記・国民B(2014.5.22)
■庶民・人民からまず99%を収奪する主敵を暴け~ヤツらの非人間的な目くらましから脱出せよ~

◆「今日よりも明日1円でも多く利を得る」思想を実行する獣とその手先「①国際金融資本とグローバリ ズム企業、②王政特権階級、③バチカン一神教と原理主義、④彼らが操る諜報機関、⑤帝国軍、⑥カイライ政権」が主敵
 朝日新聞に連載された「カオスの深淵」。民主主義なるものが目の前で役立たず(無力)になっていっている姿を追って大作。追えば追うほど「民主主義」が ただの幻想であることなのだが、そう切り捨てる勇気がない。それに代わるものの提示もできない。たまに「これは」というのを発見しても、未来を構築する見 通しにつながらないという、まさにカオスをルポしている。
 眼の前に現実(熾烈な敵のしいたげ)があるのを、素直に認識したくない。現代はそれほど強力な目くらましをかけられている。笑って毒を食い、毒が吹き出 る壁に住まい、毒を吐くお笑いを観る。過疎化する田舎と殺人的な密度の都会を横目でみているだけ。ひとりあたまで数百万から数千万円の借金(個人的にも国 家的からの)地獄を強要され、あげくは「無駄飯食い」といわれて駆除される。
 現代社会を覆うこの事態は、人類歴史上においても許しがたい犯罪であろう。これが人為的に計画的に起こされていないのなら、99%を占める被害者が、自 らの意志として正せて当然なはず。「普通のおだやかに安心できる生活」を求めて、発言し行動するようなら、逆に為政者からテロリストとして弾圧される。こ そこそ隠れて抵抗することすら認めないというのが、現政権の憲法改悪草案に(政権に歯向かってはならないと)明記しているご時世なのである。
 圧政自身はいつの世も常にあったことだが、このような露骨な圧政は2001年の「911事件」が号砲となっている。ヤツらは、邪悪な新世界秩序の策謀 を、それまでの「計画段階」から「実行段階」に明らかにステージを上げたからである。全世界、この時点を境にして、とぎつぎと、間断なく異様な事件を起こ し、世界中の庶民と人民への攻撃をしかけている。
 マインドコントロールでの被支配者の無力化、自分の圧倒的な暴力装置の装備完了を遂げたと思っているのだ。数年にいちどのような事件も今は毎日になって いる。これはヤツらが、さらなる永遠の地球支配のために人口を管理しやすい数十分の一まで駆逐するという計画の成就をするために、私兵を放ち、意図的に起 こしているからだ。
 このようなあからさまな日々の動きを、皆が感じていないはずがない。だが、今多くのグーミン(多くの一般人)は圧政の原因を為政者のせいと考えない。ヤ ツらは、自分が主犯であることをわからないように(完全犯罪)計画し、マインドコントロールによる目くらましをかけている。
 冷戦時代から「敵」とされた米帝すら、主敵の一角ではあっても主敵そのものとは言い難い。目先しかみないグーミンには、主敵の意図、姿が見えず、それが 思考停止の原因になっている。
 ここで論じていることは無益な空想と思うものは、べつにそれでいい。だが目の前で展開される内外の大きな事件と政治、経済の動向が、指摘している方向で 動いているという観点があることを覚え置いてほしい。
 庶民の苦しみの反対側で、働きもせずに財産を奪いとっているヤツらがいて、政治と経済と軍事と文化を欲しいままに動かしている現実がある。ヤツらは何も 意図していないのではない。何も手を出していなのではない。むしろ積極的に日々策謀をめぐらしている。
 ヤツらの動きの根幹は「今日よりも明日1円でも多くむさぼり続ける」である。今日、資本主義は歴史的にピークの帝国主義を経て、市場最優先主義となっ た。「今日よりも明日1円でも多くむさぼり続ける」ということにとりつかれ、なりふりかまわず暴れまわっている。
