記・国民B(2014.6.27)
■世界人民目の前でアルゼンチンにたいするこの貪欲な振る舞いを許すのか
◆アルゼンチン大統領府の世界主要新聞への同時全面広告の本質をみよ
6月25日の朝日新聞にその広告は載った。翌日には国際欄にニュースとして小さく載せた。これを見た人はどう思ったのだろうか。
現在世界を、地球をわがもの顔で支配しているのは、まさに邪悪で強欲でブレーキを取り去った世界金融資本である。こいつらが、国家というかいわゆる世界
中の国々にたいして野放図な金貸しをしてどこも借金地獄に陥れ、アルゼンチンという国家を、全世界の目の前で潰そうとしているのである。
借金地獄に陥れておいて、返済できないのであれば、人間や法人でもそうだが、破産させて人間やその組織のあらゆる権利を奪う。もちろん自由とかはない。
すべての資産・財産は貸したヤツがすべて奪い去っていく。金融機関は、カネを貸して、返済を迫り、つぎつぎに動産、不動産を吸い上げていく。これは単純な
結論だ。
アルゼンチンが国家破産(デフォルトなどという)したのは初めてではないが、今回のはさらにひどい事態が起こっている。2001年のときに国家破産時に
は、貸している町キン、いや高利貸し、いやハゲタカ・ファンド、いや機関投資家、いや国際金融資本連中が、理不尽に貸し付けた元金や収奪しまくった金利
を、おのおのが下げたり値引いたりしようと多くが合意して、その後の処理で折り合いがついて、何とかアルゼンチンはしのいできた。
アルゼンチンのコクミンはたまったものではない。天文学的なインフレに見舞われたばかりか、途方もない経済冷却にあって、圧政は頂点に達した。庶民人民
のせいでもないのに、想像するだけでゾッとするような仕打ちにあったのだ。
このときに「正当に合意して貸したのに、なぜに元金を値引いたり、利子を下げたりすることに合意せにゃならんのだ」と主張する強欲のカタマリみたなヤツ
もいた。そして、実質タダ同然になった債権を、さらに強欲なヤツに売ったりした。すると、それをネタにして、力(脅迫)でねじ込んで借金を回収しようとす
るヤツが登場したのだ。どの規模の世界でも共通だ。
アルゼンチンに対しても、そうした類の債権の返済実行をせまる一部のヤカラがいる。これが米国に根拠を置く「ファンド」だ。すぐ支払え、いや払えないと
米国での裁判になったのだが、そこで「すぐ払え。他への返済は中断(ストップ)してでも払え」との判決になったのだ。アルゼンチンは、他への返済をする
な、にあ然とした。
借金地獄を招いた自分が悪いのか、国家をわが手にするためにガンガン貸し付けたヤツが悪いのか。金融資本という強欲な金貸しとバーチャル経済の膨張をと
どめもなく追及するギャンブラーが支配する世の中では、借りた方のすべての意見や主張は無力である。貸して儲けるヤツらには、合法という錦の御旗があり、
罪はないのだ。
米国の最高裁の判断は当然の判断で、そこに、借りたヤツにの主張に少しでも情状が示されることなどまったくの幻想である。行く末は、個人だろうが、国家
だろうが、貪欲なハゲタカにすべてを取り上げられて、その奴隷になるだけである。アルゼンチンの人民はいままでにない厳しい事態に突入していくだけであ
る。
広告での主張のように大統領も、ニュースでは労働組合なども「ハゲタカには1セントも払わない。屈しない。闘う」と主張している。「ハゲタカの理不尽な
横暴が許されていいのか」「裁判所は2001年の初期に沿った方向で結論を再検討しろ」と読者に訴えている。
国民Bが強く危惧する問題が具体的に目の前に提起されている。ヤツらに「理不尽の認識」「温情」などはあるのか、カケラでもヤツらには「人間優先」など
できるのか、という問題である。別に表現するなら「話せばわかる」ようなヤツらなのか、ということである。強欲な連中が米国を支配し、裁判所を支配してい
る。裁判所が守るのはご主人であって、アルゼンチンではないのだ。
また、人民サイドにヤツらの国家権力とはべつに並行した権力機関をもたずに、この根本的な人民の生死にかかわるような事態の解決はできるのか、少なくと
もヤツらの借金地獄のしばりから脱出できる道が開けるのか、という問題である。ヤツらが「話せばわかる」性質の類かどうかが、判明する。
月末が返還にの期限だという。仮に国際決済準備金などの運用ややりくりして今回払ったとしても、その後すくに来る次の多額の返還には、何をどうしても対
応できないという、せっぱ詰まった崖っぷちにいる。歴史の成り行きを見守るしかない。
アルゼンチンのこの経済危機は重大な政治危機でもある。国家に大量のカネを流出させているのはその国の中央銀行であり、カネを貸しているのはこうした強
面のファンドだけではない。ヤツらの表の顔をもつ世界銀行、IMFなどがいる。今回の動きではあまり見えないが、表も裏も本体はひとつだから、どうにもな
らない。町キンが、いまや大手の銀行の系列傘下にしっかり入ってしまっているが、同じような関係にある。強欲まるだしのファンドはアルゼンチンの国家政治
