記・国民B(2015.6.20)
■戦争法案ごり押し中の暗黒安倍政権にさらなる追撃を!

◆留まることを知らないニッポンの首相安倍の愚行
 半月ほど前にこの記事で安倍暗黒政権の悪行を指摘したが、そのポイントは現在も変わっていない。
 落ちぶれゆく宗主国米国のネオコン・アルマゲドン戦争一派に命令されて、ニッポンの安倍政権は、米軍の先兵となって何の障壁もなく地球の裏側まで派兵する状態にする。中東でイスラエルが地球支配者の命で誰にはばかることなく横暴をしつくしているが、安倍ニッポンがその横に並ぶという状態にもっていこうというのである。
 現憲法は絶対的に禁じている。そもそも武力をもつことができず、武力行使(戦争)での国際的な軋轢の解決はできない。まして海外への派兵などができる余地は完全にない。にもかかわらず、自民党歴代の独裁政権は「自衛権のための憲法解釈」というこざかしいペテンで自衛隊をもち、武装してきた。
 売国奴の安倍は「急変する情勢の変化に対応するには、新たな解釈が必要」といって、従来の解釈をくつがえし、現憲法を完全に無視し閣議決定だけで武装、派兵、米軍の肩代わりを自由にできるようにするというのだ。安倍は宗主国の命令を聞くだけに、庶民人民の声はおろか憲法学者、文化人、野党の声をもまったく聞かない。
 憲法や法は為政者の犯罪、暴走、裏切りに枠をはめるものである。為政者のそそのかしに乗って犯罪に加担する庶民人民の内部の不埒な輩の行動を制限し、罰するためにあるものだ。庶民と人民の安寧と平和な生活を守るためにあるものだ。
 安倍暗黒政権は、為政者でありながら、自分を縛るものは何もないとし、逆に法をカサに庶民人民の生活と権利を束縛し、圧政の道具にしている。現在の状態は為政者の犯罪がまかり通っているのであって、許されるものではない。
 戦争は地球支配者が地球全体を我物にするという悪魔の思想で、何世紀にもわたって継続行使している戦術にすぎない。争う双方を作りだし、あおり、庶民人民をまきこみ、どちらが勝とうが負けようが疲弊させ、戦地にカイライ政権を作って支配を広げていく。「国民の生命と安全と財産を守るため」とかならず口にするが、歴代どの戦争でも一度たりとも守られたことなどないのだ。常にコクミンをだまし、戦地に送りだし、敵を殺害し、敵から殺害される、アリンコと同じような生命の軽さで、もてあそんでいるだけである。
 今回安倍は言うに事欠き「友軍=米軍を守るため」などといって、肩代わりまで隠そうとしている。「後方支援」などといって、前線に派兵し先兵になろうとしている。イラクへの米軍の侵略のときに石破が「カネを出すだけで血を流さなくてもいいのか」といったが、命令されて安倍が実現しようというのは、まさにそれだ。
 安倍の愚行はあまりに醜い。
 安倍が尊敬しその意思を実現したいとする岸信介は、大陸で暗躍した戦争推進者で第二次世界大戦のA級戦犯であり、獄中で宗主国に魂を売ってスパイとなって断首を免れたヤツだ。東条らは死刑。岸や佐藤栄作一族はあろうことか首相にまでなり(主人がした)、米国に永遠に日本を売り渡す「安保条約」を結んだ男だ。安倍はそうした犯罪を受け継ぎ、さらにアクロバットかマジックかの大犯罪を目の前で行っているのだ。
 安倍は第一次、第二次にわたるアーミテージ・レポートで、秘密保護法や戦争法案での日本の土台を入れ替える命令を受けたことがわかっている。「消費税10%にする時期を延ばすのはイエスかノーか」などとコクミンを欺いて総選挙をやった。
 選挙の投票結果などはインチキだが、消費税をだしに、実は憲法を無視して戦争国家にすることをやっているのだ。消費税も許されない犯罪的な法律だが、立憲国家を全面否定する戦争法案については「総選挙」レベルをはるかに超える重大事案なはずだが、だましたのだ。
 先の総選挙は、消費税をだしにして、実は戦争法案の強行をすることにあったのだ。
