記・国民B(2015.3.13)
■「戦争」「原発」は地球乗っ取り犯が永遠に支配を続けるための究極の手法。これに気づくことが戦争と原発の終焉の道を開く

 一般的な庶民人民の戦争に対する危惧は広がっている。たとえば、文化人であるなかにし礼は、いまガンの再発で闘病しているが、昨年7月に集団的自衛権行使容認の閣議決定されたこと受け「平和の申し子たちへ!」という詩を書き、ライブで披露した。つぎがそれだ。
 二〇一四年七月一日火曜日 集団的自衛権が閣議決定された
 この日 日本の誇るべき たった一つの宝物 平和憲法は粉砕された
 つまり君たち若者もまた 圧殺されたのである
 こんな憲法違反にたいして 最高裁はなんの文句も言わない
 かくして君たちの日本は その長い歴史の中の どんな時代よりも
  禍々【まがまが】しい 暗黒時代へともどっていく
 そしてまたあの 醜悪と愚劣 残酷と恐怖の 戦争が始まるだろう
 この良心的な文化人が書いた詩の思いはせつなく、それなりに共感を生む。多くの人びとが同じ思いをしている。だがこの思いをはばむの、この思いを嘆きだけにとどめるものがある。それが問題なのだ。その問題は人民庶民の意識の変革でしか乗り越えられない。一歩すすめなければ、ほんとの解決には到達しない。
 戦争ということについての意識と認識をどのようにとらえるべきなのか。
 何が犯罪行為だというのか。もちろん毎日のごとく報道されれる「殺人事件」「詐欺事件」などは犯罪だ。だが、指摘したいのは為政者がおこなう「殺人」や「詐欺」などについて、特に大規模な殺人や詐欺につては、庶民人民は目に写らないようだ。
 第二次世界大戦時は、ヒトラーが日本やイタリアのファシストと組んで戦争を広げ他国の人民庶民を大量に殺害し抑圧をした。この犯罪的な行為は当時の人民庶民の中では「やむなし」のように受け入れられ、支持でもされたかのようだった。チャップリンは「独裁狂時代」という映画を作って世に訴えた。「コソ泥や町の人殺しは徹底的にたたかれるが、大量の殺人をするのが英雄視される」のを暴こうとした。
 戦争犯罪を見抜き、反対した人は当時でも多くいた。だが歴史はそうした人びとが徹底的に弾圧されて、戦争は遂行された。
 なぜに戦争の勃発を押しとどめられないのか。庶民人民は常に為政者にだまされつづけるのか。
 この3月は70年前に東京大空襲があった月だ。また4年前に311の大災害を受けた月だ。新聞やテレビでは戦争の悲惨さを「忘れてはならない」ということが必ず報じられる。ドラマやドキュメンタリーも報じられる。どれをみても「戦争は許されない」「戦争は破壊ばかりでいいことは何もない」「なぜに繰り返されるのか」という声で埋められる。
 それにもかかわらず、時の為政者は庶民人民をだまして、いつのまにか「やむなし」意識を充満させ戦争に突入していくことを歴史は語っている。
 これからも、そしていま安倍暗黒政権が推し進める戦争政策に皆まきこまれていくのであろうか。このことについて明確にしてみたい。

◆安倍は呼吸するように極悪犯罪行為をしている~毎日、目の前で堂々と行われている犯罪を暴くこと
 まず目の前の、すなわち現在進行形の安倍の犯罪とは、つぎのことだ。
 第一に、憲法に違反し、日本を急速に戦争国家、自衛隊の外国常時駐留、武器輸出に移行していっている。
 第二に、日本を破産国家に、預金封鎖、超インフレの破滅に落とし込もうとしている。
 第三に、原発再開に狂奔し日本を世界の核のゴミ置き場にしようとしている。
 これらは、ここであらためて言わずとも多くの人がすでに指摘し、危惧が表明されている。安倍の日々発するヘイトスピーチは見苦しさを一層強めている。予定されている「70年談話」なるものは、ニホンの恥さらしであり、世界とアジアへの公然たる「宣戦布告」、挑発以外のなにものでもない。
 安倍暗黒政権の「閣議決定」を憲法の上に置くという解釈と手法の強行が、法治なるものの完全否定であり、現代世界の建前である立憲国家を否定する歴史的な暴挙という犯罪である。
