記・国民B(2016.6.13)
■為政者と民の気持ちの乖離。おバカ升添都知事のことをどう話題にするか
◆目に余る露骨な横暴を展開中のマイクロソフト帝国
5月末に「ウィンドウズ10更新、マイクロソフトの「汚いトリック」と批判」というニュースがBBCで流れた。同様の報道は朝日をはじめ日本の新聞でも複数回なされた。MS帝国へのあからさまな批判報道は異様である。
【パソコン基本ソフト(OS)ウィンドウズのアップグレードを利用者に促すポップアップ・ボックスの仕様について、マイクロソフトを批判する声が上がっている。ウィンドウズ10への更新を推奨するポップアップ右上の赤い「×」をクリックすると、ボックスが閉じるのではなく、更新手続きが始まるからだ。…ポップアップ・ボックスの仕様が変わったのは、このアップグレードが「推奨」に分類されており、今では多くの利用者がセキュリティー対策として「推奨」更新を受け入れるようパソコンを設定しているからだ。つまり、ポップアップを不要扱いしても更新を不要扱いしたことにはならない。…こういう汚いトリックは、長年のウィンドウズ・ユーザーを怒らせるだけだ。おなじみで大好きなOSを使い続けるだけの理由がある人たちなのだから】
PCは人々の生活の一部になっている。そのPCのOSを外から勝手に変えてしまうのだ。しかも、更新によってOSのコア箇所は強化されるのかも知れないが、多くのユーザーにとっては新しいOSへの変更をできない事情があり、その使用継続する当然の権利が完全に無視・軽視している横暴だ。
Win10になることで以前に使用していた安定動作のいくつかのドライバーが使えなくなる。多くの場合日常的に必須の道具として利用しているのを、使えなくするのだ。インストールの作業だけで何時間も占有して仕事の邪魔をしたうえに、ドライバーが使えないのアプリが使えずに、仕事そのものをできなくするということだ。
MSはアップデートしないユーザーにはまるでストーカーのごとくしつこくメッセージだし、無視し続けたら「日本語では通じないなら…」と、何を倒錯したか英語で機関銃を打つように更新を押しつけようとした。そうとう悪辣な犯罪である。
実はMSのこの類の卑劣な犯罪的行為は、OSの強要にとどまらない。周到に報道されないようにしているが、Webの検索エンジンbingの強制だ。これはほとんどウイルスと同じふるまいをする。
つまり、ユーザーのChromeなどのブラウザに亡霊のように取り付いて、使用する検索エンジンの標準に断りもなく勝手に居座るのだが、その駆除、つまりアンインストールが容易にできないように仕組んでいるのだ。
OSを乗っ取ったばかりか、検索エンジンまでを乗っ取ることはヤツらなら自在にできるのはわかる。だが、できるからといって堂々と横柄にやってしまうところに、今回の犯罪の意味の深さがある。
MS帝国の様々なところに見え隠れする異様な臭いに敏感なユーザーは、やむなくWindowsを使用はしているものの、ブラウザはChrome、検索エンジンはGoogleというのが多い。どっちもどっちであるものの、世を情報で操ろうとする意図がフィルターという網でより分けている度合いが、bingがより濃いと感じて嫌われているからだ。
検索エンジンを仕事に使っているのは今や常識だ。それを使用感も結果も相当異なるbingにハイジャックされ、アンストールできないという事態は、ユーザーに激しい不満を起こさせているのだ。
OSのWindowsはそのコアにバックドアと呼ばれる使用者のPC情報を盗み取る機能を基本的に備えていることが知られている。特にWin10については当初から「アップデートはしてはならない」と識者から警告されていた。
特に起動時に本人認証をする機能にPCの持つ機能にあわせて、パスワード一本だったものから、顔認証、虹彩認証、指紋認証、音声認証とうとうさまざまな手法を追加したことだ。これは便利さを追求するという言い方で、被支配者の個人情報をユーザー自らがヤツらに、自らすすんで提供するように仕向けたものだ。
