だが革命の主力だった組織訓練された労働者(プロレタリアート)の成長が未熟だった。
 だが、そのような情勢で正確にその隙をチャンスととらえて、そこを突いて勝利まで導いた人がいた。それが革命の父といわれたロシアのレーニン。
 地球一元支配一派がここで手痛い一撃を食った。二度と繰り返さないために、その後あらゆる手を打った。反革命の武力干渉だけではない。被支配者への精神的なマインド管理の攻撃だ。これがじわじわと効果を発揮している。ヤツらの人民支配の戦略が現在人民の反撃を受けて揺らいではいても、基本的な精神攻撃の効力は弱っていない。
 百年前の敗北をはねかえした。ロシアで成立した人民政権は覆った。たたかう人民側の現在の進撃をおおきく妨げているのは、ヤツらの精神的な攻撃にある。
 その障壁を明確にしていかなければならない。人民側でヤツらの精神攻撃を打ち砕く確固としたものを解明しない限り、地球一元支配一派による奴隷時代は続く。

◆人民の知識と思考がヤツらの管理下にある現実。その管理強化に人民自らが組されている現実
 主題で書いた「人民の未来を切り開くには、ヤツらが押し付けている情報(知識)と常識(思考)から離れること」こそが、精神的な攻撃の核心だ。
 真実の情報に近づこうとすると、それを陰謀論だ、過激派だ、テロリストだと悪の限りのレッテルを貼って、近づけないようにする。
 誰が、といえば、人民に一番近いところでは、当然ヤツらの手先であるマスコミ。だが、マスコミがその役割を果たすのは当たり前のことだ。近年「フェイク・ニュース」(※後述)という言葉が登場しているが、まさにそれを展開しているのがマスコミだから当然だ。
 ヤツらがまいたエサにあさる文化人、知識人、解説者らが、とくとくと書き、話す。多くの民衆はそれをみて「常識」的な思考をするからだ。
 左翼とみなされている人たちまでもが、肝心な話になると、内実はヤツらの主張とまったく同じ「常識」をかざして、人民が自覚するのを邪魔しだす。
 こうして、最後は結局人民自身が自分にブレーキをかける。「常識」は決定的に機能する。
 このように、自分にブレーキをかける、つまり自分の思考を停止あるいはゆがめているのは、常識と称するものなのだということ。この常識という思考方法に疑問を持たない限り、世の真実には近づけないということだ。
 日常的に特に疑問を感じることなくマスコミが報じるニュースを読み、テレビで流れる現象を真に受けて、自分の知識と常識にしている。
 ここでちょっと立ち止まって、考えてみてほしい。地球一元支配一派の支配する世の奴隷に、支配者はありのままの事態を事実として流すだろうか。真実に気づくような正しい思考を子どもからの教育としてするだろうか。
 しない、と百パーセント断定できる。
 「そんなことはない。知識と常識は正しい」という人がほとんどかも知れないが、その考えを変える気がない人は別にいい。支配者は、奴隷に甘んじる知識を与え、奴隷であることを気づかないで一生を終える思考を、教育機関や報道機関を使って教育するに違いない、と感じる人に、以下説明したい。
 ヤツらが教育機関や報道機関を通じて、奴隷の知識と思考を管理している、というときに、認識を混乱させるのは、教育機関や報道機関の末端で働いているのは、基本的に皆、人民自身だという点だ。
 実はヤツらは上を抑えて方向をだし、上司の指示に従った方向で取材し、ニュースを書き、説明をつづっていくのだが、その場の労働者が実際に多くの業務的な役割を果たしている。上からの方向に沿ったものが取材される。方向にそって話をまとめていく。そのときに、労働者自身の創意と工夫と忖度がなされていくからだ。
 小さなひとつひとつのニュースでも、その報道には上からの指示に沿ってかもしだされる職場のあるいは記者魂のようなものが、反映していく。働く者が仕事として、素直に、全力を投球して仕上げていく。結果的にそれがニュースや知識に接する人民の根本的な利益に反することでも、現場の人自身は気付くことがない。
 公共機関であれば政治屋と官僚の上層部が方向を示すのに、部下である公務員が仕事としてその方向に沿って業務をなしていく。報道機関の多くは民間企業だ。私的な企業が動く場合は当然だが資本に影響される。資本を握っている者が、国家をも民間の私的企業をも動かす。ひとつひとつは小さそうに見える「意図」でも、全体としてはちゃんとした目的を実現する。
 自然な営みにみえるこのシステムの完成によって、社会全体が意図をもったものによって動かされていくのだ。人民がひとりひとり巧妙に彼らの意図の遂行に組み入れられ、仕事としてヤツらの意図の不足分を補い、ほころびを修繕し、ヤツらが意図した以上の「結果」を、人民自身が担当するのだ。
 この絶妙な支配システムに人民を置くことが、人民自身に真実を気付かせないポイントだ。
 知識や常識を、人民の立場から見つめなおすときに、そのときどきに応じたキーワードがある。
 現代、現在であれば、普遍的な言葉と言える「①戦争(と平和)」。「②自由と民主主義(奴隷と独裁)」。「③国家と革命(権力とNWO)」。「④カネ(と繁栄)」「⑤科学と観念論」といったところだろう。
 いずれも奴隷社会という姿を変革しようという点からみたら、切り離せないテーマだ。すべて縦横に入れ組んでいる。だから重要度を関係づけることは無意味なのだが、戦争についでだけは全体の中心を占める。NWO時代において戦争こそが地球一元支配の時代のキーである。故に最初に戦争を取り上げる。他はその後、何度かにわたって説明してみたい。

