記・国民B(2016.11.13)
■世界をおおう革命の波 この機会を利用して人民のほんとうの権力を作るかが課題だ
◆米大統領選挙結果に狼狽するものたちの勘違いとは
邪悪な地球支配者連中は、11月8日の米大統領投票者選挙で、激闘を演じて皆を興奮の渦にまきこみながら、51:49でクリントンを勝たせるという、1年以上前からのシナリオが最終局面で実現できなかった。
カイライ安倍晋三が「話が違うじゃないか」と外務省にいきり立った。やむなくひき釣った顔でトランプ勝利を認めテレビ会見した。9月にクリントンとだけ米国であいながら、これみよがしに共和党候補トランプを無視した。安倍にとって悪夢のようなトランプ勝利。欠片も想定しなかったことからトランプとのパイプは皆無だ。
ともかく先に挨拶だけはと周囲から背中を押され電話で会見だけを申し込んだ。「あなたはアメリカン・ドリームだ」などとおべっかを口にして醜態をあらわにした。
マスコミはトランプを紹介するときに、必ず「暴言を繰り返す…」「政治も外交も軍事の経験もまったくない…」と枕詞を置く。この場におよんでも、世の中何が起こっているかが分からず、おろおろと邪悪な連中の書いた筋書きに身を置き、人民大衆を口先でたぶらかしている。卑劣さだけが目立ち、さも哀れである。
「あんな下劣なやつを大統領にしてはならない。どんな手段を使ってでも阻止するべきだ」「世の終りだ」「世界中を対立と破壊に導く」と叫んできた連中は、トランプ当選をどう受け止めてこれからふるまっていくのか。目の前を真っ暗にされた。
トランプ当選のいきさつを追ってみる。マスコミがどの真実を報じ、隠したのか。
数千年から数百年計画で地球を支配しすべてを牛耳るということ。世界に新しい秩序を打ち立てる。それが地球の生き物である人間の理想の姿だ。頭脳明晰で誰よりも知識豊かで、常に正しい判断ができる、少数だがエリートによって他の99.9パーセントの民を支配する。作られた方向に沿って労働し生活さえしていれば、平和と安全な生活が生涯保障される。そのために、圧倒的な軍事力を持ち、経済を一元的に掌握した世にする必要があるのだ、とヤツらは説いてきた。
そうした壮大で永遠のビジョンに立ちはだかっているのが、ロシアや中国などの旧共産主義と野蛮で古いイスラムだ、として中東ではつぎつぎと戦争をしかけていた。中東ではIS(呼び方はさまざまだが)という傭兵集団をでっち上げて暴れさせた。都市を破壊し、人民を虐殺し、数百万人の難民を作り出した。
中東のイスラム国家を名指しで非難し元首を殺害し、ほしいままに破壊と混乱を生じさせた。旧共産国家と二正面闘争はできないので、中東の抹殺を先行させている。同盟国、あるいは有志連合国と称する日本などのカイライ国家を巻き込み、国際的な正義を装い、加害者にしてきた。同時にそれらの国々の人民に対しては軍費をまかなわせるために、アベノミクスなどという詐欺を行使して、徹底的な収奪と経済破壊をすすめてきた。
911を号砲にしてこのような邪悪な新世界秩序(NWO)を行動に移してきたのだが、特に日本では小泉、安倍という連中をカイライに据えて、激しい収奪を実現してきた。日本はかつてないほどの貧困化に陥っている。
経済指標についてはその破壊度がバレないように、欺瞞に欺瞞をかさね、仮想の作り上げた数値を並べて、破壊ではなくさも発展が実現しているような偽装を続けてきた。円や為替や株の数値はまさにそれだ。実質の価値、資産の低下はすざましいものである。
例えば欧州では失業率が25~45%などは当たり前だ。米国では10%、日本では6%などといい加減なことをいっているが、労働可能な人で働いていない、働けない、働いていてもまともな賃金を得られていない、という本当の「失業」の人がどれほどか。その視点での失業がどれほどのものかを、自分の周りをみたらわかるだろう。それが真実で、お上が大本営発表でいう「失業率」がいかにばかばかしい指標化がわかる。そもそもたかが数か月、失業保険の受給者の数ということ自身が欺瞞に満ちている。数か月過ぎれば分母か分子かかの範囲外になるのだ。
米大統領投票者選挙の間近になって、ようやくトランプ支持派の地域や人びとのことがマスコミでも少しは出るようになった。その実態をみたら、見る目があるものにはすぐにわかったであろう。大学出ても就職できない。多額の奨学金返済だけが待ち受けている。製造業が潰されて廃れ、路頭に迷っている。サブプライムローンの計画的な崩壊で多くの人びとが路上生活している。公園は公式にテントを認め、路上生活を認め、労働可能な人びとの半数近くがフードスタンプで生活しているのだ。