 自衛隊がさまざまな理由をつけて外国に進出して既成事実を重ね、ついに安倍政権下で中東への常駐まで実現した。海外(外国)に軍が行くこと、まして常駐することを「侵略」という。この概念は普遍的なもの。安倍は侵略者として、公然と敵国から正式に「敵」とみられ武力で攻められる「権利」を得たのだ。
 日本が現憲法下で比較的あんとんとしてきたことに、安倍は終止符を打ったのである。戦争犯罪者になったのだ。
 「平和維持」「人道復興支援」「後方支援」「停戦監視」「治安維持」「武器はだめだが弾薬は友軍に出せる」といってだます。侵略と殺りく行為の殺害のその場にいなければ犯罪人ではないというごまかしだ。ひとつの行為をばらばらにして見せてだましていくのだ。
 日本の国家財政の借金がすでに1000兆円を超えたということ、1秒間に100万円ずつ今も増加していっているのだということは承知のことだろう。財政危機にあるという。だが、そのようなことは「どこ吹く風」と、安倍は国内でのGDPをマイナスにし、およそ20か月実質賃金を低下させ、海外へのバラまきを強めている。
 安倍が就任以来新聞等で報じられたばらまきのリストを、まとめて見られるようにしたすぐれた記事がある(※)。
 わずかの間に、十数兆円に及ぶのだ。数日前にもヨルダンに20億円出した。これは日本の財産の「合法」にみせかけた財産強奪罪、売国罪そのものといえる。とうに身の程をわきまえない犯罪者である。
 来年の1月には「マイ・ナンバー制」が実現する。ここにはコクミン個人の銀行口座まで記録される。そればかりか、納税とからめて強制的に封鎖したり引き下ろしをするという。まさに暗黒政権のやることである。
 預金封鎖と連動している。すでにATMでの引き下ろし額に上限を設けて「訓練」を積んでいるが、国家財政破綻のタイミングで一気に財産がねこそぎ没収される。
 たびたび報道されているように米国国家財政もデフォルトの直前だ。日本は米国から「抱きつき心中」をさせられるのだ。安倍はそれに向けてちゃくちゃくと「ガラガラポン」の戦争経済への移行をすすめている。
 現在「株価向上」「好景気化」「賃金上昇の条件が整いつつある」等々の作為的な報道が流れるが、これらはアベノミクス同様、すべて欺瞞だ。ヤツらの投機的なギャンブル市場で一時的、局部的にでてきている数字など、実質経済の落ち込みであえいでいる庶民人民には、何のプラスでもない。実質とかけはなれば、仮想での「株価向上」が、その格差が大きくなればなるほど、その分だけ大きな破滅の反動がくる。それが今にでも、明日にでもきそうな不安を拡大しているだけだ。
 安倍政権のこうした実態と真逆の横暴がコクミンに当然だが理解浸透しない。そのために、政府広報費を83億円に増加させたという。NHKをはじめマスコミを買収、直の宣伝を増やすというのだ。すでに安倍暗黒政権の「大本営発表」システムが起動しているのだ。安倍政権支持率しかり、景気回復がらみのニュースしかり、マスコミを動員した一方的な作文による「ニュース」で、戦争への誘導を実行している。
 311復興はどうだろうか。安倍がいう「最優先」の実態は、みればみるほど何も進んでいないことがわかる。復興予算で宗主国から軍用機を倍の価格で買うとか、辺野古基地を「負担軽減のため」といって膨大な予算を使って工事を進めるとか、原発事故での「除染=ただの移動と集約」がいっこうに進まずめどもたたないというのだ実態だ。
 首都圏で、除染基準となる0.23マイクロシーベルト以上の場所として、東京ドーム(1.34)、成田空港(0.45)、東京ディズニーランド(0.42)、羽田空港(0.36)、上野恩賜公園(0.35)、浅草寺(0.35)、恵比寿ガーデンプレイス(0.35)、フジテレビ(0.34)、JR渋谷駅(0.31)、月島高層ビル群(0.30)、池袋サンシャインシティ(0.27)、JR東京駅(0.24)、東京電力本店(0.24)、葛西臨海公園(0.23)が週刊誌で指摘された。福島どころか、関東の人が多く集まる所でこれだ。放置されていて、警告すら出さずにいるのだ。やるべきことすらコクミンにはやらないという安倍の体質がわかる。

