記・国民B(2017.9.6)
■暗黒安倍政権と北の将軍とマスコミによる「危機と憎悪のあおり」から見えてくる地球一元支配者の支配の構造

 北朝鮮の連続するミサイル実験、核実験。これをめぐって世界中が沸いてる。特に、安倍政権と米国と韓国は大騒ぎだ。コクミンは連日のあおりにあって混迷の極致だ。「朝鮮戦争が再発するのか」「核が使われれば世は終わるぞ」と。
 日本では多くのコクミンはすでに「政治無関心層」といわれる。怖い。逃げたい。知りたくもない。だが、テレビと新聞とネットは、これでもかと連日「危機」を報じる。無関心層もただただ流されるまま、おろおろする。これでいいのか。良心あり正義を貴ぶ大人は事態の真実を知り、周囲に、自分の子に語り、いかに受け止め、どうするべきかを話さなければならない。

◆暗黒安倍政権と北の将軍とマスコミの危機あおりは、そのまま彼らの危機
 米韓・米日による軍事演習が続く。当然だがこれは北への挑発だ。これを受けて、北は「複数のミサイルによるグアム沖への発射実験をする計画がある」と発言。そしてついに北海道上空を越えてアリューシャン列島方面にICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射した。
 9月に入り連続して地下水爆実験を強行し「ミサイルに搭載可能な核弾頭の開発に成功した」と発表した。
 マスコミ報道は連日危機をあおる。おそらくかつてのキューバ危機以上のあおりだろう。そればかりか、気象の異常についてもあおる。毎日ニュースで「かつてない…」「50年に一度の…」という豪雨、台風、落雷、浸水の注意、警告をしている。仙台などの地域では夏だというのに、ひと月以上続く雨だという。
 Jアラートなどと称した「空襲警報」まで出す。先の戦争を直接経験した人はわずかだと思うが、ほとんど戦時中を想起させる。逃げろ、もぐれ、隠れろと言われても、防空壕をそなえているのは官邸と自衛隊以外にないではないか。この滑稽さは戦時中竹やりと木製銃剣で戦おうとしたかつての行動とともに、海外では笑われている。
 連日テレビや新聞で「かつてない深刻な事態」「一線を越えた許しがたい暴挙」と報道を見せつけられて、コクミンはおろおろし、北の邪魔くさい愚行を早くどうにかしろという、うっぷんが増大してきている。
 これを背景にして発生した現象がある。かつてない支持率に陥り、安倍を窮地に落とし込んだアベ友国家財産強奪問題の影が薄くなったことだ。報道に費やすレベルが急激に減った。軍事予算の要求額が異常に伸びた。自衛隊が対北朝鮮の防御設備を米国兵器メーカーから購入するという理由ができたからだ。
 そうしたどさくさの裏で、こっそりと、日本経済の深刻な低迷を発表した。かつてない企業の内部保留額。実質賃金が連続低下。多くの福祉関係の実態の悪化。世界的にみて異常なガンによる死者の増加が明らかにされた。英メイ首相に原発2基設置費用を提供(安倍にそんなことする権利があるのか)。これらの報道は北の騒ぎに押されて、たいしたことがなかったこととして済まされていく。
 安倍はさも自身の政権危機を脱したかのような様相が実現している。北王朝様さまではないか。
 北のミサイルについては、発射当日安倍らは「事前の予告もなく」と妙な強調したことが印象的だったが、実際には15日も前に国連海域担当のIMO国際海事機関及び空域担当のICAO国際民間航空機関に通告されていた。それは当然だろう。その海域は多くの漁船がいま集まっているところだ。この国際条約に加盟している国である北が事務的におこなったものだ。
 また、安倍政権も含めた各国政府にも事前に通告されている。官邸は承知だがコクミンには「事前の予告なく」と知らせない。上空を通過しても「日本に飛来しないと判断した」として、自衛隊も迎撃の対応をしたわけではない。しかしコクミンにはJアラートで脅かし、深刻そうな顔で「真剣な対処」を呼びかけた。
 8月の発射時には安倍はアベ友というか小泉やらと異常な高笑い会食。明恵は夜店でフィーバー。いずれもわざわざ写真を公開。前日から安倍が「官邸に泊り込む」のが北の行動のサインだという。記者会見で勇気ある記者は「なぜ自分は知ってながら国民に知らせないのか。今後もそうなのか。国民は安倍の官邸に泊まるという情報を得て判断しろというのか」と鋭く追及した。思わぬ追求にあった官房長官の菅は「回答を控える」などと逃げた。
 「危険そうだから」と新幹線をわざと停止させた。だが原発は止めない。「原発に被害が及ぶのは想定外だ」と。