 ニッポンはいまだ安倍ら長州の支配下にある。明治に薩長が地球支配勢力の挑発に乗り、資金と武器の援助をうけ、ヤツらのカイライとしての政権を手にした。中国(清)とロシアと戦うことをヤツらにさせられ、「勝たされて」イイ気にさせられ、アジア侵略をやらされた。
 第二次世界大戦では「負かされて」、つまり明治から徹底的にこき使われて、踊らされて、巨大な犠牲を強いられて、現在に至っている。この一連を踊りを日本の内部からやったのが、安倍ら薩長である。日本の庶民人民にたかり、だまし、貢がせ、悪辣な圧政をしてきた。

◆NHK「沖縄戦番組」とテレ朝「朝鮮戦争での掃海艇極秘任務での犠牲」番組から「戦争の真実」を学び取ることだ
 沖縄決戦は日本に米軍が50万を超える兵力で押し寄せ、地上戦を展開した。20万を超える日本人がむげに殺された。後半では沖縄では島の南の方に帝国軍も民衆も逃げ、洞窟にこもった。追う米軍は150メートル先まで焼きつくす火炎放射の武器を使って、皆殺しを展開していった。
 洞窟には乳飲み子を抱えた母親が子の泣くのをさとられないために、周囲の見ている前で子を圧死させた。捕まるのを恥とし断崖絶壁からつぎつぎとダイブした。ファミリー断絶も多数でその被害すら宙に浮いている。
 米国が公開した記録のフィルムから沖縄戦がリアルによみがえった。6月にNHKが番組で報じたものである。
 安倍のいう「国民の生命と安全」を守るなどはいっさいなく、ただの犠牲の強要、悲惨悲劇の地獄を見せただけであることが分かる。
 テレ朝では、朝鮮戦争時に海上保安部隊が極秘で米軍に友軍として参加し、戦死も含めて多大な犠牲をだしていたことを番組で紹介した。自衛隊がまだ組織化されていない時期に海上保安部隊には、戦中に海軍だった人が多くいた。宗主国米国はその部隊に対して、時の吉田政権に、当然の如く「友軍として出動せよ」「まずは機雷の掃討に参加せよ」と命じた。
 平和憲法があってもまったく無視しての命令だ。カイライで売国奴の吉田は当然のんだ。だが、公然と出動派兵する根拠を憲法が否定しているので「極秘」とし、国民にはいっさい知らせることなく実行したのだ。
 米艦隊とともに、朝鮮の海域に入り、いきなり米艦が機雷に触れて沈没するのを見る。海上に向けて陸から激しい砲弾が飛び交い、何隻もの船が犠牲になる。海上保安部隊はその場を離れようとするが、巻込まれてしまい、何人もが犠牲になった。
 米国のいいなりになり、吉田政権は「極秘任務だ」として、行き先や任務も知らせずに、憲法違反の派兵を命じて、多大な犠牲を強いたのだ。
 この事実は現在の安倍とそのまま重なる。日本国憲法など立憲主義の建前として「置いて」はいても、宗主国米国もニッポンのカイライ政権も無視しているのだ。現在の安倍がそうであるように、憲法は必要なものだと考えてもいないのだ。コクミンをだますための素材にすぎないのである。
 宗主国の命令なら「完全極秘」「超法規」という手まで使うのだ。米国は核兵器の規制の話に絶対に乗らないが、その理由は「世界の安全と平和を乱す者を押さえつけるための武器や行動を規制するものにはいっさいみとめない。常に自由を確保しておく」というものだ。「地球は俺ものだ。地球のどこでも俺様が行くことを、誰にも制限できない」との姿勢だ。安倍もそうだが、戦争法案に賛成のわずかな憲法学者も主張も同じだ。「憲法が自衛権を認めている、とする、ならば集団的自衛権を認めないと解釈できないはずがない。集団的自衛権は認めないとは、どこにも書いていない」としている。
 書いてさえなければ、やっていい、などとは当然書かれているはずもない。
 悪魔の世界支配の考え方である。
