記・国民B(2017.6.11)
■落ち行く地球一元支配勢力の必死の反撃が展開されている。国内外での異常な出来事の背後の真実と正義を見抜け

◆連日、歴史的な転換点でトランプへの総力襲撃を続ける反動勢力
 現在国内外で激しい政治的な大衝突が起こっている。正義を求める人民が、毎日繰り広げられている戦いに無関心であってはいけない。中間的な視点でスルーすることでもいけない。はっきりと、歴史の流れに対する反動勢力に対してノーを突きつけるべきである。
 国際的にはあくまで米国大統領選挙に勝利したトランプが、反動勢力にとって憎しみと打倒の対象だ。いかなる手を用いてでもトランプを「汚名をつけて」たたきつぶすことを目標にしている。
 当然暗殺も視野に入れている。まったく気が抜けない事態が続いている。
 国内では地球一元支配勢力によるカイライの唯一の生き残りである安倍一味の残存を必死で求めている。

●邪悪さが暴露されたヤツらのデストピア「NWO」
 昨年末に地球一元支配一味の邪悪な目論見が人民に拒否されて、トランプの圧倒的な勝利による「トランプ現象」が起こった。これは先立って西欧でのEUからの英国離脱志向が多数をえていた。さらにフランス大統領選挙では同様の志向を掲げるルペンが勢いを増していた。
 地球一元支配を目指すヤツらが、何千年とは言わないまでも百年近くかけて作ってきた「流れ」詐欺がほころび、気づけば一方的に人民に圧制を強制する超巨大格差の実態であった。
 グローバリズム、地球温暖化、石油燃料+核燃料に依存した人類自殺一直線の「流れ」だ。あれこれ美名でつつんで世界人民をマインドコントロールし、地球一元支配を実現する流れだった。
 管理しやすいように、世界人民を5憶人程度までに間引きし、地球をいくつかのブロックにわけ、ヤツらが作文する「戦争状態」「危機」を流して、常に人民を恐怖支配するという邪悪そのもののデストピア・ビジョンであった。
 マイナンバーと徹底した盗聴監視システムと生活末端まで至る密告制度が実現する。高度に「練られた」とするAIを表にした社会。考える人民は不要で、忠実にかしずく生きたロボット社会こそが、究極の実現された「秩序社会」とする。
 ちなみに生産価値の9割を無条件に懐に入れ、残りを争奪させる仕組みで、ヤツらが巻き上げたカネだが、カネはあくまで人民の欲目で正常な判断を曇らせるという目的のためのもの。当然だが、人民からの強奪品はタックス・ヘイブンなどに隠している。しかし、これ自身が欲目の強奪者に、欲目の人民の目がいくようにしているだけに過ぎない。だから、それは常に野放しである。
 戦争という非日常の危機で人々を恐怖支配。カネ欲・ブツ欲という欲目で金権支配。この両刀はいずれも被支配者の正常な判断をゆがめること、結果支配システムに目が向かないようにすること。ヤツらの学んだ支配システムのキモだ。

●ヤツらは911を境に実現化に踏み込んだ
 ヤツらはそれを目指すもろ国家「イスラエル」をパレスチナに強引に作り、米国の政権中枢を完全にのっとり「米国」の名をかたって、ロシヤや中国などの数か国を除いたほとんどの国に軍事基地を置いて、世界の憲兵をきどってきた。
 そして地球を席巻してロシヤや中国を後回しにして、ここ数十年抹殺に血道をあげてきたのは中東イスラム圏だ。その封殺作戦の実行を開始したのが2001年の911というヤツらの自演自作の狼煙だ。
 ヤツらの手は「イスラム原理主義者が民主主義国家、とりわけその旗の中心である米国に対する憎しみをテロの実行として歯向かってきている」図式だ。
 そのためにヤツらは「タリバン」という傭兵集団をでっちあげた。資金と武器をあたえ直接訓練までして育成して、中東に派遣して暴れさせた。
 テロの脅威を人民に焼き付けるために、次は「アルカイダ」を同様に育成して派遣した。それにもあきたらず「イスラム国」を送り込んだ。イスラム国はオバマ時代にヒラリーが中心にやったものだ。
 さすがに米国の表の要人が国が使うメールでその工作はできない。私的なサーバーを立ち上げ、そこで60余万通に及ぶメールでイスラム国を準備し訓練し多額の金を流したことが、米国内部からの告発でばれている。
 選挙中にその政府要人にあるまじき背徳が知れる結果になり「クリントンを監獄にぶち込め」となった。この重大な調査をヤツらの手先になってちゃんとやらなかったのが、今回FBIを首にされた長官だ。