 米国トランプ、ロシアのプーチン、そして韓国文と続けざまに電話会談。「北朝鮮に対する圧力をさらに最大限に強化していくことで一致した」と。対応として「軍事的なことも辞さない」と。そしていつものように「今後も強固な日米同盟の下、しっかりと国民の生命と財産を守るために全力を尽くしていきたい」と付け加えた。
 「圧力をさらに強化」といいつつも、実際の手はもうないのが実態だ。国連決議だ、ともいうが、すでに世界中で暴挙を繰り返しているのが米国で、国連は米国の「阻害要因」になっていて、すでにあてにしていない。日本は国連の平和方向への動きに反対の位置にいると、その国連は日本を快く思っていない。国連の常任理事国にロシアと中国がいて、どう米国があがいても「一致」は見込めない。
 そもそも地球上で国連に加盟しているほとんどが北朝鮮を認め国交を結んでいて、米日韓が「非条約締結国」として孤立、浮いている状態なのだ。日本国内や米国のマスコミ報道だけを偏ってみていると、孤立は北朝鮮だと見がちだが、実際はすでに逆で「時代遅れなジャイアン」としてさげすまれているのだ。
 日本の安倍の米国一遍どうは「一国としての誇りはないのか」とさえ言われている。極東といっても日本と韓国だが、その軍隊はいまや完全に米国に売り渡され、指揮系統は百パーセント米軍の戦略下にある。しかも軍備は当然だが米国に向けられないように改造したもので統一されている。制空権は戦後から今日まで日本にはないという異常な国家なのだ。核の傘の下で「集団的防衛権」などの名のもとに、完全に米軍の手先に成り果てている。日本が「独立国」であるような発言や振る舞いは嘘である。
 いうまでもないことだが、北のミサイルや核は「米国をたたく」などというレベルでも、実際でもない。北と韓国は兄弟だから韓国は別にして、実質は日本の要所こそが北の狙う有効な標的だ。米軍基地とその一体の自衛隊基地と、日本のインフラの要所だ。政府機関ばかりか原発を含む発電所やエネルギー施設、鉄道と高速道路などの移動インフラは最重要のターゲットであることは論を待たない。
 日本が米国と一体で邪悪な地球支配をもくろむ限り、日本は全世界の平和を望む勢力から憎まれターゲットにされ続ける。
 要は、安倍一味はコクミンには、危機を避けるために、米国をたしなめ、一刻でも早く和平条約に向けた話し合いに向かうべきという、当然の方向を訴えることなく、北を挑発し続け危機をあおる方向に徹したということだ。
 今年になって沸いたような北の脅威は、実はそのまま地球一元支配者一味の危機なのだ。欧州でのEU離脱、米国でのトランプ現象で弱り、悪の象徴でもあったD・ロックフェラーが死に、統制が弱まった。子飼い命綱として残った安倍政権が、アベ友国家財産強奪事件が明るみに出て存続危機にある。ここでヤツらが仕掛けたのが極東「危機」なのだ。

◆北問題についての「あたりまえの」こと。つまり安倍一味と米韓のでたらめ
 北の将軍の発言や行動はむちゃくちゃだ。口は悪いし、周囲を巻き込んで核までもてあそぶのは許されることではない。自分の主張があるなら世界に向かって、人民の利益という観点からの主張を世界人民に向かってするべきだ。地球支配者のカイライである米国や安倍らに向かって、無駄な行為を繰り返しても、そこから意味のある有益が生ずることはない。
 北の主張などはどの点から見てもまっとうではない。普通に「米国は平和条約協定に向けた話し合いをしよう」といえばいいのに「核を打ち込み米国を地上から抹殺する」などというのは、あまりにも愚かすぎて、ガキの言い方だ。ガキがそのまま大人ふうになって発言しているのは、狂気そのものだが、別の意図があり真実が隠されている、と見るべきだ。
 北という国の主張、それに対する米国や日本などの国の対応。それが現在、コクミンをこれでもかと振り回している。安倍一味のあおりをうけ、自分が追い詰められているように錯覚したコクミンの一部は「わずらわしい北など、先制攻撃でやっつけちぇばいいんだ」とまで主張する。反面、その主張を冷静に見つめようと努力している人もいる。
 「お役立ち情報の杜(もり)」http://useful-info.com/simple-questions-to-pm-abe(2017年9月3日)というサイトで誰でもが普通に思う疑問をいくつか列挙している。興味ある方はそこで確認して欲しいが、そのいくつかを披露と、下記のようなものだ。

①北朝鮮の核実験を非難するのに、アメリカの原爆投下に対して抗議できないのはナゼ?