◆「戦争」についての常識(思考)
 戦争というと、インテリの多くはクラウゼビッツを必ず出してくる。だが、これにこだわるあまり、戦争の核心を人々に説明できない。それは下記で説明するように戦争の存在の理由を述べてないためだ。彼の論は戦争を戦う戦術的なことには深い展開がなされているが、戦争の存在の決定的な理由には触れていないことだ。まず、この「常識」を離れるこである。
 「北朝鮮と戦争になるのか」「米国は北朝鮮と核でやりあうのか」「絶対に日本は巻き込まれると思うけど滅びるのか」「核廃絶はできないのか」「核の傘などほんとに有効なのか」「戦争はどうしてやめられないのか」…ここよく聞かれる。世界中の人びとが疑問に思っている。
 歴史的にも人類の争いが拡大してきている。戦争に直接間接に関与している人のすそ野が膨大になってきている。今度世界戦争になったら、全地球が核で汚染され、おそらく人類が滅びるだろう。
 それぞれの立場から戦争について話す。あの醜悪な安倍ですら「誰も戦争をしたいと望んでいない。だが北朝鮮が核で脅迫してきていて、危機が国難レベルに達している。最高水準の制裁圧力が必要だ」などという。
 戦争を危惧する人たちは北朝鮮との話し合い、交渉での解決を模索するべきだと主張する。
 若い人たちは進行する情勢をみて、多くは素朴に「戦争を起こしては絶対いけない」と感じている。大人になって、表の政治屋を含めた両親も含む大人の無知と無思考に接し唖然とするも、だからといって正しい方向性を出せない。
 ノーベル平和賞を核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が受け、授賞式でスピーチした。「必要悪でなく絶対悪」「あきらめるな 光に向かって這っていけ」「核の闇に光を」と新聞見出し。究極ともいえる大量破壊兵器の代表である核を廃絶しなければならない。だれが何といおうと、この主張は続けなければならないという提起をしている。この主張通りである。
 だが、どうすればそれが可能かという点で皆が壁に突き当たる。それについて記していきたい。
 戦争についての結論。【戦争は地球一元支配者が、永遠に人民を奴隷として支配し続けるための政策として実行しているものだ。決定的なポイントは、戦争というと、人間に自動的に生理的に発生するストレスが正常な思考をさまたげる、すなわち自分が奴隷であることを自覚できないようにするということだ。しかもこの歪んだ思考は、人民同士の憎悪と怨念の対立を究極まで増幅するという、支配にとって必須の要件が満たされることである。
 支配者にとって、戦争で「儲かる(軍産連合体に利益が流れる)」とか「犠牲者が出る(増えた人口を減らせる)」などということは、まったくの副産物に過ぎない。
 戦争の廃絶は、戦争を起こしている地球一元支配者を人民の力で放逐することによってのみ実現する。】
 初期の戦争は山賊や海賊と同じである。家族や部落、民族が飢えると他を侵略して略奪する。野蛮な力任せだ。食料と財産と奴隷と女を得る。やられた方は力を蓄え武器を工夫してやり返す。
 非人間的で野蛮なほど強い。勢力を伸ばす。生産力が発達し武器が工夫されると、非人間的な「殺戮する」「隷従させる」「勝利する」「拡大する」などの、獣の悪魔的な優越感が芽生える。
 衣食を満たすためというもともとのあらそいの目的は、とうに満たされて無くなり、自らを優秀だからとする選民思想に変質していく。さらに、勝利者であり支配者である存在を永遠に続けたいという欲望に取りつかれていく。
 この邪悪で非人間的な思考が、人間の歴史で繰り広げられてきたのだ。大きく勢力を伸ばした秦の始皇帝、ローマ帝国、モンゴル帝国等々が生まれたが、生産力の発展のなかで時代に支配形式合せられないものとして消えていく。
 しかし表の形式は変化しても、その悪魔の末裔は続く。それが西欧の王族と貴族(とキリスト教バチカン)だ。彼らが現在の地球一元支配一派の元祖だ。
 戦争で収奪して蓄積した領土と財産は計り知れない。産業が発展してくると、生産要素の最大の一つである資金が決定的な役をになっていく。資金で土地を確保し、工場をつくり、労働者を雇うことになる。資本主義が成熟していく。
 資本主義は己の発生の起源から利益追求だ。ゆえに、一円も安くつくり、一円でも高く売るのがすべてだ。その目的のためなら、何でもする。戦争はその究極の手段でもある。
 産業をもくろんで実行できるのは資金を持っている者しかできない。だから王や貴族が所有する国家財産で、あるいは王や貴族自身で産業を起こす。並行して金貸しの重みが増す。王と貴族にカネを貸して利子で資金を増やしていたものが、銀行を発明する。信用という虚構の価値を詐欺的に編み出して利を増やしいく金融業だ。この金融業者はユダヤ人を詐称しユダヤ教を利用していく。(※後述)
 もっとも利益になるのは戦う双方に戦費を貸すことだと知る。平和は最大の敵。さまざまな謀略を駆使して戦争をしかけ、双方に貸す。戦争さえ続けば、永遠に利が舞い込んでくる。悪魔の思想が実を結ぶ。永遠の支配が可能になる。世界金融資本がおのずとたどり着くことであり、ヤツらが善人に改心したり平和を口にすることなど絶対にないことが分かる。
 ヤツらの息の根を止める以外に、戦争がなくなることはない道理がここにある。
 金融業自身がみるみる巨大な産業になる。これが現在の国際金融資本であり、地球一元支配一派の現在の中枢だ。
