記・国民B(2015.7.11)

■今人民の目の前で繰り広げられている歴史的犯罪を断罪せよ。断末魔にある安倍らの「戦争法案」と「ギリシャ経済危機」の本質

 現在ほど国際的にも国内的にも、政治経済の動きが急なときはなかった。毎日が目まぐるしく変化している。これは、地球支配者たる国際金融資本とそのカイライによる人民支配が、構造的に立ちいかなくなったことを表している。
 一握りの地球乗っ取り犯が、悪質な人民支配を続けてきたが、その圧政のからくりが世界中の庶民人民のなかに知れてきた結果だ。その実態を知ったものが、このまま奴隷状態のままでいたくないという思いを、表に行動として出し始めたということだ。
 国際的には「ギリシャ経済のデフォルトの危機」であり、国内的には安倍暗黒政権による「戦争法案のごり押し」だ。この象徴的な二つは、世界中の庶民人民の目の前で繰り広げられていることであり、地球支配者の悪行と犯罪を見事に表したものだ。

◆IMF、世界銀行、EUの支配の構造が誰にも知れるように見えだした「ギリシャ経済のデフォルトの危機」
 7月5日にギリシャでは、国民投票が実行された。大差でIMFらが求める緊縮経済策に対して拒否した。僅差でIMF策を受け入れるものと見ていたIMFらは驚きを隠せず、先の見通しがたたずに、おろおろしている。
 そもそもギリシャ問題は、それに先立ちEUという西欧を柱とする世界金融資本が、強引にギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル等経済弱小国をEU経済圏に引き入れた。ドイツなどの経済強国が弱小国との格差を利用して危険な金融商品(1京円)を作って、世界中に売って巨額の利ザヤをむさぼってきた。
 悪質金融が超高利(カンマ以下でいいものを4%)でだまして貸し出し、返済期限がきたら有無をいわさず利子を吸い取ろうというのだ。返せないとさらに融資するという繰り返しで利子が膨れ上がり、弱小国は完全に悪どいEUの政治支配にあえいできた。だまされ、いいなりのカイライ政権を作って支配するという支配の構造だ。
 時を同じくしてプエルトリコがデフォルト宣言に至った。アイスランドが餌食になり、昨年はアルゼンチンが話題になった。
 借金を返せなくなると、貸した方は容赦なく「経済の緊縮」と「政治改革」を求めてくる。それを実行するためにIMFなどは執行者を送りこむ。つまり、その国の政治支配を露骨に推し進めるのだ。こうしてカイライを敷き、国際金融資本が国をのっとっていくのである。
 いままで、何十年もいやもっと前から、この方式が成功裏に進んでいたのだが、ここでギリシャは国民投票という手を使い拒否を宣言したのだ。
 もちろん、カネがないので国民は大変な苦境に襲われる。踏み倒しの汚名がつく。それを承知でノーという意思を表明したのである。IMFやEUのやり口にたいして正面からの反発を表明したのである。
 IMFやEU資本、それに加担している日本も、支配の担当者が驚くのも当然だ。ギリシャで資金の回収というカネの流れが、回らなくなるのだ。実際に償還ができなければ、ドイツやEUの金融機関がいくつも破産するといわれている。
 世界金融機関のヤツらは自分の危機を防衛するために、いつもやる手ではあるが、対抗馬を叩いて危機に陥れる。相対的に自己の危機を緩和するという謀略的な手を使う。
 ロシアへの経済「制裁」を強め、特には中国「元」への攻撃だ。中国の金融マーケットでは値下がりが続いている。金融市場というギャンブル場で、対抗する元の価値下げをやるのだ。実質経済に比べて巨額の仮想経済を動かして、このときばかしと工作する。ギャンブル場だから「元のバブル崩壊」をこのタイミングで仕掛ける。中国やロシアでは仮想経済を含めたギャンブル場での熾烈な戦争がしばらくは続くであろう。
