2018.1.6(土)夜~7日(日) 山岳部
房の大山(4) 洲崎神社から東の尾根縦走 (音治郎)

二年ぶりの大山。
今回は洲崎神社から大山、さらに東の尾根へと縦走した。快晴で上々の山行日和だった。

6日(土)夜、神保町出発。
富楽里で大師からの合流組と待ち合わせして、館山現地(酔狂亭)に着いたのが21:30。渋滞なし。気温4.5°、夜空には満天の星。

7日(日)朝8:00、ihさん到着。
メンバーは、三才、焚火、mai、音/hodaka、ハマちゃん/ihさん。(7人)。

7日、8:15出発。車2台で洲崎神社へ移動。


洲崎神社は成人の日の祝い準備で、地元の人々がでていた。


富士遙拝所からの大島。山肌まで見えた。


神々の山に入らせてもらう許しを乞い、安全祈願。

8:34 山に入る。


社殿の裏山を直登。道はない。


御手洗山の上部にでると道らしきものがある。


これが御手洗山の旧軍の遺構か? コンクリート構造物の基礎部分がある。
三角点は発見できなかった。



樹林帯で山の形がわからないが、北へ延びる谷に近づく前に、御手洗山側面(a)から東へ直進して斜面を下りる。

鞍部(b)は枯れ竹が多く、見通しはまったくきかない。
直進する道がついていないのが納得できるほどだ。

下りきった鞍部から直登すれば、向かいの南北の尾根にでられるはずだ。
下からのぞきあげると、樹木帯のてっぺんの葉が陽に輝いていた。南北に筋状に輝いている。これで目指す尾根があるだろうことがわかった。
陽が射していなければまったくわからない。
再び斜面の藪を直登。

この山行のもっとも困難なコースを突破した。
9:49 尾根(c)にでる。

ここからかすかな道がついている。
10:02 ピーク(d)着。

大山までは東南東への尾根一本道のはずだったのが、とんだ落とし穴があった。
(e)地点を道なりに直進していると、北への方向になり、やがて下りに。
坂田(ばんだ)へ下りるもうひとつの尾根道に入ってしまったようだった。
退却。

10:39 (e)地点に戻り、ここから直角に東へ延びる尾根をみつけて、踏み跡をたどる。まぎらわしい地点だ。

11:22 大山山頂に到着
西側の谷の産廃処分場はまだ更地工事が続いている。
大山山頂へ南から登る(立入禁止の看板のある)道はほぼ消滅しているようだ。山頂直下で西に巻いて、坂田からの道に合流して山頂にでた。

山頂には先客が二人いた。横浜からの若者二人(写真の立っている人)。

空が澄んでいて、富士も館山湾もきれいに見えた。
山頂の木の標識は釘がはずれて方面表示の板が落ちている。
右への矢印も左への矢印も「坂田」とあるだけで、あっても意味がないが。
カヤ原も刈ってあるが、どうせならもっと刈れば洲崎灯台もみえるのに、とも思う…。
風も収まっていて、カヤの上にねそべって日向ぼっこ。


コーヒーもいれて…
陽をあびながら、弁当も食べて1時間以上の大休憩をした。
この先は山道もある楽な歩きだから…。

12:40 大山山頂出発。

山頂を南にわずか下りた所に「根本 西バス停」という標識がある。
根本への標識方向にははっきりした尾根道がついている。すべりやすい場所にはロープも。
途中から山腹の南側の道になると、左への分岐(f)があるのでこれに入る。分岐にきづかず直進すると15分くらいで根本に下りてしまうので注意。
この分岐に入るとすぐまたまぎらわしい分岐がある。
北に向かう尾根道と、林の中へ南東に下る道がある。南東に下る。

地形図ではわからない小ピークをいくつも越えて、最後の急登130m地点(g)にかかる。ロープが付けられている。ここからは外房・伊戸の平砂浦ビーチホテルや根本の集落が一望できる。


130m地点(g)から振り返った大山方面。中央の山は大山から南にのびる別山。


そしてまた急下り。

13:52 坂足への鞍部(g)
いくつかの起伏をすごすと、左(北)の加賀名から尾根道に直角に合流してくる道がある。


写真の細い横木の倒木の左端が加賀名へ下りる道口。右の根別れしたマテバシイの株の根元が坂足への下り口。


加賀名へ下りる道。


このマテバシイの手前から南へ下ると坂足にでる。が、道があるとは言えない。


ひたすら南へ下る。すぐに竹の藪になる。

14:01 枯竹も林立する竹藪の密生地帯になるが、鞍部(g)の下り口から10分で、坂足の堰(池)につく。

ここから5分でバス通りの坂足にでる。
当初は加賀名の別荘高台に下山するつもりだったが、ちょっと行程短縮した下山。休憩も充分にとって5時間半の行程だった。
小屋(酔狂亭)に歩いて戻り、ihさんの車で洲崎神社まで行き、置いてきた車を回収。

ビール休憩。
17:20 現地小屋を出発。休暇村の温泉に入り、正龍で夕食をすませて帰還。

洲崎神社から大山、さらに東の尾根へと縦走できて、まず満足。
御手洗山の様子がよくわからず、欲求不満だったので、つぎは西川名から寺の脇を通って登ってみようかと…