②「広島・長崎への原爆投下は戦争犯罪である」と断言できないというが理由は?
③日本の550km上空(宇宙空間)を北朝鮮のミサイルが通過しと怒るのに、首都圏上空をアメリカに占領されていても何も感じないのか?
④オスプレイが飛んでいるときに、Jアラートを出さないのはナゼ?
⑤北朝鮮のミサイル発射でJアラートを出し、「わが国を飛び越えるミサイル発射という暴挙はこれまでにない深刻かつ重大な脅威」と語った次の日に、のんびりお茶会してるのはナゼ?
⑥他の普通の国と同じように、北朝鮮と外交関係を樹立する予定がなのはナゼ?
⑦危機をあおる報道で、内閣支持率はどのくらい上げる気か?
⑧原発で働いている人たちも、野にひれ伏すような訓練をしたのか?
⑨北朝鮮のミサイルに対しては敏感に反応するのに、現在進行中の健康被害に対して冷淡なのはナゼ?
⑩北朝鮮のミサイルの脅威は、原発を停止しなくても構わない程度のものなのか?
⑪2017年5月に北朝鮮ミサイルが発射された際、菅義偉官房長官は「日本に飛来しないと判断し、Jアラートは使わなかった」と述べたが、今回、Jアラートを使ったのはナゼ?

 さらに追加する。
◎必ず安倍が窮地に陥ったときに、まるで出前を頼むごとくタイミングよく北がミサイルや核の実験をするのは、安倍と北は実は通じているのではないか。
◎一発のミサイル50億、一発の核250億といわれるコストを、ほとんど無視して繰り返す北の財源はどこから得ているのか。
◎北のコクミンが飢えて青い野草までむしっているのなら、当の昔に野や山が枯はて、餓死者の山で、北王朝は自滅しているはずなのに、なぜにまだ余裕がありそうなのか。
◎安倍政権は自分は知らされておりながら、それを国民に知らせないのか。今後もそうなのか。国民は安倍の官邸に泊まるという情報を得て判断しろというのか
◎北が核実験を何度かしているにもかかわらず「核所有国」とは認めない、ということは目の前にある実態はフェイクなのか。
◎北が話したいといっているのに「その時期でない」というなら、いつが時期なのか。
◎北と話すなら「核とミサイル開発を放棄する」という条件をまず飲むことだ、というのは、米国などは自由にいくらでも開発・実験はOKだが北はダメということか。
◎自由と平等という理念を実現しようと戦っている米国や日本が、「オレは自由だがお前はダメ」という主張の根拠は何か。
◎北が米国に「話し合おう」「平和条約を結ぼう」と要求していて、それを拒否するときに、自分の手詰まりをたなにあげ、中国の力がないからだと中国に責任を転嫁するのはナゼか?