 円はその影響で上がり気味だが、日本の安倍は円が下がることがアベノミクスの勝利だとして、世界経済資本のいうがままだ。円防衛として、年金など巨額の資金を連日ぶち込んで、ヤツらに貢いでいる。世界金融資本が同元で牛耳るギャンブル市場に年金などをつぎ込むということが、いかなることかは、ここで書くまでも無いだろう。とんでもない犯罪にもかかわらず、損失はすべて国民の税金と借金になり、犯人は何の罪にも問われないまま、国民にツケだけが回ってくるのだ。
 中国は国内外のふらちなギャンブラーにカラ売りを禁止し、強力な元の買い支えを実行している。欧米市場ではありえない大技だが、なんでも有りのギャンブル市場で、国際金融資本が思いのままにいかない障壁となっている。これをヤツらは独裁国家の成長していない市場だと非難する。金融資本の中国あなどり策の楯になっている。同時にロシアと組んでギリシャにたいする支援を表明している。つまり「いいなりにはならない」という勢力が行動しなければ、大きく自分達もまきこまれてしまうという事態になっている。仕掛けたヤツらがキチガイだけに対抗する方も必至である。
 ギリシャがみているのは、世界のすう勢だ。
 地球を支配する一握りの連中による米国の支配。EUの野合。そして地球全体を一元支配するためにアルカイダをつくり、今ISをつくり、中東に放って暴れさせ、混乱に乗じてカイライをつくって乗っ取ろうとしている。
 ターゲットにした古くからのイスラム教国家の元首を悪人にしたてて、地球の裏側からやってきて殺害し、有志連合なる殺人集団に組み入れられ、ギャングの手先をやらされ、非生産的なことにカネを使わされ、皆国民の税として負担をさせられ、疲弊させられてきた。
 「国際的なテロを防止するため」などという建前の嘘にだまされてきたのだ。単に一握りの地球支配者の世界一元支配の悪だくみに加担させられているに過ぎないということが、知れてきたのだ。単に、資金を求められ、先兵とされて、利用されてきただけなのだ。何一つ自国のためではなかった。
 ヤツらは特に弱い国にたいして、だまし、タカってきた。
 それに気付いた国々が、中国とロシアによるBRICS銀行ができ、AIIBにこぞって参加した。地球支配者がのっとる米国の主導に従わず、無視してまで、米国のかつての盟友の多くがAIIBに参加した。ヤツらに正面から恥をかかせたのだ。ヤツらがギリシャ危機をしかけたのは、これが大きなきっかけだ。
 いつまでも、凶暴なアルマゲドン戦争一派のいうことを聞きたくない、もう振り回されるのはイヤだという気持ちを、行動で示しだしたのだ。「EUの団結、強大なEUの経済圏」などという「誰のための」ということを隠した、耳触りのいい大義に踊らされてきたが、それが単に戦争一派による地球支配の片棒かつぎであったことがばれてしまったのだ。
 EUに参加しているどの国にも安全や繁栄やメリットなどなかったのだ。
 ギリシャ危機は、一握りの戦争一派の危機で、いまやギリシャがEUから脱退すれば、スペイン、ポルトガル、イタリアばかりか悪の連中が巣くう英仏まで抜けるのではないかという勢いだ。つまり、世界の人民をだましての一元支配のもくろみ自身が、深刻な危機に直面しているのである。邪悪な意図が知れて弱体化が急激に進んだのだ。
 ギリシャの今回の行動は「確かに借金した。だが返す金が無い。どうにでもしてくれ!」と完全に開き直ったものだ。借金地獄に陥れれば、どうにでも言うことを聞かせられるとうぬぼれていたヤツらは、今までにない屈辱を味わうことになった。