●トランプ現象で順調に構築してきた夢が悪夢に
 ヤツらは「千年の夢」をパーにされそうななったが、決してあきらめない。まさに千年以上かけて人民から収奪した有り余るカネ、全世界の国の軍事費を上回る米軍という軍事力、結成以来あらゆる謀略を繰り広げてきたCIAをはじめとする、米国の正式な機関だけでも数十に及ぶ巨大な諜報謀略機関を手にしている。
 そればかりか、現代まであらゆる実験で培ってきた人民支配の技術は十分に完成して手にしている。
 これら総力で決戦をいどんでいるのだ。トランプ現象を生み出したのは、ヤツらの私兵たる軍、諜報機関、官僚機関が、その内部から分裂し、ヒラリーらにノーを突き付けたことも大きい。
 選挙の開票時には一方があらかじめ用意した大量の偽票にすり替えるのを、一方が阻止するために、銃撃戦まで起こったというのだ。この事態で、米国をのっとった中枢で指揮していたロックフェラーは高齢でもあったが殺されたという話もある。が、どちらにしても亡くなった。ここ半年一年で悪名をとどろかした何人かのヤツらの中心人物が亡くなった。
 すなわち地球一元支配一派が物理的に激しい打撃をうけたのだ。だが、残党たちは夢をあきらめていない。それが、現在日替わりで展開している、猛烈な反動攻撃である。
 ヤツらの手口はすでにばれているのだが、このようなときにする手は「テロ」と「不正集計」だ。フランス大統領選挙でも、それでまんまとルペンの登場を阻止した。先日は英国で同じことをやった。
 北朝鮮のミサイル発射がヤツらの手先である安倍の「窮地」度のバロメータであるように、テロは欠かせない。すでに明確なようにテロはヤツらの犯行だ。ヤツらのメディアが「イスラム原理主義者の自爆」「アルカイダが」「タリバンが」「イスラム国が犯行声明」と報じる。
 多くがクライシス・アクターによって映像が作られて世界に報じられる。このパターンはほとんどいつも同じだ。危機をコクミンにあおるのだ。するとコクミンは判で押したように委縮し「現政権を批判している時でない」となる。
 ヤツらが同時期に必ずやることはこれも絵に描いたように「世論調査」(選挙集計もまったく同じ)である。こっそり裏でヤツらが作った民間企業に外注して、作文した数値を用意して公正をよそおって出すことだ。
 この両刀によるヤツらのコクミン操縦の手口で、いままでたいていは収まってきた。なんといっても、コクミンの耳を抑えているマスコミは一から十まで完全にヤツらの支配のもとに、誘導機関として機能していることだ。
 どこの民主主義国家でも「コクミンが選出した政府とマスコミは嘘をつかない」ものだと思わせているから、ヤツらにとって、報道の力は絶大である。