 戦争は、最前線に行く兵隊はもちろんのことだが、兵器を作るものも、兵を送りだす家族も、戦う双方の人民庶民を限りなく疲弊させる。経済活動は人間としての本来の生活に無縁のものの生産のために、とことん犠牲を強いられる。現地では相手を殺し殺される。銃口の先の相手が目の前で死ぬ。愛する夫、子供が殺される。無二の親友、友が若くして命を絶つ。ナパーム弾、枯葉剤、放射能が降り注ぐ。焼夷弾で焼きだされ、無差別に、庶民が的にされる。敵を限りなく恨む、が実は味方が側がまったく同じことを相手方にやるのだ。相手方が、こちらを敵とみなして殺戮に参加し、こちらを恨むのだ。
 そこから、双方に「敵に対するうらみつらみ」を募らせる。パワハラの究極は一方的な命令でのみ存在する軍隊と非常事態(※)だ。理不尽だけが支配する。地獄を見る。地獄を体験する。
 ベトナム戦争時の米軍兵で世界は知ったかもしれないが、多くの体験者が正気を失い、自殺、薬漬け、植物のような精神に陥る。沖縄戦に参加した米兵の正気喪失がフィルムに出ていた。
 双方の庶民人民から正気を奪うこと。正気な被支配者が存在しないこと。庶民人民が仲間内で争いを続けている状態。エネルギーが為政者に向かわない状態。支配の真実に目が及ばない状態。その状態をつくるために、庶民人民が生涯のなかで一度以上は必ず戦争の地獄を経験するようにさせる。歪んだうらみつらみの気持ちは何代をも支配するものなので、仮に一世代のうちに経験をしないような時代があっても、先代の歪んだ精神が子孫に受け継がれているので、この構造は保たてる。そのような状態にすることこそが、為政者の政権を永遠に続けることに奉仕するのだ。それが戦争の真の目的である。
 これが、戦争についてヤツらが決して庶民人民に知ってほしくない「戦争の秘密」なのだ。
 このことに庶民人民が気付けば、現在暗黒安倍政権がおしすすめる戦争法案の本質が、手に取るようにわかる。

◆世論の動きを抹殺し、戦争法案の成立を誘導するマスコミの犯罪を暴け
 上記NHKとテレ朝の報道は、意識をしないでみていればただそれだけの事実だ。もちろん、戦争の悲惨さや繰り返してはならないという一般的なニュアンスは伝わる。だが、ここでテーマにしているような、戦争の本質を暴くようなことは絶対にしない。歴史の一面を切り取って示しただけ、というスタンスから出ることはない。
 悪魔のような庶民人民の生みだしたものにたかって生きているようなヤツらにが、マスコミを完全に押さえているからだ。
 戦争法案の国会論議の初日はおそらく国民はどう展開されるのか気にしていたであろう。だが、NHKは放送しない。25000人の戦争法案反対のデモが繰り広げられたことは報道しない。米国での小さなデモは報道する。自民党が街頭に出て宣伝カーで戦争法案のコクミン説得行動に次つぎと庶民が駆け付け「帰れ!」の声をあげられ、そぐすごと切り上げたが、そうしたことは報道しない。
 米国がサイバー軍なるものを組織し、世界中をスパイし、監視し、ターゲットにした場所ではウイルスを放ち混乱を作っている。ヤツらがネット網をつくり、支配しているのが現実だ。独自のネット網をもつロシアや中国についても、米国のサイバー軍が猛烈な攻撃をしかけている。つまり、ネット界ではヤツらこそがかき回しの根源である。
 だが、報道されるのは、中国や北朝鮮を卑怯者に仕立て上げるためのニュースばかりだ。安倍が戦争法案を通そうとしているときに、ニッポンで年金データの大量漏えい問題を起こして報じる。その攻撃をしかけているのを中国だとにおわす。
 ネット世界で中心的に戦っている米国のサイバー軍にサイバー攻撃にあっている、として国会で質問に政府は「友軍が攻撃にあっているので、日本は中国に攻撃できる」とする。安倍らは、マスコミとつるめば「攻撃される疑いがある…」というだけで、いつでも、だれにでも、攻撃できる根拠を持とうというのだ。連日戦争法案の誘導を報じている。日本のマスコミの信用度が世界で61番だという。当然であろう。犯罪的な安倍政権の本質を報道しないからだ。