 金融資本は現代のサラ金と本質は同じだ。ヤツらは国家にカネを貸し与えて借金地獄に陥れることで、国を自在に操れることを知る。このポイントは貨幣発行権。世界金融資本の大本は明言している。「貨幣発行権さえあれば、政治家はだれであろうと構わない」と。
 そして各国に中央銀行という私的な銀行を作り、政府が中央銀行に借金するかたちげ貨幣を国が使う。FRBも日本銀行も公的な機関のようなふりをしているが、れっきとした私企業。世界金融資本が株主で上場までしている。政府が完全に首根っこをヤツらに抑えられている。世界金融資本が米国を含む「国」を支配しているというあかしだ。
 戦争をするに欠かせないのは武器と兵士だが、兵士は被支配者の奴隷が無限に存在するから、ヤツらは全く気にしない。しかもカネさえだせば、騙されていくらでも寄ってくるのだ。兵士のことの前に、武器だ。
 武器を作る兵器産業が発達する。悪魔の思想で管理されたものが兵器を作る。ロッキードをみよ。日本では三菱をみよ。言うまでもない、三菱は、ヤツらが明治維新で擁護育成したもので、安倍ら満州マフィアだ。
 武器は戦う相手を抹殺するもの。相手よりも戦闘に優れたものでなければならない。絶対的な競争が必要である。「敵」を必要とする。いなければ作ってでも、目的を達成する。
 そして武器の効用は高ければ高い程有利だ。その開発のためなら資金でいとめはつけない。このためならみな魂を悪魔に売り渡してのめり込む。とどめがきかない。「この程度にしておこう」などということが絶対にない、一直線に大量一瞬殺戮兵器の開発にまい進する。
 原爆や生物兵器、化学兵器、特攻隊、人間魚雷、電子パルス兵器、ロボット兵士、ドローン等々はこうして作られ、使用されている。一度作られて物は世界中に拡散していく。
 この政界では当然に死の商人がどうどうと活躍する。「優れた」武器で、自分が使うよりも少し劣するものを相手かまわず、どこへでも売りつけるのだ。今北朝鮮にあるミサイルや核は、まさにヤツらが死の商人を介して廻しているものだ。
 武器は作りつづけなければならないので、消費のために売りさばき続ける。当然だが戦闘を謀略的に発生させて、使用させて消費させる。アフリカや中東での民族間、あるいは国家間での紛争というのは、すべてこうしたヤツらの武器の試験と消耗を目的に、意図的に起こしたものだ。
 地球一元支配一派がいかに卑劣かを論じてみ意味がない。この世から消えていただくしかない。ヤツら自身の武器で。
 この武器産業が産軍複合体などと言われている。これが地球一元支配一派の一翼をになっている。
 実際に戦争をするのは帝国主義時代までは国だ。国と国がもっともらしい理由で戦争をする。その「国」は借金地獄でヤツらの手中にあり、カイライ政治屋を通じて牛耳られている。ここまでの流れを知れば、「戦争をする理由」などはまったく何の意味もないことが分かるだろう。
 地球一元支配一派が仕掛けたのだ。
 「わたしの息子たちが望まなければ戦争が起きることはありません」と世界金融資本の大本を生んだ母親は、あからさまに真実を口にした。
 戦争はよく言われる「エネルギー、食糧、資源を確保して、国民の生活を守るため」「外国にいる国民がその国に蹂躙されたときに、国民の生命と安全を守るため」に戦争が起こる、などと吹聴するやつがいる。
 すでに明確な通り、ぜんぶ出鱈目だ。他国への侵略を合理化する稚拙ないいわけに過ぎない。そもそも人民は他国に迷惑をかける理由を持たない。自分のいる場所で自活して生活をしてきたのだ。自分のいるところで生きていくのに必要なものを用意して生活できているのだ。他国や他民族の所有物を奪うことをする必要がないのだ。
 奪われる側の立場を理解することができない野蛮人とか悪魔をまねる必要がまったくない。人民同士が互いに必要なものを流通し合ったり、文化的な交流や、競争などを平和的にしあうことで歴史を築いてきたのだ。これを、野蛮人や悪魔が襲撃して掻き回し、奴隷にし、他民族や国家へ兵士として派遣されたりしているのが現在の奴隷制だ。他民族を強姦したり殺害する犯罪者に仕立て上げられているのが現在だ。
 いかにばかばかしいことかに気づかされる。人民はエネルギーと食料は地産地消という原則から絶対に離れてはならない。「効率」をもっともらしく掲げて「グローバリズム」にあたりまえのようになびくことが、いかに間違っているか。ヤツらの手先として自ら進んで先兵を務めていることに恥じなければならない。
 支配者がいう「戦争の理由」を見たときに、絶対に欠けているのが相手側からの視点を考慮することだ。「相手を仕立て相手を抹殺するに値する敵」と見立てて国内に宣伝する。コクミンは戦争という危機から緊張してしまい、たやすく信じてしまう。だが、人民は常に相手を気遣う。「敵国」の犠牲になる人民と兵士は国境を越えて争う理由のない仲間だ。仲間を抹殺対象にする、ヤツらのマインドコントロールの嘘を知っている。
 実際に戦争をするときに、どうしても必要なのはカイライ国家だ。カイライとして各国に配置した政治屋に、戦争の理由を口にさせ、国民を騙し、敵への憎しみをあおり、戦争に駆り出す。安倍を見よ。「一億総…」をいう。北の脅威が「国難」だとか。バカの一つ覚えというか、満州マフィアの岸らがいったことをなぞっている。
 政治屋は命令に従い、軍を動かす。勝ち負けも従う。
 兵は奴隷が「お国のため」「天皇陛下のため」と、完全にマインドコントロールされた通りに、戦争の緊急事態で結集する。何百万人、何千万人犠牲になっても、少しも気にしない。悪魔に良心はない。人間性がなく残虐性が生のエネルギーだから悪魔なのだ。