 デフォルトを経験したアルゼンチンやアイスランドは、ちなみにどうなったのか。国の通貨の価値は極限まで落とされ、外国からの支援も閉ざされた。銀行が機能しないので預金は事実上封鎖された状態であるにもかかわらず、逆に通貨価値が国際的に低いのを利用して、輸出に力を入れ、本来の国力を回復していっている。ヤツらのカネでの支配で痛い目にあったのを学んで、本来の見栄をきらない国力を徐々に蓄えていっている。
 弱国、庶民人民にタカるという、支配者為政者の腐敗の根性がもうひとつ目の前に典型があった。それは東京オリンピックにからんだ競技場の建設費問題だ。
 競技場の建設費というのは、さまざまな要素を考慮しても、初期の計画時の1300億円自身がべらぼうだ。オリンピックというスポーツ犯罪集団の見本のような組織は、つい先日にサッカーでもまったく同じ犯罪が行われていることを知らされている。
 にもかかわらず、まったくこりもせずに、世界の人民の目の前で、リアルタイムでタカリという犯罪に走っている。国家の役員もこれらの組織も人民の目前で堂々と展開されている。安倍の手下の政治家も、オリンピックに関与する団体も、あれほどパフォーマンスをした舛添都知事も、2500億円超(先はその倍に及ぶとのこと)の建設費を容認しているのだ。
 「オリンピックなら、関与する人、機関がタカっても、それは正当な権利。ここでタカらなければ損」といわんばりかりのあさましい愚行である。元の1300億円の許せないが、それを1円でも上回れば、それは認められない「犯罪」行為であろう。どのような理由をいっても、こんなみえみえの不正、タカリは庶民人民が許せるものではない。タカリがひとりもいなくなるまで、オリンピックなど返上するべきだ。
 総じて、庶民人民の生活感覚と完全にかけ離れたヤツらの許されざる躍動を、見過ごしてはならない。

◆「国益、生命、財産を守るため」というのは嘘だ。安倍暗黒政権の政治にカケラの真実も無い。やることが真逆。
 国内に目を向けてみよう。安倍暗黒政権は「安保法案の国会での審議は尽くした」として7月中旬には強行採決する算段だという。
 維新と民主の化けの皮が向けている。今回の戦争法案は「自民党ほどあからさまな文言でない」表現での「戦争別法案」を作って提出するのだと。安倍らのいう日本が戦争をできる国にする法案を作ること自身は大賛成だという、自公と双子の兄弟、いやもっと陰湿で悪質な本性(自公の補佐)がばれてきた。いいことだ。
 全国の300を超す地方自治体が政府に意見書を決議している。自公が多数のところですらあからさまな安倍賛成ができずに、大半が反対あるいは慎重にという内容だ。憲法学者の大半が間違いだと批判している。学生も女性も声をあげている。日本中どこでも話題だ。安倍法案が憲法違反であり、多くは「説明不足だ。慎重に」という。安倍に尾を振るマスコミの「慎重に」とか「説明不足」ははっきりした「反対」のことだ。
 安倍は各テレビ局から直接出て説明してと要請するが、恐れをなして拒否している。自民党で作る映像に出演して「どこからも要請が無い」といったり、「戸締りをすれば安心だ」とか言って、国民が望んでいる「憲法違反なのになぜ強行するのか」「命令されて人殺しに海外に派兵されるのはいやだ」ということには応える気がない。
 安倍ら政治詐欺師らが作る法案など、人民を縛るものであって、歴代つくってきたものも含めて皆無効で廃止するものだ。そもそも、ホントに外的が攻めてきたら、法律など不要だ。関係なく戦う。戦争はそもそも理不尽なものであり、規制がない。勝てば官軍というまさに無法なのだ。憲法でどうでも、法があろうが無かろうが、そんなものに左右されては負けるに決まっている。だまされちゃいけない。「戸締りをすれば安心だ」は、安倍やインチキ法学者のざれごとだ。