◆何が犯罪なのかについての判断基準を持つこと
 上記は、わずかここ数週間の間に指摘できる安倍暗黒政権の犯罪のほんの一部だ。
 何を犯罪かというときに「法で決められている」などとはあまり思わない方がいい。学校で教えることが人間の本来の基礎知識ではない。義務教育などは庶民人民の基礎的な学力を上げはしたが、同時に「戦争でたたかえる基礎」と「近代的な労働現場働ける基礎」を教えるためにもともとできたものだ。
 尊厳ある人間として生きていく上で大事な判断基準の基礎を教えているわけではないし、法そのものは為政者が支配を続けるためにという目的で作られているもので、庶民人民の味方ではない。現に為政者は自分らで作った法で「合法」を背後にして犯罪を行っているのだ。
 安倍がその法の柱である憲法に違反した「閣議決定」をして、さまざまな犯罪をしても、その行為が為政者であるヤツらには無効であるのがその証拠だ。
 だが、庶民人民はそれを認めたり、許してはならないし、尊厳ある人間の本来の生存原理にもとづいて、安倍らの犯罪を指摘し断罪し極刑にかけなければならない。
 庶民人民も含めてあらためて犯罪とは何かを明確にしなければならないが、それは極めて簡単なことである。ヤツらが悪政をつくすために連日膨大に作り上げ続ける「法」も、人民庶民の原則からみて、ほとんどが無効、無駄、人民生活活動に有害なものであることがはっきりする。
  ①ひとを不愉快にさせたり、迷惑をかけないこと。
  ②カネの盲者、欲の盲者にならないこと。
  ③子孫に負荷をかけない、未来にツケをまわさないこと。
  ④戦争の禍根を解き放つこと、他国へのよけいなお節介をしないこと。
  ⑤人間の尊厳をもって生活できるようにすることへの貢献。

●第一の不愉快と迷惑について
 安倍が福島原発の事故について「アンダー・コントロール」などと真逆の嘘をつく。嘘は泥棒の始まりという。嘘は人をだます行為だ。現場にいるものは瞬時に嘘を見抜く。安倍の嘘は不愉快だ。
 このように、他人を嘘で不愉快にさせるということが、犯罪の原点なのだ。これを単に「無邪気」「冗談」「ウイット」「コミュニケーションの潤滑油」と軽視したり見過ごしてはならない。ほんとに冗談なら「ごめんなさい」と謝る必要がある。事実を見過ごしていたなら、正せばいいのだ。ウイットをいうなら自分の行動は正しいことをしていなければならないのだ。
 不愉快にしたり迷惑をかけたりするということは、巨大な犯罪の芽である。不愉快にさせない、迷惑をかけないようにすることは、家庭内、大人こども、上司部下、社会近所等々、人間間のどこにおいても、もっとも重要なことだ。尊厳ある人間のこころ、気持ちの柱だ。これがモラルの根底に存在する。社会的なモラルの崩壊の度合いは即政治の悪性度の度合いだ。
●第二のカネと欲の盲者について
 カネも欲も人間生活の一部として必要なものだ。問題はそのとりこになることである。それを「追求」する、「実現」するために、第一の原則に背く側面がでてきたら、すでに犯罪の領域だということ。
 他人をだましてでも、他人を犠牲にしてまででも、他人を陥れてでも、カネが欲しいということが、ほとんどの社会的な事件の背景にある。それが動機で現行法での犯罪まで犯してしまう。
 裕福の格差がどんどん拡大していっている。資本主義下では行為も結果も「合法」にされているが、これが犯罪なのだ。一円でも安く原料を得て一円でも安く労働力を使い、一円でも高く売る。そのために他国や労働者や消費者に多大な犠牲を押しつけるのを、考え方の基準とした社会だ。
 これが過程も結果も犯罪なのだ。億万長者を目指したり、うらやましがったりするが、それが間違いなのだ。そのための行動に走ることが犯罪行為なのだ。一部の億万長者が得たカネは、本来的に労働者のものであり、消費者のものなのだ。それを「合法的」に強奪しているにすぎないのだ。とんでもない迷惑行為なのだ。
