記・国民B(2014.1.30)
■腐臭に満ちた都知事選、原発、TPPに幻想を持つな

◆秘密・ひみつ・ヒミツのTPPの破たんが進む
 企業が地球上の「国家」を合法的に支配下におくことができるTPPの妥結が足踏みしている。この勢いで破たんしてほしい。ウィキリークスがが年末の妥結 に向けた交渉の経緯を暴露し、朝日などがその内容を報じた。
 TPPの内容はおろか交渉経緯もすべてヤツらが大好きな「秘密」であるという、異常な協議。いまどき、いくらペナルティ付きの秘密でもばれないはずはな い。まして、一部のグローバリズム企業が世界中の国家をも支配するなどという内容のものが、簡単に実現するなど認められるわけがないのだ。世界を牛耳るヤ ツらは「新世界秩序」なるものを実現したくてウズウズし、あせりまくっている。ヤツらは21世紀初頭には実現できると数百年も前から陰謀をめぐらし夢(計 画)見ていたのだ。
 911を実行し雪崩を打っての実現をたくらんできたのだ。「もっとシンプルに、一元的に世界を支配したい。人間を家畜として飼育し労役に使いたい」とい うおぞましい欲望にもとづいたものだ。この実行の手先がブッシュらのネオコンである。アメリカをのっとりイスラエルを武器に動かし、各国の政府・政治家を かいらいにして突き進んできたのだが、喜ぶべきことにヤツら内部のごたごたでうまくいっていない。
 いまTPPが単なる貿易関税をなくすなどという問題ではないことが、参加国ばかりか米国でも知られ出している。アジア諸国も決して自国に貿易上のメリッ トなどはないことに気付きだしている。当の米国でも自動車産業などは、日本に食われて絶滅する。先に実際の米国の失業がすでに37%に及んでいると報じら れ、どう取り繕うにも隠しきれない足元の深刻な問題が進んでいるのだ。
 ウィキリークスの暴露によれば、妥結をあせる米国の代表が協議に参加している国々の代表らにまともな根回しができなくなり、それでも強引に妥結を迫り猛 反発の末に協議が破たんしたという。愚かなたたの命令では、たとえどんな秘密協議でも、ダメなのはガキでもわかることだ。ヤツらの横暴はすでにこうした単 純なことすら冷静に判断できないレベルに陥っているのだ。
 年末に米国が日本の漫画「ドラえもん」の輸入を認めたという話題があり、これがいまごろまでに実現していなかったのは「ノビタの性格がうけないから」な どと誤誘の導報道がなされていた。露骨なバカを言うでない。ご存じのように理由はジャイアンの性格がアメリカの振る舞いとそっくりすぎたことだ。だが、こ の漫画の人気は世界的で米国ではいわゆる海賊版でいやというほど知られたものであったのだが、海賊版をそのままにしておくわけにはいかない事態になっただ けである。
 報道では一握りの犯罪者によるTPPを諦めてはいないようだ。こうした犯罪者は数百年から数千年を要してでも支配の欲望は捨てないので、時期をずらして しつこく攻撃を続ける。気を緩めてはならない。やればやるほど、人民支配の卑劣な企みであることを暴露しなければならない。繰り返せばそうするほど、本質 が知られるだけだ。

◆事実上の核兵器の開発保持にやっきの連中
 日本の原発問題は決してエネルギー問題ではない。日本史に残る国家的な大規模な詐欺事件であり、戦争暴利を夢想する連中のくわだてである。
 「原発が稼働しないとエネルギーに不安がある」「原発が6円/kWとコストが一番安い」「福島の核で一人も死んでいない」などということを口にして選挙 に出ている無知なヤツがいる。現に原発が電気を送っていないのにエネルギーがまかなえられているのを知らないわけではないのにだ。
 秘密保護法という暗黒法の有識者会議の座長に原発を日本に「原子力の平和利用」などという欺瞞で実現した張本人の渡辺をすえるというあからさまな報道が あった。この連中が当時「日本という国の至高な利益が脅かされるような緊急事態になったら、核兵器を持つという選択肢も完全には除外しない」「核兵器につ いては、NPTに参加すると否とにかかわらず、当面核兵器は保有しない政策はとるが、核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャル(能力)は常に保持するとと もに、これに対する掣肘(せいちゅう)を受けないよう配慮する。また、核兵器の一般についての政策は国際政治・経済的な利益損失の計算に基づくものである との趣旨を国民に啓発する」「日本の外交力の裏付けとして、核武装の選択の可能性を捨ててしまわない方がいい。保有能力はもつが、当面、政策としては持た ない、という形でいく。そのためにも、プルトニウムの蓄積と、ミサイルに転用できるロケット技術は開発しておかなければならない」といい、原発をはじめた のだ。