●狂気の夢をもう一度。何としてでもトランプ封殺を策動
 トランプは「FBI長官に捜査をやめろ」と指示したのは分権を犯す犯罪だ、トランプとそのとりまきは選挙中からロシアとつるんできたが、これは「売国に値する犯罪だ」というもの。これを確固たるものとすれば、ヤツらは合法的にトランプを弾劾で辞任に追い込めるとする。
 少なくとも米コクミンにはトランプが疑惑に満ちた犯罪すれすれのことをやりかねないやつで、大統領には値しない人だと印象付けられるとする。
 そもそも、操作をしないようにと指示したとされる事件は、国家安全保障担当だったフリン大統領補佐官が選挙中にロシアと接触したという件だ。つまり、今回のヤツらのトランプ攻撃は、トランプがロシアと通じている。ロシアがトランプの依頼を受けて、大統領選挙の集計に遠隔介入して、票を改ざんした結果トランプの勝利になったのだ。本当は先にメディアが報じたように「クリントンが80~90%で圧勝する」のだった、というもの。
 大統領選挙中に実際に発生したことを、ヤツらは堂々と百八十度捻じ曲げて論を展開しているのだ。このままトランプの存在を許せば、ヒラリーの犯した犯罪が膨大な証拠とともにコクミンの目にさらされてしまう。
 そうすればヤツらの邪悪な計画の全容が暴かれ、今度こそは歴史的な完全敗北となり、計画の再生は何世紀も狂ってしまう。だから、死に物狂いで、何としてでも、黒を白として、あらゆる方法で丸め込まなければならないのだ。
 ロシアとの接触をいうのであれば、ヒラリーばかりではない、歴代の大統領が相当深い接触と取引をしてきた。トランプの接触などあったとしても、まるで比較にすること自身がおかしな話なのだ、
 大分裂したヤツらの夢の執行機構の一方が内部から告発して露呈させたものを、ロシアがやったのだとする。トランプはロシアとつるみ、口合わせをしているといいがかる。厚かましい限りの論の展開だが、かつてヒトラーがやり、いま日本の安倍がやっているように、黒を白だと堂々と言い張ることで、コクミンや世界に被害者顔をしているのだ。

●歴史の逆流、真実への反動を認めてはならない
 トランプの発言をみると全体としては、地球一元支配勢力が目指すNWOの策動にたいして、反対の方向を語っている。グローバリズムが作ってきた巨大な人民の犠牲、乗っ取られた米政権が過去にやってきた犯罪の数々を改めようとしてきた。
 だが、コトの核心を知ってか知らずか言動は稚拙だったり、時にはイエス、時にはノーと変わったりして、聞くものを困惑させている。
 それに大分裂した一方が長い過去の行動の惰性的な流れを統制がとれないまま動いてしまっていることも多々ある。例えば米軍やCAIなどは、外国での悪事をいまもやっている。シリアでのミサイル攻撃とかはその典型だ。北朝鮮への対抗措置などと言って、攻撃戦艦を日本海に展開するとか、韓国にミサイルを持ち込むとかだ。
 トランプが上から意思の徹底を伝えようとしても、分裂した大きな勢力がとどまってそれを阻んでいる。
 在日米軍も含めて地球上至る処に駐留する膨大な米軍について「もう憲兵はやめた」といっても、なかなか撤退は実行できない。引き上げた場合の対策がまったくともなっていない。すべてが思いがけずに実現してしまった革命に追いつかないのだ。
 繰り返すが、トランプとトランプを押し上げた人民の運動の原点に立ち戻って、末端からの行動を構築する以外にない。
 人民の意思を末端から取り上げて整理し、その運動を土台にして、揺るぎない人民の利益を守り通す力を構築することだ。それに依存してのみ政治は変わる。

◆日本ではカイライ暗黒安倍を打倒し、共謀罪の成立をそしすること
 世界の動きと完全に連動して動いているのが日本だ。
 トランプ現象で大打撃をうけた地球一元支配勢力の地上の傀儡政権として残った日本の安倍政権。いまやヤツらの砦となっている。
 ヤツらが地球を動かす中枢として、米政権をハイジャックしてやりたい放題だったように、各国にカイライを配置した。特に英国、フランス、ドイツといった「民主主義」をうたった国ではカイライ支配は絶対だ。911以来の露骨な策動が人民に気づかれて、英国のEU離脱に象徴されるようにほころんできている。