 格差などと普通のニュアンスで表現するのが最近のはやりだが、それは差別ということ、不平等ということであり、一方が一方のものを余分に搾取したり強奪した結果だ。
●第三の未来と子孫へのツケについて
 先に記した話題でいえば、安倍のバラマキと国家借金と原発政策がそうである。
 これから何百年の計画で返済をしても返せない額を作る。いままだ生まれていないニホン・コクミンに負荷を強いる行為だ。原発にいたっては「夢のエネルギー」などと称して半減期が未来何十万年とかかるような核のゴミを出し続けるのだ。
 福島でもそうだが、毎日膨大に排出する核の汚染ゴミの置き場で土地がどんどん埋まって行くのだ。地中に海にと汚染水はどんどん垂れ流されていくのだ。
 子孫に対しても母なる地球に対しても許されない負荷をかけている。これは子孫をおとしめているだけではない。おのれを計り知れない悪事に引きずり込んでいるのだ。
 「未来の子孫の幸せために」「地球の環境を保護しよう」などということばを同じ人間が発したとしたら、これこそ欺瞞であることに気付くべきだ。
 何十万年も人類に危険を及ぼすものを、わざわざ作り続けるという愚かに気付かなければ未来はない。
●第四の余計なおせっかいと戦争について
 外国に軍を進める、置くことは、いかなる理由であっても、それは侵略である。
 戦争しない、平和を守る。戦争に向かうことから、戦争を準備することから「引いて行く」方向性を常に堅持しなければならない。これを現在の線から少しでも前に進むものはすべてが、悪であり、犯罪だ。
 安倍の現在進めている政策が許されない根拠はここにある。米軍に駐留してもらうのも、基地を増設負担するのも、手先になって出ていくのも、燃料や砲弾を提供するのも、すべて犯罪だ。
 外国に駐留する日本人の生命と安全を守るために必要とか、テロにあって抑留されているのを救出するためとか、どのような理由でもだめだ。
 「外国から攻めてこられる前に準備だけはしておかねばならない」というのもついだまされそうなセリフだがだめだ。このことが無用な挑発になって戦争は起こされるのだ。「遅れている国の教育、医療、施設、インフラ支援をするのは大事なコト、義務なのではないか」とよく言われる。だが、これが余計なお節介というものだ。親密な信頼関係がある庶民人民同士の助け合いや相互交流は必要に応じて、身の程とリスクをわきまえた範囲ですることは必要だ。しかし安倍などのいかさま政権下で紛争の種を無数にばらまくような、そして先進国ヅラした「援助」行為は犯罪のはしりだ。
 庶民人民は戦争は絶対にしない。望まないし「お国=為政者」のための戦争に協力もしない。戦争の禍根を断ち切るためにこそ力を傾ける。庶民人民は韓国も中国も、どこも協力しあってよくなろうとは思っても戦争など絶対にしないのだ、という強い信念を持たなければならない。
 為政者にまるめこまれて、その手先になり、戦争賛美をしたりするようなヤカラがぞろぞろいるが、それがいかに愚かな時代逆行の犯罪であるかを知ることだ。
 庶民人民の対立をあおり、民族の対立をあおり、戦争にだましてかきたてているのは為政者であることを、あらためて明確にする。
●第五の人間としての尊厳を持って生きることについて
 庶民人民は自分が見渡せ、責任が持て、触れあえる範囲の世界で、信頼をし合い、一人一人が持つ能力を互いに結び付け、協力して、助け合いながら生きていく。
 己の能力をわきまえて行動する。身の程知らずが恥ずかしいことで、それが迷惑と犯罪の動機となることを知って行動する。
 人民庶民が必要なことを実現することに智恵と能力を発揮する。
 人民庶民が幸せに生活を営むために、力を合わせる。
 衣食住という基本的なことからくるニーズ、労働、文化や娯楽などを豊かにするためのニーズと、人からもとめられる課題は無限につづく。そこに創造の智恵とエネルギーをそそいでいくことである。