警察が指紋を照合し、入出国時だけでなくイベント会場でのチェックなどでの虹彩チェック時の照合データ収集に本人の合意もなく使われるのだ。
時同じくして、米国による通信傍受など情報収集活動を暴露した米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン氏が6月4日、東京都内で開かれた「監視社会」をテーマにしたシンポジウムに、ネット中継で参加した。ここで発言したことも重要だが、ジャーナリスト小笠原みどりが「日本での諜報活動と驚くべき世論操作」と題する衝撃インタビューを報じた。
「1カ月でメール970億件、電話1240億件を常時収集している」「官庁から企業まで「ターゲット・トーキョー」とのコード名で大規模盗聴をしている」「三沢(青森)~嘉手納(沖縄)日本に根を張る米国諜報網が日本と世界を監視している」「日本の情報の盗聴源は大洋横断ケーブルだ」等々。
「NSAは少なくとも第1次安倍内閣時から内閣府、経済産業省、財務省、日銀、同職員の自宅、三菱商事の天然ガス部門、三井物産の石油部門などの電話を盗聴し、金融、貿易、エネルギー、環境問題について日本の通信を監視していた」と。
「日本人は盗聴しても構わないし、むしろ穏便に盗聴されたがっている、とNSAは理解しているのかもしれない」「日本の監視法制が拡大していることを、僕は本気で心配してる」。
安倍政権は捜査の透明化などと称していくつかの法案をパックで通し、携帯のGPS機能を断りなしに使うとか実現した。Gオーエルの1984で暗示したテレ・スクリーンによる全奴隷の日常行動の掌握を目の前にしている。
MS帝国の露骨な横暴が示しているのは、その一端だ。
◆舛添都知事のスキャンダルはただのおバカ作戦。ひとびとが深く考え真実を知ることをヤツらは恐れている。
実にくだらなくばかばかしい話だが、ことを象徴しているのは、6月12日の朝日の投書欄の高校生の一文だ。
【「おバカでいい」の歌に傷ついた】として「人気アイドルグループHKT48が歌う「アインシュタインよりディアナ・アグロン」の歌詞が物議を醸している。「どんなに勉強できても愛されなきゃ意味がない」「世の中のジョウシキ何も知らなくてもメイク上手ならいい」…言語道断だ。…最近の間違った風潮を助長しかねない。作詞した秋元康氏には、多くの女性を傷つけたことおの重大性を自覚してもらいたい」と。
「何でもありの世なのだから、若い娘たちをあおってブームを作り、儲けることは何が悪いのか、これが許されないということこそ、否定すべき社会ではないのか」。これは高校生が素朴に提起した正しい主張に対する、バカの意見だ。
ちなみに、指摘の「多くの女性を…」ではない。全人民をバカにしているという極悪犯罪を犯しているのだ。犯罪を「当然の権利」などということこそが、人間として恥ずべき異常な社会なのだ。
前置きが長くなったが、舛添の話題はまさに同じ本質の問題なのだ。
東大出で国際政治学者の肩書を持つというが、根が守銭奴と見たやつが目を付け、テレビでちやほやして育成したおバカだ。その後学者や政治などのかじっただけの無思想な発言をおだてて、国会に出た。これに「議員の数だけ」がほしい自民党は抱き込んで利用した。
テレビでも議会でも思想を持った政治家としての発言はない。すべてがオノレを前面に出し、カネにこだわったものだけだ。「議員はいつクビにならないかわからない状態で、国民のために必死に献身している。議員の歳費を減らすとか、特別な年金待遇だとかで歳費削減をいうのは、何も知らない人の発言だ」と平気でのたまう男だ。
おバカの守銭奴とはいえ、知名度はある。それを支配者や自民党は見逃さない。石原・猪瀬が小汚いことをして退陣したあとの、先の都知事選で、脱原発のスローガンをかかげた殿細川が勝つのを阻止するために、利用されたのが舛添だ。
この目的を果たすと舛添は都民のためには何もせず、せっせと自分のために役得を積むことにいそしんだ。そればかりか、石原や安倍らのもっとバカなヤツらが推進しようとした「コスモポリタン東京にカジノを」という、悪の計画に、主人の意図も読めない舛添がノーという姿勢をだした。