その費用が財政赤字でまかない事態もうまれている。安倍がいう「アメリカンドリーム」など夢のまた夢、遠い昔のことなのだ。日本もそうだが、マスコミはそうした実態のシーンを徹底的に隠して写さない。目に見ないように隠す。目に見えなければそのような現実は存在しないとする。
米国の中央政治を動かすクリントンらに象徴される連中が、地球支配者から命じられて展開する政治の結果だ。このような結果として現れる悲惨な多くの人民は、存在からかき消され、日を見ることもなく消えるようにしている。日本の安倍らによる都市のホームレス消失作戦と同じだ。あまりにも邪悪で非道であわれだ。
だが、欧州でも米国でも中央政治がやった結果として生み出された人民の悲惨な貧困はすご過ぎる。隠してなきものとして扱うには異常な数になってしまっている。これを人災ではなくただの現象のように表現したのが「格差」という言葉だ。ただの格差であるはずがない。明確に意図をもって作り出した犯罪なのだ。政治と経済を支配する中央政権が「合法」的に作り出した犯罪の結果なのだ。意図的な人民虐殺の遂行の結果だ。
決して、ヤツらの「ビジョンが正しいもので、そのビジョン実現のために生まれた副次的な犠牲とか、その計画のための些細な歪みや格差」などではない。ヤツらのビジョン自身を人民が拒否したのだ。トランプショックでオロオロしているのは、ヤツらのビジョンがいまだにまっとうだと信じているがゆえに、起こっている事態がわからないのである。
「トランプの当選で日米関係はどう変わる」などということのTV番組があふれている。マスコミ誘導の先陣をはしる読売TVが土曜日朝にあった。そこに小野寺某という元防衛大臣が出て発言していた。日米同盟は明確な未来へのビジョンがあって、それにむかって構築されてきた。そのビジョンが変わるかもしれないというのがトランプ就任だ。なのでそのスジにこれからも沿っていきたいと願うだけ、とおろおろ応えている。
このビジョンなるものがまさにNWOであり、その遂行の結果が911以降目を向くような悲惨な破壊が人民の目の前に繰り広げられたのだ。ブッシュや小泉やクリントンや安倍が登場して以来、日本も含めた世界中で、何か一つでも「人民のためになった事例」をあげることができるだろうか。皆無である。
ヤツらは就任中の成果なるものを何か上げるに違いない。だがそれはすべて人民に圧政を加えた真逆のことだ。今秋安倍は911犯罪人であるラムズフェルドらに日本から勲章を与えている。昨年だったか日本の都市大空襲をしたやつとか原爆を落としたやつに与えたが、面目躍如とはこのことだ。ブッシュやクリントン、小泉や安倍らの成果なるものは、人民に圧政をこれでもかと与えた「勲章」として、人民は永遠に忘れない。
このビジョンに沿って中東に混乱と破壊を作らなければ、中東のイスラム圏は平和だった。人民を貧困に落とすために生産を破壊しなければ、こんなに多くの失業者は出なかった。安倍らが命令者の言われるままに貢がなければ、年金も保障され、保育所も心配不要だった。秘密保護法も自衛隊派兵も不要だった。
そう、トランプを当選させてしまった理由、エネルギーが何だったのかというと、邪悪な連中の身勝手なNWOなるビジョンのために、人為的に作り出された世界中の人民の怒りのノーという意思なのだ。
選挙前日に「クリントン支持79%トランプ支持4%」と醜い報道に走ったマスコミ。それが結果真逆だった。ぎりぎりヤツらが嘘を通したのが「投票者数ではトランプが勝ったが、得票数ではクリントンが多かった」という泣き言だ。だが、得票数自身がトランプ8割でクリントンは5%もなかったのだ。クリントンの偽装勝利の保証だった不正選挙は機能しなかったのだ。
マスコミはトランプ集会で、指差しされて「ゆがめて嘘を報道している」と指摘されている。マスコミの報道がすべてヤツらの意図を受けた誘導機関、マインドコントロール機関であることを正面から指摘した。
ヤツらが描いたシナリオでは、途中ハラハラさせる、だが、終盤ではトランプのなるべく下劣そうなスキャンダルで支持者も引くという計画だった。女性を蔑視しているというスキャンダルは最後に持ち出せば、必ずうまくいけるはずだった。
だが、注目するべきことは、米国の選挙キャンペーンに関与した多数の人びとの中から、暴露者がつぎつぎと出てきたことである。「隠れトランプ」などという表現がマスコミにも出てきた。表立っては自分が属する企業、組合、組織の上からいわれるまま「クリントンを支持する」といいながら、実際の行動ではトランプを支持するという現象だ。
