記・国民B(2016.9.22)
■暗黒安倍政権の意地汚い原発政策と豊洲市場移転問題にみる落ち行くあわれ

◆もはや自滅しかない腐敗した政治システムであることを暴露した豊洲問題
 東京豊洲市場への移転がつまづいている。
 11月移転は宙に浮いてしまった。人間に有害なベンゼンなどが基準値を何万倍も超えていることが分かって、そころ盛り土にして、いくつかの地上建造物を建て終り、市場側に引き渡す直前だった。建物の地下が方針に違反して盛り土がなされず、空間になっていて、しかも加重耐久レベルが低いことが分かった。加えて、盛り土に使った土は、新宿戸塚旧日本軍の毒ガス工場の毒がたっぷりしみ込んだ有害物質まみれのものだったというのだ。
 見かけは立派な建物も、使用に耐えられないばかりか、染み出てくる毒は生鮮食品を扱う市場に危険過ぎる。どのような改築や整備の手を打っても、目的の実現には到達できない。待ったなしで移転を目の前にしていた市場関係者は戸惑うばかりだ。利用者である都民もただただ迷惑な話である。
 いったい、誰が何の目的で、いかなる責任で設計を変えたのか。誰かが途中で、この設計変更は違反だ、耐えられない、危険だといわなかったのか。多くの人がかかわっておりながら、誰も声をあげなかったのか。それはどうしてなのか。
 もともとの移転(移転の可否についてはここでは問わない)の予算はいくらだったのか。それが、なぜに、どうして何倍にも膨らむのか。誰が利したのか。
 ほとんど100%の上限に近い価格での競合無しの入札(完全な談合)の形で、都民には「予算を押さえた」と嘘をいい、ゼネコンに400億円を渡す。
 もう、ぶすぶすである。
 当然、責任を取るべきヤツはいるはずだ。だが、せっぱつまった移転が不可能という責任をほんとに取れるものなどいない。取るなら、このようにふざけた都庁と建築担当者を黙認し、システムを当然視してきた都民であろう。いやそうでなくても、理不尽なつけは都民にかぶさってくる。
 「築地が古くなってきた」。確かに、何がしかの対策はしていく必要がある。そのときに、首都東京という場に巣食う政治屋と官僚、たらふく天下りを受け入れたゼネコン企業群、なかで暗躍する表に出ないフィクサーがこれを「ビジネス・チャンス」という騙りの用語を用いて踊る。
 都の予算、国からの補助金、市場の業者から、どんどん理由を付けてむしり取るためだ。限界などない。金額が大きいほどヤツらの「力量」の大きさが評価になる。詐欺師の勲章の大きさだ。結果、土地を上げ、資材の原価を上げ、コストを頂点まで上げる。人びとの負担とか、安全とか、便利とか、祭り後の始末や負担とかは、知ったことではない。
 その処理の構造と仕組みは、どんな些細なことでついてでも、今や行政の根幹として定着している。豊洲問題はその典型的な表に出た事件だ。
 本来安倍の盟友である新都知事小池が、都庁に小池ありを就任直後に演ずるだけの目的で「移転待った」を言い出したが、思わぬ方向で事が展開してしまった。関与した過去の知事、市場担当責任者、専門家委員会と登場し、ますます混迷する。チェック機構でもある議会はコケにされ、というよりもつるんだ仲間ではないかと嫌疑がかけられる。いままで、そんな大事なことが表に出なかったこと自身が不思議なほどだといわれる。
 これから、関与の現場にいた何人かが明らかになり、彼らは口をそろえて謝りをするに違いない。だが、それで何も変わらないばかりか、消えたカネは戻らない。建造物は立て直すにせよ、何らかの手を入れようにも、多額の追加のカネがいる。敷地から浮き出てくる毒の防御に、あとどれほどカネがかかるか知れない。それが三たび、四たびと、当初なかった都民への負担増としてかかってくるのだ。
 時、ちょうどオリンピック開催中だった。次回東京で開催となっている。すでにさまざまな関係で「ビジネス・チャンス」詐欺が話題になってきた。東京の開催予算は、過去5回のオリンピック開催経費合計を、すでに上回っている。当初言っていた予算が膨大にふくれあがっている。
 久米宏のように「絶対に開くべきでない」という意見も聞く。だがここでも「世界に東京の良さを誇れる絶好のチャンスだ」とダマしの言葉で扇動して、詐欺師たちは踊り場を広げていっている。
 同じ言葉で何度でも繰り返される。もういい加減に詐欺師はひっこめ(死んでも引かないが)、ダマされるのはやめよう(オレオレ詐欺が減らないようにダマされ続けている)。豊洲問題を目の当たりにして、犠牲がそのまま自分にかかってくるのを身に染みて、さすがに目覚めるべき時期だ(依存症が無くならない限り、人民権力がない限り、無理だろうが)。
