記・国民B(2016.7.4)
■地球ハイジャッカー千年の目論見の破たん。イギリスのEUからの離脱をどう話題にするか。参議院選挙をどう話題にするか

◆EUヨーロッパ連合体からの英国の離脱は、地球支配者の人民総奴隷体制構築の歴史的ほころび
 人間の歴史は現在劇的な変化を遂げようとしている。EUから英国離脱という話題が6月に世界中を駆け抜けた。EUから離脱するかしないかについての国民投票が実行され、離脱派がわずかの差(公表)で多数を得たのだ。首相キャメロンは以後の政治に責任を取れないとして、即退陣した。
 オバマ米大統領は「世界経済の成長への長期的な懸念」を生じていると語った。
 マスコミは「今回の英国EU離脱国民投票結果で、最低でも1274億ドルが損失」とか「離脱派も結果を見間違えたのだ。再選挙を」とかトンチンカンな世迷いごとを必死に言い放ち、真実を気づかせないよう必死だ。
 その中で、トゥスクEU大統領(ポーランド前首相)は離脱騒ぎが起こった時に「決まればEUだけでなく、西側政治の文明全体の崩壊が始まりかねない」との深刻な懸念を発言していた。選挙の結果が出ると「西洋文明の終わりの始まり」と。
 さすがに、地球支配者の意を受けてEUの大統領に就いたヤツの発言は真実をついているのだが、その発言の真実がマスコミに出ることはない。
 地球支配者が人民の目を真実からそらし、意識を誘導するために存在するマスコミが、オノレの「オウンゴール」を報じるわけがない。「経済的な損失の発生。それが世界経済にマイナス影響し、苦境が増す」「EU離脱は間違いだ」「戦争を回避しようとして作り上げたのがEUなのだから、離脱は危機の増大」「グローバリズムという世界の常識にあがなうもので、時代に逆行する愚挙」だ等々。
 新聞やテレビの主張、良識派と言われるコメンテータの指摘も、同じ視点からオロオロとトンチンカンな説明をして、混乱を深めている。トランプ現象を説明するときの混乱と同様で、実にこっけい極まりない。これは、間もなく戦争が終わらんとするときに、日本軍国主義の虜になってオイコラをやり、教室でバリバリとデタラメを教えていた連中と同じ。戦争が終結したときに、自分らがよりどころにしていた思想と価値観が完全崩壊してオロオロとなったが、これが再び体験しようとしているのだ。
 EUはJ・オーエルの「1984」で明示したシナリオに沿って作られたものである。
 EU、TPP(環太平洋連携協定)、アメロ(北中南アメリカ)、TPPI(環大西洋貿易投資協定)、TiSA(新サービス貿易協定)などの政治共同体、経済共同体のくくりづくりはその過程での現象だ。地球全体をいくつかの支配しやすい政治ブロックにするのが目的だ。
 地球人民を5億人程度に間引きし、いくつかの政治圏に閉じ込め、時々に戦争をしている風に見せかけ、さまざまな用意したエアー・ニュースを流し、永遠の奴隷支配体制、千年王国を築く。これが地球支配者の邪悪に満ちた新世界秩序(NWO)だ。
 数千年来のこのプランを数百年かけて準備し、911を境に実行段階に移してきたのだ。その遠大な野望が、ところどころでほころび、統制が取れなくなり、つまづいている。
 その象徴的な事件こそがEU離脱だ。悪の思想的中枢が直接支配する英国のシティ。その足元が揺らいでいるのだ。EU大統領の発言のオロオロ発言の深刻さは、まさに地球支配者の危機を口にしたものだ。
 ヤツらの統制がきかなくなったのは、911以降に進めてきたあまりにも露骨な政策が、モロ人民への犠牲の強要であるために、人民が「ノー」の意思表示をしたということ。
 地球支配者は昔から自分が直接手をくださない。カネと欲得に目をくらんだヤツらを手先として利用している。つまり手先として邪悪な計画の遂行に加担すれば、カネと利権がふところに舞い込むからだ。ところが、この手先のカネと欲得への願望には際限がない。一円でも多く儲ける、手段を問わない、という究極の獣=悪魔の思想のとりこになる。
 主犯の犯罪に加担しながら、際限なく膨張した欲得は、富の強奪合戦の展開となり、全世界に格差を広げた。わずか0.1%程度のヤツらが大半の富を得てしまうという状態を作り上げてしまったのだ。それが「グローバリズムのジョウシキ」「超エリートが作る平和願望」を当然視するプロパガンダだ。うすうす人民は知ってしまった。