クリントン(夫妻)の悪事と犯罪を後半戦では連日ネットで暴露された。その悪事の内容は半端なものではない。数も質も驚くばかりだ。麻薬からレイプから買収から、これほどまでに悪にまみれていたのかと誰もがあきれるほどだ。メール問題を出した人は殺害し、報じたウィキリークスのPCは使えないようにする。そして背後にはロシアがいると恥知らずなそらしを口にする。FBIに操作するなと賄賂を贈り、受けたやつを昇格させ、追求した人を殺す。トランプを女性問題で訴えるという劇。訴えたやつがカネでクリントン一派に買われたと暴露し、トランプ陣営の演説会に出る。これを関係者がリアルタイムで暴露する。どんなドラマも顔負けだ。
いうまでもなくヤツらの統制下の誘導機関たる日米のマスコミは報じないが、ネット世界の米国では皆が知る。クリントンを投獄しろという声が全国からあがる。日本ではおすましにあけくれるTVコメンテータは無知無能で「投獄しろ、などとあまりにも野蛮、酷すぎる」と嘆く。しかし現実は人民の眼で見れば極悪な世紀の犯罪人の一人であり、獄門さらし首に値する犯罪者そのものなのだ。それを米国民がまっとうな人民の眼で指摘し、トランプが口にしているのだ。
逮捕・投獄しろ、という声が全土を巻き込んだのは、はっきりした理由がある。自分の私的なサーバーから私的なメールで50万通を超す公的なやり取りをしていたのだ。それがつつぬけにされて、クリントンの犯罪が明らかになったのだ。
大統領であるオバマを超えて、私的傭兵集団を組織し、彼らにカダフィ暗殺を指示実行させた。大混乱の中でリビアから200億ドルを盗み出しクリントン財団に隠した。その資金でISを作り中東に派遣して暴れさせた。イスラムの人民をアリンコのごとく殺害することを直接指示し、実際にやったのだ。
平和だ人権だと口にするクリントンが、裏ではどの悪辣な政治家よりも激しい殺人鬼であったことが詳細に暴露されたのだ。それを嘘だ、調べたら告訴するまでの証拠はない、選挙には影響しない、ロシアが背後で動いていると、必死の隠蔽をした。だが、日米のマスコミ以外では、連日そのことが報じられている。最後は核戦争まで起こしてでも「米国民の集中」を実現して当選へという行動をするに至り、クリントン一派の実際の支持は皆無に。民主党のなかからも離反がでた。
それほどまでのクリントンなのだ。そのようなヤツだからやり手としてヤツらは大統領にしようとしたのだ。
マスコミが少しでも真実を報じているなどと誰も思わなくなったばかりか、明らかな誘導機関になっていることを毎日知らされたようなものなのだ。民主主義の国ではそんなことはありえない。マスコミがジャーナリズムがみなそのようになるなどあり得ない、と信じ切っているヒトだけが、クリントン勝利を当然と信じこんでいただけなのだ。
マスコミを自在に操ることにたけ、絶対的な自身をもってきた命令者連中は、マスコミで報じなければ事実はない、マスコミで美化して報じればバカな人民は信じるから心配ない、とタカをくくってきたのだが、それこそがいかにバカげた虚想であるかを理解できない。過信からことの真実が見えなくなるという、ヤツら自身の性質は変えられない。
日本の安倍だけが世界に残った。地球支配者の命令に誰よりも忠実な安倍は選挙情報をヤツらだけから得て、それを真に受けていた。オバマとクリントンと安倍の密約で、選挙結果から1月の大統領就任式までの「大統領死に体期間」(レームダック)にTPPを米議会で通すとした。それに沿ってしゃにむに衆議院で強行採決。
だが、このトリックのような支配者連中のやり方をトランプは先んじて暴き、身動きができないようにしてしまった。オバマはようやく11日に「この期間でのTPP通過もあきらめた」と通告し、安倍がロビー活動で米議員に渡したワイロもパーになった。
まさかトランプが勝つことになるとはつゆほども信じていなかった安倍とその愉快な仲間たちは、沖縄では「土人」呼ばまりして平気、アフリカに自衛隊を派兵武器使用OKにし、白紙領収書は違法でないとし、年金基金をギャンブルでスリ、武器商人となり、原発輸出をし、人民圧殺政治を振り回している。
お隣の安倍のホントの友の大統領は何十万人もの人民の包囲にあっている。この大統領も安倍一味も自分で監獄の門をたたくしかもう逃げ道はない状態なっている。
◆トランプの大統領就任までの危機とは
トランプの選挙での当選のいきさつは先述したとおりだ。ある意味では大革命であり、人民サイドの大勝利だ。歴史的な事件だ。何度も繰り返すようだが、何千年、少なくとも数百年かけてよういした邪悪な計画が、今になって鼻先が折られているのだ。人類の歴史に残るひとコマである。