 成長期の時期には無視できなかった、生産者・労働者・消費者の利益や権利は、すでにすべて喪失している。資本家すらただの手先としての役割しか与えられ ていない。唯一世界的に網を張り巡らした金融資本がすべてをにぎり、牛耳るまでになってしまった。
 ヤツらは「そんなに収奪しまくってそれをどうする気なの」ということを疑問視する声を聞く。だが、ここは庶民と感覚が異なるところ。集めたカネは、基本 的にさらなる見えない犯罪のくわだてと実行に無尽蔵に使う(後述)。だが、収奪したものの最終的な処分そのものは、連中の関心事ではない。目的は庶民人民 に対する圧政そのものであり、いじめそのものであり、苦しみに喘ぎながら死に至らせることなのだ。手中にしている権力が、いつか人民から覆されるのではな いかという、とりつかれたような恐怖心から、どこまでも残忍に人民に圧政を強い続けることなのだ。自分と被支配者との圧倒的で絶太的な差の維持こそが、ヤ ツらの目的になっている。
 かつてマルクスやレーニンに「資本主義は死滅しつつある国家体制」と図星で揶揄されたときの屈辱から、あみだしたのが圧倒的なパワーで支配し続けるとい う「新世界秩序」という悪夢。
 短くみても数百年こうして蓄積した天文学的な収奪品・金品・財産は計算すらできない額にのぼる。ヤツらの異常な欲望には限界がない。ヤツらが地上に生存 し、地球を支配している限り永遠に続けられるのだ。
 ここまで見ればはっきりわかるように、このヤツらは少なくともわれわれと同じ人間ではないというのが正しい。
 少なくとも精神構造は人間ではない(もともとそうなのか、いつかの時点で狂気に変わったのかはわからない)。人類の99%をこれほど残虐にぞんざいに扱 いおぞましく殺すことができるのは、同じ人間ではないからだ。生き血を絶え間なく吸い続ける、悪魔の動物と化した何かなのだ。
 人はこれをエイリアンだとも悪魔だとも呼ぶ。少なくとも現実に、いま目の前で悪事のかぎりを実行している主犯はこうしたヤツらである。この主犯は表に出 たことはないし、被支配者はだれも姿をみていない。
 だがこのヤツらに弱点を握られて、魂を売り、毒食わば皿までとこの悪魔の手先になり、積極的に人民への圧政を実行しているのが目の前にいる。「①国際金 融資本とグローバリズム企業、②王政特権階級、③バチカン一神教と原理主義、④彼らが操る諜報機関、⑤帝国軍、⑥カイライ政権」というのがそれだ。
 犯罪を実行する末端の手先、その予備軍は、身の回りまでおよんでいるのだが、それはいったん据え置くことにし、①から⑥の主敵について明確にしておく。 現代を憂い人類の未来を真剣に考えるものは、ヤツらが施しているマインドコントロールから脱却し、少なくとも主敵打倒の邪魔をしないことだ。
 資本主義の根幹である「利潤追求」思想は、社会主義の自滅を経て純化され「今日より明日、1円でも多く収奪する」に至った。資本主義の本性は、長く美名 でつつみごまかしていたが、現在はむき出しの行動に出ている。
 それが「グローバリズム」という名の企業による地球支配だ。民族を単位とする国家を超え、国内で国外で、一円でも安く手に入れ、一円でも高く売りつける 醜い企業活動を猛烈に推し進めている。
 グローバリズムを金であやつっているのが、国際金融資本だ。国際金融資本は個人、企業、組織、自治体、国にカネを貸し付け、借金地獄を作って思うがまま に支配してきた。日本は言うに及ばず世界の大国米国すら国際金融資本の支配下にある。中央銀行という特殊な私企業を通じてカネによる支配をしている。
 グローバル企業や米帝や日本国は国際金融資本の手先として、ここわずか数年で巨大な社会格差を作り、犯罪社会を謳歌してきた。これが主敵①と⑥だ。
