記・国民B(2017.8.16)
■戦争と核の脅威は北朝鮮より安倍のほうが凶悪だ。諸悪の根源、アベ友政治。安倍追放で世界平和が実現する

 ともかく凶悪極まりない安倍を少しでも早く追放することだ。安倍の狂気は戦争惹起。安倍のお仲間、つまりアベ友である北朝鮮の金王朝の火遊びを利用して、安倍政権の継続をもくろみ、先の敗戦で立ち消えとなった大東亜共栄圏の盟主になる夢を実現するために戦争を起こそうとしている。そのあまりにも邪悪な目論見を人民は知ることであり、安倍を追放して、平和を守らなければならない。
 このように表現すると、いくつか聞かれる。
 第一に、安倍は北朝鮮とつるんでいるとはにわかに信じられない、と。
 第二に、北朝鮮のミサイル問題、核開発問題、アメリカ挑発は本気なのではないのか。日本は今かつてない危機にあるのではないのか。ただの「火遊び」とは思えない。
 第三に、大東亜共栄圏などというのは敗戦とともに消えた過去のことではないのか。それと安倍がつながっているとは、何を理由にそう言えるのか。
 ほかにもいろいろと疑問があるようだが、中心的なことはこの三点。これらについて、説明してみたい。

◆安倍と北朝鮮の親密な関係
 安倍という男。安倍晋三は安倍晋太郎の子として政治基盤を受け継いだ。安倍晋太郎は岸信介の娘が妻。岸信介の兄弟佐藤栄作。親戚関係にあるのは吉田茂、麻生太郎。古くは大久保利通、松岡洋右ときりがない。見てわかるようにこの家系から何人もの日本の総理大臣を出している。ひとつの家系からだ。この家系は日本でそんなに優秀なのか。
 しかも安倍家系のもとである山口県の小さな地域。この村落から明治以降に日本で名を馳せた有名人がどれほどいるか。まず伊藤博文。安倍源基は警視庁初代特高部長で共産党とそのシンパを虐殺。共産党の宮本顕治。他続々だ。この小さな地域はいったい何なのだ。
 この詳細の真実を知れば、多くの謎が解明するだけに、一貫して権力者側から隠されてきた。だから多くの人に関心もなく知られてない。
 結論から言えば、日本を将来的に牛耳り、遠大な計画である地球支配に利用するために、意図的に作られた集団なのだ。
 地球一元支配一派が、西洋を起点にして西に勢力を伸ばして米大陸を抑えた。米大陸の北、西、南とほぼ原住民を抹殺することで支配した。
 太平洋を越えた西の日本は鎖国状態。これを「開国」させると称して支配をしたい。日本を足場にして、やっかいな中国を征服したい。広大なロシア包囲には絶対に必要だ。そのために、幕府側にも、薩長討幕派側にも、莫大な資金と武器を与えて戦わせた。坂本龍馬などはその手先として活躍。
 薩長が勝ち日本のあらゆる利権を独り占めにした。新たな明治政府の政権につけたのは、まさにこの時のために育成した子飼いのヤツらだ。ここに端がある。地球支配一味の資金と入れ知恵によって明治維新で活躍させた。その褒美だ。
 ヤツらは日本の独自の政治意図を実行していったのではない。あくまでも地球支配者の遠大な戦略(NWOの中心的な課題である、地球をいくつかの地域ブロックに分けて、永遠支配する)の一環として、カイライを動かして実行した。
 教育を含めた国の体制をまるごと西洋風にした。天皇をにわかに元首にまつって利用する。日清、日露戦争、朝鮮出兵。カイライにささやいたのは「亜細亜の盟主」として、地球支配の一ブロックを担わせるということだ。
 地球一元支配一派のもくろみどおり、カイライは忠実に詳細を練り上て実行する。ヤツらはこの戦略のためなら資金はいくらでも出す。第一次世界大戦にまで参加する。カネと武器が用意される。当時の最新の軍隊訓練を施す。強くならなきゃおかしい。だが、カイライとして操縦する命令者から見ると、あまり調子に乗りすぎても困る。強いのは「命令されたからではなく、自分の力だ」とうぬぼれられては困る。