 そして、敦賀半島に高速増殖炉「もんじゅ」を作ったのだ。核兵器が欲しい。いつでも核兵器を作れる技術と設備を保持し続けたい、ということなのである。
 敦賀や六ヶ所村で例え何兆円の無駄金を使い続けようと、絶対に手放さない。敗戦国として核が合法的に持つのを許されていないが、使用済み燃料を英仏に 送って処理してもらい(つつ一部は米英仏に兵器用プルトニウムとして売っている)つつも、自前でのプルトニウム抽出、濃縮装置の保持(表だっては失敗し正 式に稼働しない状態で)し続けたいのである。
 「原発ゼロ」「全原発の廃炉」などという流れには連中は絶対に妥協できない事情は、この企ての破棄につながるからだ。
 石川県羽咋郡志賀町で原発を作るときに当時の高木市長が自慢げに語っている。「いま大金を貰えるなら100年後、50年後に生まれてくる子供が全部カタ ワモンでも仕方ない」と。反対はを村八分しあらんかぎりの嫌がらせで追い出し、クニから正当な補償以上の補償金を獲得(これ全部税金)する。風評被害が生 じた場合などに、実際の被害金額の何倍もの金を電力会社からせびり取る(電気料金として庶民からとったもの)のだと。
 原発があるかぎりたかり続けられるのだ。こうした卑劣な犯罪が合法的に保障されるのだ。
 「福島の汚染水漏れ」日常化している。その対応策がまたふるっている。後手後手どころか、莫大な資金を投入してすることが、すべてマンガであり、すべて が効をなさないという実態だ。汚染水はいま大量に海洋に流し続けられている。
 猛毒でかつ温度が高いために、世界の海洋を激しく汚染し続けているのである。原発は地球を汚染する根源そのものである。海温を上げ続け異常気象の原因に なっているのは赤ん坊でも解ることだ。
 また原発の電力コストだが、安いわけがないことはすでに人民は承知だ。たかが蒸気を沸かすのに、ガスを燃やす火力と比べればバカでもわかる。無限のカネ をつぎ込む設備、ウランマフィアから高額で買い取る燃料、使用済み燃料の再処理、原子力マフィアへ流す金、施設のある地域へのカネ…あげればきりがない無 駄カネ。単純に原料コストだけでも公称6円の倍(※)で火力より高い。それに事故の補償費、核廃棄物の数十万年分の管理費は入っていない。これでも、安い というのは悪質な詐欺師の欺瞞である。
 「アンダー・コントロール」などとほざく某政権は線量を大きくごまかしているのは有名だ。数万倍のインチキを報道している。東京や千葉にまで高線量のセ シウム、プルトニウムが来ている。いまだに東北の農産物が汚染されている。
 そればかりか、線量の検査機器メーカーに対して「もっと線量が低く見えるようがものにしろ」などと指示を与え、それを拒否したメーカーを入札から外すと いう暴挙までしているのだ。
 汚染水処理の対策ひとつできないヤツらが、いま宮城県の三地区に永久保管所を指示して猛反発を食っている。放射能の半減期が数十万年を要するというの に、地震王国の日本で地下保存する技術は「すでに完成」しているという。しかしよく聞けば「100年」だという。汚染水の冷凍併といい、百年地下保管とい い、全部デンキ頼りだ。未来をわずか数年先から百年程度しかみていない、つまり出し続ける猛毒のつけは解決できないまま子孫に残すということなのだ。
 こんな連中のたわごとによる政治に、人民は一刻でも早くとどめをささなければならない。
 東京都知事選に、原発ゼロの元クンにそそのかされて別の元クンが登場している。石油エネルギーの根っこを抑えている世界支配者のネオコン派は、原発には 詐欺で加わることには興味と関心があるが、原発そのものには夢などいだいいていない。このブッシュ派の日本代理店として日本史に残る人民弾圧をやった元ク ンは、民族主義右派のアベくんに意を唱え「原発ゼロ」を言ってかき回している。
 人民の敵である元クンらは同じ仲間が原発犯罪をしているのに、かつて加担してきた連中だけに、原発が実際にはいかにダメなものであるかを知っている。彼 らがいう原発がダメな理由は「真実」であるだけに、それを証拠として聞き置くことは必要だ。
 全国で455もの地方議会が「脱原発決議」を国会に意見書としてあげているという。だが、某政府は外国へ輸出をするほどこの原発犯罪推進派、まったく耳 をかす気がない。1月28日から日本原子力研究開発機構の那珂核融合研究所で始めさえしたのだ。
 ちなみに、インドで空気圧縮で何の遜色なく使用できる実用車(三輪車)を実現して、これから世界にと活動していた会社の社長は最近ヤツらに抹殺された。 公害無縁、燃費最高、石油に代わるエネルギーの自動車などこの世にあっちゃいけないという連中は、何の躊躇もしない。

※三上元湖西市長作成「どう計算しても原発は高い!~脱原発8つの理由」http://fotokiddie.blogspot.jp/2013/05/blog-post_9.html