 「見返りを求めない 人民への限りない献身」ということばは筋金入りの共産党書記長だった徳田球一がいったものだ。徳田は素朴でまっとうに庶民人民の幸せを追求しようとしたために、共産党の歴史からも消された。まさに世のため人のために、庶民人民の幸せのために、努力してモノをつくり、サービスをほどこす。そこにエネルギーを注いでいけるような社会をめざす。秘密など不要な社会。
 善悪と犯罪の基準は厳密にはいろいろとあるだろうが、まずこの五点をわきまえさえすればいい。安倍の極悪犯罪だけでなく、身の回りのことでも、たちどころに判断できるはずである。

◆誰もが望まない戦争がなぜ廃絶できないのか
 庶民や人民がまったく望まない「戦争」が「なぜ起こされのか」「なぜなくならないのか」「廃絶できないのか」ということは、庶民と人民の中で何千年と話題になってきた。今も世界中で続いている。
 これについては、カネもうけの産物だとか、人間の愚かさだとか、欲の末だとか、避けられない業だとか、戦争が文明を発展させてきたのだから必要悪だとか、未熟なためだとか、偶然起きてしまうのだとか、論議が尽きていない。
 だが、結論ははっきりしている。さまざまな目くらましの論議にだまされてはならない。結論は、地球を支配する為政者が、地球支配、すなわち被支配者である奴隷(庶民と人民)に、奴隷であることを気付かせないための単なる手法なのだ。
 地球を支配するひとにぎりの連中の最大の秘密がこれだといってよい。ヤツらは秘密が大好きだ。衣食住、生命・科学・医療・歴史・宇宙・軍事のすべての上位の情報を独占し、世間には秘密にしている。ヤツらが庶民人民に気づいてほしくない「永久支配の手法の秘密」もそうだ(※)。
 この秘密を明らかにし、庶民人民の多くが気付けば一握りの支配者はたちどころに排除されてしまう。ヤツらの支配の終焉を迎える。その意味で最大の秘密なのだ。
 目の前の支配の実態を素直に「見る」ならば、明らかな奴隷支配なのだが、それをフィルターのかかった歪んだ目でしか見えないようにしているのだ。
 奴隷がさも社会の主人であるような錯覚、悪政と圧政はちょっとした民主主義の不具合かささいなこと、と認識するようなフィルターだ。マインド・コントロールともいう。決して「決定的に大事なこと」という判断をしないようにしている。
 そのために、戦争が最大の手法であることをヤツらは知り、それを実行しているのである。
 戦争をすることが、なぜ目くらまし政策なのか。
 戦争は庶民と人民を戦争にまきこみ、参加させ、他民族や他国の庶民人民と闘わせる。死闘を繰り広げさせる。もちろん、為政者は戦争へはいかない。すべての犠牲者は常に庶民と人民だ。
 戦争ではキレイ事は何もない。卑劣、悪質、裏切り、汚い、卑怯、だしぬけ、がすべて戦争にあてはまる。「戦闘員と一般人」「戦闘地域と非戦闘地域」は無意味だ。「人道」だとか「人間の尊厳」だとかを、意識的に徹底的に容赦なく無視する。「勝てば官軍」が唯一のルールである。これは庶民と人民に限界を超えた苦渋を味あわせる。ヤツらの目的がそれだからだ。
 勝っても地獄、負けても地獄。徹底的なモノと精神の破壊を生み出す。他民族と他国の人民庶民を「敵」とみなし、末代までひきずる「うらみつらみ」「トラウマ」を湧きおこさせるのが戦争だ。
 この庶民・人民同士の対立と憎しみの創出が戦争の目的で、このこころの非正常な歪みが、モノをまっとうに見えなくする。戦争は「ストレスを与えるとモノが歪んで見てしまう」という単純な人間の生理原理を利用したヤツらの卑劣で極悪最大の政策なのである。
 戦争は人間の感覚の破壊をする。極限までの悲惨を強要する。「非情な事態」というなのもと、最小限の自由や権利さえも取り上げられ、理不尽で一方的な上からの命令が支配する。大本営発表による一方的な誘導のもとに置かれる。
 この流れに置かれたときに、人間の脳内にはそれから逃れよう、忘れようとする意識がおこる。文化やスポーツ(娯楽と快感、3S)など夢中になれるものに寄っていく。セロトリンなど多くの脳内物質が生成され、理不尽な「圧政」に対する意識が薄れる。