 各国のカイライ政治屋とその軍隊は、たたかう人民の敵の一角であるという定義はここからなされる。憲法での自衛隊規程がどうだとか、国内法でどうだとかということとは一切無関係に、敵なのである。主敵の構成にカイライ政治家と軍を規定している理由だ。
 人民は地球一元支配一派のもとで、国というヤツらが作っているくくりに無関係に被支配者として、常に一体だ。世界中の人民には争う理由は皆無だ。ヤツらの踊らされて対立し戦争に駆り出され、犠牲にされているに過ぎない。戦場に向かう兵士、つまり自衛隊等の軍のなかの人間は、命令を拒否し人民の側の利益から、命令者であるヤツらにこそ銃を向けなければならない。
 これが戦争が起こったら人民は「戦争を内乱に転嫁する」という思想だ。
 NWOの時代、戦争は国というくくりによる対立だけではない。宣戦布告なしに、その国が「テロリストをかくまっている」「テロリストの訓練所がある」とか「破棄兵器を開発しているに違いない」「国際条約に反して核の開発を進めているに違いない」などを理由に、ターゲットとした国や地域で戦争を起こす。
 911以降の新しい時代の戦争だ。理由が「いいがかり」であることも、相手が小なりといえども「国家」であることからも、絶対に許されない横暴だ。だが、これが目の前で展開されている事実だ。
 ヤツらが帝国主義時代に一応引いてきた国境は、NWO時代では無用になったのだ。コンピュータ全盛時代を迎えた生産性の発展と、世界征服の野心からおのずといきついたグローバリズムの流れの到達点である。戦争の目的が支配の領土分捕り合戦から、次のステップである地球一元支配のための、政治経済ブロックの再編成時代に移行した。911がその新たな時代に突入する号砲となった。
 国境を無視した宣戦布告のない常時戦争の事態だ。この揺さぶりでNWO時代のブロック化をすすめようというのだ。
 中東に「イスラム国」が登場(して今消えた)した。これはヤツらが米国の私組織であるCIAとかいくつかの謀略機関を使って、計画育成訓練して送り込んだ傭兵組織だ。ブッシュやクリントンらのネオコン政治屋が深く関与した。いうまでもなく「反米イスラム過激派」などでもない。そう発表したのはマスコミが「常識」として世界に報じたものだ。反米ではないから、イスラムの天敵イスラエルには敵対しない。むしろ育成にそのイスラエルがかんでいる。
 傭兵は世界中からカネで集められる。捕虜の首をはねる映像などは、なんと米国のヤツらのスタジオで作ったものを得意のフェイク・ニュースで流したもの。トヨタの大量の自動車(戦場用トラック)、米軍のミサイルとかの大量の兵器、いつのまにかできた放送網。全部ヤツらが用意した。
 これを中東の現地に派遣して暴れまわらせた。ヤツらの報道機関は世界にその恐怖をながして、中東に米軍を正義の味方の装いで登場させた。リビアを国主ごと破壊し、膨大な難民を演出して、数えられない廃墟を作った。だが、世界の人民は何が起こっているかをうすうすわかり、半端なままに最後は消えざるを得なかったのだ。
 カネに目をくらんだ若者、近代兵器を戦場で扱ってみたかった若者は、多大な犠牲をうけつつも、最後はロシア軍の猛烈な空爆で追われ、米軍のトラックに載せられて遁走し、自国に戻った。散らばって「その国でまたテロをやるのではないか」などといわれているが、はっきりしていることは「イスラム過激派テロ」とは無縁の混乱だ。
 バカな若者がカネや目先の興味につられて踊らされたに過ぎない。卑劣な地球一元支配者に素地を作られて、まんまと利用されたのだ。現在の世界金融資本とつるみきった兵器産業、そしてその手先の謀略機関は獰猛である。むき出しで人民におそいかかる。
 TPPにおいては明確に企業利益を国家の上に置くというISDS条項が人民の反発を食い、トランプに見捨てられた。地球まるごとを支配しているとうぬぼれるヤツらには、いままでの国境を無視しだし、NWOの別な政治経済ブロックの実現に動いているのだ。
 それがEUだ。南米大陸の経済一元化構想。満州マフィアの妄想。中東からイスラム圏を一掃する紛争。極東での現在の北のミサイル騒ぎはこれに連動している。中国の一帯一路はヤツらのブロック化への抵抗だ。911を境にして、強引に実行し始めたのだ。人民にこれでもかこれでもかと過酷なムチが振られているのだ。

◆祖国防衛戦争と正義の戦争の教訓
 戦争が地球一元支配者によって起こされたものであることを分かりにくくしているのは、第二次世界大戦の過程で「祖国防衛戦争」と「正義の戦争」という用語が発生したことだ。労働者・農民国家が戦争の真っ只中に入り、敵と戦う。つまり「敵」である末端の兵士(人民)との凄惨な殺し合いをしあうのだ。考える間はない。命令だけが戦場を支配する。だが、目の前の相手は本来の仲間であって、利害などない。ヤツらに強制されて兵となり自分に銃を向けているのだ。自分が引き金を引かなければ、自分が殺される。ヤツらにこちらが殺されるのだ。躊躇は命取り。ということで、殲滅戦をたたかうのだ。
 人民権力への尽きることのないヤツらの殲滅戦。現場では本来あってはならない「人民同士の殺戮戦」が展開されるにいたる。人民権力の兵士が襲いかかる敵の兵士(騙されて殺しに来た)と殺し合いをする現象だが、人民権力に襲った国家側では、徹底的に「人民権力側の連中の悪事、凶悪さ、許されない非道」を宣伝する。人民権力が人権無視の恐ろしい世界だと吹聴する。とはいえ、敵国で犠牲になった家族や友人は、相手に惨殺されたという事実が胸に深く刻まれる。