●安倍政権は誰の代表か。かつての自民党政権と完全に異質
 安倍政権がかつての自民党の「独裁」とは、同じ独裁でも全く違うものではないか、ということが最近になってようやく人々の間で語られるようになった。
 そのとおりなのだ。911を境に日本のカイライ政権に対するヤツらからの指令が一変しているのだ。
 保守政治の一変は、911時の小泉からだ。「自民党をぶっ壊す」と小泉が言ったときに、どこまでその本質にきづいたのか。小泉は指令のまま実質の主であった竹中とともに「規制緩和」「構造改革」などと称して徹底した日本破壊をすすめた。安倍も登場した。この二人が「憲法解釈」というこざかしい手法を使って、海外派兵まで現実化したのだ。
 従来とまったく異質の政権の手法に、異様を感じた日本のコクミンは反旗をかかげた。支配側は「二大政党制」などとおちょくって一時的に民主党に政権を譲る現象をおこした。だが、ここで311を企んで起こし、ヤツらに異議をもつ小沢を冤罪で葬った。
 ヤツらの日本への指令担当アーミテージらは「政権にはバカ以外を就けてはならない」として、再び安倍を登場させた。ヤツなら天性の嘘つきだから黒を白といいくるめるのに適していると。
 安倍政権は地球一元支配一派が差し向けたカイライによるクーデター政権なのだ。安倍政権は乗っ取り政権なのだ。
 安倍を支えているとされるのは、その主体がヤツらなのだが、それを覆い隠すように言われているのが日本会議だ。自民党の議員はもちろんだが、政権の閣僚のほとんどが属している。安倍はその頭目でもある。
 だが、ここでも正確に認識しておくべきことがある。安倍の支持母体の古くからの一つは、天皇を統率者としてかかげアジアの共同圏を目指す新党系の巨大神社組織。
 海外に進出して「一円も多い利益」を追求する三菱を先頭とする財界。彼らは国の軍事的なバックアップを盾にいっそうの国際的な搾取と収奪を目指す。そのためには政治献金し政権を動かそうとする。
 もう一つが、岸信介らが作って維持してきた妄想の満州グループだ。戦犯からCAIに魂を売って首相にまで据えられたカイライだが、文鮮明やら国際的な宗教団体とのどす黒い団体集団だ。ヤツらの私兵たるCAIと安倍と北の王朝との関係の主体でもある。彼らが戦後数十年かかけて、政治家(政治屋)の多くを乗っ取った。それが現在の日本会議だ。
 つまり、安倍政権というのはヤツらが作り上げた子飼いの集団によって、日本の政権を乗っ取っているのだ。

●北の花火は安倍が窮地に陥っている度合いのバロメータ
 ネットでは鋭い指摘が以前からされている。その典型を引用しよう。
【戦後、アベほど酷い首相は無かった。群を抜いている。嘘を平気でつく、約束は守らない、質問に答えない、酷いヤジを飛ばす、毎日贅沢三昧、外国に何百兆円もばらまく、医療福祉はめちゃくちゃ、教育へ回す金は減らし奨学金と称してサラ金事業に邁進、社会に出るなり大借金を背負う若者を大量生産、生活保護社会保障は切り捨て、期限を切って改憲宣言、個人への人格攻撃を平気で繰り返す、原発事故避難者の生活を切り捨て、避難者同士に対立の構図を巧妙に作る、国連にもケンカを売る、おまけに今度は共謀罪。大企業だけは絶対優遇、還付金・税制優遇、東電や金融に対しても無尽蔵に支援金。キックバックを期待できる所へは湯水の如く血税を放り込み、加計学園に血税440億円超。アベ達も数百兆円に上る決算なしの特別会計を使い放題。横領し放題】
【日本社会を恐怖に陥れ、破壊する為に生まれてきた男。TPPで大嘘をつき、戦争法、武器輸出解禁、年金資金を博打に使い、労働法改悪、沖縄の民意を虫けらのように扱い、緊急事態条項をもくろみ、9条破壊、立憲主義の否定、特定秘密保護法、盗聴法、共謀罪、政治の私物化、全てが悪のDNA】
【こんな国が、原発の核生成廃棄物を、1万年とか十万年という単位で、情報管理しながら、危険物を保管する…ほんの数年で、政府の内部の文書が消えてしまうこの国で、どうやって?】
 きりがないが、これが安倍だ。

●NWOに沿ったヤツらの永久支配政権をささえる核が「共謀罪」
 そして今、安倍がムキになっているのは「共謀罪」。
 普通の人であれば、内心の自由を否定し取り上げる「法」など不要以外の何物でもない。良心をもつものはみな声をあげてえいる。国際的にもはっきり問題を指摘している。
 当然だが、異様な安倍政権に対する信用度合いは急落している。まるでヒトラーと同じ危険人物だと。これが冷静な人の反のである。
 先に触れたように、NWOのディストピア・ビジョンでは法のあるなしにかかわらず、共謀罪が提示する人民の「内心の自由」などあってはならないのだ。
 時の政権に対して「異をとなえる」ような気持ちを持ってはならないのだ。持とうとしただけで、いや「持っている」「持つに違いない」と、時の政権が判断しただけで、自在にその人の自由と権利を無にできるのだ。そもそも自由や権利は人民には存在しないのだと。