自民は「ワシラがオマエの肩書をつくってあげたのに、知事になったからとエラそうに」とメクソがハナクソに言うように、舛添を切ることにした。
さらに、舛添の卑劣で姑息でセコイ行為は法律には反していないが、話題性では利用できるということで、大いに使っているのが今日である。
逆に、今日のために舛添を育て、利用してきたということが、むしろ正しい
「今日」とはなにか。それは次項のテーマと重なるのだが、支配者の隠しようのないほど多くの困難を矮小化するとき、ということ。カイライ安倍は次期参議院選挙で、ギリギリの線で三分の二の議員を確保する、という命題がある。これは何度も指摘しているように昨年末からの決定事項だ。
安倍の人気の要素はすべて偽造したものなので、冷静に見ればばれる。そこで唯一の人気を得る手として、半年以上前に決めていたのは「消費税増税の延期」だった。それを目玉にして安倍人気をねつ造して、三分の二の議員当選を取り繕うつもりであったのだ。
それをやりやすく(偽造がわかりにくく)するために、初期は衆議院とのダブル選挙をたくらんでいたのだが、反発が強くてできなかった。あとは、都知事選挙を抱き合わせることで、それに代えようとしているのが、今だ。
舛添はただのピエロである。舛添の話題で一喜一憂するする必要は最初からない。支配者が用意したシナリオに沿って都知事になり、支配者が用意する話題としてスキャンダルを演じ、小汚い政治の話題誘導で踊らされているだけである。
支配者が民のためには何もしないばかりか、現在は本気で革新的に民の生活と権利を破壊している。奴隷としてあつかい、生活破壊に追いやっている。その実態を気づかれそうになっている。それを気づかれないようにするのが、ヤツらの政治、すなわち、奴隷制システムだ。
舛添の行為は「法的には違法ではないが…」と言われる。逆だ。カネなどどうでもいい、というか、そちらに目を向ける以前に、「人間としての道義に反していること」こそが犯罪である。現政治体制では法律は、為政者の犯罪を合法化して無罪にするためにある、という指摘がみごとにあらわれている。
民の目をカネに向け、同時に別の話題をつぎつぎに作り上げて報じていく。目を核心からそらしていく。事件を連続的に報じる(おこす)ことで、ちょっと前のことの重大さが軽減され、忘れていく。さも、目の前の事件のほうが重大事件であるような錯覚を利用する。
テレビは為政者の支配する最大のツールだ。民に奴隷と気づかせず、楽しければそれでいいと思わせ、目の前のおバカの虜にしていく。まさに、今のタイミングで秋元を通して「おバカ天国」をまつりあげているのだ。
「残りの任期中の報酬をゼロとし、毎月100万づつカネを返していくから」と言っても納得しない民の感情がわからず、少し減らすから居させてくれという、厚顔無恥の見本のような舛添。カネと欲得の盲者に落ちたものにはあわれでも自業自得。同情の余地はない。
◆醜いカイライ安倍の策動。世界で孤立する米国と日本。世界支配者の露骨な目論見に世界的な反撃の激化。
世界支配をもくろむ連中の計画はバレつつある。根本が悪であるゆえに破たんしつつある。支配者内部の分裂と対立が激化している。支配力がさまざまなところで緩んでいる。
ヤツらが妄想するプランは新世界秩序=NWOという。圧倒的で絶対的なパワーにより、世界人口を5億程度にし、いくつかの勢力圏をつくり、奴隷としての民を永遠に支配し続けるというものだ。
人類に真正面から挑戦するこの邪悪な計画が、2001年の911で行動に転嫁した。ヤツらの圧政がブッシュ、小泉、安倍と「露骨」なのはそのレールを走っているとうぬぼれているからだ。911を自作自演し、日本の資産を献上し、311で経済をずたずたにしてきた。
カイライ安倍はそれでも足らぬ、まだ日本人は死に至っていない、として「一億総奴隷化」を宣言し、命令者のいうままに今日中の戦争惹起に突っ走っている。今度の選挙では三分の二の形をとって憲法をまで変え合法的戦争を本気でする気だ。