 NHKには内部に米国ペンタゴンのチェック機関が居座っているという。まあ内閣府内部に安倍に常に指令する常設室があるというのだから、当然だろう。
 マスコミに期待はしないが、ジャーナリズムの本質を押さえておくことは大事だ。ジャーナリズムは基本的には「為政者が突いてもらっては困ることを報じる」のが任務なのだといっていい(「1984」のJ.オーエルの言でもある)。為政者へのおべんちゃらはまったく不要である。「為政者が突いてもらっては困ることを報じる」のだから、真のジャーナリストの志は崇高であり、命をかけたものである。それ以外のことは、人間にとって不要なものだ。報じる価値がないものだ。
 だが、そのようになっていない。それはやくざの世界でカネと欲によって完全に支配されているからだ。日本の場合はそのもとじめが電通であるといっていい。どの報道機関もすべて広告という形で主に企業のスポンサーからのカネの流れで「成り立っている」からだ。カネの流れの大本を電通が牛耳っているからだ。
 政府は無数の「認可」という手法で縛りつけている。認可とカネを握られた状態で、真実の報道などない。記者は真のジャーナリストを志し、記事を書いても、認可とカネの制約で報じられる構造からぬけることは不可能である。
 為政者から見ればたやすくわかることだが、マスコミを押さえることが、庶民人民支配でいかに大事かだ。庶民人民から真実を隠すことなのだ。庶民人民を3S(スポーツ、TV映画娯楽、性)と消費に夢中にさせておくという手法だ。庶民人民には目先のことを大事にしすぎるという性質があるために、これを利用すれば永遠支配ができるというものだ。
 オリンピックやサッカーのようにそこで競う選手のすぐれた志や技能を餌にして、醜悪なタカリをする。下卑たお笑いをさも崇高な芸であるかのように毎日グダグダと垂れ流して、人間を小馬鹿にする。大量のヤクと薬を社会に拡げて病気を深め、現代のアヘン戦争のごときに正気を失わせておく。
 マスコミの元締め電通の有名な「戦略十訓」というのがある。日本のバブル景気をこうして作ったのだという犯罪証拠品のようなものだ。

  1.もっと使わせろ/2.捨てさせろ/3.ムダ使いさせろ/
  4.季節を忘れさせろ/5.贈り物をさせろ/
  6.抱き合わせで使わせろ/7.キッカケを投じろ
  8.流行遅れにさせろ/9.気やすく買わせろ/
  10.混乱をつくりだせ

 「消費は美徳なり」とうスローガンもヤツらがあおりで使ったものだ。
 こうしたことをヤツらが常時考え実行しているのだ。人間的な生き方に対する真っ向からの挑戦であり、許されないものであることが分かる。
 新聞やテレビが、ジャーナリズムの精神を取り戻すことはないだろうが、カネと規制をものともせずに、庶民人民に依拠して真実を報道しようというのであれば、生きる道ある。ヤツらではなく庶民人民がそれを求めているからだ。「マスコミも利潤追求の企業」であることが当然だというような、ヤツらが敷いた悪魔の常識を捨てることが第一歩だ。
 マスコミは、被支配者をマインドコントロールすることで機能しているのだ。ヤツらは庶民人民を騙しで手なずけ「戦争は平和のため」といえば、多数が従うようにさせているのだ。何故にたやすく安倍のでたらめになびくのか、それはマスコミの果たしている犯罪誘導が大きな力になっていることを知ることだ。

◆作家森村誠一(東京都82歳)「最高責任者こそが明白な危険」
 【開いた口が塞がらないとは、このことでしょう。3人の憲法学者が衆院憲法審査会に呼ばれて、安全保障関連法案を「違憲」としたのに対し、政府は「行政府による憲法解釈として裁量の範囲内」と反論しました。学者は黙れと言わんばかりです。
 ところが、中谷元・防衛相は2年前、雑誌の対談で「(憲法の)解釈のテクニックでだましたくない」と述べています。