に直接介入しないが、返済できない破産のアルゼンチンに最後にカネを貸し(その金は強欲ファンドに返済される)、代わりに国の政治、経済に全面的に口出し
制限し公然と支配をするのが、IMFなどだ。
国家どいうものが、国際金融機関にとって単に強奪の対象でしかなく、国家なるものが現代はその主権など紙切れにも値しない幻想でしかないことを、この事
件は証明している。
911を境に世界を支配するヤツらは、ヤツらの陰謀の実行の時代に変化したために、こうも連日あからさまな人民圧政が続くのだ。
◆安倍暗黒内閣の戦争に向けた暴挙と公明党の反人民の本性
ついに、というか、やはり、というか、公明党(創価学会)は、脱法ハーブというか合法麻薬を吸引して暴走しまくる殺人鬼と、まるでそっくりに暴走する安
倍のいう集団的自衛権に賛成した。
庶民人民の声をまったくきかず、国会議員にもはかることなく、身近な閣議の決定だけで、憲法をもあっさりと否定してはばからない安倍暗黒政権は、公明党
を巻き込んで戦争への道を開くことに成功した。
安倍が、地球を支配する連中の第一子分の宗主国米国のジャパン・ハンドラーの指図をうけて、みごとにその役をなしとげた。おかげで、日本は長い不戦国家
状態から、めでたく米国の代理をいつでも引き受けられる、戦争国、全世界を相手にヤツらのために公然と人民圧殺のために戦闘できるクニになった。
それにしっかりと力を貸したのが、口先だけでも「平和」を唱えてきた公明党である。「庶民人民の味方」を詐称してきた創価学会である。国民Bが指摘して
いるように、人民の生命と生活を守るとごまかすその目的が宗教にあるということである。ほんとに人民の生命と生活を守るというのであれば、何の躊躇もなく
安倍への協力は拒否するべきだったし、そもそも安倍とともに与党になる道は選ばなかったはずだ。
安倍の暗黒を与党に入って、中から「正す」ことなど、まったくできないまやかしであったばかりか、どこからみても、安倍とともに暗黒をもっと上塗りする
役割を果たしたしている。与党、赤じゅうたんにからむ国家利権になりふりかまわずありつけたいだけだったというだけの話である。
世界金融資本が支配するグローバル企業が国家をも支配するTPPは、暗礁に乗り上げている。これが安倍の暴走でつまづいているだけで、ヤツらから命じら
れたことは、安倍の暗黒政権中で基本的にすべて成し遂げた。つまり、今回の集団的自衛権閣議決定の見通しが付いて、安倍の役割は完了した。
あとは、日本政界の再編成である。これは別のヒトラー、別の安倍の役割かもしれない。安倍が食い散らかしたテーブルの後始末をだれがやるのか、安倍が自
らナプキンで拭くのかはわからないが、結果、目の前で薬中毒者が暴走して人を引き殺すのを見てながら(東京池袋の事件と安倍の暴走は同じ)、安倍の政治犯
罪を誰も止め得なかったという、汚点が歴史に残ったのである。
下記は26日付朝日新聞の「天声人語」である。国民Bのひどい文章に比較して冷静な書き方をしているが、安倍と公明のでたらめをついているので、朝日新
聞読者でない方も見てほしい。
【これほどわけのわからない文章はない。集団的自衛権の行使をめぐる与党協議で示された原案である。自公がそれぞれ都合よく説明できるよう表現を仕組んだ
せいか、普通の人には意味不明だろう。両党は大筋合意し、きのうは国会の日程まで相談したが、信じがたい乱暴さだ。
集団的自衛権の行使とは、武力攻撃を受けた他国を助けることをいう。日本は憲法9条があるので、日本が攻撃されれば個別的自衛権で反撃できるが、他国を
助けることはしないという方針でやってきた。安倍政権はそれを転換しようとしている。
わけがわからない点は大きく二つある。第1。原案は、他国に対する攻撃であっても、そのせいで日本の存立が脅かされたりする「明白な危険」がある場合
は、集団的自衛権を使って反撃していい、ということにしたいらしい。
そんなに危ない状況なら日本が攻撃されたのと同じではないかという疑問が浮かぶ。現に原案は、日本による反撃について「憲法上は、あくまでも我が国を防
衛」する措置だと書いている。これは集団的ではなく個別的自衛権の話ではないのか。
第2。原案は、集団的自衛権の行使は憲法上許されないと結論する1972年の政府見解を引いて、この理屈は今後も維持すると書いている。歴代内閣の意法
解釈を変更するといっているのに、それを引き継ぐ。つじつまがあわない。
およそ理解しにくいこの文章を国民に読めというのだろうか。振り出しに戻ってもう一度議論し直すべきだ。】
再度指摘したい。911を経てヤツらは人民への謀略をつぎつぎと実行に移しているのだ。なりふり構わず、戦闘を挑んでいるのだ。世界の日々のニュースは
そのあらわれなのだ。庶民人民サイドも、ヤツらによる公然の挑戦に対して無視し、逃げまどうだけでは、もうどうにもならないのだ。ヤツらを日々暴け!