●反対の声が起こらないのは「安倍一強」だからだと
 ヤツらは命令者からの指示に忠実に、衆議院では強行採決で、参議院に送った。憲法違反の許されない法。日本では「安倍の支持率は確固としたもので50強から70%近くを維持している」と言い張る。
 この支持率偽装も少しづつではあるがばれてえきている。実際にはすでに一桁だ。
 このコクミンを騙している偽装は、全世界のマスコミを完全にヤツらが支配しコントロールしているからだ。
 資本主義かのマスコミは単なる株式の事業体に過ぎない。カネの流れが電通という一事業体に支配されている。カネという首根っこが抑えられている以上、いうことを聞かざるを得ない。絶対だ。いわれなくても自主規制で忖度し、支持率などおべんちゃらを作文してへりくだっているのだ。
 ヤツらが完全支配するマスコミの報道下で、「政権とマスコミだけは嘘つかない」を信じさせられているのだ。思うままコクミンの意志であるかのようにされているだけなのだ。
 支持率を知るには、一人ひとり自分の周囲に聞け。街頭での調査を見ろ。ネットでのリアルタイム集計を見よ。
 財界は安倍を見切っている。日経は安倍支持が26%まで下がったことを報じ、あくまで高い支持をもっともらしく報じる多マスコミと大きな差が出てきている。他の新聞では「納得できない」「解明すべき」が80%を超えている。
 安倍一強のあまりにも醜い一面に「政治主導をすすめるためだ」と称してなされる閣議決定だ。「安倍支持は常に80%とする」とか「安倍晋三はバカではない」と閣議で決定しかねないお粗末さだ。
 飼い犬であるばかりかコクミン民意誘導機関のマスコミの犯罪が安倍一強を、一方的に報じているのが実態だ。

●暗黒安倍を追い落とすためならアベ友疑獄追及も手を緩めるな
 【この国は深刻な危機に陥っている。森友、加計、準強姦罪もみ消しと、「犯罪者集団」が国の中枢を握り、証拠隠滅を行うだけでなく、閣議決定を憲法や法律よりも上に置き、警察検察という「国家暴力」を前面に押し立て言論を封じ込めようと画策している。もはや民主国家の体をなしていない】
 これはネットでの鋭い声だ。アベ友疑獄は、まさにコクミンの財産を国の中枢が横流しするという国家犯罪。
 ただ、政治屋などヤツらのすべての手先は、カネという目先にぶら下げられるニンジンで支配されて、ヤツらの目的を実現することに貢献する役割を果たさせられている。
 欲目を持つものに利権をちらつかせて動かすという、基本中の基本だ。だからこそ人民は人間としての矜持として「欲目の盲者」に陥ってはならないのだ。人間としての正常な思考は「欲目」が邪魔して捻じ曲がるからだ。
アベ友疑獄で登場する森友・加計は安倍もろともそうしたあわれな連中だ。
 欲目でしでかしているこの犯罪は、不正そのもの。それだけに人間的に心苦しく、恥ずかしいこと。人民の目から隠したい。知れないように証拠は隠したい。口裏合わせて証拠はなかったことにしたい。常日頃から証拠になりそうなものは徹底して残さないようにする。名前とか日付とか後で追及のきっかけになりそうな言葉は文面に残さないようにする。
 これを安倍が「国家戦略特区」だとかを盾に、岩盤に穴をこじあけるように、理不尽な無茶をして、首相の我欲を実現する。
 しかしこのアベ友疑獄は、人民にいくつかの貴重な教訓を示した。