ところが、この急ぎ過ぎる過激な人民いじめは、先頭を走る日米で激化していて、世界との孤立が浮き彫りになってきている。米国での大統領予備選の流れにもでている。
「初めてのかつてない不評判同士のたたかい」とか言われるトランプとクリントンの対立。従来のNWO路線そのものの戦争婆さん。NWOを十分に承知しながらも、その疑問だらけの工程に納得しないトランプ。そんな露骨な作戦でいいわけがない、と過激な発言で抵抗する。米国民はいままでおだてられ踊らされてきた現在の結果が、すでに抜き差しならない貧困のどん底。つまり自由の横臥どころか、騙されてこの結果になった。森はブルーシート、公園にはのたれの死体。フードスタンプの未払い。就労できない人であふれかえっている。
米国ができた当時の米憲法ができた当時の夢を取り戻そうと、民は「他国への憲兵ヅラはいいから米国民としての生活の再現」を、というトランプを支持する。
伊勢志摩サミットではオバマと安倍が組んで演じた広島訪問の茶番がある。これは露骨な戦争屋一味が、さも平和に方向に目的があるのだという詐欺の演出だ。核兵器の開発改良に何兆円をつぎ込みつづけ、核兵器のボタンを広島に持ち込み、いまだ「日本への核投下は戦争を終結させた」などという公然たるでたらめを口にするオバマ。
現憲法下で「核の所有も使用も可能」とし自ら進んで兵器輸出に精をだし、秘密保護法、戦争法を通し、戦争を廃棄した憲法を百八十度捻じ曲げようと必死の安倍。
こいつらが広島の平和公園に集まったからと言って、戦争忌避に1ミリでも貢献したわけではない。少しでもその気があるなら、広島に行かずとも、オバマなら「米国が核を即廃棄してゼロにするから、世界中で核をやめよう」と一言いうだけでいい。安倍なら「非核三原則を再度実行する。原発は即全廃する」というだけでいい。
この簡単なひとことを言えないようなヤツらが政治のトップを演じているのだ。
伊勢志摩サミットでの茶番でバレたように、ヨーロッパが変化を見せている。米が主導するNWO。地球をいくつかの勢力圏にということが、さも必然で必須のようにいわれてEUを作ったが、いいことは何もない。そればかりか、単にトラブル続出、経済負担の増加だけではないか、として、英国やフランス、ドイツでは脱退が具体的なテーマにまでなっている。
世界支配者が描いたNWOの目論見が崩壊する勢いだ。強引に内容と交渉経過を隠して進めてきたTPP、環大西洋貿易投資連携協定TTIPに対する猛反発が起こってきている。トランプはもちろんクリントンですら口先だけでも反対を言わないと票も集まらないという事態だ。
本家クリントンの足元では、キチガイ的な戦争一本やりのやり方にへきへきし、冷静に見れば米軍をはじめとする国務は、本来の米民のためということをおそろかにしてきているのではないか、と気づきだした。
そのことから、あくまでNWOで推し進めようとする力づくの勢力と、今そんなことを続ければ米国がなくなってしまう(NWO勢力はまさに米国など道具にすぎず亡くなってもいいと確信している)とナショナリズムに分裂しだしている。
その視点で見ると、ブッシュやクリントンの政策や行為は、米国の牛耳りであり犯罪だと断じて、現職国分大臣であり次期大統領候補のクリントンを裁判にかけている。禁止されているプライベートのメールを使い秘密情報を流したというのだ。
トランプはブッシュ+クリントンが911を自作自演した、ISは米国が作ったと言い出した。911が内部犯行だとロシアが報じると、原油安で内輪もめしているサウジが、同じく米国戦争屋の自演の証拠を出すと、亀裂は深まっている。
思わぬ内部亀裂に焦る戦争一派は、国外では先日にクーデターまで行った。ブラジルだ。BDICSやAIIBを主導する国の政情不安や統治のつたなさに付け込んでの行為だ。
日本を巻き込んだ件ではSTAP騒動もそうだ。ヤツらにとって絶対に日本に特許などとらせたくない。この一点の目的のために、安倍に命じ理研を動かし何人かの死人までだして、小保方さんを犯罪者にしたてる劇を演じた。死に目に会いながらも「それでも地球は回る(スタップ細胞はあります)」といわしめたあの事件。