 肉体もマインドも「苦痛-平常-快感」のバランスで正常を保つ。これが崩れたときに、考え方が偏ってしまうのだ。近年の異常な「感激を得ようとする」「オワライに夢中になる」「ゲーム依存症」「ヤクから離れられない」症状の増加の背景は、庶民人民の平常心の喪失を意図して作られたヤツらの政策なのだ。
 「何か熱中して夢中になれるものがあればいいじゃないか」ということは正しいのだが、現代のそれは政治からの離反、理不尽からの逃避になっている点で度を超しているのだ。
 だから、ヤツらは世界中で常に戦争をしているのだ。それに庶民人民をまきこみ、恐怖に震えあがらせているのだ。庶民人民の一生はただだか数十年だ。この間に少なくとも一回以上の戦争にまきこむのだ。一回の経験で効果は長く続くので、ヤツらは定期的に戦争へ持っていく。
 繰り返すが、庶民人民同士のいざかいや、民族や国家の対立などは庶民人民だれも望んでいない。地球を民族や宗教や国家というくくりで分断支配している、地球支配(乗っ取っている寄生虫)者の明確な意図を持った政策だ。
 安倍暗黒政権が、現在急速な戦争政策を推し進めているのは、これでその目的がはっきり見えてくるだろう。
 歴史をみれば、もうそろそろヤツらの支配はおしまいにしなければならない。すでに何千年もヤツらの奴隷政策は続いてきたのだ。庶民人民の意識がこのヤツらのやり口を見抜き、周囲に話し、ヤツらを拒否するだけで、終止符が打たれるのだ。寄生虫は宿主たる人民庶民が気付き、拒否したら生きてゆけない。それと同じだ。

◆戦争する双方を地球乗っ取り犯がけしかけて戦わせている
 民族、国家、宗教で対立して闘っているように見える。互いの敵国同士が対立しているように見える。何かの利害を争っているように見える。だが、それはそのように「見せられている」だけだ。
 民族、国家、宗教などは地球支配者の意図的な分断政策にすぎない。双方をヤツらが支配しているのだ。けしかけ、戦争で消耗させ、スクラップ&ビルド(マッチ・ポンプ)を演じさせているのだ。目的は被支配者たる双方の庶民人民に強力なストレスを与えることなのである。
 例えばヒトラーを登場させ一方に連合軍を「正義の味方」のように浮き彫りにさせて戦わす。帝国主義時代(土地の分捕り合戦)を経て地球上の「国境」がほぼ完成すると、次は「テロとの戦い」と目先を変える。米国が資金と武器を提供して訓練をほどこしたアルカイダを作り、911を自演する。そして中東の混乱をアルカイダのせいにして、米軍を中心とした国連軍などが「テロ掃討」と称して破壊しまくる。
 そして昨年からは米・イスラエル・サウジアラビアで資金と武器をあたえて訓練した「イスラム国」を中東で暴れさせる。米軍を先頭にした有志連合が「凶暴なテロリスト退治」と叫んで荒らしまわる。
 ヒトラーの資金はヤツら一味の一角のブッシュ一族がだしていたことが当時から知られている。ビンラディンはそのブッシュ一族と共同ビジネスをしている。イスラム国の首謀者といわれるものが最近ケガをしイスラエルの病院(もっとも互いに敵視てしいておかしくないはずの)で治療を受けている。
 このように、敵双方に指示をあたえて民衆を痛めつけているのはひとつなのだ。
 戦後70年などということから、1945年に日本本土に無差別の空襲をしたときに、爆撃機に備え付けられていた「ガン・カメラ」によって撮影されたカラー映像が先日TBSから流された。米公文書館で解禁になったものだ。これを見るとまさに、非軍事、非戦闘員、つまり日本の庶民人民に対する無差別の凶暴なジェノサイドであったことがわかる(ガン・カメラは犯罪の記録以外に、パイロットが命令に従って実際に犯罪行為をしているかを監視するためでもあったという)。銃口から乱射される弾丸がカラーで街に襲いかかる。実写だけに映画と違う迫力があ視聴者を恐怖におとしいれる。