 そもそも不戦憲法は米国製ではなく、人間怪を否定する戦争にうんざりした日本国民の総意によって生まれたものです。戦争は、敵に殺される前に国家によって国民の人生が破壊されるものです。
 安倍政権は、戦争可能な国家に改造しようとしていますが、相手国と話し合うのが順序です。
 憲法の解釈を閣議で決定するのは、同族会社の会議のようなもの。百家争鳴になっても、一番偉い社長や会長の鶴の一声で決議されてしまうのと同じです。
 現在、国の存立と国民の権利にかかわる明白な危険とは何か。それは一番偉い最高責任者であると言っても過言ではありません。】

 上記はまじめな知識人の新聞に掲載された投稿だ。
 日本にとっての危険は安倍が言う北朝鮮や中国などではなく、安倍こそが危険そのものなのだということだ。
 安倍は「憲法学者に日本は守れない」とまでいう。憲法学者たちは「自分のいうことに都合いいときは専門家とはやしたて、都合が悪いと勝手に建保まで無視する」と怒り心頭だ。
 憲法学者だけではなく、日本のほとんどの庶民人民は「戦争準備を平和ということばの数だけでごまかそうとする」安倍に、すでに気付いてきている。自民党でも、まだ政治の本質をわかっていない若い議員連中、それに過去には中枢で己が直接政治犯罪を主導したが今は「力を失った」とされる長老たちまでもが、安倍は「ひとらーのようなかつてない独裁者」とまでいって反対にまわっている。
 沖縄の辺野古基地建設反対をめぐって沖縄の多くがたたかっているが、それに呼応するように国会周辺にもデモをしかけ、規模が大きくなってきている。学生も声をあげている。
 国会での論議は安倍ら犯罪者が野党の質問について、テープレコーダーのようにかみ合わない答弁をして、もやは多数による強行採決までの時間稼ぎに入っている。
 国会外での論議が少しずつだが、庶民人民のなかで広がっている。大変いいことといえる。
 「戦争が終わってからもう70年も経つのだから、日本に米国が命令するのは、そろそろ終わってもいいのにね。いつまでへいこらしなきゃいけないんだろうね」という話が周りで出た。
 だが、そのような甘い見方は、実現することはぜったいにない。地球を支配しているヤツらには、一元支配が完了するまで続けるのである。庶民人民の課題は、この悪魔の支配計画をたくらむヤツらの存在を消すことなのだ。息の根をとめないかぎり、終わるどころか、命令はエスカレートしていく。

◆安倍にとどめをさすには、庶民人民の内部に打ち込まれたマインド・コントロールから解き放たれることが大きなステップ
 庶民人民は宗主国の際限ない悪魔の要求に翻弄されている。売国的な手先としてのカイライ安倍らを通じて、いじめられ、収奪されている。日本経済は破壊され、そのうえ落ちぶれた米国の先兵となって、いっきに加害国になる。
 そうした動きに「反対」ではあっても、その勢力に自己満足は多少あっても、むなしい閉塞感と自らの未来への指針の貧弱さに覆われている。テキの圧倒的な支配網と根深く打ち込まれた言霊(マインド・コントロール)にあえいでいる。
 安倍らは見かけの多数を演出している。ヤジを飛ばす余裕さえある。逆に追及側には自らの展望で打ち立てるべき未来が構築できないので、暗黒安倍を追い詰めるのにいつも決定打が打てず、腰砕けになる。
 その原因と理由こそ、きっぱりと「民主主義の現像」から抜け出せないこと。きっぱりと「戦争がひとにぎりの地球支配者の悪魔の支配政策」だと認めたくないこと。きっぱりと「国家、民族が被支配者を支配の枠にしばりつけておく監獄の扉」だと認識できないこと、にある。
 庶民人民が何世紀にもおよんで、祖先から、周囲から、お上から教え込まれてきた言霊だから、ここからの解放と脱出は容易ではない。だが、ここに気づかない限り、被支配者と為政者の関係は不変である。ヤツらの支配は続く。
 「主敵の犯罪を追撃していく5つのポイント」として、