ドイツで追認、米国で追認が報道され、理研は何の反省もなく「小保方さんは細胞を入れ替えていなかった」(偽造の行為などしてなかった)と認めた。その直後に、米ハーバードが20年間独占する特許というニュースだ。単純に小保方さんから地球支配勢力が特許を奪った。それも露骨な犯罪行為で。
三菱自動車の件はどうだろう。日産にスキャンダルで安く買いたたかれただけという見方もあろうが、問題はカイライ安倍ら、いわば今も続く日本の為政者の中枢である薩長一角の三菱を、かつてないほどの力でたたいたことだ。抑えきれなかったことが、地球支配者の内部亀裂による弱体を示している。(返す刀で、国の実測という不安定であいまいな方式をより正確にしようとしたスズキが規定違反としてたたかれたが…)
また、支配者内部の亀裂が深まる中で、支配のシステムを露見させるパナマ文書暴露報道なるものがでた。日本の財務省官僚7名の実名がでている。37億円にも及ぶオリンピック賄賂事件がもれた。公的機関のふりをした(まるでFRBだ)私的機関を利用した「合法」犯罪だ。つっこめば電通が見え隠れする。創価学会の世界的規模での役割が見え隠れする。
戦争一派との距離を置く西欧の英・仏・独のトップらとG7(ごろつきセブンともバカにされている)を伊勢志摩でやった。ここでの目論見はまさしくごろつきにふさわしいものであった。
見せつける警備体制。無関係の東京などの全国都市で異常な警備が誇示されたが、それがまず見えすえたごろつきの行為だ。そもそもろくなことを話し合わないのだから、無用無駄な会議はしないことだ。するなら、誰も寄り付かない無人島とか警備不要のアブグレイブ刑務所とかグァンタナモ米軍基地ですればいいのだ。誰も迷惑を受けないし、きっと費用は最小で済む。
会議施設を数億円で新設し終わるとやはり億をかけて壊す。これは異常なのだ。税を使った犯罪だ。報道だけで安倍はG7で20兆円のばらまきを決め、来た首脳に1000億円づつ計7000億円渡している。
オバマと安倍でロシアに対する経済制裁の強化の合意を提案したという。さらに安倍は参議院選挙での点数稼ぎ玉をぶち上げるために「リーマン級経済危機」を口にした。これは戦争屋一味だけの偽造の主張なのが見透かされているから、オバマと安倍だけが恥をかいて終わった。
消費税増税の延期はなされた。「約束してたのだから上げるべきだ」などというド阿呆がまだいるのがおかしい。本来的に消費税は詐欺なのだ。安定財源として福祉に回すなどというのはお題目で、実行されたためしがないでたらめだ。3%ではじめ5%にあげ8%にしたが、福祉はどんどんと悪くなったではないか。
一方で積立方式からギャンブルにつぎ込む形式で支配者に貢いで年金を失ってきたことの、責任すら問われていない。それでもなお「増税しなければますます福祉が危ない。財源がない」などという脅迫のセリフを口にするものがいる。
民の生活に必須の福祉を本来の支出から出さずに消費税からというのが、そもそもだましなのだ。福祉や教育は民の命そのものであり、それを守るためにもともと税金はあるのだ。ヤツら政治の乗っ取り犯はそれをすべて民のためではなく、犯罪者の利権に使っているのが、現代の狂いだ。
カネはある。そもそも、安倍がいい気でばらまくとほうもない金額をやめただけでたいていの財政問題はかたづく。3000兆円という租税回避地に逃している犯罪のカネをやめただけで、有り余るのがわかるだろう。表の予算100兆円で裏予算が300兆円という。このごまかし予算を一本化して明朗にしたらいい。為政者の犯罪を目くらましするためにそれを続けている。財閥の内部留保400兆円はどうした。このわずかが本来の生産者や労働者、消費者という正当な所有者にもどしただけで解決する。
国民の2000万人が派遣社員で平均年収168万円。民間の労働者では378万円。なのに公務員は878万円。特異なのはNHK社員が17800万円で、国会議員は最低で5000万円という異常な現実を直視するべきだ。