◎国家の独立、主権を尊重するのは当然と言いながら、北朝鮮の政権を認めようとしないのは、ただ「気に食わない」だけなのか。気に食わないなら「国家」であっても抹殺する「権利」を持つその根拠は何か。
◎北が一方的に武力で威嚇し、米国・韓国・日本に「存続危機」という重大な脅威を与えている(防衛大臣)ことが理由なら、米日韓が核や軍事力や制裁で北を脅迫し圧力を加えていること自身は許されることなのか。
◎中国やロシアという近隣国が「危ないからその挑発はやめろ」と警告すると「中ロが北を止めさせられないからだ」と中ロまで制裁するということは、それこそ覇権国の理不尽な横暴そのものではないのか。
◎集団的自衛権を成立させることが強力な抑止力となり、北朝鮮からの危険を弱めると言ったのは嘘だったのか。

 これらは、普通の人間としての事態を見ての反応だ。素朴な疑問だ。いわば世界の人民の声だ。
 冷静に見ればわかるように、米国だ、韓国だ、安倍だ、北将軍だ、こいつらがマスコミを使って、一方的に報じていることだ。事態というのは、全世界の人民を相手に、つまり観劇者にして、ヤツらが舞台で演技をしていて、それをテレビや新聞で見せているものだ。
 世界中のマスコミを同時に動かし、その映像と画像と文字を使って観劇者である人民に見せつけ、脅威で震えおののかせ、憎悪をかきたてているのだ。この構図をしっかり頭に入れてほしい。
 事態を起こしているのは人民ではない。「国民の生命と財産を守る」のだという名目を語って、コクミンを戦争に駆り立て、死に追いやり、財産を破壊しようとしているに過ぎない。武器を持てない、戦争をできないという憲法のしばりを、真逆の「武器は自由に開発、輸出までできる」「米軍の手先として世界中に派兵できる」「いつでも戦争できる」日本に塗り替えた安倍政権。
 ヤツらが、人民の意志とは真逆のことをさも「なりゆきとして正当」であるかのごとく装って、NWO実現に突き進んでいることが実態である。

◆地球一元支配の熱望NWOはJ・オーエル「1984」に描かれたディストピア世界。極東「危機」はヤツらの演出だ
 現在の極東の「危機」演出は地球一元支配者一味がやっていることだ。ヤツらの目的はNWOの実現。NWOこそがヤツらの目指す世界秩序だ。
 そのビジョンは何か。たびたび説明していることだが、それは「1984」の世界だ。これを知れば、現在の極東「危機」が良く分かる。ヤツらの世界人民を相手にした「脅迫」の中身と目的が透けて見える。

●「地球全体をいくつかのブロックに分け、そのブロック間で常に戦争している状態。勝ったり負けたりが大本営発表される。コクミンは常に戦争の危機を感じている状態にする」(永久戦争)
 「北の危機」演出はまさにこれだ。
 地球一元支配者は、日米欧州はもとより「北王朝」をも一元支配し、対立を演じさせ、操っているのだ。米日韓と北が「休戦状態が続いていて戦争は終わっていない」。互いに相容れない対立関係にある。北の脅威は米日韓の自由主義陣営の敵でガンだ、と思っているとしたら。それこそヤツらの狙いなのだ。
 日米間と北、いずれも地球一元支配者のカイライなのだ。
 「戦争の危機」は被支配者に恐怖を与えるためのもの。支配者が支配を貫くための絶対的な法則が「被支配者を恐怖に陥れておくこと」で、これなしには支配は維持できない。人間は恐怖を感じると、正しい認識ができなくなりと判断能力が著しく低下する。自己防衛本能が機能し、認識と判断においてエゴを最優先するからだ。後述する「憎悪」と共に支配の核心を構成する。
 危機にはさまざまあるが「戦争の危機」というのは、人間にとって理不尽の極みともいえる究極の危機だ。まっとうな人間の生き方に完全に逆行するもので、そこには一切の理屈は通らない絶対だけが支配する世界だ。平常時にあたりまえの正常、正義はすべて否定される世界だ。
 人間はそこに陥れられると、正常な感覚、思考が失われる。そうなると、何事もどうでもよくなり、命令に任せ、成り行きに流されるのが「最良」になる。(現代の「政治無関心」の増加現象は「個人主義の蔓延」とともに、支配者による新たな「思考麻痺」テクニックなのだが、これは別に取り上げたい。)