 人類は古代から幸か不幸か多くの民族で分けられ、互いに競い、争い、協力して歴史を築いてきた。民族という単位での共同行動の背景で大きな影響を保って きたのが、宗教と王制だ。民衆・人民が素朴に真実をみることができなくするバリアと壁が宗教と王制。
 宗教とは現実の困難から、非現実と非論理、理不尽な考えで逃げ、祈ったりとなえたり、すがったりする。それを思考と生活の根幹におくマインドコントロー ルである。
 一神教はその上で、徹底的な多宗教と民族の差別、選民主義、排他主義をとなえるもの。他民族や他宗教の人間を、動物以下の「ゴイム」としてさげすみ、奴 隷として飼育、殺害も正当化する思想である。
 王制は日本の天皇制もそうだが、宗教と一体で歴史を作って来たものだが、王の地位と一般人の地位について永遠の上下があること、つまり人間の平等を否定 することを絶対原則とする。この理不尽な制度の永遠化をとなえる支配思想だ。
 ②宗教も、②王制も普通に考えても、非人間的で、平等や人権など少しも許容する余地をもたない悪魔の考えである。宗教や王制を土台にして、人民の権利や 自由が実現することがありえないのである。
 国際金融資本は米国の例をみれば明らかなように、NSA、CIA、FBIほかもろもろの諜報機関を持っている。そしてこれらの活動予算と活動は決して、 米国民すら詳細を知ることができない。そこには国際金融資本の直接間接の莫大な資金がつぎ込まれている。CIAが国際麻薬組織の中枢であり、巨大な裏予算 を得て動かしていることも有名だ。さらには、さまざまなダミーのシンクタンク、行政代行企業、執行組織を動かしている。傭兵組織もそうだ。
 表の政府の立案・執行と並んであるいはそれ以上の規模で、シンクタンク、代行組織が悪の中枢の直轄組織として権力を執行している。表の政府機関と違い、 そこには何の制限もない無制限の行動が保障されているのだ。
 米軍は歴代空前の規模の軍隊である。全世界の軍が束になってもかなわない(実際に軍事費がそうなっている)規模を保持することこそが「近代の世界秩序」 だ、という考えからヤツらは米軍を構築し利用している。
 この⑤帝国軍は、決して米国の軍隊ではない。地球を支配しているヤツらの軍隊なのだ。だから、国境は関係ない。民族も関係ない。何の拘束もなく行動す る。他国の首長だろうが、米国の著名人だろうが、テロリストと疑いあるいは生かしておけないと判断しただけで、抹殺することに躊躇しない。これが④ヤツら が、米国の国家機関であるようにみせ、実は私的に保持する④謀略機関と⑤帝国軍だ。
 絶対に返済できない借金地獄と仮想経済に世界中が振り回されているのだが、これこそがヤツらが長年にわたって目指してきたものだ。個人主義(エゴイズ ム)と金権主義(カネこそがこの世で最大の価値)という「思想破壊イデオロギー」を被支配者に植え付け、自ら進んで盲者になることを実現した。
 自分のためなら、カネのためなら、何でもするという獣(動物はしない)の思想である。庶民の間ではもっとも卑しむべきこととして定着していた「カネへの 執着」が今や当たり前になった。ヤツらが張ったローンの網に自分の返済能力を超えた借金をすることに恥じらいを感じなくなった。
 返済可能を超えて借金することを庶民は「身の程知らず」として卑しむ対象としてきた。ヤツらのグローバリズムは、人間の最低限のモラル・道徳心は、いと も簡単に蹴散らしたのだ。
 資本主義は市場主義でもある。ヤツらこの市場というギャンブル・エリアを、はまるで社会のもっとも基本であるかのごとくあがめた。もともと人間の行為と してまったく不要なものなのだ。ギャンブルは犯罪なのだ。特に悪の中枢自身が組織的な胴元であるギャンブル場では、そこで行われる所作がすべて詐欺であ る。詐欺師が用意したテーブルで、騙された庶民(企業や国がやるものでも最後のつけは庶民の犠牲)が絶対的に損をする。つまり略奪されるのだ。