 お仲間の抱き込んだマスコミのまえで、オフレコだといいながら「中国と戦争するのが法案作成の目的だ」と安倍のご主人さまの命令をそのまま話してしまった。これを聞きつけた中国が安倍に厳重に注意するという一幕まであった。
 安倍が国民の面前で妙な振る舞いをすればするほどいい。庶民人民はすでに今回の戦争法案の目的を知ってしまっている。米国(というより、米国をのっとっているアルマゲドン戦争一派)のいいなりなんだとということを。もし本当に日本の国民のことを考えるなら、絶対にこのような法案は出さないし、その前に日米安保条約、日米地位協定という永遠隷属命令を撤回あるいは変更するよう米政府に言うべきだと。歴代内閣はたった一度もその提案を宗主国にしたことがないのだ。
 世界を見渡せば、おちぶれゆくアルマゲドン戦争一派に寄り添っているのは、日本安倍だけだ。
 戦争は常に「国益、生命、財産を守るため」という理由をかかげて戦われる。「お国のため、天皇陛下のため」というのもあった。だが、戦争で現実に「国益、生命、財産」など守れたためしはなかった。
 そればかりか、巨額の戦費をまかなうためにまさに巨額の借金をし、戦時非常時体制ですべての権利と自由を奪われ、多くの生命を失い、財産が奪われ破壊された。同時に、日本軍は「敵国」の庶民人民を多数殺害し、破壊し尽くし、植民地支配をしてきた。
 日清日ロ戦争、第一次世界大戦のときの一見「勝戦国」に日本がなったときはどうだったのか。
 どの資料をどう美化しても、「国益、生命、財産」が守られたわけではない。逆に「他民族の圧政者」「帝国主義的な侵略者」「植民地主義者」という明確な加害者、つまり人類に対する犯罪者になっただけである。
 当時時代は帝国主義の時代で、強国は野蛮を隠そうともせずに弱国に対して干渉、侵略、植民地化をすすめていた。日本も黙っていれば強国のいいなりに植民地になりはてる。「それより自ら他国を攻めて植民地を得るほうが国益になる」とばかりに、戦争をやったのだ。
 「戦争に犠牲はつきもの」などという野蛮な強奪者の一方的な主張を、国民に押し付けて戦争をやったのだ。兵に徴集し、物資を収用し、命令で何でもやらしたのだ。平和と安寧を求める庶民人民の生活をことごとく、奪い破壊したのだ。
 アジアの国々に進軍し、植民地を作り、エネルギーを確保した。つまり他国を侵略し、他国の財産と生命を犠牲にして、己の利己的な益を得ようとしたのだ。あからさまな強盗殺人行為である。自国の「国益、生命、財産」ということが、実は「敵国」にたいする犠牲の強要という犯罪なのである。
 第二次世界大戦では、日本自身、自らが立ち上がれないほどの消耗、損失をしながら「敵国」にも計り知れないダメージを強要した。第二次世界大戦では敗戦国となり、国土は勝戦国に占領され、日本の文化、生活、精神が強制的にアメリカナイズ(改造)させられ、勝戦国(主に米国)からの収奪が日常になった。
 今年は戦後70年と言われている。未だに宗主国の奴隷状態から脱していない。勝戦国は地政学的に、歴史的に、戦略的に狙いをつけた敗戦国は永遠に属国化する。「独立国」をよそおうことはあっても、ほんとうに「独立国」にすることは絶対にない。
 「国益、生命、財産」を口にするものは、絶対に己の目先の利益しか見ない。「戦う」相手国からは「侵略者とされ」「敵国」とされ、放逐、せん滅、抹殺される対象国に「正式」にされるのだ。死に物狂いの反撃の対象になるのだ。安倍らのような戦争屋には、このことがまったく見えない。
 戦争に「正義」があるなら、それは侵略と闘う側にある。安倍ら侵略者にあるわけではない。例えそそのかされてであっても、戦争を始めてしまえば、正義は仕掛けられた側のものであり、安倍ら仕掛けた側には歴史的に犯罪者のレッテルが貼られ、やがて敗北するあわれな末路しかない。
 日本を巻き込んだ戦争をしかけたヤツらははっきりと、次のように言っている。