日本の雇用では正社員がどんどん減り非正規社員がわずか増えている。実質賃金は低下の一途だ。GDPも駆け込み消費税のときにわずか上がっただけでマイナスを続けている。意識的に経済破壊をすすめたのだ。
それがいまさらに中小零細企業を苦しめている。倒産と廃業のラッシュだ。カイライ安倍が強力に推し進める社会保険の強制がそうさせている。中小企業が赤字でも税金を払うようにさせられ、事業体なら1人でも社会保険に入ることが義務化された。新聞では「結果加入者が増えた」と自慢げな記事が躍った。
その陰では下請けいじめにあって収益をガンガンと下げられ、賃金を下げ、事業主の報酬を限界まで下げても、先を信じて経営を維持してきたのに、社会保険の支払いがかさばって負担を負えなくなったケースの増加だ。わずか数人で各自が国民年金で維持してきた企業も、事業体加入が強制されていて、その負担がまったくできないというケース。しかも、すでに年金を払い終え受給している場合でも75歳までなら強制するというのだ。
安倍は年金は75歳まで払え、受給は75歳からというのを実態にしているのだ。
年金制度の完全崩壊である。75歳まで奴隷として使い、あとは月に3~5万程度支給するというもの。年金は取るが払わない、働き終わったら早く死ね、と言っているのと同じことをしているのが実態。
許される政治ではない。だが、これが現実なのだ。
地球支配者とカイライ安倍がいかに核心的にここ数年で、日本の経済を破壊してきたのかを感じなけれはならない。
◆世の実態を静かに深く考えよう。ほんとに人民は一握りの為政者の奴隷のままでいいのかを。
NWOについては、陰謀論者の創作などではなく、れっきとした地球支配をもくろむ主犯とそのカイライの遠大な計画だ。近年ではパパ・ブッシュが大統領の演説で触れたことで話題になった。
この邪悪な計画について、民権だ、民主主義だといわれる現代において、為政者から堂々と口にされて、民は見下されている。一般の報道では表面で語られることは確かに少ないが、研究者によって膨大な発言が記録され、その悪魔の計画は100年近く前からすでに明らかになっている。その内容は今でも変更されていない。
主犯やカイライが語った中からいくつか紹介する。
「私は最も不幸な男だ。私は国を知らないうちに台無しにしてしまった。偉大な産業国は、金融システムによって制御されている。
我々の金融システムは一点に集中されているから、国の成長と我々の活動である金融システムは、わずか数人の手の中にあるのだ。
文明化された世界で、我々金融資本家によって、最も悪質に統治され、その政府は完全に支配されている国の一つとなった。もはや、この政府は、自由な意見によって、あるいは、信念や多数決の原則によって成り立っているものではない。
そうではなく、金融システムを支配している少人数からなるグループの意見と脅迫によって成り立っている政府である」(1916、ウイルソン大統領)
「NWO(New World Order)の支配下にある人々の同意を得るための、主要な方法が「マインドコントロール」技術である。現在急速に進められている世界革命に向けて使われている、知る人ぞ知る策略の一つである」(M.K.ハートン:国家教育家)
「我々は、今、世界変革を迎えようとしている。それに必要なのは、都合の良い重大な危機であり、それが起きれば、全人類はNWOを受け入れることになるだろう」(D.ロックフェラー)
金融、マスコミによる誘導、危機を使っての思想支配。すでに100年前からの支配技術であり、911を境にしてその重要度を決定的にしている為政テクニックであることがわかる。
世界の通信社の支配は絶対的である。API+AFP+電通で世界で起きている出来事を自由に制御できる。間断なく、フラッシュのごとく次々に事件を報じていく。ニュースとして解説をひとこと付け足すだけで、視聴者を特定の思考方向に導く。
この点をおさえて日々の出来事を判断するのが大事だ。極端に言えば情報遮断の姿勢を持つことだ。
ニュースをそのようなひねくれた視線?(人民のサイドからの報道が必要だが、残念なことにそれは封じられている)で見てみると、真実が見えてくる。