 この事件を報ずるマスコミの誘導からは何も見えてこない。
 確かに誰がなぜ、ということは明らかにするべきことのひとつではある。だが、このようなことが、全般に及んでいること。しかも、個別に改変で問題を解決することは不可能となり、不可能であることの闇に紛れて、犯罪者が跡を汚しまくって逃げ切るようになっていることだ。
 この悪臭に満ちた犯罪者を無罪にする政治システムの、これ以上の存続を続けさせてはならないということだ。この政治システムも改変や改善ではなく、根本的に変えなければならない時期にきているということである。
 安倍政権の悪政が世をどんどん暗くしているように、都でも同じだ。暗黒安倍と一体で都民を苦しめている。やむなく増加している路上生活者をどうしたのか。見かけだけ減らすのはどのような「ビジネス・チャンス」を詐欺師に提供したのか。
 米国の年間予算さえ350兆円だというのに「米国防総省が650兆円の用途不明金をだしている」と今月米国で報道された。ちょうど2011年の911の前日に同省が276兆円使い込んだと報道されたのを思い起こす。これは米国が国をあげて裏で報告できない巨額を作り上げ(麻薬といわれる)、世界中を混乱させるのに使われていること、人民の利益に真逆のことが日常的に、それもとほうもないサイズでの犯罪に使われ、無罪とされていっている構造と仕組み。それが音を立ててバレてきている。次期大統領候補で話題のトランプは、こうした犯罪者を何万人単位で根こそぎ退治するという。そうした時代を向かいつつある。
 日本においても、同じことが起こるのだ。

◆高速増殖炉もんじゅ廃炉と新たな高速炉会議開設に見る、安倍の愚劣政策
 日本を操る邪悪なヤツらとその手先として邁進する安倍。公明党と一体の安倍自民党は、かつての保守日本自由民主党とはまったくの別物。長州藩という明治維新以来世界を牛耳るヤツらに特別に育成された連中が、平和の偽りの仮面をかぶった邪悪な宗教勢力と連携して、自民党を支配し、日本を支配してしまったものだ。
 世界的には戦後アメリカのブッシュらに象徴されるネオコン戦争一派が米国を乗っ取り、世界を混乱に導き、地政学的な新世界秩序(NWO)の完成を急いできた。この連中が安倍らを使って、現在の日本を振り回しているのだ。
 世界では英国のEU離脱宣言、カナダのAIIB参加、西欧版TPPであるTIPPは完全に葬り去られた。これらに象徴されるように、なだれを打つように、邪悪な一極支配の流れに抵抗を示している。国内でも、ようやく旧自民党保守派連中が安倍らの乗っ取りで異質な政策がつぎつぎと実行されていることに気づきだしている。
 保守石破の安倍離反、あの保守加藤紘一死去の際の安倍批判騒ぎに、創価学会婦人部の本部批判、生長の家本部の安倍不支持宣言などに出だしている。そもそも安倍のお仲間の小池を知事にするのに、日本の実質の為政者(ジャパン・ハンドラー)から安倍に事前連絡がうまく伝わらなかった。自民党旧勢力との内部の対立激化の結果だ。
 ブッシュら戦争一派と地獄まで同行を喜んで誓った安倍ら一味は、安倍政権の永続をもくろみ自民党総裁着任期間延長する気だ。今のうちにと、辺野古裁判では裁判所に露骨な憲法違反までさせている。共謀罪は国会への提案をわずか先にしたが、緊急事態法などファッショ化を強引に進めている。
 アフリカ南スーダンにいる自衛隊に駆けつけ警備で武器使用をさせ、米国の敵をすべて日本の敵にする。南スーダンでは数百人の犠牲が起こる事件が起こったばかりだ。すでに自衛隊もやられているという情報もある。もちろん、安倍は犠牲者が出たとは言わない。出ても「不慮の戦闘でない事故」「自殺あるいは病気」で済ます気だ。
 世界では、世界をほしいままに牛耳るやり方にたいして、それがいくら甘い言葉や夢のような未来を示したものであっても、真実は真逆だということを多くの人びとが口にし、反対を公然と表現するまでになってきている。
 トルコの大統領のように今まで戦争一派にしたがっていたやつも、これまでのようにはやらないことを宣言する。民衆の支持がいんちき選挙をやっても戦争一味のカイライが勝てなくなってきている。英国、フランス、インドネシア等では、まるで米国のトランプのような反中央政権派が台頭してきている。
 地球一極支配をもくろむ邪悪な連中の、目に余る強引な反人民的な計画と行動が、ここ急激にくじかれて行っているのだ。
 世界を見ると、悪魔に乗っ取られた米国と日本だけが孤立状態になっていることがわかる。例えば北朝鮮を承認している国々がほとんどで、公然と拒否している数か国と米日韓などわずかが取り残されているように。米国と日本の報道観ているだけでは分からない。実際には真逆なのだ。