 「猿(日本人)を『虚実の自由』という名の檻(おり)で、我々が飼うのだ。その方法は、彼らに多少のぜいたくと便利さを与えるだけでよい。そして、スポーツ・スクリーン・セックス(3S)を解放させる。これで、真実から目をそむけさせることができる。猿は、われわれの家畜だ。家畜が主人であるわれわれのために貢献するのは当然のことである。そのために、われわれの財産でもある家畜を、長寿にさせなければならない。(化学物質などで)病気にさせて、しかも生かし続けるのだ。これによって、われわれは収穫を得続けるだろう。これは戦勝国の権利でもある」(ハリー・S・トルーマン元大統領)

◆地球を一元支配しようとする国際金融資本とグローバル企業の人類史上最極悪のTPP
 TPPにしても同じだ。自民は選挙では「TPP絶対反対」を公約していたが安倍はすぐに裏切った。TPPは完全極秘極悪貿易条約で、全29条あることが知れているが、交渉国の担当者以外はその内容、交渉状況を知ることができないのだ。
 戦争一派が牛耳る米国の国会議員ですら知りえない。ところが何の成果も上げられないオバマがTPPの交渉が担当者間で妥結した場合に、それを国家間で有効にする権利を大統領一任してくれと議会に承認をもとめた。内容を知ることができないがオバマを信じて一任させろという、民主主義国家を自称している議会でありえないような話だ。当然「バカいうな」と反対派が多かったのだが、オバマは「TPPは米国企業の利益が目的だ(他国は犠牲者となる)のだ。米国の雇用と輸出を保証する(他国の企業や労働者を不利にする)から」と、あからさまな利己主義的な条約であることを説明してギリギリの過半数を得て通した経緯がある。
 日本を含め交渉参加国でも、最高機関の国会議員が知りえないという極秘交渉なのだ。
 米国の国家機密の暴露を手掛けるウィキリークスは、TPP条項の著作権関係の3条分を暴露している。そして先日他の条項を告発して教えてくれれば懸賞金を出すと宣言した。賞金は10万ドル、およそ1250万円だ。金額はさておき、それほどの機密なのだ。
 その内容はさまざまな世界中の関係者の暴露から判明してきている。ISD条項という。国際経済を牛耳るグローバル企業と金融資本が、世界の国々の上位に立つというものだ。ヤツらが全世界の国々を己の配下として、直接支配する権限を宣言するものだ。人類史上でこのようなキチガイ宣言をすることが許されるわけがない。最も下劣で不届き極まりないものである。
 逆にいえばそれほど悪質で邪悪で人間の生活信条と真逆なものであることを、ヤツらは承知しているということ。確信犯であるということである。
 TPPは環太平洋…というように、太平洋の周囲の国々が関与しているが、同様に大西洋でも行っている。それらに参加して交渉中の国々も同じ目にあっていて、自尊心と自立心の強い西欧では基本的に認めない。だが、この交渉が極秘であるということが、日本の安倍と同じくご主人にかしずく忠犬ポチのようなカイライ政権を通じ、国民に知らせないで進めている。
 だが、このTPPについても庶民人民は気付いてきている。
 TPPがカケラでも庶民人民にメリットがあるというのであれば、何も隠す必要がないだろう。世界で国や民族の衣食住、生産や文化や生活感覚の相違は当然であり、無限といっていいほどの多様性があり、それが人類の強さでもあるはずだ。それをEUだ、TPPだで強引にくくること自身に根本的な間違いがある。
 それを大企業やグローバル企業が「一円でも多く儲ける」という狂気と強迫観念から、衣食住、産業、文化、感性を「統一する」と始めたものだ。日本中シャッター街となり、どこへいってもユニクロを着て、同じ化粧をし、同じテレビ番組をみている。世界の相当の奥まった山村でもコーラを飲み、Tシャツを着て、トヨタに乗っている。光景はもう見るべき魅力を失った。