前の項で挙げたように流れてくるニュースはうんざりする。ややもすると悲観的にもなりがちだ。だが、正しい視点を持ちさえすれば、光明も見える。
すべては人民サイドの自らの権力がない、ということに尽きる。
現代の悲劇を生んでいるのは、敵の悪辣な圧政ではあるが、そればかりではなく、問題は人民自らの力のなさなのだ。
このことを棚に上げて、触れたがらずに、嘆いたり論じているのは何の前進も得られない。たとえどんなに先が見えなかろうが、圧政から抜け出すにはどうするかを、人民のひとりひとりが、自分のこととして明らかにすることでのみ、未来への道が開ける。
このことについては、2016.3.31「地球人民総奴隷化・世界金融資本の支配を絶つ道」で明らかにした通りだ。ここに論じる入り口をすべて記している。
6月11日の朝日新聞に面白い内容が記されていた。「長いものに巻かれた経験ある?」という記事だ。現代においての為政者の支配構造、為政者の意思がどういう仕組みで実行されるのか、普通のヒトが自ら望んでもいないことを指示されて、あるいは罪悪感も薄いまま自ら進んで関与していくのかの謎に迫ることを書いている。
前項で挙げたようなかずかずの圧政の事例のどれをとってみても、末端で直接手をくだしているのは皆民だ。自分の周囲にいる知人、友人、親族、ご近所の普通の人たちだ。このごく普通のよきパパ・ママが、職場でなぜに、どうして、民の首絞めに積極参加しているのか。その一端がこの「長いものに巻かれる」思想感覚だ。これが、人間の感覚を歪めている典型的な例といっていい。
民が民の手を通じて支配し、その個々の民が民の手で支配するための政策を考えだし、本来いけないことと思っているようなことでも、自分が実行し、欠点がわかると自分で修正して埋めるということ。
民が当然なすべきことと思わされ、疑問も深く感じずに、むしろ積極的な仕事内容として追及されていくのを「長いものに巻かれ」て行動する、という視点から書かれている。
巻かれたことがあるという回答は圧倒的(77%)に多い。その理由も「波風をたてたくない」「正面きった論議もわずらわしい」「理解してもらえない」「押し通すだけのこだわりがない」「仲間外れにされるのが心配」とある。どれも、だれもが感じている正直でみごとな理由だ。
まかれたことがない、と回答したのも書かれている。「自分の意見をまげたくなかった」「数の論理に屈服したくない」「あとで後悔したくない」「勝ち負けや力関係に興味ない」「自分を併せなければという発想はない」といっている。
また、巻かれない秘訣では「多くに理解されなくてもいい」「自分は正しいと信じる」「目先の力関係にとらわれない」「いいひとであろうとしない」「楽観的になる」などが挙げられている。
記事ではほかに「職場のハラスメントになると訴えたが粉砕された」「疑問を投げかけたところ、一喝された。定年まで無視された」「違う意見を言ったら目の敵にされ、トラウマになり、以後目立たないように努めた」と、暗黙の強制が指摘されている。また「反対の理屈をこねまわして白紙に戻すのは大人げない。時間の無駄だ」と、指示を至上とするやからの意見、「長いものに巻かれるのは成長の証し」というおべんちゃらも紹介されている。
とかくすると、このテーマは進め方とか方法論のほうへ歪みがちになるが、見過ごしてならないのは職場などで、上の意思内容に問題(民を苦しめる)があった場合に、職場ではそれを多少疑問に思いつつも、何故に完遂されていくのかという点である。
職場の権力、人民の権力というのは、そのようなときに、民の利益からの意思を明確にし、どうするかを決めて行動することだ。いうまでもなく、どうするかは個々の力関係で決まる。現在は人民の権力がないために、個人の考えとか、ひとりの人間の自由意思にすべてがゆだねられている。ばらばらにされたのだ。
長いものに巻かれるように、ヤツらにされてしまったのだ。社会的強制という形でヤツらの意思が貫徹される仕組みにさせられたのだ。だが、人民の権力が職場や生活点のいたるところにできてくれば、人民の自立の自覚がめざましく変わることになる。