わが山岳部も、たまには頂というものを極めないと部員がいなくなってしまうので、見晴らし絶景の単独峰にでかけることにした。伊予ヶ岳。
内房線の岩井、館山道の鋸南富山icから東に向かった山中にある。千葉県で唯一「岳」のつく山。頂上部に岩が露出していて、そこだけ設置されたロープや鎖をたよりによじ登る。
19日(月)午前10時にふもとの天神社に到着。
古い社で、かつて祭礼のときは大筒で打ち上げる奉納花火が行われていたそうだ。地元の人から話をきくことができた。
昭和62年まで使われていた7メートルもある古い火筒も保存されている。
ここでihさんと合流して5人で出発。
正面に聳えているのが伊予ヶ岳。
遠そうにみえるけど、1時間でいける。
山道はよく整備されていて、ジグザグに高度がどんどんあがる。階段状にしっかりしたコンクリート杭が打ち込まれていて、これを大股で上がるのがちょっと苦しい…。思わず「この斜面、直登したいね」と冗談もでる。
途中に休憩の東屋と展望台があって、ここからの眺めもよい。
ハイキングコースはここまで、という標識があって、この先はロープの付けられた急な岩坂をよじ登ることになる。
山頂にある二等三角点。
左側の山は富山(とみさん)
てっぺんはなるほどの見晴らし。海の先には富士山の冠雪した白い頂上部だけが霞んで見えた。思ったよりずっと大きく見える。
すぐ隣の北峰からながめると伊予ヶ岳の頂上の岩峰の姿がよく見える。
合図するとメンバーが手を振ってくれたので、遠景をおさめたのが最初に掲載した写真。
行きはよいよいだった岩場の下りの苦労に自虐笑いまででて…
途中の展望台でお昼休憩。部員hさんが宿で作ってくれたサンドイッチを分配。虎の子缶ビールも一缶でてきた。
午後1時12分に天神社を出発して帰路に。
途中、ihさんから電話があって「コーヒーを飲みにおいでください」とお誘いがあった。すでに富津を通過してしまったときだったので、残念。
3時すぎには神保町にもどりました。
【馬森牧場の訪問】
伊予ヶ岳に登る前日の日曜は、馬森(まもり)牧場を訪問しました。
プライベート型体験牧場で、女性牧場主の行き届いた手ほどきで体験乗馬もさせてもらいました。なにもかも揃ったゲストハウスに泊まってのんびりと。