 誰がこの事態を起こしたのか、仕向けたのか、主犯なのかということまでには思いが至らない。戦争の主要な動機からみたら百パーセント、しかけたヤツらの犯罪である。
 第一次世界大戦の過程でロシアにソビエト政権ができた。世界人民の注視する国家が誕生した。人民はロシアを祖国として各国にも革命政権を広めていこうと考えた。ロシアの革命政権ができると、地球支配勢力は、全力を投じて封殺策をめぐらした。
 基本的にレーニンはテロリスト、クーデター首謀者として逮捕状をだし、膨大な数の密偵を送り込み、国内の反対派とともに反乱をいたるところで起こした。海外からの派兵もどんどん押し寄せる。ロシアの周囲の全方面からソビエトの革命をつぶしにかかった。日本のシベリア派兵も7万を越し、米英、仏伊らの16か国連合軍が干渉になだれ込んだ。
 この封殺作戦は4年間も続いたが、ロシアの労農兵赤軍は多大な犠牲をうけながらも政権を守り抜いた。ところがヤツらは敗北に甘んじることなく第二次世界大戦をしかけてきたのだ。ドイツのファシズムを先頭にたててソビエト政権に向かってきた。ソ連はいきつぐ間もわずかでさらに巨大な敵の侵略と戦わざるをえなかった。このときにも「祖国防衛戦争」が掲げられた。
 ソ連は当時スターリンが指導者で、ファシズムと米英などの連合による大挙した敵との戦争にたいして、米英を分断させ、逆にソ連と連合軍を形成することによってファシズム封殺に向かう。ロシアでは数千万人の犠牲者をだしながらも、結局ファシズムを追いやった。ソ連を守り切り「祖国防衛戦争」勝利した。
 ちなみにトロツキーは祖国の防衛は世界の反革命勢力の包囲下ではできないとして、世界同時革命説などという敗北思想に陥る。トロツキーの姿勢を擁護できない決定的な反人民思想、一国だけでの社会主義建設は無理だと。すでにロシアには一国でも実現している時にだ。トロツキーは人民革命についての哲学を持っていないので、最後まで日和見でふらついた。
ロシア革命のときにレーニンにつき、首都のソビエトの議長となった。さらに労農による軍隊を整備する責任者に任じられたことから、レーニンと並ぶロシア革命の功労者として、特に海外のヤツらからおだてられた。だが、労農ロシアがさらに厳しい状態になったときに結局自分でも一貫性を保てない主張をすることになり、ここに一斉に世界中の資本家連中と反革命派が結集していった。
 この攪乱を実際の行動でとどめを刺していくのがスターリンによる、数次にわたって展開された五か年計画による工業化だった。
 邪悪な戦争が地球一元支配者の指示で開始される。戦争が始まるとさまざまな力関係が作用して思わぬ展開になっていく。一元支配者がソビエトを戦後冷戦の米国とならぶ巨頭の地位をあたえる。このあたりから、もともと労農の味方、社会主義政権を政界にひろめるはずの「国家」が、方向を見失っていくことになる。
 スターリンは鉄の男だった。激しいヤツらの攻撃と包囲網のなかでレーニンの後を継ぎ、現実に実現した労働者・農民の国家を何としてでも守りきり全生涯をささげた。前例がない事業をいかにやり抜くかについて試行錯誤を繰り返した。正解の道は原則と哲学で導き出すしかなかった。
 徹底的にレーニンの教えをかみ砕くことに尽力した。やっと息がつけたのは第二次世界大戦が終わったほんのひとときだけだった。ここで改めてヤツら支配者と最後の勝利までたたかいぬくための思想として、哲学と実践論をまとめることに取り組む。だが、それが実を結ぶには時間が足らずに今日に至った。
 初めて登場した労働者の国家は消えた。残された遺産は後世に託された。
 反ファシズムで作られた連合国の一方のリーダーソ連は、ヤツらから見たら、言うことに従えば許すが、あくまでも正面からの敵であるとの本来の主張であれば、潰すという現実に直面することになる。スターリンは、真正面からの対決では「祖国防衛」はできないと踏み、取引をする。妥協したふりをして、まず当面の敵であるヒトラー(ファシズム)を倒し、力を蓄えて次に踏み出そうとする。
 コミンテルンは解散する。膨大な軍事支援物資、資金をヤツらから導入する。結果国内の産業も整備される。だが、その反動で思想の混迷という重大な問題が内部から発生する。それは目まぐるしい戦争の連続で、革命初期の労働者魂、革命の精神の思想の核心がロシアから薄れたことだ。
 例えば、ソ連から日本に要人が来て表の政治屋と会って話す。話は他のブルジョア国家の要人との話とかわならい。日本の労働運動の指導者や日本の革命政党と話すことはない。日本にソ連大使館がある。労働者の組織(でも個人でも)がソ連の大使館に行っても、敵かスパイかと疑われることがあっても、革命運動の利益になる話がなされることがない。
 ソ連とともにたたかった国々にどう革命運動を前進させたのか、すなわち、その戦争で駆り出されたその国の人民をどう動員したのか。たしかに、そこまで手が回る余裕はなかった。
 名は社会主義国家でも、いったいどこが思想のリーダーなのだ。逆に1984でJ・オーエルにモデルにされているような体質に陥ってしまったのではないのか。リーダーだったスターリンは最後まで主張は「社会主義」をいっていたのだが、社会主義を受け継ぐ後継者がいなかった。
 フルシチョフとかエリツィンとかは、まるで米国のブッシュレベルの蔑視される政治屋と同じだ。そして前世界人民のソ連への幻想をそとに、内部から崩壊していったのだ。