 先進国といわれた米国や日本の富んだ資産を破壊しきってまで、大きな政治圏・経済圏への移行を演出しようとしてきたのが、そのどす黒い意図が知られてしまった。
 反動で、グローバリズムへの反発となり自分たちの利益をまず守るのだ。超エリート面した中央政治家への拒否と反発がおこったのだ。
 フードスタンプのカネが払えない(コンピュータ故障のせいにして)、庭先のプエルトリコのデフォルト、ブルーシートの蔓延。史上最低の不人気合戦を呈す大統領選挙。ヒラリーをFBIが呼びつけて調査。
 6人に一人のこども貧困。300か所を超す子ども食堂。ゆうちょ、年金の貢ぎで37兆円の損失。正規労働から非正規労働への急激な変換。中小零細企業倒産廃業続出。安倍への「帰ろコール」続出。
 ヤツらのモロ・カイライ、手先になって横暴を尽くしてきた米日の見る影もない衰退は、ヤツらが確信的に作り上げた現象なのだ。
 こうした歴史的な流れを認められずに、いまだに、米国崇拝意識を持ち、長いもの、政権与党の安倍を持ち上げる連中が、終戦直前のあわれな連中と重なっているのだ。
 自称超エリート連中こそが、実はとんでもない時代遅れの強欲で野蛮な詐欺師にすぎないことがわかる日がくる。まさに全世界人民の主敵である国際金融資本のことだ。ヒラリーは選挙戦で「取り残された人々への救済策」を打たねばならないと発言。この発言は、自分がその自称エリートの一人として、徹底的な破壊の主役を演じていることを吐露したにすぎない。
 カイライ安倍が「国民の隅々まで…」というのと同じだ。
 米国の最近のアンケートによれば大半の人が「政治は1%の連中のためになされている」と答えている。「米国を誇りに思わない」とするものがほぼ半数になっている。すでに民の目はヤツらの支配の政策を肌で拒否しているのだ。
 バカなただの手先は相手にする必要がないが、確信的な連中はいま必死だ。例えばトルコでのテロ事件などだ。バングラでも起こった。「ISがやったに違いない」とか犯行声明があったとか。ニュースは選挙どころでない。テロとヤクであふれている。これらは、ヤツらの反動的な自作自演事件だ。
 ロシアと犬猿のカイライトルコの大統領がしぶしぶ先のロシア機撃墜で誤った。ヤツらは自分のカイライが意図通りに動かないと、ヤツらの私兵(CAIとかISとか)が騒動を起こすのだ。常に人民を危機感にさらしておく、という「1984」での公式に沿った手段を使う。
 ISと聞いたらヤツらの私兵と言い換えればわかりやすい。現代の大きなニュースは多くがすでにヤツらの自作といってよい。騙されてはならない。
 EUの構造は複雑で実際の離脱までは2年を要する。ここで気を抜いても逆転する可能性は大だ。ホントに実現すれば、仏独伊と抜けるドミノのように離反する。そうなればまさしくEUの夢は百年逆戻りとなる。ヤツらは自滅はしないので、世界人民はこのチャンスに自らの権力の構築を狙わなければならない。超悪なエリートを自称する犯罪者どもに鉄槌を加えるときが必ずくる。

◆7月参議院選挙、安倍暗黒圧政の完成の実現か、それとも日本史最悪の犯罪者安倍一味の追放か
 7月10日は参議院選挙だ。直後に都知事選挙もある。選挙の話題にも触れておかなければならない。先に結論を出しておくと、51:49でカイライ安倍らが三分の二をえる予定だ。EU離脱と同じように、人民の意識の高揚があれば、その逆転も起こり得る。もともとカイライ安倍人気は数パーセントでしかないのだから。
 選挙公報というのを読んだことがあるだろうか。NHKの候補者紹介を見たことがあるだろうか。街頭演説をながめたことがあるだろうか。
 これらをざっとみたら選挙の本質は見えてくる。18歳に選挙権を若返らそうが、政治的な本質は何らかわならない。議会で選ばれた議員による議会で政治はなされてなどいない。それが政治を動かす中心である、最高決定機関であるかのような幻想を信じ込ませいるだけなのだ。選挙に参加することで民の意思が政治に反映されるかのごとく装う、つまり騙しておくこと。そのためのお祭りが選挙だ。議会は真実とは無縁のおバカがおしゃべりを続けているだけの場だ。
 実際の政治は、地球支配者が一方的な命令で各国各地に配置したカイライと官僚を通じて、裏で独裁を実行しているものだ。その現実を隠すのが選挙と議会だ。