●前川前文科省次官の証言「あったことをなかったとは言えない」
 多くの、いや大半の官僚、まして上職であればあるほど、上からの意志がそうなら「黒でも白という」「あってもなかった」ことにする。いわゆる「忖度」だ。
 明確な指示がなされたらなおさら明確に従う。明確でなくても、使われている言葉の行間を読み、自らの意志として、上の方向を解釈、詳細を付加して実行する。
 これなしには、官僚業務の遂行はあり得ない。国の性格として「暴力性」度合いが、警察だとか軍だとか高くなるほど、上からの指示は「命令」の度合いが高くなる。
 警察や軍隊で上から下への依頼は「命令」であり、それへの解釈や意義は謀反と解釈しかねず、即馘首の危険を伴う。
 国家権力というのは「強制」だ。だから、国家の期間で働く(公務員)には特別な法的なルールが設けられている。業務の遂行は「遂行することが犯罪」でも、免罪になる。国家の存在と国家業務の遂行は「コクミンの利益」のためであり「法に厳格に乗っ取って、営々と遂行されている正当」な行為だから、というのもの。
 安倍や菅は、国会で追及されるたびに、それを口にし、法に基づいた資料提出要求にはノリベンで対応した。法にのっとって「処理案件は即廃棄した」。法にのっとってPCは定期入れ替えで文書が残っていそうなハードディスクは破棄された。
 法律というものが、首相とか上であればあるほど、その犯している犯罪を逃れる、無罪にするためにあることがわかる。
それを官邸と官僚組織が一体で、コクミンに偽証するのだ。
 前川前次官の証言がいかにそうした流れに衝撃的なものであったか。
 退任というお上に立てつくものの追放(内閣人事権)にあっていたもの、つまり現在は官僚ではないとはいえ、はっきりと「現職時は明確に反旗を上げられなかった」「今、守秘義務違反の危険を承知で、確かに文書は存在したと証言する」と。
 コクミンのためにならない不正が進められていることを目の前にして、現職なら言えないというような国家システムが、当たり前であっていいのか、ということである。
 官僚であっても一人の人間として「不正は不正」「公正公明でない」と言えるようなシステムにすべきこと。そうしなければ公務員は、自分に心苦しくやっていけない、そのような事態が発生してきているのである。

●「面従腹背が自分の座右の銘」だと言い切った前川氏
 テレビ朝日「報道ステーション」インタビューでの前川発言である。この意義は深く訴えるものがある。重大な彼の決意が現れた真実の言葉だ。
 現代国家制度、そこで働くもの、もちろん公務員だけではなく、すべての企業や事業体で働く人民の実態をひとことで表したものだ。
 資本主義は労働者をこの言葉が表す実態で動かしている。働くということが必然的にこの状態を伴う。
 家庭での良きパパ・ママが会社の門をくぐると自動的に戦士に変身する、とたびたび指摘してきたが、面従腹背という言葉は、まさにそのことを別の視点から表現したものだ。
 人民のほんとうの意志を表現する人民の権力が構築されていない状態での、資本主義下の人民の姿だ。まさにそのとおり、人民は積極的に「面従腹背」を皆座右の銘としよう。「面従腹従」が実現するその日まで。
 前川氏は「公務員には面従腹背のテクニックは必須であり、その素質(センス)を持たなければ」とまで言っている。
 前川証言の暗黒安倍への打撃度はすごい。
 これを受けてつぎつぎと告発が行われている。皆守秘義務違反で馘首されることを決意しながら、安倍犯罪を裏付ける文書の存在を発言しているのだ。隠そうとする姿勢がまるみえの安倍と菅と大臣や官僚トップ。記者会見で手を緩めずに追及する記者。
 ついに「追加調査」をやると文科省。だが、安倍らの卑劣さは続いている。再調査ではない追加調査といままでの隠そうとした非は認めな気だ。そればかりか、国会期間中は「調査中」といって逃げる言い訳を新たに作った様相。ヤツらは仮に「あった」という結果になっても、安倍のアベ友への誘導はしていないとして、最悪でも文科省に罪をきせて逃げる気だ。
 なによりも、共謀罪さえ通してしまえば、どんな犠牲を払っても命令者の指令だけは貫徹できると踏んでいる。
 世界の恥さらしと言われても、安倍らの決意は固い。安倍をカイライにして頑張る地球一元支配一派だ。そして、政権を乗っ取った現在こそが、NWOの大きな足掛かりだと妄想する日本会議に巣くう乗っ取り集団だ。利用されている邪悪な政治屋集団である。
 ヤツらの反動的な行為を絶対に許さない。歴史はヤツらの思いのままではないということを、今こそ知らしめなければならない。
 以上が、現在天下分かれ目のような歴史的決戦が繰り広げられている内外の政治情勢のポイントである。