 「1984」では、支配に疑問を感じた人が支配者のさまざまな手法によって屈服させられ、結局はこの思考に陥っていく姿が描かれている。
 日本は1945年に敗戦し主に米国を中心とする進駐軍の管理下に置かれ、その後今日まで「平和」が続いている。基本的に直接的な戦争状態にない。つまり多少の危機はあってもコクミンは戦争をリアルに体験していない。この状態が人生の一代に値する程度の期間になった。被支配者に戦争の危機を体験させるというヤツらの原則からみると、それに反しまったく戦争を知らない、危機を知らない世代に移ってきてしまったことだ。
 「平和憲法」が敗戦の産物でできてしまったことから、支配者にとっておもわぬゆゆしき事態だ。支配者にとって極東で再び戦争事態を起こさねば、被支配者に体験させねば、ということだ。
 米日韓と北の「戦争の危機」はこうして引き起こされたといっていい。
 実際に戦争になることではない。コクミンが支配者にだまされて「危機」を実感して恐怖し、北への「憎悪」がピークになればいいのである。
 911のニューヨークのWTCビルとか、イラクやリビアとかアフガニスタンとか、米軍の大量破壊兵器や小型核を使用しても「核などの反撃」がありえない場所では、ヤツらは核を使うし、やりたい放題の軍事行動をすることができる。だが、北にはすでに核もミサイルもある。攻撃すれば「核による応酬」のリスクがある。だから、北との間では際どい言葉での応酬戦はあっても実際の戦闘には至らない。
 余談として言えば、会談の「実現」に向かうような装いで軍事応酬の「危機」が自然解消していくことだ。会談自体はあらかじめ用意した「理由」で、これもぼやけていくだろう。また、仮に暴発のような形で北が核弾頭による攻撃のボタンが入ってしまったとしたら、その時には米、ロ、中のEMP装置が発射作動してしまう。つまり北を中心とした極東の全電子機器が破壊される。未曽有のインフラ破壊となる。現代の核戦争の愚かな姿だ。

●「日課として二分間、敵に対してむきだしの憎悪を叫ばせることで、敵に対する憎悪心を維持させる」(二分間憎悪)
 米日韓による北への口汚い応酬は、北王朝の下劣さに劣らない。これを連日マスコミから押し付けられてコクミンは、北への憎悪心が膨らむ。「事前通告をしない卑怯なヤツらだ」「北の核の規模は160キロトンで広島の10倍以上だ」「国連決議の重みを無視するやからだ」…、と連日あおる。
 朝から夜まで、テレビ・新聞・ネットで「北朝鮮の…」で狂気のごとく埋めつくされる。米国は当然だが、韓国、ロシア、中国までもが北に対決しているような流れまで偽装しようとしている。「北への最大限圧力」は今や常識だと。
 戦争実体験をしていないコクミンは、いやでも北を憎みだす。支配者から見たら理想的な状態がまんまと実現している。
 「戦争の恐怖」が全体としての思考(認識と判断)を歪める。
 「憎悪」は敵・相手の否定的な側面を前面にだし、相手の持つ普遍的な権利や肯定的面を軽視する。逆に自分については「権利や自由」を前面にだし、自分の至らない点は背後に押しやる。この思考の行き着くところは相手の抹殺であり、平等の否定だ。
 憎悪は平等を否定することで、格差を当然視する。憎しみがある限り、自由と平等はない。つまり、口先で「自由と平等は普遍」と叫ぶが、行動ではその否定する。この現象が支配者の求めることなのだ。支配者は「支配のためなら」すべてを尽くす。被支配者にこの「憎悪心」がある限り、支配者の実行する差別・格差は被支配者に受け入れされる。
 憎悪が支配者の絶対的に欠かせない手法であるというのはこのことだ。
 これは「1984」を貫くディストピア国家のシステムで説明されている。「戦争は平和である 自由は屈従である 無知は力である」というスローガンにすべてがあらわされている。この矛盾した3つのテーマは、表裏が真逆に表現される。