 胴元は「今日より明日1円でも多く」収奪するためにだけ動いている。現在は巨大なコンピュータを使い、確実に利ザヤを稼いでいる。瞬時の取引での値動き を「予想し」どこよりも、誰よりも早く、タッチして売り買いするソフトウエアの開発を続けている。そのために市場そのものとつるみ、どこよりも太い回線を 埋設し基盤を整備している。
 末期的な今は、中央銀行で札を刷り、国家や金融機関にカネを流し、運用と称するギャンブルにつぎこむカネを増やしていて減ることはない。これが仮想経済 の膨張だ。
 それに対して実体経済はどんどん破壊が進み、仮想経済との差がますます広がる。ヤツらが市場動向にほんのわずかの意図を働かせるだけで、国家予算規模の 損失がでるのは日常で、これが全世界の庶民と人民を振り動かしている。
 仮想経済のギャンブルを正当化する理由は、人民から見てつゆほどもない。世界金融資本が牛耳る「市場」は資本主義最大の犯罪行為である。全世界の庶民の 生活を右往左往させ、多大な迷惑をかけている。この犯罪を許しておいては人民の明日の世界が開けることはない。

◆グローバル企業の犯罪を覆い隠し人民に犠牲を転嫁する暗黒政権
 年金の原資は政府が市場ギャンブルに賭け、大損を出している。支払いを75歳からにするのだという。つまり年金の支払いを受けないで生涯を閉じる、とい う社会にするというのだ。
 日本の年金制度はついにヤツらの手先に食いつぶされようとしているのである。2008年度は「19兆4000億円赤字、公的年金運用損が影響」と軽く公 表した。2012年「4~6月だけで年金運用、赤字2兆690億円」と。2014年の3ヶ月間でも「赤字1兆690億円」である。話は簡単で、ギャンブル をしている詐欺師の中枢機関に、運用と称して政府が献上しているのだ。
 為替市場への政府の公的介入という犯罪行為。地球を支配し世界市場というギャンブルの胴元をやり、計画的に為替相場を操作している。当然に円高や円安の 波が押し寄せる。輸出入の為替レートがヤツらの僅かな操作だけで大きく変動する。そのときに少しでも変動を抑えようと、政府は外貨および外貨建て資産と円 とを交換・売買するという行為をする。これを市場介入というが、巨額の資産が貢がれる。
 2012年142,970億ドル、2011年21,249億ドルを介入介している。1ドル100円としても15兆円ほどだ。
 日本人の多くはギャンブルには抵抗がある。しかし金権主義がはびこり働かずに儲ける、つまり詐欺だ。これが巷で流行っているという噂を聞くと、財テク だ、税金が安くなる、低額でも手軽にトライできるなどという甘い言葉にふらつくグーミンもいる。欲に目を眩んだものが増える。安倍政権は国を挙げてこの詐 欺師商法を推奨し、宗主国をまねてNISAなどという制度を始めた。
 「1年あたり100万円までの投資非課税枠を作り、そこから得られる配当金や売却益について最長5年間非課税となるシステム」としてギャンブル場に誘 う。しかし悪の中枢が巨大なインフラを利用し千分の一秒単位で行う取引に、素人が勝てることは限りなくゼロである。つまり、ため込んだ僅かの資金もだまし 取られる結果になるだけ。血に飢えたヤツらは庶民のコガネにまで手をだしたのだ。
 2008年のリーマンショックといわれる詐欺事件は直接間接に全世界を巻き込んだ。当然いくつかの銀行は倒産した。しかし米政府が多額の税金を投入して 救済もしたのだ。世界金融資本が支配する米政府が、市場制度を保持するというのが最優先のことであって、被害者の救済ではない。
 かつて日本長期信用銀行(新生銀行)が破綻したとき、6兆円もの税金を投入して再建しそれをわずか10億円で、主犯一角の国際金融資本に売り渡した。
 不良債権をつくったり、抱え込んだり、ギャンブルですったりしてもそこに利用価値があるとみると、税金を使って救済する。ここでも犠牲者を救うことはし ない。