 第二次世界大戦は極東では日本のファシスト(満州マフィア)が、極東の盟主をきどって大陸侵略を展開し北は樺太、満州からフィリピンなどの南方までを荒らしまわっていた。だが当然の成り行きとして、強大に成長した米ソを核にした連合軍に潰される。
 このいきさつで、中国に成長した毛沢東の中国の独立解放闘争が発展する。一時は蒋介石軍と連合して日本の追い出しを成功させるが、直後から国民党を後押しする米国とのたたかいに突入する。1949年には毛沢東が中国の独立国家を宣言して一段落する。蒋介石と米国の連合した共産主義勢力封殺作戦とのたたかいが、毛沢東によって「正義の戦争」と位置付けられる。
 中国が革命に勝利したときも、ロシアの動きと同じく、ヤツらは激しい干渉をしてきた。休むことをさせない。まず朝鮮で戦争を起こした。毛沢東は朝鮮が隣国でもあるが国際主義を実行した。義勇軍を派遣して多大な犠牲をはらいながらも、最後は現在のラインで休戦にもちこんだ。
 次にベトナム戦争でたたみかける。中国にしてみれば革命直後のロシアと同じで、激しい貧困のなかにあるが、押し寄せる敵の襲撃は間断ない。結局ベトナムでは米国をはじめての敗北に追いやる。だがヤツらがあきらめるようなことはない。
 どさくで送り込んだ謀略分子。彼らの挑発にのってなされる内紛。そしてロシアで得た教訓でもある思想攻撃、つまり人民をヤツらの知識と常識で支配することに力を入れる。中国は遅れているということで、経済を開放し、「社会主義体制下」で資本主義をやろうという考えだ。ロシアでもひとときNEPがなされた。
 これに猛烈に怒ったのが毛沢東だ。走資派追放のかつてない大キャンペーンを起こした。文化大革命である。大躍進運動である。結果的には毛の意思は成功しなかった。地球一元支配者の激しい反革命宣伝が世界的に展開された。世界中の社会主義派はごうごうの論争をはじめたのだが、帰結点をみいだせなかった。
 ロシアと同じようなところに帰結している。
 地球一元支配一派は、己に敵対する天敵である奴隷自身の目覚め、革命政権にたいし、猛烈な、間断ない、徹底した戦争をしかければ「勝てる」ことを知ったのだ。戦争こそがすべての難題を解決すると。同時に世界のマスコミを使うことで、情報と常識をコントロールできると。
 たたかう人民は、ヤツらにしかけられた戦争につぐ戦争で、すっかり力がそがれた。「祖国防衛戦争」「正義の戦争」はそうした意味で、重大な教訓を残した。たたかう人民に計り知れない教訓を残した。ヤツらに封殺されはしたが、革命事業が決してたやすいものではなく、多大な犠牲が伴うものであることを教えている。
 強いられた戦争でたたかわざるをえなかったソ連人民と中国人民(だけではないが)。彼らはたたかわざるを得なかったのだ。逃げ出すわけにはいかなかったのだ。現時点の人民のたたかいをしっかり見極めなければならない。
 ちなみに、戦争は精神的にも肉体的にも人民に過酷な犠牲を強いる。平和時の常識は通用しない。極限までの理不尽の世界だ。これが激しいストレスを生み、人を変性意識にさせて、自在に奴隷として動かす。
 このような環境はそこからめざましい技術がでたり、文学的なものもあらわれる。戦争の個々の戦術もでてくる。これらの成果はそれはそれで学び、将来的に祖国防衛戦争と正義の戦争を実際に強いられたときに、役立てることに意義がある。これを戦争の賛美に利用してはならない。
 戦争があくまでも人類の負の遺産であることを忘れてはならない。
 できれば、戦争で生み出されたそのような「成果」を繰り返すことなく、地球一元支配一派を歴史的に放逐して、地上に二度と起きないようにすることだ。戦争で犠牲になった人民のことを永遠に忘れないことである。無数の彼らがたたかったことは、これからのたたかいに生かさなければならない。

◆これからのたたかいのために、レーニンと毛沢東が残したヒント
 レーニンは歴史の中で発生した針の穴を巧みに突くことで、実際にヤツらに打撃を与えて見せた。レーニンの天才に負うところが多かった。それゆえに革命の色もレーニン色にならざるを得なかった。レーニンはプロレタリア革命をするために生まれてきたような男だ。彼は十月革命の時点でロシアの農村のこと、中小企業の商売のことについて、歴史的な発展のレベルに疎かった。
 これが権力を掌握した直後からのソビエト国家運営の弱点に繋がった。充分な解決をするまでに至らなかった。
 農民の知識と常識のレベル、中小企業の社会全体で果たしている役割。これへの理解が国内で無用な対立を生み、同時に反革命勢力の突込みどころとなった。おそらく平穏な情勢にあっても、社会主義的な建設は長期のたたかいになる。外からと中に残存する反革命の攻撃の渦の中で、悪戦苦闘した。
 「われわれは社会主義に対する見解が根本的に変化したことを認めないわけにはいかない。商業、これこそわれわれプロレタリア国家権力が、全力をあげてつかまなければならないものである。農民を文明化された共同組員にすること。完全な社会主義国になるためには、この文化革命を必要としている。偉大で困難な事業には、何度でも最初からやり直す能力が必要だ」といっている。
 つまり、ロシアのソビエト国家が至らなかったポイントに気づいたが、結果的に時遅しであった。もちろんレーニンに非があるのではない。人民の闘争を受け継ぐものが、この教訓を受け継がなければないとことだ。
 毛沢東は文化大革命を起こした。高齢下でのおそらく最大の挑戦であったろう。