 そればかりか、年中スイカが食え、コンビニで買ったサンドイッチは半年経っても腐れない。健康と長寿信仰に溢れながら、一億皆病人でドラッグと薬漬けだ。
 グローバル化、グローバル産業は人間にとって最小限でいいのだ。季節の美味しいモノを食べたければそこに行けばいい。毒入りの遠方の特産物を簡単便利に喰う必要はない。身近の美味しいものまで安全を犠牲にして大量に作り、遠方に出す必要はない。グローバル化など庶民人民の生活には害ではあっても、理も利もない。「一円でも多く儲ける」というヤツらの目論見の犠牲になるだけなのだ。
 仮にTPPが妥結しても、冷静に見てみれば、キチガイの戦争一派とその手先カイライによるただの取り決めにすぎない。庶民人民の敵がいい気になってやっていることだ。そうしたやり口に妥協することがない中国とかロシアが「入る」といいだし、条約による機能はガタガタと崩れてしまう。庶民人民は従わない。
 そうした視点で安倍の振る舞いみれば、彼がどれほどの悪党かがわかる。まったく、庶民人民の利益には関心が無いのだ。ただただ戦争一派にこびを売るだけの最低のヤツなのだ。

◆一握りの世界金融資本、戦争一派と安倍一味を放逐するカギ。人民庶民の内部の「偽善」を改めること
 戦う双方をそそのかして戦争を仕掛けてパニックと消耗を強制する。実質経済に比べてとほうもない巨額をギャンブルで動かして世界中の庶民人民の生活を日夜翻弄する。庶民人民から平穏をとりあげる。このヤツらの目的は、人類の永遠支配である。
 奴隷として永遠にかしずくこと。戦争、核の恐怖、想像を絶する巨額マネーでの揺さぶり、ヤク漬け、ブラック…(あらゆるハラスメント、特にパワーハラスメント)などは、そのための手段だ。被支配者である庶民人民の頭の中に、自ら奴隷であることを意識せずに、解放を閉ざす幾重の檻だ。
 ヤツらは思想=マインドを支配管理する。欲望をそそらせ特にマネー信奉で正気を狂わせる。外部からは戦争とか核とかの理不尽パニックで正気を狂わせる。日常的には「一円でも多く利潤を」追求する企業に縛り付けその戦士の一員にして犯罪者の歯車に参加させる。生きるか死ぬかのギリギリの生活水準を押しつけて「一円でも安い」食品、手間暇をかけないで食する食品に導き、毒入りから逃れられなくする。長寿と健康を信奉させ、医療・介護・薬漬けにする。一方で成金格差をひろげ、人民庶民にやっかみといじめといういざかい・対立を激化させる。恒常化しているこころの不安は、宗教や強そうなものによりすがり、いっそう正気の歪みを生む。
 愚民はそうした状態におかれて、常に愚痴を口にしながら、巨悪の網のあまりにも巨大で魑魅魍魎のために、ヤツらの敷いた監獄状態を受け入れ、そこから脱出する気がない。少なくとも「自分では何もできない」「ではどうするんだ」状態に常に留まる。不満のエネルギーは愚民同士の対立に注がれ、主敵に向けられることがない。
 確かに、愚民はヤツらが意図したとおりの状態に甘んじている。「いない」という人もいるだろうが、結果すべからく「いる」のだ。この状態が何千年もヤツらの牢獄ないで奴隷になっているということだ。
 いうまでもなく、この特殊な圧政の主犯は悪魔のヤツらである。現代では一握りの世界金融資本を頂点とする犯罪集団だ。だが、その支配の機構に皆が組み入れられ、誰もがヤツらの支配という犯罪に加担させられ、ヤツらの共犯者になっているという点が特殊なのだ。
 愚民はこの指摘をいやがり、目を閉ざすかもしれない。しかしそれは偽善だ。圧倒的に見えるヤツらの支配は冷静に見れば、何でもないことなのだ。単純なのだ。犯罪の共犯者である自分自身を気付き、認め、偽善をやめることが、ヤツらの支配から解放できる唯一の道なのだ。偽善から自らを解放し、人間の尊厳をもって、一個の生物として生きていくという原点に帰ることである。