◆「選挙」は人民の支配者を悪魔の選択で決めることだ
 都知事選の真っ最中だ。徳州会徳田がTPPで真実を語ったことを闇に葬るためにでてきた猪瀬の5千万円問題はとんだ方向にいった。石原には3億だったと も報じられ、選挙にはつきものの買収汚染はとどめをしらない。
 「公明公正な民主主義意国家」の選挙の真実だ。国会でもそうだが、選挙資金に数億円が裏で動くなどあたりまえ。いつ解散かもしれない短期間に、ヤツらは それをちゃんと回収する保障があるのだ。何も知らない、公明公正を信じて一票を投票するのはいいカモである。
 「選挙で世の中が変えられる」というのは、権力者が自分の政権を所有し続けるためにあみだした方策であることを忘れてはならない。政治や国家が生まれて このから、一度たりとも選挙で世が変わったためしは存在しないのだ。
 国家という根が野蛮な存在が、平穏な選挙などという事象で、人民主権に代わることなどまったくありえない。人民主権そのものが国家であり危険で凶暴な暴 力機関であることを意味する。つまり、いくら嫌がろうが、政治は究極のところ野蛮な力による対決なのだ。人民の意志で歴史的な過渡期として管理する能力こ そが求められるのである。
 選挙で選ばれた元首であろうとも、世界を牛耳る連中から見て気に食わなければ、ヤツらの暴力機関である米軍、イスラエル軍、CAI、その他の暴力機関で 簡単にクーデターや転覆をさせるという例は枚挙にいとわない。
 日本のような資本主義の国家、世界金融資本が支配する時代のかいらい国家のもとでは、公明公正な選挙などない。自分を虐げる為政者を選ぶセレモニーであ り、悪魔の選択の強制である。まして、都知事等の地方議会の長を選ぶレベルでは日本の政治を左右するわけではない。もちろん、何が世論を盛り上げるきっか けになるかしれない、という点でいえば、人民は大いに敵の暴露に利用するべきイベントであることには違いない。
 米国の大統領選挙、オリンピック開催地決定、昨年の日本の国会選挙…もっと小さな選挙も含めて同じだが、みなエベントを支配者の意思にしたがって計画す るプロのスタッフが行う。あらかじめ詳細に決めたシナリオで動く。途中での盛り上げ、与論調査、すべて作られたものだ。誘導を前提にして作為的にコント ロールされる。最後は詳細な票カウントすらされないで終わる。昨年の国政選挙でも、あらかじめ電ツらが描いた得票率、得票結果と寸部変わらぬ結果で終わ る。
 実際の数字など報道したならいろいろなところでツジツマが合わないことになるからだ。
 こうして制度化してきた練りに練った作戦も漏れることがある。先の選挙で自民党の候補者の開票詳細で得票ゼロだった。えっ!候補者本人もテメイに入れな いのかヨ、と目をむいた。市長が調査を命じ、インチキ選挙ではと裁判まで起こった(全国で3桁の数の訴え)。
 裁判所はすでに一票の重みなることから選挙そのものが現在違憲だとしているが、一方で先のようなヘンな結果について「投票用紙は所定の保管後焼却した。 仮に数えなおしても当確への影響はない」として何もしない方針だ。しかも、裁判所では訴えた側の意見を聴くことなく結審するという暴挙もなされている。こ うしたことに怒るあまり、禁止されている法廷をありのまま映像や音声でインターネットに流すという事態までおこしている(朝日新聞)。
 宇都宮が庶民の声を政策にして出る。こりゃいかんと思いつつも、自民・公明は自らの候補者を出せるパワーがない。かつて裏切り者として除名した桝ゾエを 指示する。某政権暴走を止めたいと内輪もめの元くんらが宇都宮つぶしから細カワをだす。戦争大好き派は別のを添える。さらに宇都宮以上に人民から見てまっ とうな主張(東京オリンピックなど東京をもっと酷くするから止めるなども含めて)の候補もでるが、泡沫にしか数えない。すきあらばと狙っていたオワライは 勝てないとみて降りた。
 シナリオ担当は桝ゾエ対細カワの2局対決を演じさせ、宇都宮以下を無きものとする。悪魔の選択の強要である。ヤツらは首相や大臣時代にどれほどの人民い じめをしたかを忘れてはならない。選挙に出ればそれが帳消しにはならない。こうした人民を苦しめるヤツらを自分の支配者として、自ら選ぶ愚を演じる必要は ない。
 選挙が本来の政治・政策にもとづいた呼びかけで立候補し、まっとうな選択で選ばれるなどということは現実にはない。突飛なテーマ、知名度での対決だ。思 想がないから一貫した政策はない。選ぶ方は誤誘導されシナリオになびく。
 こうして政治イベントとして実行される選挙。湧いて当選しても、ロクでもないことしかやらずに、辞任に追い込まれる、そしてまた選挙…
 あえて投票所に行くのであれば、こうした事実を見極め、本当の庶民の利益を考える立場から政策中心で投票してみるべきだろう。当選などあり得ないのだか ら幻想を捨てて、意識のバロメータとして見ていけばいい。