 公報(NHKの候補者紹介も)など見る必要がないが、見ればわかる。幻想にとらわれて、当選すれば公約を実現すると、まじめそうに嘘をつくものであふれている。何やら意図不明な自分だけの考えに酔い、気の触れていることをさらけ出しているもの。女性だ、子供だ、スポーツだと局所がすべてといって全体に触れないもの。支持政党なしというモロの恥知らずな詐欺師。
 自民の主張は○○を実現してきたと羅列。安倍がテレビに出ると言いかざす実績というやつだが、見事な嘘の羅列。堂々と嘘を言えば真実に見えるというヒトラーの主張を地で行く典型。民をいまだになめきっている。
 公明党は○○を実現すると。自分が与党でありながらできないことをあげる。自分が進んで与党として壊してきておきながら、それを救うというマッチポンプの典型。
 民進、共産、生活、社民は議会主義政党として古いだけに、言葉を選ぶのがうまい。が、議会で多数をとれば解決するというむなしい幻想にあふれている。
 維新その他は自民の別動隊としての補佐役に徹している。
 街頭での演説はどうか。際立っているのは山本太郎が押す三宅洋平。無名のサポーターも多く圧倒的な盛り上がりがネットでも話題に。聴衆が多いのは共産党の演説。新聞とテレビではこの事実を矮小化するのに必死。実に醜い。
 安倍の街頭演説には常に帰れコールとやめろコールの渦。
 これが現実の様相だが、選挙の結果はそのようには出ない。マスコミの誘導。毎日のように繰り返される世論調査と出口調査という手法でゴールに誘導する。開票当日の8時にテレビで発表される。それをわずか数秒だけ見て、皆が知らされ、スイッチをお笑いに切り替える。
 当日に流す原稿はすでにできているそうだ。まことにばかばかしい。
 選挙というものが単なる飾りで、それをしようがしまいが、結果は決まっているのだ。世論誘導と出口調査結果は「正確」であという。つまり、途方もない税金を投じて行う選挙はハナから意味がなかったのだ。
 投票が実態に合っているのなら、まず、世論調査と出口調査を禁止するべきだ。
さらに、集計はすべて何時間かけても手作業でやるべきだ。期日前投票と不在者投票の管理を透明化するべきだ。こちらの投票率をかさあげし、当日投票率を異常に下げる、当日投票所の早期終了をやめるべきだ。この単純な実態を実現するだけで、投票に民の意識が反映されることは実現する(政策の反映ではない)。
 自民公明の与党を支えてきた創価学会の婦人部は、安倍の行動(政策)に違和感を表明している。公明を平和の党と信じていた信者の多くが脱会している。「安保法に反対する創価大学有志の会」は三宅の演説会に参加。安倍の支持母体でもあった生長の家は正式に安倍を支持しないと異例な生命まで出した。周囲から安倍支持はきかなくなった。
 カイライ安倍が地球支配者の手先として、就任以来やってきたホラとデタラメは日本史的にみても悪辣度は光っている。希望通りに歴史になお残すだろう。かつてない恥知らずの犯罪者として。
 わずか数年で、民の生活を徹底的に破壊してきた。それを全面的に推進できてきたのはマスコミの誘導だ。黒を白とし、犯罪を無罪にしてきた。失敗を成功ととりつくって民を騙してきた。そのような現実のもとでの参議院選挙だ。民衆の喘ぎがカイライ安倍を引きづり降ろすために、意思表示をすることには、本来絶好の機会なのだ。
 だが、最初に指摘した作られて結果に落ち着くだろう。民は訳が分からないまま、事実と勘違いし、愚痴りながらも、再び安倍の圧政を受け続けることになるだろう。
 それは、ヤツらの強大な権力にたいして、人民の権力がないからだ。人民権力の思想が奪い取られたからだ。牙を抜かれたからだ。それを今回の選挙でも思い知らされることになる。

◆人民権力がいたるところにできない限りすべては変わらない。ヤツらの支配構造の本質をつかめ。ヤツらの敷いた思考の枠内で考えるな。
 何度も繰り返して説いてきたことだが、地球支配者の敷いた思考監獄にとどまるのをやめる必要がある。現実を冷静に見ればさまざまなことが見えてくる。
 EUの件や選挙のことで着目できることがある。
 それは、国という枠組みについての認識のことだ。
 地球支配者は最初から、地球全体を支配することを目標にしている。国というのは民である奴隷の分断支配の手法にすぎない。世界の人民の団結をさせないために国というくくりで分断しているのだ。国同士の対立を演出しているのだ。