 ODAという外国へのばらまきがある。安倍は各地を訪問するたびに巨額のばらまきをやる。それは後進国の産業を推進するために援助するというのが建前 だ。しかし、これには常に政治家、企業への見返りという逆流の疑惑がつきまとっている。支援するから、というのを恩着せがましくいうことで、相手方とつる み、見返りの密約をするのだ。
 本金は税金でそれがODAとして上げたり貸したりする。そのいくらかをさまざまな利権として奪い取るのだ。安倍がどこかへ行くたびに何百億円というカネ をくばってイイ顔をする。ODAの疑惑の流れが全国民から疑われてくる中で毎年減ってはいるが、それでも半端な額ではない。
 アベノミクスなどというのはこうした悲惨な経済の改善には逆効果で、単に金融を喜ばすだけのものである。今年4月まで22か月連続の貿易赤字。4月だけ で8089億円の赤字だという。「アベノミクスで貿易が大きく黒字に転化する」というのが、いかに出たらめな詐称であったかの証拠だ。
 日本は貿易立国などではなく、宗主国同様すでにたかり国家になっている。自国の農業や産業を破壊してきた結果、他国から輸入しなきゃ成り立たなくなって きたのだ。しかし、輸出を増やそうが輸入を増やそうが、円高になろうが円安になろうが、どちらに転んでもすべて庶民と人民に犠牲を転嫁するのには変わらな い。
 こうしている間も、爆発的に膨張する仮想経済(貨幣の増加)は、実質経済の価値を低下させる。影響で踊らされるのに世界中が疲れきっている。いつか終局 を迎える。それが分かっているのに、狂気の自滅への道を、ヤツらによって嬉々として進められているのだ。
 ギリシャがEUとの関係から借金地獄で世界恐慌の引き金になるか、という危機があった。そうした場で暗躍するIMGや世界銀行経由あるいは直接に、ヤツ らの言われるまま安倍はカネを出す。ウクライナの財政危機を「民主国家はこぞって救わなければならない」などとしてカネを出す。常に安倍はイイ顔をする。 出ていいくのは何百億から何千万億円単位だ。日本政府の財政危機の話はまるでなかったような大判振る舞いをする。
 こうしたことで政権がドブにすてるように人の税金を使っているのだ。そのようなことをする権限を安倍政権(時の政府)に与えた覚えは誰もないはずだ。
 「身の程知らず」で返済不可能な借金をしつづけるだけではなく、いまや無制限な大判振る舞いのばらまきまでやる。これも疑いのない「身の程知らず」であ り、人間としての精神が完全に壊れてしまっている。
 「歴史に名を残したい」安倍暗黒政権は、宗主国を通してヤツらに貢ぎ続ける。政府が抱える借金は千兆円を超えたなかで、最後の切り札として宗主国にな らって、日本経済を「戦争経済」にしようとしている。派兵を恒常化し、軍需を起こし、経済の回転をさせるということで、崩壊した国の経済の当然の帰結だ。 日本は今、クニを挙げて死の商人になろうとしている。
 兵器を作って売り、原発を輸出しようとしている。人の幸せや喜びのための本来の労働やサービスを安倍政権は、人を殺し人に迷惑をかけるだけのものに変質 させるのだ。例えば兵器を作ってそこに雇用を生み出したとしても、その価値は犯罪の価値でしかない。そこに注いだエネルギーは「人の幸せや喜び」と真逆の ものだ。いかなる理由をつけても許されるものではないのだ。
 庶民と人民の血税を吸い上げる吸血鬼のごとき犯罪で指摘しておくべきことは尽きないが、官僚の「天下りシステム」がある。詐欺師政治屋と官僚がつるんで 数十年かけて作り上げた鉄壁のシステム。いかなる方向から見ても無用・無駄・無益な社団、法人、組織、機構、団体を無数につくった。退職金を得て官僚から 離脱したあとに、そこに地位を得て、有益な働きをすることなく税金を吸い上げるものだ。