しかし、革命は建設こそがその何倍も困難を伴う。これを侮ってはならない。安倍ら一味が今日この時点でも横暴を続けているが、その背後にはちょっとやさっとでビジョンは曇らない、作り上げた巨大な流れは止められない、という自信がはるからだ。
クリントン一派は全米20余の都市で反トランプのデモを繰り広げる。多くはカネと弁当で集められたと暴露、という悪あがきにをいまだ続けている。そのように、ため込んだ財力、作り上げた武力、配置された謀略期間の数々。これらすべてを使いこなす力については長期の経験をもっているが、人民サイドにはそれがまだない。先の先の911ではチリのアジェンダ、カンボジアではスカルノの事件があげられるように、ヤツらは私兵(CAI)を使って気に食わない国家をたやすく覆してきた。つい数年前はカダフィがやられフセインが虐殺された。その手口は、そのままトランプに当てはまる。
多くが勘違いをしているが、ヤツらは米国政治家をカイライにして、世界中をかき回してきたのだ。双子の兄弟である民主党と共和党を用意して、人民に選択の余地をなくしてきたのだ。日本も同じで、安倍ら自民党+公明党と民進党という双子の兄弟を用意して、カイライ米国の属国として日本を操縦してきた。「米国の手先の日本」という表現が多いが、その米国自身がヤツらの単なる手先にすぎない。
その手先であるカイライ米国大統領を抹殺することなど容易なのだ。実際に不都合な場合はリンカーン、ケネディと消してきた。トランプが何する前に、ヤツらは単純だからまず考えるのがこれだ。だが、歴史的なこうした事実をあからさまにし、人民が警戒し、先に声をあげて監視することでのみヤツらの手足を縛ることができる。
ある程度人民のための革命的な政策が実行され、ヤツらが追い詰められたことがある。それはロシア革命であり中国革命だ。だが、ロシア革命すら20世紀中に潰されてしまった。内部から巧妙に人民の思想をマインドコントロールでむしばむことによって覆された。自滅させられた。中国では毛沢東が文化大革命で抵抗し「反革命にはめげずに何度でも革命で立ち向かう」ことの必要をといた。それにもかかわらず、ソ連と同じ危機にあっている。逆に、ロシアも中国も地球支配者の周到な目論見に対抗する先に向けたビジョンの構築に至っていない。これが現代人民の悲劇だ。
同じ問題がトランプに覆いかぶさっている。クリントンらの邪悪な政治に真正面から抵抗はしたが、ヤツらの根絶へのビジョンと手法(戦略と戦術)は明確になったわけではない。試行錯誤の闘争の火ぶたが切られたに過ぎない。
だが、歴史的に人民の圧政に対する闘いの歴史が示すように、日々のヤツらとの闘いの中で、試行錯誤しながらビジョンを明らかにしていくしかないし、そのステップを経験しなければ前に進まないのだ。だから、それだけ警戒を保ちながら、周到に自らの正しい政策を打ち立て実行していくことである。
人民の権利と自由を明確にしながら、ヤツらが作り上げてきた支配の構造を無力にしていく闘いだ。トランプが「選挙」で勝ったことから、即人民の権力や政府に移行するなどということは、ここで何度も指摘しているが、ありえないことなのだ。本当の変革は人民サイドの自らの権力の構築の度合いにすべてがかかっている。
「選挙」に勝った程度で喜ぶのはただの一時的なはしゃぎに過ぎず、むしろこれからの政治でいかにヤツらのビジョンを否定し、人民側からのビジョンを示すことができるかにある。ヤツらのビジョンに少しでも妥協していく、わずかな手直しだけの政策だけでは、ただの修正資本主義であって継続的な人民の支持はえられない。ヤツらのほころびを人民が自分で穴を埋めてあげたに過ぎないからだ。これでは、誰が一番喜ぶかは誰でもわかるだろう。トランプは結局ヤツらの手先に過ぎかったのかと。
ヤツらはマスコミを誘導機関として支配してきた。カネでの支配を核とする。誘導の意思に沿わなければ、カネの流れを占める。その広告の掲載費用のもとじめをしている世界最大エージェントの電通がブラック企業として追及にあっている。安倍の仲間でかつ軍需産業の先頭をはしる三菱牙城三菱自動車が暴かれている。
日本での隠れトランプだ。でたらめなアンケートが選挙ではびこる。それに平気で安倍支持を表明するが、裏ではヤツらの犯罪を暴くのだ。お隣韓国で大統領退陣で人民は決起するが、日本では大きく立ち遅れ安倍支持という人民の意思と無関係の行動をとる。が裏では米国や韓国と同様に安倍らへの怒りが煮えたぎっている。
これをさらに発展させて、人民権力の構築まですすめるのが課題だ。