 「実権派の奪い取っている権力を奪い返すには文化大革命を実行して公然と、全面的に、下から上へ、広範な大衆を立ち上がらせ資本主義復活の暗黒面を暴き出すよりほかない。これは実質的にはひとつの階級がもうひとつの階級を覆す政治大革命であり、今後とも何度も行われねばならない。誰が反対しようが、再度大長征をやりなおしてでもやるのだ」というのが決意だった。
 革命をなしとげ、頂点にいる毛沢東がこれほどの危機を感じたのだ。文革のことについては、その後ヤツらは徹底的な悪口のキャンペーンを世界的に展開した。そのせいで当時の人も今の若い人たちも、当の中国人ですら正当な評価をする気がない。確かに否定的な側面は多くあった。その意義は置き去られ、ロシアにおける多大な暗黒面とおなじように扱われている。
 この多大で深刻な側面はその後の世界の革命運動のとどめになったような感がある。
 だが、そうした負の遺産にもかかわらず、人民はそこから教訓を得て先に進むしかない。
 いうまでもないことだが、レーニン時代にレーニンが至らないことがあったこと。スターリンがスターリン時代に手を尽くしきれなかったこと。毛沢東が毛沢東時代になしきれなかったこと。これらは少しも彼ら自身の責任ではない。誰もがなしえなかったことをやりぬいて大きな遺産を残したことを、たたえてもたたえきれないほどだ。歴史的な制約によるものだ。
 同じことは地球一元支配者一味にもある。歴史的な支配者と被支配者の力関係なのだ。ヤツらがいかに巧みな支配技術を持っていようとも、しょせんそれは間違った動機にもとづいたもの。被支配者たる人民が求める解放は人民の正義だ。人民自身があきらめない限り、絶対に最後は解放される。永遠に支配が続くことはありえない。それだけに、なんどもで繰り返すしかないのだ。ここでの主張はこれに尽きる。
 どうしても暗い要素が多い中でくじけて大局を見失いそうになる。それであっても、人民と未来をみつめて前進することこそが、先人の遺訓であろう。
 未来にくるであろう過酷な境遇。その場合でも確固として動じない人民の足元の盤石な権力。そのような人民の力をいたるところに、世界中のどんな場所、どんな階層にも作り上げることが、最期を決する。これが偉大な先駆者たちがのこした教訓ではないだろうか。
 現在地球一元支配一味が猛烈な圧政を強いている。911で始動したNWOのビジョンを現実化するための、強引な策動だ。紳士ズラして、悪魔の行動を全面化しているのだ。こうした時代に、人民はいかにたたかっていくべきなのかが課題だ。
 それは心ある人たちによって、熱心に追求されている。ここで明らかにしているように、奴隷として人民を圧政下においている主敵を明確にすることだ。そのうえで、日々人民が寄るべき判断の基準としての5つのポイントを、目前の課題に照らして判断の基準としていくことである。
 これは人間としての普遍的なことであるがゆえに、絶対に道を誤ることがない。この判断基準を家族で、職場で、生活点で定着していくことだ。社会の土台から覆すことを通じてヤツらの支配から脱しようとするものが、人民の権力を語らなくなってひさしい。人民の権力の構築という、ヤツらにとって致命的で決定的な弱点になる問題を、この世の「常識」として消してしまおうとしているからだ。そして政治屋どもを動員してヤツらの手のひらである議会で「多数」を得ることが、権力の交代であるかのような本質の捻じ曲げを「常識」化している。人民の権力は天から降ってくるものではない。ヤツらの行使している既存の権力を奪い取って使うようなものではない。日々の活動の中で、ヤツらの権力と並行して下から作り上げるものだ。
 そして、ヤツらの支配システムの歯車の一員に組み込まれている実態を冷静に自覚し、仲間を募っていくことである。これが人民の権力、つまりロシア革命の項で登場するソビエトの核になっている。
 一人一人が、ヤツらのカイライによる表の権力機構に組み込まれていながら、われわれの人民権力を内部ではぐくむことである。アベ友問題で話題に登場した前文部次官がいったように、「面従腹背」を座右の銘として、長期のたたかいのなかでうまれるチャンスに備えることである。
 以上「戦争の常識」について記したが、他の項目は次回にする。

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※「舞台裏で決めている」:アベ友の籠池への土地を売ること、加計への認可、どこで決めたのか。何を根拠にしたのか。あんなに国会で追及しても、記憶にない。議事録は捨てたと。北朝鮮や中国まで届く、戦闘機から発射される高精度なミサイルの購入をする。防衛予算はちゃっかり確保済みだという。国会で一言でも話題になったか。安倍が海外に出る度に湯水のように千億円単位でばらまく。たかだか数か月で数十兆円というから驚く。消費税も保育園問題も教育問題も社会保障問題もその額のちょっとだけでも、使い道を変えればたちまち解決する。これは何故に国会で論議されないのか。国会はおしゃべりの場。真実をコクミンの目に触れさせない場であることの何よりの証拠だ。
※「トランプの迷走」:以前にも触れたがトランプの登場を後押ししたのは、NWOの米国の人民を無視した強引な政治経済破壊に反対する人民の声だ。トランプは小手先や妥協ではなく、全生命をかけて、正面からNWO推進勢力とたたかう以外にない。何十年か前の不都合なスキャンダルや家族への脅迫、暗殺の危険に屈してはならない。世界金融資本を米経済再建のあてにするより、大胆にいったん破滅させる勇気が求められている。北朝鮮を軍事と核で脅かすよりも、米国がすすんで真先に核の放棄を宣言することだ。そうしてこそ、勇気ある歴史的な大統領として全世界の人民から評価される。トランプがぐだぐだ迷走すれば中東や極東で全く無意味な犠牲を生むだろう。