 ヤツらは人類にタカるダニ、寄生虫であり、宿主が拒否すれば生きていく道が完全に閉ざされる。寄生虫に支配されるのを、これ以上続けてはない。皆勇気をもって行動するときなのである。
 国民Bはこの間「主敵の犯罪を追撃していく5つのポイント」として、下記を取り上げてきた。
  ・ひとを不愉快にさせたり、迷惑をかけないこと。
  ・カネの盲者、欲の盲者にならないこと。
  ・子孫に負荷をかけない、未来にツケをまわさないこと。
  ・戦争の禍根を解き放つこと、他国へのよけいなお節介をしないこと。
  ・人間の尊厳をもって生活できるようにすることへの貢献。
 悪魔のようなヤツらが意識的にあるいは無意識でやっていることが、まさにこの真逆のことである。だから、この点を自分のものとすれば、ヤツらの犯罪がすべて手に取るように分かる。同時に安倍のようなカイライの犯罪者が、日本の首相を詐称してやっていることも分かる。そして戦場である職場や世間での愚民の振る舞いも、その背景が理解できる。
 皆がヤツらの支配という犯罪に加担させられ、ヤツらの共犯者になっているという点が特殊な体制化にあることから、容易に5点の徹底ができない。これも偽善という。いくつかは実行できている、あるいはそれに近いとか振りはできても、5点すべての実行ができないのだ。この理由を、つまり自らもヤツらの犯罪に手を貸している、共犯者だということを認めたくないからである。認めれば「生きていけない」ような錯覚にまだ陥っているからである。
 確かに皆が愚民なのだから、そう思うのは間違いない。が、この錯覚こそがヤツらの意図したポイントなのだ。愚民が自覚し拒否されたら息の根を止められ「生きていけない」のはヤツら自身なのだ。愚民が素直に事実を認める庶民となり、行動する人民が一定の量に達せれば、パラダイム・シフトとなる。ヤツらの支配は奈落の底に沈む。
 ヤツらが安倍らのカイライを利用して日々けしかけている一つ一つが、何と愚かで、無駄で、恥知らずで、チャチな悪事であるかが分かるであろう。冷静な人間は、百年先からもっと未来を見ている。自分の愛する友に、家族に、子供に胸を張って犯罪者の一員でないと誇れる人生を歩もうとしている。現在の世界ではすでに犯罪者の一員となっているが、そこからの脱出のために主敵とどうどうと闘っている人間として誇りある人生を歩んでいくかということである。
 ヤツらが目先の利益にきゅうきゅうさせておこうとしているのに、望まれるままあくせくはまっている愚民のままでいてはならない。逆にわれわれは、遠い先までの利益、人間としての尊厳をもって崇高な人生を生きることである。
 偽善から脱出する闘い(行動)はすべての分野に及ぶ。寄生虫のヤツらはあらゆる分野に手を伸ばして、愚民状態という監獄を作っているからだ。自分がいる場所がその場だ。おのおのの場でひとりひとりが偽善からの脱出のための意識をもった行動をすることが望まれる。
 人間はこの世に生まれるときに、親、兄弟、男女、民族、国、時代、裕福・貧困を自分の意思で決められない。人間としての意思、精魂の乗り物、あるいは囚人衣としての肉体(ボデイ)の性質(肌色、肥満、病弱等々)は選べない。ヤツらの言霊はこれを巡って争わせる。
 絶対に選べないことで嫉妬心をあおり、欲望をそそらせて、正気を失わすことでもめさせる。人間の尊厳の逆を生まれたときから歪めるのだ。
 だからこそ、ヤツらの誘導の逆の人間としての本来の素直な道をわれわれは選ばなければならない。そのような歩みをするおとがヤツらの永遠の支配に終止符を打つ行動である。