 半永久的に戦争を継続する「平和省」。実態は戦争省だ。絶えず民を欠乏させ食料と物資の配給統制をする「豊富省」。実態は「貧困省」だ。ころころと支配の都合で主張を変える政府のつじつまを歴史さかのぼって書き換える「真理省」。実態は「虚偽省」だ。もうひとつある。民の思想信条を常に観察し逮捕、投獄、尋問、拷問をして思想改造をする「愛情省」。極悪な秘密警察だ。これこそ「憎悪省」だ。
 真逆の表現は、コクミンすべてに強制される。法で言語、語彙に制限が加えられる。会話表現で使用が許されるのは「ニュー・スピーク」。思考原理は「ダブル・シンク」というもの。
 安倍が息をつくように嘘をつく。戦闘ではない紛争だとか。屁理屈をこねている自覚がない。妻明恵の行動は公務ではないと閣議決定する。嘘でも言えば、でたらめでも決定さえすれば、コトはそれで済み、それが「真実」になる、というのが、安倍がすでにやっている「1984」だ。
 北への憎悪をヒトラーよろしく百万べんくりかえしコクミンに聞かせれば、コクミンはその気になると思っているようだ。バカな話だが、支配者の支配の手法は繰り返される。すでに、人民から見透かされているにもかかわらず、すでに「政治無関心層」という多数のコクミンがいる限り大丈夫とタカをくくっている。

●「国民には世界情勢をマスコミを通じてのみ一元的に知らせる。2分間憎悪も大スクリーンで映像を見せて敵を印象付けてからする」(テレスクリーン)
 まず、米国トランプ、中国習近平、ロシアプーチンをどうみるか。
 過去のいきさつはいろいろあるようだが、現在の中国習近平と現在のロシアプーチンは地球一元支配一味がもくろむNWOには組していない。習近平は「朝鮮で戦争を再開させない」ときっぱり言っている。プーチンは「平和的な解決の追及以外ない」と、安倍の挑発を相手にしていない。そろって米日、米韓の挑発的な演習を中止すべきだと言っている。
 二人とも地球一元支配一味のNWOが邪悪な許せない計画であることを見破っている。ヤツらが、そのために各所で戦争を起こしてかき回していることに、へきへきしてきている。しかも、中国にもロシアにも執拗にスパイを送り込み、内部からのかく乱を繰り返してきていることに、相当なエネルギーをはらわされている。
 テロ、気象兵器によるかく乱、いいがかりによる経済制裁と許されないことばかりだ。こうしたことを完全に封じることが成功していない。弱体化した地球一元支配一味の狂乱的な攻勢が間断なく押し寄せてきているからだ。歴史的な対決の時期にあるといってもいい。
 国内でこうした外からのかく乱攻撃に対する対応エネルギーは、日本のマスコミに乗ることは全くないと言っていいので、伝わるわずかの情報から察するしかない。北朝鮮の騒ぎもヤツらの策動だ。ヤツらの息の手を閉じない限り続く。米国に「中国・ロシアは手ぬるい」などと言わせているが、中国もロシアも実態は必死なのだ。
 ロシアも中国もかつては人民革命を一度実現した国家だ。残念なことにいずれも自壊してしまった。人民権力の意義・目的が地球一元支配者が放った「金権の魔力」によって消されてしまったからだ。金権の魔力に勝る人民権力の意義を定着できずに、人民内部の弱さに依存した揺れとほころびが勝ってしまったからだ。人民が経験したこの教訓に気付いた時にはすでに遅かった。今、先の革命時の生みの苦しみ以上の苦難にあえいでいる。
 だが、ロシアや中国で実現した人民権力の意義が細々とはいえ、生きながらえているのも事実だ。この勢力が日本と同様、表に影響力を表せるような力になり得ていないのは事実だが、悔やんでもいない。それを乗り越えて、新たな現代の革命を目指している。その認識をもって、腐敗した権力機構の再生を上から大胆にやっているのがプーチンであり習近平だ。
 地球一元支配一派のNWOに反対し、国内の体制を整備している。本来の人民権力の活動が土台につくられていくことがキーだ。