※「トランプの登場とヤツらの予測」:オバマが米国で初の黒人大統領になったが、これについて何年も前から地球一元支配一派は計画の下準備をしていたという。ヤツらの内部でオバマを登場させるということで、育成準備していたという記録がある。前回の選挙で女性の大統領にするというのも同じく計画し道だったのだが、トランプの登場をも予備的に考慮していたのも事実だ。911を何年も前から計画していたことの証拠として明らかになったイルミナティカード。そこにトランプの登場予測をすでに書いていたし、アニメのトンプソンの映像でもすでにトランプが大統領として存在することを、今回の登場の何年も前に出している。ヤツらの計画の周到さをあなどってはならない。
※「安倍政権の継続」:命令者からの一貫した指示がなくなってうごめきだすのが満州マフィアの野望だ。ヤツらが力関係として極東の盟主にはなりえない。中ロが許さない。現在は中ロと米軍(の分裂した反NWO派)が共に極東での紛争惹起を起こさないことで一致している。だが、NWO派はあくまであるがゆえに力関係の隙を見て戦争に火をつけかねない。原爆を落とし、911を実行し、311をやり、今も世界中で暴れまくっている連中だ。ヤツらには「戦争嫌いのお祈り」だけでは通じない。仮に起これば人民の結束がどちらの方向に向けてなされるかだ。翼賛会か、嫌戦か。このときに左右するのが人民の意志であることを忘れてはならない。
※「韓国の200万デモと安倍への無力」:別項科学と常識の項でとりあげるが、端的にいえば、野党が証拠主義で安倍の強奪を証明して追い詰めようとしても、証拠を残さない忖度の行為では限界があることだ。それに対して状況証拠だけでも真っ黒けであること。それが許されないとする人民の「感情」「怒り」「怒号」が、物理的に法を乗り越えて大統領を追放してしまうという対比的な現象。人民は権力者を守る「法」に従うのではなく、法を利用するのだ。法はあとづけであって、主権者である人民の「感情」「怒り」は有反造理でヤツらが作り上げたこの思想的常識を認めないことこそ革命だ。何もやってないことをやったというのではない。あまりにもあからさまな安倍の犯罪を断罪するだけのことだ。人民の意志は力である。
※「ロシアの革命を世界金融資本が資金を投下して支援する」:革命には確かに当時なら莫大な資金を要する。カネがほしい。世界金融資本の性は世界支配のためなら何でもする、当面の敵でもカネで内部に潜入して覆す。政治の世界では当然のことだ。予定より長くなった戦争を終わりにする、などの課題が実現できるなら何でもする。そうした流れで互いに利用し合う妥協が成立する。トロツキーにヤツらは2千万ドル(現在の金額価値がいくらになるのか)渡してロシアに返した。レーニンには45億円(今ならどれほどになるのか)渡して封印列車でロシアに帰した。ロシアのバクー油田の例にあるように、ヤツらそのものとのボリシェビキの交渉と妥協したのだ。他の借金も含め1922年までに4億5千万ドルの返済をしている。当時は妥当な判断だったかもしれない。ヤツらは資本主義の発展期から帝国主義時代において、資本主義に競争の強い相手を用意するという必要性から、ソビエト政権の成長に、第二次世界大戦中の支援に絶大な物資と資金の投下をしたことも事実だ。世界金融資本は戦中はファシズムのヒトラーにさえ直接にも、バチカンを使っての間接にも多額の資金をつぎ込んでいる。
※「フェイクニュース」:沖縄で米軍ヘリの窓格子がグランドに落下した。これに現場が自作自演ででっち上げたものという、唖然とする攻撃が反人民勢力からなされた。モリカケ問題では、朝日新聞のでっちあげだと堂々と出版までする連中がいるが、当然同じ仲間だ。ヤツらは一貫している。慰安婦はなかったと朝日新聞の記事をねつ造としてやり玉にあげて、そもそも慰安婦そのものが存在しなかったように展開する。南京での惨殺事件もあれは存在しなかったと声を大にする。同様なことは、大陸侵略の口火になった盧溝橋事件は後にヤツらの自演自作であることがわかった。トンキン湾事件とかイラクへの攻撃とか、ヤツらは堂々と嘘をマスコミで流せば、それが「真実」にでもなるかのようにうぬぼれている。
※「ユダヤ人が…」:ユダヤ陰謀論という名で昔から呼ばれているが、この表現は使うべきでない。別にユダヤ民族がみな悪いわけでもないし、そもそも聖書でいうユダヤ人というパレスチナ民族(アシュケナジーム)と、陰謀論のユダヤ人は違うからだ。ユダヤ教という宗教を信じているものとその人を母親に持つというのがユダヤ人で、本来の民族とは無関係だ。生存の都合でキリスト教からユダヤ教に改宗したアジアのハザール民族(セファルディーム)のなかから、世界の金融業を支配する一大勢力に成長したファミリーがいる。それが西欧を資本で支配した自称ユダヤ人組織だ。シオニズムを掲げてさも歴史的に抑圧され離散したユダヤ民族が、国家を打ち立てユダヤ人の独立国家を作ることが正当な運動だと主張した。帝国主義時代の最後のどさくさで作ったのがイスラエル。この運動を地球一元支配の偽旗として利用できることで、世界人民の目をゆがめている。ヤツらは宗教や民族や国家を単に野望実現の手段で利用しているだけなのだ。ユダヤ人にこだわって思考停止をしてはならない。