 広島と長崎では原爆・水爆の投下をやり、一般人を虫けらとして大量殺害した。東京大空襲では10万人が惨殺された。木造の家屋を焼夷弾(ナパーム弾)で焼き、住民が外に飛び出してきたところを狙って銃撃する。日本全国数百か所で遣られた。米軍だけが無慈悲な行為をしたのではない。日本はアジア全土で三光作戦(奪い尽くし、破壊尽くし、焼き尽くす)や石井部隊による生きた人体を使った細菌実験という犯罪行為を展開した。ドイツはガス室を使った。英仏は同様な敵国の都市への無差別爆撃を行った。ベトナムでは枯葉剤をまき散らした。
 中東では劣化核爆弾、純粋水爆、小型レザー、あるいはプラズマ兵器とかを縦横に使い、瞬時に無数の兵士が蒸発させられている。さらに無人爆撃機やドローンによる米国内の基地からの遠隔操作での、日常的な殺害行為が行われているのだ。
 イラクやキューバや、マレーシア航空が失踪などといいつつ実は誘導されたといわれているディエゴガルシア島の米軍基地捕虜収容所では、米国の法の適用を逃れた非人間的な拷問が今も繰り返されいる。
 戦争がただの「勝った負けた」だけなら、手の込んだ一般人への襲撃や無差別の大量惨殺はいっさい不要なことだ。なにの、それをやるにはヤツらの秘密を守り抜く、つまり永遠支配という目的があるからなのだ。いまこそ、終止符を打たなければ、いくら庶民人民が嘆いてもそれは無慈悲に繰り返される。
 その同じ連中が「人権だ」「人道だ」ということを言う資格などまったくないのだ。まして極悪犯罪人の安倍等の口を通じて発せられるのは、不気味さ以外のなにものでもない。「人権だ」「人道だ」は一方的に犠牲を強いられた、世界中の庶民人民の言葉であることを忘れてはならない。

◆原発は戦争につぐ恐ろしい支配政策である
 ちなみに、戦争が人民の目をゆがめさせる最大の手段であるが、もひとつあげておかねばならないのは原発だ。原発を行うということは、地上に今ない人間に有害な放射性物質を作り出し、それが何万年も管理しなければならないという負荷を負う。放射性物質の無害化の技術はない。事故が起これば人間が住めない。放射能は目で見えないが確実に害を及ぼす。当然だが、原発をやりさえしなければ、いっさいの負荷と悲劇は起こらない。
 原発は電力を得るためというエネルギーの問題ではない。安倍は戦争になったときに中東から得ている石油に依存した火力発電に不安があり、そのときに原発でつくる安定電力が欲しいと単純に思っている。ここ数年原発に依存しなくても電力は十分にまかなわれていることは皆知っている。だが、原発を口では「電力」を言って偽りながら、原発の再稼働をとなえる連中がいる。彼らは、原発が戦争に次ぐ庶民人民に理不尽なストレスを与え続けることができる政策であることを知っているからなのだ。
 枯葉剤によるホルモンの異常が何代にもわたって子孫を困らせる。放射能に汚染させると同様に遺伝子の破損から何代にもわたって禍根を残す。
 エネルギー問題とも無縁な原発を続けることで、戦争と同じように、何万年という長期にわたって庶民人民に負荷をかけることで、地球支配を続けることなのだ。原発を即廃絶する方向に反対するということは、ただだまされているだけでなく、とてつもないヤツらの犯罪行為に手をかしているのだ。

※「安倍政権が外国にばらまいた金額(2013年5月~2015年2月)新・ほんとうがいちばんサイト」(http://mizu8882.blog.fc2.com/blog-entry-447.html?sp)である。
※911の真実の暴露をやって生命をかけた行動を継続しているベンジャミン・フルフォードの最近の快作が二つある。「闇の支配者に握り潰された世界を救う技術、同【現代編】(イースト・プレス刊)と「英米のA級戦犯【上】【下】(ヒカルランド刊)」である。
 前者は科学技術についての最先端技術と知識を地球支配者が、いかに一般に秘密にして独占しているかを丹念に調べて書いている。庶民人民が享受できる本来の科学技術が紹介されており、未来社会の夢と希望を見出せる。
 後者は地球支配者がジェノサイドを続けてきたが、それは戦争犯罪として断罪すべきだと指摘している。戦争を押しとどめるにはどうするかの真実をえぐりきっているわけではないが、地球支配者がどういった連中なのかについての取材追及は圧巻だ。