 そこで第二次世界大戦では、みじめな敗北を経験させる。国民には焼夷弾と原爆で徹底的な恐怖を経験させる。すべてNWO実現に向けて計画されてステップだ。
 地球一元支配一派、つまり日本の政治を完全に支配し牛耳る連中は、完全に日本の首根っこを押さえていく。敗戦まで政治と軍部の中枢にいた連中を逮捕、投獄し様々な形で裁いた。それが後に後追い違法などといわれる東京裁判やハバロフスク裁判。
 アジアの盟主をささやかれて暴れまうった連中はA級戦犯として有罪となった。一部や処刑され、一部は自殺した。だが、ヤツらの子飼いのカイライは釈放となった。CIAの一員にななった。これが満州マフィアとここで呼んでいる岸信介一派だ。戦時中のすべての機密情報を命令者に差し出だした。これが釈放の無罪罷免の理由だ。命令者は戦後政治の利権を戦犯だったこの連中に渡すことで、戦前と同じように支配継続した。
 カイライは、カイライが嫌でも永遠にその縛りから逃れられないと身に染みた。
 さて、戦中に大陸を侵略して我が物顔で横暴の限りを尽くした連中。日本から数十万人もの軍人が派兵されて、ヤツらの手先になって悪事のかぎりをつくした。現地で日本に近づき自ら手先になったものもいる。この中から、大東亜共栄圏の夢に共感し有能な幹部になるものもいた。敗戦になったときに、生きていた日本兵と家族が皆帰国したわけではない。
 相当数が居残ったのだ。さまざまな事情や思いがあって居残ったものだが、中にはため込んだ莫大な資金とともに、戦後の機会をとらえて大東亜共栄圏を再び興すという野望をつないで残った者もいる。そしてその強い意図と豊富な資金をもとに、現地政権のなかに深く入り込んだものも多数いる。
 特に、大陸で暗躍した里見機関、児玉機関とかさまざまなシンクタンクをつかさどった連中は、庶民の「戦争の終結」などまったく無関係に「仕事」を遂行する。ここは戦争を企て動かす側のものと、戦争に巻き込まれおろおろする側のものとの、感覚の絶対的な相違だ。連中には「NWOの実現」という時代を超えた遠大な意思の力を持つ。
 この連中がソ連によって用意された現在の北朝鮮の政権に関与したのだ。地球一元支配一派は用意したのは例え誰でどんな主義主張をしているものであったとしても、そのようなことはまったく意に介さない。あくまでも亜細亜圏をつくることが主眼で、朝鮮は無条件にその一角に存在しているに過ぎない。
 地球一元支配一派の目論見を実現するために北に入り込み、さまざまな影響力を及ぼすことに成功してきた。北朝鮮はソ連の手先だったのはひと時だ。中国が朝鮮戦争で決定的な支援をした時以来、中国の影響力が強くなった。ところが今やロシア、中国の影響力は著しい低下をしている。逆に大きな影響力を発揮してきているのが、満州マフィアだ。
 北をアジアの無法者にしたて、拉致や火遊びをさせて、アジアの危機を演じさせる。これを利用して亜細亜共栄圏実現の橋頭保たる日本の「体制」整備をするというもの。
 戦後、いい気になりすぎたカイライにお灸をすえる意味もあって「戦争放棄、軍隊放棄、武器放棄」を憲法に明記、日本の防衛は駐留する米軍と核の傘だとして、日本の制空権までとりあげた。この状態で再び大東亜共栄圏構築の先兵にする、ということを実現するにはやや無理がある。「真っ黒を真っ白だ」と日本コクミンと世界を丸めるには、無理が大きい。
 日本の「体制」整備するためには、憲法も変え、軍備もし、米軍とともに世界中で自在に暴れまくれる状態にする必要がある。そこで北の脅威を利用しようと。
 ヤツらは安倍を日本の政権につけて、北の脅威を背景に、つぎつぎと「体制」整備を遂行してきた。北のミサイルと核実験は「安倍の危機のバロメータ」だとたびたび指摘したように、北の行動は判で押したように安倍の危機を意味している。それは偶然ではない。
 安倍は、北の危機をあおって、コクミンの目がそっちを向いたときに、重要な憲法違反の法を通す。秘密保護法、共謀罪、海外派遣…。これですっかり日本は安倍によって、体制の整備をされてしまった。
 安倍は、アベ友(籠池、加計)による国家財産の略奪とか、自衛隊派兵の根拠を摩擦するとかの理由で支持率がなくなると、北からの危機をあおる。いまや自分の立ち位置を隠さない読売と産経をつかって「支持率回復」を偽装する。
 北の危機が安倍らの満州マフィアの手先を通じて北にさせていることが明白だ。北朝鮮は日本でいえば小さな一つの県ほどの力だ。この一つの県が生産力のすべてを注いでも、あのような核開発、ミサイル開発は難しい。例え知識的、技術的にできても、先立つ資金はない。明確なのは、満州マフィアに命令し自在に操っている地球一元支配一派が直接資金をだしたり、同じくヤツらが牛耳るカイライ国家から外注で実験をさせているとみたらうなづける。
 真実から目をそらせたいヤツらはロケット技術の急速な開発は、ロシアが関与しているという方向にもっていきたいようだ。かつてロシアが使うロケットをウクライナで作っていた。その時の機密な高度情報が北で使われたと。だが、ロケット技術などはかつて「高校生でも核爆弾を作れる」などと言われもしたが、同じようにホリエモンが5000万円で宇宙ロケットを打ち上げられるなどとして、小さな町で実行さえしているものなのだ。
 それよりも、地球一元支配一派が何千年もやってきたこと、それを真似させて満州マフィアにやらしてきたこと、それは麻薬事業だ。これが大量に日本ルートで入ってきている。もちろんさばいているのは、かつて岸と笹川が指示して動かしていた児玉機関同様で安倍につながる満州マフィアだ。冗談のような話だが北と横田直行便(平壌発9:25)で運ばれる。

◆北のミサイルと核は「火遊び」
 日米共同訓練と称する米軍の一元指揮のもとでの演習が実行された。
 続いて定例とはいえ米韓は最大規模の軍事演習を北をターゲットにして実行する。核は前提にしないが、米軍の一元指揮のもとで極東最大の演習で北を挑発する。北は中止しろというが、当然聞くわけがない。
 北も「グアムに向けて4発撃つぞ」と挑発する。トランプが口先では負けてない。このやり合いは連日マスコミが報じる。もし日本に北のミサイルが落ちたなら、建物に入る、這いつくばれと。その演習風景が英BBCで報じられ世界中から笑われている。
 だが、コクミンは深刻だ。だいたいJアラートなるものが鳴っても時すで遅しで、手の打ちようなど実質ない。お偉い大臣はテレビで米軍と一体で撃ち落とすシステムが完備しているから安心せよと。だが、そうした装置は高価なだけで、法的にも実際にも的に当たらない代物。
 北とトランプのやり取りに対して、韓国も中国もロシアも西欧も各首脳は「いい加減にしてほしい。冷静になって平和的な解決に努めよ」といさめている。米国のトランプ以外の閣僚や軍は口をそろえて「平和的な解決の糸口」追及をいっている(日米のマスコミはデタラメばかりで真実を報道していない)。国連では「制裁決議」といって北への兵糧攻めを強めよと。そればかりか、北を抑えられない中国もロシアもだめだ、といって中国、ロシアへの「制裁」もするのだという。
 幾度かとりあげて書いているが、実際の大規模戦争あるいは核戦争は簡単には起こさない。ヤツら自身が核を「抑止力」と位置付けているのであって、徹底的な畏怖の念を人民に植え付けるためのものだ。これでもかと「もりあげ」はするが、最終的には何かのきっかけを演じて鎮静化する。
 軍の動き、それを支える兵站(ロジステック)のために兵器を含む関係産業が特別な体制に移る。あわせて株価が異常に動く。関係国から自国民(幹部と家族)を引き揚げさせる。内部からの動きの告発が出る。戦争反対派への弾圧がある。民族主義をあおるために中国人や朝鮮人へのヘイト・キャンペーンが過激になる。等々の兆候が出る。隠しても隠し切れない。こうした動きが必ず現れるので、それを沈着に着目していればわかるものなのだ。
 だから、マスコミのあおりに乗ってガキのようにうろたえることを意識ある大人はしてはならない。
 危険で許されないのは安倍だ。
 この夏も多くの平和祈願の例会があり、安倍はそこで「平和を望む」と口先でいったのだが、先の大戦での侵略行為については触れない。安倍は今、口先とは真逆に本気でこれから大東亜共栄圏の再開(戦争)をこそ望んでいるからだ。
 安倍はトランプと電話会談し「日米はさらに強硬に北に対応する。軍事的な解決方法を使うことも辞さない点でも一致した」などとあおる。そればかりか、北が日本をまたぎグアム沖まで飛ばすのは「重大な日本の存在危機」に値する。よって集団的自衛権にもとづき日米軍が一体で対処する、というのだ。防衛大臣とともにほとんど頭の中は戦争一色だ。
 トランプはもう安倍を相手になどしていないのだ。だが安倍はトランプに媚びを売り、危機の拡大、不安の増長一念だ。安倍の意図は北の意図と一体であることを証明している。安倍のいうとおりにコトが展開したら、即戦争だ。日朝どころか地球が滅ぶ。安倍のバカをこのままにして、火遊びが火事になるようなことは絶対に避けなけれえばならない。
 くりかえすが、まじめに、冷静に今起こっていることを考えるべきだ。
 現代における「核戦争」は、地球の滅亡である。米軍が弱い者いじめのように、中東の弱小国に「テロ国家」とか「テロリストをかくまっている」などというでたらめな言いがかりで、ミサイルを打ったり、最強の爆弾を使ったりする。ふいにだ。されたほうは、反撃しようにもパワーがない。一方的なジャイアン的ないじめだ。
 それと比べ北はたとえ弱小国とはいえ、外注とはいえ、核を持っている。口先だけとはいえ、それを使うというから油断できない。窮鼠猫を噛むような行動を、命令者(安倍への命令者と同じ地球一元支配一派)に従わずにやってしまいかねない。これが危険といわれているものだ。
 だが、北自身はグアム沖へのコースをわざわざいっていることでも明らかだが、うっかりしたことが自分も含めた地球の終わりを意味することは、十分に分かっている。命令者の命令があってもできないだろう。ここは安倍の危険度のほうが高い。
 仮にお隣の韓国、中国、ロシアに、まして米国にミサイルが発射されるようなことになれば、総力で絶滅される。しかも戦闘になったら何時間も持たずにだ。コクミンの犠牲は半端ではないだろう。そのミサイルが核でない場合だ。これが核ならいずれかから発せられる核爆発の威力はまさに地球全体におよぶ。
 核が広島や長崎の規模とは今は全く違う。一つでもあれの数十倍だ。各国の所有する核の威力は地球を50回以上も消滅させる。「小型核」を口にする政治屋が多いが、それはまったくの無意味だ。中東や911のように「即反撃」がまったくないという条件のもとで、通常兵器のように使われることはあっても、先に「核」を口にして使う戦争では「小型核」は、大型核との区別はない。
 人類の寄生虫である地球一元支配一派は、寄生虫であるがゆえに宿主である人類・人民を抹殺はできない。人口を自分にかしずくだけの5億人程度に減らす(NWO)ことは目標にあるが、地球破壊と絶滅は目標ではない。
 北やトランプは安倍のような「危機あおり」は、恐怖で新人を支配するという現代政治の鉄則からして、当然のやりくちではあるが、絶滅の行動はとれないことを承知している。安倍がバカで許せないのは、自分には背後に実力を持たずに無責任に偉そうに「制裁強化」を口にしていることだ。
 北の「火遊び」を封じることはできないのか。
 そもそも北は何に向かってきりきりしているのか。米国に「核保有国」であることを認め、米国と「平和友好条約」を締結し、朝鮮戦争処理で宙ぶらりんになっている状態に終止符を打てということだ。
 米国(地球一元支配一派のカイライ)は、極東での「危機」を演出して、将来的に支配下に置きたい中国とロシアを包囲しけん制していく目的で、満州マフィア(地球一元支配一派のカイライ)を通じて北を育成し、危機を演じさせてきたのだ。最初は「平和条約の締結を論議するために米国はテーブルに着け」だったのが、現在は「核保有国として認めよ」と、金王朝転覆せず存続保証を求めている。
 米国は「俺は核開発所有は当然だが、オマエは持っちゃいかん。核開発は即やめろ」というジャイアン的なふるまいだ。そもそもオマエは戦争で負けたのだ。普通に俺と口を利くのは百年早い、国家の管理運営をすべて米国に差し出します、と頭を下げて出向いてこい。と、まったく対話する姿勢がない。
 平和、民主主義、平等などという面をすべて投げ捨て、ただの独裁者としての顔が丸出しだ。このジャイアン的姿勢にたいして、他国は誰もいさめないのだ。卑劣な安倍のようにすすんでおべんちゃらをいうヤツはいないまでも、少なくとも、普通に常識として「そんな横暴一本やりじゃダメだ。合って平和条約を結び、その後に何か一国としての許されないことがあれば、とのときにまた話せばいいじゃないか」と指摘すべきだ。
 北が本当に独立した一国なら(地球一元支配一派のカイライでないなら)、米国が話に乗ってくるというのなら話すだろう。その際に、韓国も日本も中国もロシアも一緒に話していいといってもいい。つまり、世界中の誰に向かっても恥ずかしくない話の内容であることが、保証されるべきだ。
 つまり、北とトランプの口論の解決など簡単ではっきりしていることだ。
 こんな簡単なことが実現されないのは、元に戻って地球一元支配一派が邪悪なNWOのために米国と、日本と、北をカイライとして支配し、危機を演技させているからだ。逆に、地球一元支配一派を追い詰め、ヤツらの自由にさせないこと。特にその最後の砦のような安倍をたたき出すことがなされれば、それが実現する。
 ちなみに、万が一に火の粉が火事になり「戦争」になったらどうするのか。人民は少しもおろおろする必要はない。人民の力及ばず、安倍を追い落とせず、最悪の事態を呼んでしまったのだ。
 この問題については、すでに何度か論じてきた。核の応酬で地球の死滅までいったら何かできる人は誰もいない。だが、各地で起こっているような、過去に起こったような戦争になってしまったら。安倍が本当に戦争を始めたなら「戦争を内乱に転嫁する」。
 支配者の弱点を拡大し、戦争を起こし動かしているヤツらを自滅させ、人民自身の政府を作るということだ。詳しくは別項で見てほしい。

◆大東亜共栄圏と安倍一味の関係
 日本からアジアへ一人でも軍人が行くことは、相手国を日本がどうにかしたいという意図を持ったもので許されない。対外侵略行為だ。かつての満州は今はないが、日本は満州国をでっちあげた。朝鮮、中国、フィリピン、マニラ、ベトナム…とアジア諸国に軍の足を延ばした。
 侵略だ。
 表向きは八紘一宇。アジアの同胞たる人々が、欧米の理不尽な陣略行為で植民地化され、完全な無権利状態になっている。同胞が助けを求めている。欧米の支配から解放してあげる必要がある。また満州国をつくりそこに世界中で虐げられているユダヤ民族を集め、平和で安心して暮らせる地を作る必要(フグ計画)がある。日本は世界に類を見ない何千年の歴史を万世一系で保持する天皇を抱く偉大な民族だ。天皇の名のもとにアジアに広大な共栄圏を実現するために戦おう、というもの。
 侵略にこうした大義を語った。反対するものは治安維持法をつくって一気に弾圧した。コクミンは有無を言わさず、命令されて全員が戦争に動員された。すべての生産、勉学、開発、文化は戦争のために動員された。コクミンの平常の生活はすべて犠牲とされた。そればかりか、兵士として動員され、慰安婦に動員され、兵站に動員され、数百万人が殺し殺された。
 兵士は見知らぬ異国に赴き、指令されるまま、現地の「敵」を殺し、略奪し、犯し、荒らしまくった。日本の侵略に抗する現地人は「匪賊」として、無条件に殺害の対象にした。民間、婦女子、病人…無関係だ。殺し焼き尽くす対象でしかない。
 夏のこの季節NHKは戦争告発の特別番組が流れる。今年もいろいろあったが、大陸関係では「731部隊の真実~エリート医師と人体実験~」が光った。これはずばり731石井部隊の、大陸でのおぞましい悪事を、実行当事者の音声テープで暴いたものだ。
 満州に存在した731部隊は終戦と同時に、一斉に証拠隠滅し、破壊し、帰路についた。国境を越えすさまじい速度で追いかけ捉えた部隊員を捕虜とし、ハバロフスクで裁判。その時の音声テープから得た生々しい証言だ。
 731部隊は現地人を「匪賊」として捕まえる。敵だから「囚人」だ。「捕虜」なのだから、国際法で取り扱いは規制されているのだが、戦地、しかもこの密命をおびた特殊プロジェクトではすべて無視。悪魔の細菌兵器研究のマウスと同じ研材として生きた人間を「丸太」と呼んで、感染させ、凍傷で腐らせ、眼をえぐり、あらゆる実験に使って、死ぬまで扱ったのだ。
 死ぬまで口外を禁止されたために、証言が得られず実態は長く不明だった。知る人は知っているのだが、1982年、推理作家の森村誠一が共産党の機関紙に連載した記事をまとめて「悪魔の飽食」を出したことで概要が世に知らされた。「三光作戦」つまり殺しつくし、焼き尽くし、略奪しつくすという、日本軍の大陸での実態をさらした。
 ところが、満州マフィア一味これに猛烈に反発。写真のいくつかが実際の現場と異なっていたことを実証できないまま使ったことに目をつけて、内容がデタラメのでっち上げだと否定した。731部隊はあくまでも、敵国であるソ連や中国が細菌兵器を使ってきたときに備えての研究、伝染病予防と飲料水浄化のため組織だといいはった。現に隊長石井以下数名の関係者はは極東裁判で無罪になっているではないかと。
 NHK番組は、満州マフィアの反論にとどめを刺しても余りある重い証言であった。
 ちなみに、米国の原爆投下が明確な目的を持った民間人を標的にした大量破壊兵器の使用の実験であったことを証言する番組も放映された。さらに、東京大空襲なと敗戦の年に日本全土になされた焼夷弾攻撃。日本の家屋を研究し、人口の多い順に、焼夷弾で家屋を焼き、慌てて外に飛び出したところを機関銃で撃ちまくる。動くものなら無差別に銃撃する。これも明確な目的を持った民間人を対象にした「戦争」のデータを集めるための実験であったと。
 東京大空襲、全国への空襲を指令したばかりか、あの原爆の投下まで実行させたときの司令官であったカーチス・ルメイに、2007年勲一等旭日章が授与を与えたのだ。空爆で被災した人とその家族の気持ちの真逆だ。満州マフィア一味のこの残忍な行為は米国でも笑いものになっている。
 米軍の中枢の数千人の幹部が残した録音テープから証言を集めたものだ。この番組も記録として残された実際のテープの発掘で作っている。NHKスタッフの素晴らしい作品だ。
 さらにもう一つ。安倍の身内の佐藤栄作。表の沖縄返還の裏の秘密交渉で、明確に「核の持ち込み」を認め、それを、当時の愛知揆一外相と外務省幹部がキッシンジャー米大統領補佐官に非核三原則に背く核兵器持ち込みに「異論はない」と公式に米国に伝えていた。公開された米公文書に明記されていた。日米関係で大事な「コト」があるときに必ず安倍一族が関与している。
 これらを見て普通の人々はみな口をそろえて、戦争は起こしちゃいけないというだろう。当然の庶民の思いだ。
 だが、問題は満州マフィア、つまり安倍一味のことだ。こうした人民の普通の感覚と感情、戦争は絶対に起こすなという声は、ヤツらには通じない。
 河野洋平は自民党だがまだ良識がある。高齢のためか安倍寄りを正直に拒否する。「辺野古に新基地が造られれば、沖縄に百年先も米軍基地が存在することになる。独立国とはいえない。安倍政権は国民に寄り添わず、国民の希望や期待とかけ離れた政治が行われ国民にとって実に不幸なこと」と話した。
 満州マフィア、すなわち日本会議に巣くう一派に対して党内の反対派が抵抗を示している。何度も指摘しているが、この一味ははっきりと憲法改悪を目標にし、戦争を合法的にできるようにし、アジアに軍事侵略をする気なのだ。地球一元支配一派のワンワールドの野望(NWO)の核心である「地球をいくつかのブロックに分けて統治する」を構成する「亜細亜圏」として、アジアをひとくくりのブロックとしてまとめるというものだ。
 ここ地球的歴史的な世界の人民の反発を受けて、地球一元支配一味は弱っているが、決して負けが決まったわけではない。子飼いの安倍一味が残っている。何としてでも温存し、あわよくば再起をかけている。それだけに必死なのだ。
 安倍自身が核の開発と使用、先制攻撃まで認める発言をしているのだ。ここに巣くう元法務大臣長勢甚遠は「国民主権、基本的人権、平和主義、この3つを無くさなければ本当の自主憲法にはならない」と明言している。アベ友の稲田朋美は「私は国民の生活のための政治なんか間違っている」と。
 こうした発言はすべて満州マフィアの「大東亜共栄圏」に背景が収束される。地球一元支配一味によって、明治維新以来純粋培養されそそのかされた構想だ。戦後ヤツらは米国では私兵であるCIAとこの構想のために作り配置した清話会、統一教会、創価学会等の別動隊。世界の要所に「国際…」という名で置いた。
 これと満州マフィアを背後で支援する組織としての神道組織や神社庁、生長の家、青年協議会等が連合した。宗派や思想対立などをすべて投げうって「大東亜共栄圏」再興で一致、日本会議に寄った。この流れに自ら飛び込んだ政治屋、数十億から数百億で買収された政治屋が加わって安倍一強を実現した。
 アベ友による国家財産の強奪事件が話題だが、この連中による策動であることはおのずとわかろう。日本会議の幹部である籠池を使い、教育勅語を幼児に教えるということで、あの夢を日本の教育制度の核に変える。教育勅語は正当と閣議決定。
 アベ友加計を通じて、岸が指示し石井731部隊で中途になった生物兵器研究と悪魔の人体実験の再現。そのための獣医学部の新設。
 こんなチャンスはおそらく二度と実現しない。これが現在の安倍だ。
 安倍を打倒することが、日本人民の焦眉の課題だ。
 それは日本人民にしかなしえないが、これは上記で明らかなように、安倍一味に指示命令している地球一元支配一派への巨大な打撃になる。西欧のEU問題でぐらつき、米国トランプ実現であわてている。極東でもし安倍が倒れれば致命的ともいえる打撃になる。
 現代のあらゆる人民の災難は、この地球一元支配一派の邪悪なワンワールド(NWO)構想によるものだ。ヤツらの悪だくみと策動がこの世からなくなれば、基本的にはすべてが解決する。
 ヤツらに打撃を与えるのは、人民の意志であり、人民の権力である。この強化と構築に力を注いでいこう。