  ①ひとを不愉快にさせたり、迷惑をかけないこと。
  ②カネの盲者、欲の盲者にならないこと。
  ③子孫に負荷をかけない、未来にツケをまわさないこと。
  ④戦争の禍根を解き放つこと、他国へのよけいなお節介をしないこと。
  ⑤人間の尊厳をもって生活できるようにすることへの貢献。
を何度も提起しているが、人間として当たり前のこのことが徹底できない原因もここにある。
 つまり、一般論として「それぞれ間違いない」といい、いくつかは「自分の信念として実行している」といっても、5つ全部の徹底ができない「偽善」に陥る。もちろん、ひとつでも実行するのは偉大なことなのだが、テキが放った言霊はその不徹底「偽善」がはびこるようにしていることだ。
 偽善は庶民人民のいざかいの元だからだ。
 資本主義のこの世界、不労所得の犯罪を犯しているものを除けば、何らかの労働でしか生活の糧をえられないが、結局企業としての活動の一員になること以外にない。企業の利益追求という資本主義のさだめから抜けられない。競合に勝つために、相手をおとしめ、だまし、上をいくのを追求せざるをえない。
 生きる最小限の収入しか得られない環境のもとでは、一千円でも安いものを生活のために得ることを追求する必要がある。どうしても健康には害があるかもしれないが、微小のものと自分をだましてでも、安い物があればそちらに目がいくことになる。
 どれも庶民人民の生活防衛としてはやむを得ないとして自分を納得させる。家庭の良き夫と良き妻が、これが生きる知恵だとして子供に教える。人間味あふれる夫や妻が、いったん自宅のドアをあけて外に出、直場のドアを開けて入ると、自分を殺し、ヤツらの手先に豹変する。誰も豹変したとの自覚はないままである。
 当然のごとく上司はブラックを考え、部下や客にパワハラをおこない、理不尽を強要する。
 当然のごとく「一円でも安いのを得て、一円でも高く売る」ことを考えさせられる。労賃が一円でも安い非正規雇用を使い、一円でも安くできる海外進出を当然とする。一個でも多く売れる場所を探す。一円でも多く利益が出る方法を考えさせられる。公的助成金というのにたかる。政府のひもになろうが、そこから特需が生まれるならそこに群がる。IT産業ではかつては消費税制度の導入時、今はマイナンバー制の導入時に、個人的には賛成しかねても、企業としてはその特需に飛びつく。
 つまり詐欺そのものなのだが、大多数がそうしているレベルまでのものは社会公然の「事業」として通る。だれもがそこに噛まされる。
 軍事工場では仕事として武器を製造し、原発労働者は放射能被ばくまでして生活の糧をえる。米軍基地があるとろこでは基地に仕事を見出す。軍隊にはいるのも、諜報員に就職するのも、生活のための単なる就職先に過ぎない。地球の裏側から、ゲームをするように、ドローンを中東にとばし、無人機から庶民を的にして引き金を引く。何の良心の呵責も感じない「仕事」だ。
 資本主義の社会は生活のこまごましたところまで悪魔の強制が支配する。冷静に考えたなら人間としてやっちゃいけないことを、わりきった「仕事」としてその役割を果たし「成果」をあげて、暖かい自宅にかえればよきパパ、よきママになれるのだ。
 ヤツらの犯罪に手を貸し、ヤツらの手先として行動していることが、当然のことなのだ。
 現在の社会の、この現状にたいし、ほんのわずかでも時間をさいて、かえりみて欲しい。良き夫として、良き妻として、親として、人間として、偽善にふたをしていないかと。
 庶民人民が直感的に感じている閉塞感と不安の原因は、一握りの地球支配者の悪魔のささやきにある。これに気づくことと、目の前で公然と安倍が行う戦争法案の暴挙阻止は同じことなのである。

※安倍が用意する非常事態:【緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない】