2016.1.3(日) 山岳部
房の大山(2) 大山から洲崎神社をめざして (音治郎)
根本(「西」バス停)から大山、洲崎方面へ。
雲はうすらぎそうなきざしはあったが晴天ではない。
電柱のあるバス停「西」の民家の間から山に入る(地名は根本)。
すぐ左への登りとなる。
8:02
竹に覆われた道が分岐する。左(南西)に高低のない道をたどってみた。
8:13
堰の南ふちへ出た。探していた堰だった。地図とは違いほぼ丸い池だった。
取水口の水路側に妙な形の建造物がある。何の役割をしているのだろう。
いまは水の流れていない水路をたどって下流をのぞいた。
地下に水路が設けられていた。
左写真の上部にある四角い石は取水口の脇にあった建造物で、裏から見ている。右写真の地下水路出口は沢に降りて撮影した。人が入れる大きさだ。
堰からの沢は南へ流れている。いずれこの沢を下からつめてみるか…
8:52
堰への分岐点まで戻って、右の道を登った。おおよそ北へ向かい、高度がどんどん上がる。
9:03
また分岐点にでる。右は山越しをして加賀名へ通じるのだろうか?
左(北西)に進む。竹林がとぎれかけるが、まだ竹林はつづく。
9:07
竹林の尾根に出る。進路北西。いよいよ大山へ向かう尾根だ。
右の崖側に黒白のロープが張られている。
この少し先が大山の東にあるピークで、これを過ぎるとまたロープがある。
9:25
東ピークに近い尾根上に人工的な構造物の竪穴があった。
何の遺構なのだろうか?
9:35
尾根は両側が崖で、またロープが張られている。大山への最後の登りになる。
9:42
大山山頂。カヤは刈られていた。
歩いてきた、東のピークも望める。
館山湾と富士山。富士山は冠雪した上の方しか見えなかった。
10:02
山頂出発。
洲崎方面へまず南下。
西側の眼下に平地を作っている工事現場が見える。
10:17
尾根道に石柱がある。はじめに無刻が一つ、「陸」と彫られたものが二つ。
このあたりから南に伊戸の海岸と民家が見える。
坂田に降りる標識の手前に「防六」と彫られた石柱があるが、このあたりから道が不明瞭になる。
坂田へは降りず、洲崎方面の西へ。
10:41
「防六」石柱の近くの木に赤、黄、白のテープが捲かれているが、ここから先の道が不明瞭になる。尾根を北西に下っていくと所々にテープが捲かれているが、道はほとんど不明。
進路をさぐって、このテープ場所に二度戻ったが道がみつからない。
それでも尾根をたどったが、夏場に草が茂ったらそれも不可能になる。
周囲の様子は以下のような状況。
11:15
北西に洲崎灯台が見える高所に到達した。洲崎神社への尾根の西端ピークで、南西に降りれば西川名だと思った。
最後の黄テープ、白テープが木に捲いてあるが、道はまったくわからない。
11:29
南の最短部落、西川名に降りるべく、道なき山斜面を南西に下ったが沢にはばまれた。
最悪は沢伝いに下ることも考えたが、その沢が北へ向かって流れている。灯台方向に流れる沢かもしれなかった。
コンパスを見間違っているのかとさえ思ったが、陽の位置からも間違っていない。
まったく自分の位置を見失っていた。
一瞬、野営がちらついた。しかし夏ならともかく、ツェルトもない冬野営はさすがにしりごみする。
地図もぼろぼろ、やむなく撤退。
洲崎、あるいは西川名からのルートでリベンジすることにした。冬のあいだに!
渋滞するアクアラインから、富士を眺めて、痛い思いにとらわれた。