 それを知ってか知らずか、狂気の安倍はこの場に及んで、TPP推進を最優先させるとのたまう。秋に去るオバマのどくさくまぎれの「置き土産」で通させるという最後の望みにかけて、米議員にワイロ攻勢をしかけている。あまりにも醜い。
 さて、情勢の概況はそのような流れだが、暗黒安倍政権の狂気のジタバタを象徴するようなニュースがあった。9月21日の朝日新聞夕刊の記事だ。「もんじゅ見直し 高速炉開発へ新会議を設置 大臣やメーカー参加」という見出し。
 まず「原子力の平和利用・最も安価な発電」と偽って原発を作って、出てきたプルトニウムという地球上で最悪の毒を「消化しながら燃料を増殖する」などと騙ってもんじゅやふげん(こちらは、地上に無限委エネルギーを供給し続ける太陽を作るという詐欺)を作ってきた。これは、おそらく「人類月着陸」に匹敵する最大級の詐欺行為である。
 そのもんじゅがついに「廃炉」という当然の結論を政府がやむなく出す、ということが数日前からいわれてきた。安倍に反対する旧自民党保守派らも多くの人びとの声に押されて、詐欺行為の継続停止を言わざるを得なかったからだ。
 ところが、したたかな安倍一味は、もんじゅは廃炉とするが、新たに「高速炉開発会議」なるものを設置していくというのだ。つまり、巨大詐欺行為を表を変えただけで、実質はさらに巨大なたかりが可能という意思を表しているのだ。なんと、人民を見下し、なめきったものであろうか。
 追い詰められた犬は、たとえどんな土壇場になっても、隙あればただでは死なない。そのようなたとえを地でいく。なんと悪辣でしたたかで、根の根まで腐りきったたかり屋であるかがわかる。
 別項でなんども触れているが、食料とエネルギーは地産地消という原則を放棄することで、地上の人びとに巨大なとりかえしのつかない犠牲を強いる。逆にこの原則を意図的に犯すことで、安倍らのような詐欺師が無限のたかりの暗躍ができる。
 たかが電気をつくるのに、もともと原子力など不要であり、絶対にてをだしてはならないものだ。一般の人びとの居住する家の電気は、すでに各家庭、建物単位で発電は実現できている。都心の大きな建物でも自家発電装置をメインの電源として使っているところさえある。
 消費量の多い工場でも、311以降自力でまかなえる発電設備を多くが用意した。逆に余り気味の電機は売り、最近は一般家庭向けの発売までやりだしている。311以降何年間も原発はなしで、ヤツらの「電源危うし」の脅迫のもとでも、十分に供給できていた。原発でない「石油などの輸入のコストが高かった」と盛んに、宣伝されたが、事故補償や廃炉費用などをコストに転嫁すると原発のほうがはるかに高い原価であることがバレている。
 ジタバタの安倍政権は、いま「8.3兆円(見積もり)の廃炉経費をすべての電気小売り会社の電気料にも負担させる」という無茶苦茶な迷言をはいている。
 福島原発から消費地である東京に送電するのに、60%以上のロスがあるのだという。地産地消であれば送電ロスは最小で済む。ふげんで話題になった「1万件を超える点検漏れ」。永遠に点検はできないのだ。点検項目の分母が知らされていないが、想像しただけで、誰にでもわかるように、数十万からもっと多い百万点。なぜなら、無用の長物のこの施設のメンテナンスだけで年間数十億円を投入するようなプラントというのは、巨大に比例して点検項目が乗倍で増えるからだ。
 ナトリウム漏れという事故にせよ、点検漏れにせよ、その対策方針が、何年たっても出せないのだ。出せないのが当然である。24時間年中点検を続けていても、期限内に点検項目が多すぎてクリアできず、永遠に「クリア、ゴー」には到達しないのである。いうまでもなく、何十年も経過すれば使用期限が切れてくる。何もしないで廃炉だ。だが、それでも、口先一つで人びとをまるめこみ、責任は問われない。
 冷静に電力を考えてみたらわかる。ヤツらの口車に乗って、電気料だけでなく、税金から電力会社に、あるいは廃炉費用に出す全額を、普通に「電気」を作る小さな安全な管理の行き届くプラントの建設に使うのであれば、何分の一で済む。当然に大きな事故は起こらないし、何より未来の地球と人間に負荷をかけることはない。
 このような事態であることがヤツらは知らないのか。無知なのか。バカなのか。
 そうではない。すべて承知でとほうもない巨大な「かたり(騙り・詐欺)」を実行しているのだ。最初からわかってやっているのだ。無知でバカで知らないのは民衆のほうなのだ。「消費が美徳」と踊らされたように「大きいことはいいことだ」というような幻想に、理由もなく惑わされているのだ。
 こそ泥は犯罪者としてつかまっても、何百万人単位で殺人をする戦争の企画自公者は英雄として罪に問われない。小さな嘘はすぐばれるが、大きな嘘ほどばれない。かたりという詐欺では話も設備も巨大なほど、詐欺師の踊り場が大きくなる。
 安倍一味は原発で増え続ける放射能廃棄物の処分について、300~400年間電力会社に管理させ、後は10万年政府が管理するなどという方針をだした。このおちょくり話も飛んでいる。安倍一味の脳みそのレベルがわかる。
 犯罪まみれの電力会社も自力ゼロの政府も、人類に多大な負担を強要する原発も「永遠にある」と、恥ずかしげもなく言えることが、歴史に残るほどの迷言といえる。幼稚園児には失礼だが、幼稚園程度かもしれない。
 再度いうが、たかが電気を作るのに、このような無知な連中に騙されてはならない。たかが電気にそのような無駄なカネを使うぐらいなら、使わない用がいい。また、別項でも提案したように、超効率の小さな規模の発電と蓄電の装置をどんどん使うべきだ。さらに、「踏み踏み・手回し人力発電装置+蓄電装置」を町中に設置し、いつでも、だれでも、どこでも、無職の人でも、健康志願の人でも、発電できる場を作ればいい。
 人民の必要な電気のために、当然のことをしていれば、詐欺師の出る幕はない。暗躍の踊り場がない。たかれない。為政者どもには何の役得も生じない。それが気に食わない。人民の求めるものとヤツらの考えは真逆なのだ。
 詐欺の踊り場を設けるために、自ずと大きくなってきたプラント、施設、構築物は巨大な予算を必要とし、点検を不可能として犯罪を無罪にする。それが限界を越してしまい、いま、その設備が役に立たない魔物になっている。できているものを何とか、改築工夫しても、役立つように使えない状態になってきている。
 もはや、根底から取り壊して、新たにちゃんとしたものを作り直す以外に方法が見いだせないところに来ている。

◆世界中がネオコン戦争一味を嫌い拒否をしてきている。安倍らの犯罪者を放逐するときがきたのだ。そのために人民権力構築についての取り組みを身近で強めよ
 世界を一元支配するという妄想に取りつかれた悪魔の狂信者たち。彼らに全世界のカネと権力が集中しているのは事実である。それを使って、狂気のごとくに、世界人民の間引きに向けた圧政をしき、世界中を大混乱に落とし込んでいる。
 全世界に911と311の混乱を気象兵器を使って日常化している。人民に自然災害での危機状態に閉じ込めるためだ。シリアにみるように、無数の空爆で廃墟を広げている。逃げるカネが入手できる人だけでなく、今は住む人がいなくなるまで追い出す気だ。
 中東では無能なカイライを配置し、その国の荒廃が一層進んでいる。さらに行き詰ったところで、完全支配下において乗っ取っていく。中東以外では国を借金地獄に落とし入れ、返済できなくなった時点でIMFと世界銀行の支配下にいれ、その後のっとっていく。日本などでカイライ政権の見本である。この勢いは今、世紀のつまづきにあっている。
 それが西欧の動きだ。邪悪なヤツらのもくろみがばれてきたことだ。人民にとっての利益はないばかりか、巧みな奴隷制の強化に過ぎないことを知る人が多くなったことだ。もっとも知れてはならない奴隷に自らが奴隷であるとの真実がわかってしまったことだ。
 しかし、ここまでの話は「にっかん現代」の話だ。問題は、状態を知るだけではなく、詐欺師政治屋の犯罪者集団を一掃したあとの政治を、人民の世をどうするか、という問題だ。その構想とそれをやりぬく人材、それができる機構、ヤツらの現権力を廃絶する力のことだ。この問題意識が多くの人民のなかにいつもある状態にしないかぎり、何も変わらない。
 一時的に目先が変わるだけに過ぎない。いったん握った権力の味は蜜の味。詐欺師政治屋にとって、死んでも離さない。経験をおのれの次の策として利用していく技は数千年の年季をもっている。「もっとうまい支配方法」を策するだけである。人民の圧政からの解放はさらに遠くなるだけである。
 人民は現在のような圧政下で、自らの権力を作り、ヤツらの権力を完全に破壊し、再び頭をもださせない力をもつこと。これこそがテーマの核心である。
 では、一人一人は今どうするのか。それは、人間原理にもとづいた行動と努力以外にない。別項で明らかにしているので参照してほしい。豊洲問題でこれほどのことが、なぜ今まで明らかにならなかったのか、ということへの回答がある。皆がヤツらの支配システムの歯車として加担し、能動的に補完することをしているからだ。この偽善を自らが意識的に明らかにすることである。