 トランプはどうか。トランプこそが現在地球一元支配一派が最も憎しみを込めて追放に全力投球しているターゲットだ。金王朝はお仲間だが、トランプは違う。トランプについての情報は日本にまともに入ってこない。ヤツらに支配されている全マスコミは、トランプに対して深い憎悪をたぎらせて捻じ曲げるだけ捻じ曲げて報じている。映画の字幕のように、普通の話し方でも下劣な話し方に表現する。トランプを北将軍と同類のバカとして描き出す。何か言えば他の意見など聞かないわがままなジャイアンとして報ずる。
 「ロシア疑惑」「白人至上主義」「内部から不服従続発」「支持率激減」「公約違反」、そして「ハービーによるかつてない水害襲来(イルマが続く)」とたたいて「トランプ迷走」「トランプ離れ」を印象付けようとしている。
 しかもトランプの話でヤツらにとって都合よく利用できる部分だけを切り取り貼り付けて利用する。真実は伝わらない。そのようなものだ。
 トランプはそれなりに頑張っているようだ。だが、前政権までが作った無茶苦茶な負の遺産は想像をはるかに絶するもので、それを目の当たりにして目のくらむような困難な課題に直面している。最大のものは国家財政だの負債だ。天文学的な負債は、国家破綻、国家業務停止(公務員への給与が払えない)の直前だ。
 「世界の警察をやめる。他国への干渉をやめる。当然各国への中流から軍を引く」とは約束したものの、何十万人の軍人を米国に戻しても、国の経済は冷え切り与える仕事がない。何かの事業を起こす金がない。なら、ウォールストリートの金持ちに出させようと安易に近づいたが、ヤツらも動かない。
 そこに敵対するヤツらは集中的に攻撃を仕掛けてきている。トランプの周囲の人材を買収して崩されていく。外からは金王朝を使って雑音を入れられる。人材が引き離され、カネがない。敵の攻撃は強まることはあっても、解決の糸口が見つからない。
 トランプは最近米韓の経済問題を悩ますというか、韓国経済を完全にぶち壊した米韓のFTA完全不平等条約を破棄するという方向をぶち上げた。このように地球一元支配一派に対する抵抗は止めてない。
 確かにこのままではあまりにも「強大」なヤツらのやり口につぶされるかもしれない。歴史的な大事業もつまずくが、それもやむをえまい。
 何度も指摘していることだが、流れを変えるのは人民の権力以外何もない。ヤツらのおめぐみも、ヤツらの酌量も、偶然も、神風も、そのようなものは過去もなかったし、これからも未来永劫ありえない。あるのは、人民の権力だけだ。それに依存しないで表や上でどうこう変わることなどあり得ない。
 だから、トランプはもちろん、習近平もプーチンも、地球一元支配勢力をこの世からなくさない限り、世界人民が安泰して生活できる世界は実現しない。直面している当面の課題をあからさまに人民に問うことである。人民の支持と支えを実現しない限り、人民にとって有利な情勢の変化は起こり得ない。
 上の者は自分を「被支配者に命令する支配者」という虚像、うぬぼれから脱して、人民の利益に依存しない限り、支配者としてただの人民の敵でしかない。人民に依存した政策を出し、人民をそしきすること。その道を選びさえすれば、トランプは浮上する。
 口先だけではなく、実行において少しでも人民の利益を目指すものは、地球支配者とそのカイライとヤツらが完全支配するマスコミから徹底的に卑しめられる。1984の世界が実行されている。マスコミが報ずることが「真実」だと思え、信じろ、という横暴だ。世界は強引にそちらに引っ張って行っている。
 今回の北朝鮮報道を例に見てみよう。
 もちろん、カイライ国家を動かしているのは地球一元支配一派であり、ヤツらがマスコミを使って報じる。被支配者である人民を偽の情報(フェイク・ニュース)で騙すためである。
 ミサイルが発射されたことを報ずる。数分後にJアラートを流す。あっというまに、何もできないまま10分は経過し、何がどうなったかはまったく分からないままあたふたさせる。当然ミサイルは太平洋に落ちた後、安倍が出てきて「緊急会見」をする。新幹線をとめる。
