第36次開拓団(2019.4.20~4.21)
三才隊長さよなら開拓団

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長年親しんだ三才号も今は山口に行ってしまって、今回は焚火号とレンタカー。
三才隊長の定期参加も今回かぎりとなります。
無宇さんの初参加で、ニワちゃんはバスで夕方からの参加。総勢9人。

【一日目】
odoyaで昼弁当、食料、酒の買出しをして現地着1時すぎ。晴天、気温20度。
荒地の竹枯らしのための薬剤注入作戦は明日の仕事なので、のんびりムードただよう。
庭の草むしりやブロックの炉作り火起こし、晩飯の支度などそれぞれが自分の仕事をみつけて活動開始。


うなぎの餌のミミズ捕り

畑の大根は収穫して、新たにナス、大根、枝豆の種を撒きました。

現地に着いたとき、庭にキジのつがいがいた。先々週に山岳部で来たときにも庭を歩いていた。遠くで鳴く声はいままでもずっと聞こえていたので、近所の農家で飼っているのかと思っていたが、どうもそうではないらしい。すぐ近くでひっきりなしに鳴いている。営巣しているのかも。われわれが乱入して困っているのだろうな。

夕方、川へウナギ獲りの仕掛けを付けにでかけた。その川は以前はモクズガニがいっぱい上がってきたそうで、期待ふくらむ。

晩飯はバーベキュー&ハンバーグ。ゴクウシェフの人気メニューで今回も抜群のうまさ。無宇さんは自前の出刃でアジをさばいて見事な刺身盛りに

 ランタンの明かりに照らされ、赤く燃える薪を囲んでの語らいが尽きない。外気温15度。やや肌寒い。

部屋飲みになってもう11時になろうとするころ、渚銀座へ行こうかという話がでた。
かの店に電話してみると「1時までやってます」とのこと。
ママは「音さんですか、○○先生から電話があって話は聞いてます」。
あらら、もう行くしかないねと笑いの出撃。三才さん、焚火さん、無宇さんと私の四人。1時まで楽しく飲ませてもらいました。車代も飲み代もすべて隊長のおごり! という豪華遠征。ありがとうございます。

戻るとまだ全員起きていて、布団もびっしり敷かれている。限界の9枚敷きだ。
いつも見慣れた、美女との間仕切りもない。
「ついたてがないじゃない」
「そんなもの、入れるスペースがないでしょ!」
団長決済だから、文句は出ない。というよりみんな喜ぶ。
2時就寝。

【二日目】
7時起きで、ウナギ部は仕掛けの回収にでかけた。館山カントリークラブの先にある川なので歩いてはいけない。狩漁部の焚火さんが車を出してくれた。まだみんな寝ている。
部活がいろいろあって、狩漁部、ウナギ部、山岳部、探険部、調理部、さらに寝てる部というのもある。

橋の上から川をみたmaiちゃんが「あっ、ペットボトルが動かされてる!」。釣り針をつないだペットボトルが、固定しておいたくぼみから引き抜かれている。獲物がかなりの力で針を引いたに違いない。
崖をおりて仕掛けを回収。どれも餌を食われている。筒から無理やり抜け出た痕跡も。

残念ではあったが、つぎはさらに工夫をこらして、“いよいよ”が近づいた。

8時すぎに帰還。朝飯の支度。
飯を炊いて、大鍋で大根と油揚げの味噌汁。


団長は床几にすわって指揮権発動。
「はい、三才さん、大根おろし係りね! 汁もたっぷり飲んでいいよ」
三才隊長の大根おろしも今回かぎりか…。

昨日から作っておいたロールキャベツ煮とぶり大根、玉子焼きで、鍋物から脱却した開拓団史上最強の朝飯。ただちに食後の休憩??になる。

この日は正午が干潮。潮の引いた岩場に出かけた。おだやかな海だった。吹き寄せられる浜の砂はたえず形を変える。砂時計に入れたくなるようなさらさらの砂。

ハマヒルガオも咲き始めていた。
磯釣り20年ぶりという無宇さんは、根掛かりに悩まされながらも釣りを楽しんでいた。大岩の上に座って海を眺める人も。


ここの海では、こんな伊勢エビも獲れます!

部屋に残った団長とゴクウさんが昼飯の準備をしてくれていた。昼はカレーだ。カレー粉とスパイスいろいろ入った、これも開拓団史上最強のカレーで、チキンとキーマ、辛めのジャワカレーの三種。
ニワちゃんの誕生日でもあるので、まずおめでとうの乾杯!。うまいうまいとみんなお代わりしながらカレーをたいらげて、ニワちゃんに「どう、うまかったでしょ。どれがよかった?」。
笑顔の返答をまっていると「おれ、カレーだめなんですよ」。
えーっと驚くみんなの視線が集中。
「もう、臭いだけでもだめです」
「だって、食ってたじゃない」
「しょうがないじゃないですか!」
素直すぎるこのひと言に、みんな爆笑。
「最初から昼はカレーってわかってたんだから、なんで言わないんだよ!」
「………」
奮闘のゴクウシェフが動揺する。
「ニワちゃんがカレーだめだって、知ってたんでしょ」と宮ちゃんをみる。
「ええ、辛いのだめだって知ってましたけど。ハッハッハッ」。
これで友達やってるんだからなぁ!

今後、開拓団のカレーメニューは要注意となった。

山のようにたまった缶ビールの空き缶。洗い物。
ゴミの焼却にとりかかって、もう荒地の竹枯らし作戦にとりかかる時間がなくなってきた。
「もう無理かな」
「今回は、三才さんのお別れ開拓団だから、しょうがないでしょ」

荒地のビワは、摘果の時期を逸していた。

周りに伸びていた竹を切り払って、茂りはじめていたヤエムグラをできるかぎり刈った。こいつが蔓延してしまうと大変なことになる。粘り汁でからみつくし肌につくとひどいかぶれがでる。

つぎはビワの収穫をして、また真夏のレジャー開拓団に!