 つるんだ企業群も受け入れ先にある。そのような悪事を働いても有り余る益を企業が得られるので成り立っている。この不正犯罪が大きな声となったときに、 民主党がメスを入れると公約して政権についたが、官僚の猛烈な反撃をうけてくじけ、その後自民党の「権力とりもどし」にあって話題から消された。
 グローバル企業は世界をまたにかけて犯罪をする。良く言えば仕事をするのだが、どこより安く作らせ、あるいは品を得て、どこより高く売りつけるために、 走りまわるのだ。そこに僅かの功はあってもやはり進出先を荒らし、格差をつくり、より安いところをみつけると、にべもなく放棄する罪のほうが多い。進出先 をかき回し、いらぬ反発をかい、犯罪を助長している。
 こうして漁り積み上げる利益だが、ヤツらは税金をオクニには決して払わない。税金のない国(無税)あるいはより安い地域に根城を構えて納税を逃げるの だ。タックスヘブンである。スイスなどさまざまな箇所に用意されている。
 納税で国家の財政をまかなうということすら、グローバリズムは破壊してしまっているのである。
 結果的にオクニには非グローバル企業と中小零細企業からわずかの税が入るだけである。結局安易にとれるところから取るということで、庶民と人民にしわ寄 せをする。消費税など最たるものだ。ヤツらの手先をつとめる時の政権は、事業税を下げることで企業を再び呼び戻すのだという。だがタックスヘブンの甘さを 知り「1円でも多く」を徹しきっている企業は、将来も政府の意図に沿うことはない。
 利益隠しとマネーロンダリングのタックスヘブン制度はグローバル企業の当然の制度である。同様に主犯者がやっているヤクのヘブンの場所、ロンダリングの 場がオランダでありワシントン州とコロンビア州だ。
 庶民・人民が得た収入をヤツらは限りなく奪い尽くそうとする。庶民と人民の収入はどうなっているのか。ヤツらが「まず99%を収奪する」とはどういうこ とか。「労働の報酬としての賃金」「労働という商品価値」などというのは資本主義の中期までの話である。
 現在は支配者が、被支配者たる庶民・人民を「生かさず、殺さず」「生活するギリギリ」の額を一方的に決め、与えているのだ。賃金の額はその線で決まるの であって、力関係でもない。
 現在の産業構造では、多くの仕事は国際金融資本が深く関与した大手企業と官公庁から発生する。これが関連会社や下請け企業に流れていく。問題はそのとき に、官公庁と大手企業が一方的(コストの積算や相手との交渉でではない)に決めた予算と金額である。関連会社と下請け企業の取引額から得た収入から労働 者・生産者の賃金を得ている。この源流の金額ですべては決まり、そこでの水準が周囲の基準となって、賃金(給与額)は決まっていく構造になっているのだ。
 参入者が自ら首絞め(低額提示)合戦をする入札制度の導入は、どこでも既に積算割れ、原価割れをしていて、仕事をして利益を得るというレベルではなく なっている。仕事をしても利益はどんどん減ってきていて、賃金も下がらざるを得ない。
 仕事はない、あっても、現状維持ができればいいほう、というほど破壊がすすんでいるのだ。
 大企業も含めてだがこうした「官営のいじめ」「官営ブラック」「詐欺師の介入」が蔓延化し、苦しい人民の生活をいっそう悪いものにしている。
 生産者や労働者が生み出した価値をまっとうな評価で見ることなど、遠い昔の夢なのだ。経済の構造を根底から人民の手に戻どさなければ、あたりまえの価値 を手にすることは二度とないだろう。
 職場で労働者が賃金を一方的に決められ、さまざまな既得権をなし崩し的に取り上げられていく。しかし「市場が世界に広がってきているなかで、競争に負け たら元も子もない」という決めセリフに対抗する思想も気力もなく無力化した。「2番じゃだめなのか」というセリフが一時話題になったが、集中攻撃を受けて あえなく沈む時代だ。
 ヤツら犯罪者の口車に乗って、永遠に返せない借金だけが増えていく。