 前触れのない人工地震の発生を報ずる。人工地震とは核実験のことだ。同じように安倍らが絵にかいたような「緊急会見」をする。日米韓が騒ぐ報道でテレビ新聞を埋める。国連で北非難をする。ミサイルも核も北は自慢げに国内放送し、その映像をマスコミは全世界に流す。
 これら一連のことを、地球一元支配一派がシナリオを書いて、カイライに演じさせ「真実」だとしてマスコミに報じさせたと見たら、コトは明確ではないのか。
 マスコミの報道でしか情勢を知るすべがない一般の人びとは、真偽を判断することはできない。マスコミは真実を報道すると「信じて」いるし、そんな大それた嘘を流すとしたら、その理由が分からないからだ。
 「政治的無関心層」が大半の一般の人びとには、危機と憎悪の真実が「人びとの思考を歪めること。一握りの地球一元支配一派が大多数の人間を支配しているという真実に気付かせないため」であることを知らない。この隙が、支配者に永遠に利用される。まさにこのために、危機と憎悪が定期的にヤツらによって創出されるのだ。
 報じられることが真実だと思わされているが、そう思っている限り、本当の真実は絶対に分からない。
 幾度も話題にしているが、世界中で連日のように起こっているテロ事件の多くは、クライシス・アクターと呼ばれるプロの演者(アクター)の演技だ。つまり、カネで雇われた俳優によるショーだ。トランプ反対のデモに登場する多くの群集も日当25ドルで雇われている。それをリアルタイムで「事実」としてマスコミを通じて世界に流している。
 そのような出来事を事実と認識して、つまりあおられ、騙されて信じてしまい、多くの真似た余波事件が起こる。つられて起こったこの事件も報道される。そのためにますます見ている方は混乱するが、リードしているのはヤツらが行うテロだ。
 テロばかりではない。ヤツらは気象兵器を使っている。「停滞する集中降雨帯」「酩酊する進路予測不能な長期停滞台風」「風速70M台風」「50年に一度、百年に一度の水害」。これらは150メートルほどの大きさに太陽光発電の羽をひろげた多数の巨大衛星による熱戦放射を使った人工災害だ。それに人工地震が加わる。
 追い詰められた地球一元支配一派は手段をえらばない。マスコミの報道はおおむね本当のことだと信じる人は、マスコミ自信を信じている。つまりマスコミは人びとの味方でこそあれ、敵だとは思っていない。同様に人びとを代表して政治を担当している人たちが、人びとの利益を必ず考えていると信じて疑わない。その人びとが、まさか、多くの人びとを巻き込むようなことをしているはずがない、という思考だ。
 だが、現実はヤツらが人びとを虫けらのように扱ってる。天災、戦争、難民は人災ではないか。日本人のがん死亡率が世界平均で何倍だって。少しだけなら誤差だが、何倍もあるのは明らかな人体実験だ。環境ホルモンで満たす。添加物で満たした毒入り食材。医療をかたった薬漬けとたかり。生命と健康をかたる保険のたかり。それらで人類を5億人程度まで減らす実験にされていないと誰がいえる。
 地球一元支配一味が、NWOの邪心を持ってその実現のために起こしている行為だ。これが封じられれば、世界中から危機は消える。同時にヤツらが人民をダメにするためと資金を稼ぐためにやっている麻薬事業も消える。残るのはヤツらにそそのかされたバカな金権主義者だ。カネこそすべてと騙されてとりこになっている連中だ。この連中も人民自身のまっとうな世を求める力が強くなれば、たかれない。たかりで生きている寄生虫は、宿主が気付いて「ノー」といったとたんに生きていけない。
 ヤツらの支配の手口は、すでにJ・オーエルが「1984」に集約して教えてくれている。「北朝鮮がしかける危機」について、人民はどうとらえ認識するべきか。仕掛けている地球一元支配一派のマスコミを使った演技だということ。それは、支配の核心たる「危機」「憎悪」による思考の歪みによって被支配者が支配の真実にきづかないようにすることであること。真実を見抜いた人民は北王朝に怒り矛先を向けても無意味であることがわかる。地球一元支配一味の支配にこそ目を向けよ。