 さらには、一方ではちゃっかりとTPPとかEUとかの実績をすすめて、それが完成の時点では、その国を民に廃棄させ「国民」を捨てさせる。TPPで明らかなように、TPPの条項が国単位での憲法や法律の上にある。国など単なる支配の道具としか見ていない。
 このように支配者は全世界を何千年の視点でとらえて、圧政の策を講じているのに、民はヤツらが敷いた国・国民の思想監獄に閉じこもっている。この落差というか矛盾に気づかなければ、民はどうあがいてもヤツらの支配の手の内にある。
 元首相の森が「国歌歌えない選手、日本代表じゃない」と言った。
 この観点から、森の発言とか選挙の立候補者の公約や発言を見てみればいい。中国や北朝鮮との緊張をあおる、軍備の拡張を促す、戦争できるようにする、日本人らしい、国歌や国旗どうこう…等々をいうものが、たとえ善意にせよ、大きな間違いか勘違いであることがわかる。そのようなヤツらが敷いた思想監獄の思想をもちあげ、上塗りするような候補者を支持することなどあり得ない。
 共産党の政策責任者が自衛隊の予算を「戦争予算」と発言したという。他からの強い批判をうけ撤回した。人民の立場からみたら、面白い課題だ。
 憲法の軍備を持たない明確な自国の立場に、百八十度違反して現存する自衛隊について、どう考えるべきかを問う、ぜっこうの機会だったのではないか。自衛隊が国内で災害対策で活躍しているが、これは自衛隊の合法を意味するものではありえない。安倍らは巧みにすり替えるのだが、それを容認してはならない。
 災害の復興の部隊はいかなる名称の組織であっても、それは存在するべきことであり、現在の自衛隊の成果に匹敵するものが、ちゃんと組織されるべきにすぎない。「国を守る」必要があると、安倍らは必死に騒ぐが、何度も言うが、安倍ら「国民を詐称する民の支配者」を守るのと、人民の生命と財産を守るのは同じことではない。
 他国との戦争を作り出すのは、支配の道具としてであって、人民の生命と財産になど目を向けていない。人民は相手国の人民と一体になって、戦争を仕掛け、犠牲を人民にふっかけるヤツらと闘うのだ。
 多くの愚民は聞けば全く理解できないであろうが、それが真実だ。共産党はこの真実を口にする勇気がないことがわかっただけだ。金貨玉条のように崇拝する憲法も、地球支配者のもとでは、あっさりとTPPなどの政治・経済圏のあらたな掟(おきて)にとって代わる。それが現実だ。政治屋どもと官僚が毎日お国のために作り続ける法律や条例は、すべてが一瞬でチャラになるのだ。
 「ニッポンジンの生命と財産が侵略によって侵される危機にある」というセリフが、人民支配の手口に過ぎないことをいまこそ暴露すべきだ。カイライ安倍の得意な「新たな認識」で必要もない危機をあおり、戦争明記憲法を必要もないのに打ち出すことが、悪意以外のなにものでもない。
 「日刊ゲンダイ的なステージに留まるな。圧政の根源を断つには人民の権力にかかっている」というのが真実だ。ただ、現実を知ることはすべての始まりで、絶対に必要な通過点である。だから、日刊ゲンダイが報じる権力者の犯罪は、その端緒として大きな価値があることを軽視できない。
 支配の真実、圧政の事実を知るうえで、最近に発行された冊子を紹介する。
 ひとつは、船瀬俊介著「日本の真相3」である。著者が命をかけて明らかにするといっているが、取り上げられていることはすべて真実だ。地球支配者が人びとを奴隷として日常をどうしろとしているのかを、環境問題、医療問題、食糧問題…とえぐりだしている必読書だ。
 もう一つは、矢部宏冶著「日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか」という冊子。
 この著作は日米の条約と密約について公表されている文書を土台にして、つまり証拠をあげて、支配の真実を追求している。日米の政治屋という犯罪者一味を地球支配者は巧みにあやつり、両国のカイライはそれをどのように「見事に」やり遂げていくかを明らかにしている。戦後の吉田-岸-佐藤-安倍一味の極悪さが浮き彫りになっている。