 「利益を追求することが悪いのか」ということをどこでも聞く。しかし、立ち止まってほしい。庶民・人民の生きている誇りにかけて「他人に迷惑をかける」 という犯罪の原点を思い起こし、利益追求の影響が他人に迷惑をかけるのであれば、それはやってはけないことなのだ。逆に多くの人の利益と幸福に直結するよ うな追求なら大いにやってほしい。
 周囲の他人に直接迷惑をかけてなきゃいいというのではない。未来の人びとや自分が住んでいる地球に不要な負荷や迷惑をかけているのも問題なのだ。
 仮想経済の膨張に手を貸すのもやめよう。必ず崩壊する。人類の破滅に手を貸すことをしてはならない。「原子力の平和利用」などといって原爆を落として大 量殺りくをしたヤツらの口車に乗って(いや指示されて)始めた原発など絶対にやってはならない。借金もそうだが、子孫に無限の負荷をかけて今だけを生きよ うとすることは、地上の生物としてやってはならないことだ。地球の永遠の資産である石油、石炭、ガスに頼ったエネルギー政策をいつまでも続けてはならな い。やがて枯渇し、未来の子孫にだけではなく、人間の住んでいる足元を自分で壊しているのだ。未来の地球をいじめるエネルギーに頼ってまで、せかせかする ことも、身の程知らずなのだ。
 「身の程知らず」のうぬぼれが、天にツバして己にふりかかってくるのことに気づく必要がある。
 ヤツらが「新世界秩序」として作り上げてきつつある現代のこの世界は、家庭も地域も職場も、自治体もクニも、本来のモラルとルールが破壊されてしまっ た。明快な打つ手はもうなくなっているのだ。かつての保守派と左翼の対立など意味を持たなくなっている。主義主張すらところどころで似、逆転、つまり似 通ってきている。与党も野党も彼らの主張は、いまは悪魔の選択肢になってしまった。
 階級対立とか社会革命の思想や概念も死語扱いだ。労働者が敵とみなした「ブルジョアジー」はどこに隠れているのだ。階級の対立といっても、自分の立つ位 置も相手のくくりも見失っている。メーデーに主犯の一角の安倍らが来て挨拶し「賃上げ」を言うのだ。理解する思想の土台がすでにぼやかされ、仮に個別の各 論で正論を言ったとしても、根底からうなずけるものはない。
 それはヤツらが圧倒的なカネと権力とシステムで、生活の周囲すべてを支配し、被支配者を無力化してしまったのだ。庶民と人民の思想をマインドコントロー ル下に置いたからだ。
 どこをどう「改善」としょうと突いても、現代の混沌はどうになかる状態ではすでにない。ヤツらが敷いた網のなかで、悪魔の選択をしているだけなのだ。
 絶対に返せない額の借金を強制させられているものに、自由や権利があるわけがない。ヤツらは被支配者の自由とか権利とかを完璧に奪いうため、奴隷として 完全に操縦するために、長期の時間をかけて、マインドコントロールし、借金地獄を実現したのだ。個人はおろか、国家だろうがすべてを、一握りのヤツらの管 理下に置くことを実現したのだ。
 周囲の「セカセカ」「虚栄」「脅迫」「狂気」「疑心」に囲まれている。こころの余裕を感じることができない社会で生活させられている。
 このような人生を送るために生まれたのだろうか。生きてきたのだろうか。ヤツらの邪悪な呪縛からまず自分の思想を解き放とう。ヤツらの圧政から逃れるの は確かに容易ではない。だがそれを実現しない限り、人間として大きな禍根を未来に残すだろう。現在と未来の人たち、現在と未来の地球にこれ以上の犯罪を重 ねる(迷惑をかける)ことは許されない。
 「儲けるのがなぜ悪い」「競争社会だからしかたない」という言葉に接したら、もういちど思い起こすのだ。「自分の利益のため」「家族のためなら」という 言葉もよく聞かれる。しかし、そのためにという行為が未来の子孫と地球を犠牲にしていないかをまで、いちど立ち止まり考えてみるのだ。