 戦争放棄、朝鮮戦争、日本の再軍備、集団的自衛と繰り広げられるインチキ。憲法や法律、表の条約が人民支配と世界支配の道具としてのみ作り使われるかがわかる。隷属国家をどう操縦するか、本質的に主権を持たない国をどう利用するか、千年来の地球支配戦略の一環で現在が進められている。
 米国の日本支配は条約と密約上では「朝鮮戦争が終結状態になるまで」という制限がある。北朝鮮と韓国、日本、米国ら当事者が平和条約を結ぶと、米国は日本にいられないとされる。なるほど、だから、日米は北と会話すらしないのだ…。と、読んでいてついわかった気になりそうになる。
 確かに、証拠主義的な視点から見たらそういう筋になる。だが、地球支配者の意図は条約は密約自身を利用しているに過ぎない。俯瞰的な視点で見れば、第二次世界大戦を起こし、日本を敗戦国に導き、極東の永久的な不沈空母にするということ。絶対に離さない占領地を拠点にして、さらに中国、ロシアへの支配の足掛かりにするという戦略だ。
 ゆえに、ヤツらは朝鮮戦争を終結したとしても、米国は日本を手放す(出ていく。日本が独立する)ことにはならない。その時点でさらに巧みなインチキで支配し続ける。のだが、この著作は名作だ。
 米国の支配から民が逃れるのは、人民の権力が打ち立てられて機能したときだ。

◆ひとりひとりの日常生活、日常行動にカギがある。
 3月31日付「地球人民総奴隷化・世界金融資本の支配を絶つ道」を書いた。
 ここで指摘した視点は、ここ何年も説いてきたことのすべてといっていい。現代の圧政のことについて、いかに理解し、解決に向けて動いていくのかを記している。
 世の動きは、そこで指摘したとおりに動いている。今回取り上げた英国のEU離脱を見ると、想定以上の速度で世が動いている。
 ヤツらが民を支配する手先にカネと欲得を与えた。ところが「一円でも多く儲けるためにはすべての制限を取り払う」ことにより、それが強欲の悪魔の思想と化して独り歩きしだした。暴走を繰り返し、統制ががきかなくなってきた。地球支配思想に動揺が走り、手先の統制が緩んでいるのが現実だ。
 反共和党のようなトランプが共和党の公認候補? 悪の中枢の英国の足元で仲間割れ? 中国とロシアが先導した投資銀行にこぞって参加? このように支配中枢の隙をついた漏れが噴出しているのだ。
 さらには世の動きとは人民の意識の動きである。人民の意識のなかに今急速に支配者の企みが見えてきている。敵の権力を恐れずに正面からヤツらの悪事と犯罪にノーを突きつけている。ヤツらを驚かせている。
 だが、世界的にみるともっとも虐げられている米日の人民の意識が低い。それだけに、カイライ安倍やカイライ・オバマの、人民に対するマインド・コントロールが強力に作用しているといえる。民が愚民として自分をいじめ倒している敵を、いまだ敬い、命令を疑わずにきいているのだ。先進国というのは高度に思想支配ができていることによって、実現されたものだ。それだけ、従順に、民みずからの利益と錯覚して、汗水たらして精進したからだ。
 民が精魂込めて打ち込んだ成果ヤツらが一方的にかすめとり、現在の貧困をもたらした。先進国は巨大な価値を生み出したにもかかわらず、民にはかつてない貧困がおおいかぶさってきた。格差という現象だが、支配者=富者の強奪だ。民を利用し、民を巻き込み、民にたかって、支配を強化したのだ。
 先進国では民はヤツらの支配システムの歯車にみな組み込まれている。民はその支配の複雑ないくつもベールで真実を隠された構造に気づかなければならない。
 意識の高い人民は内外で気づきだしている。無意識な、本能的な抵抗をしているのも多い。だが、この人民の偉大な一歩を、気づいているものは理性化を助ける必要がある。敵を粉砕する要としての人民権力の構築は、理性化された意識を経なければでいないからだ。
 EU離脱や参議院選挙などの目前の絶好の話題を積極的にとりあげることで、人民の意識化をすすめよう。
 難しいことではない。そのときのポイントは、自分の内面の人間原理・人間道理である。この視点を意識して語り行動することだ。

  ・ひと(民=仲間)を不愉快にさせたり、迷惑をかけないこと。
  ・カネの盲者、欲の盲者にならないこと。
  ・子孫に負荷をかけない、未来にツケをまわさないこと。
  ・戦争の禍根を解き放つこと。他国へのよけいなお節介をしないこと。
  ・人間の尊厳をもって生活できるようにすることへの貢献。