第35次開拓団(2019.2.9~2.10)
寒波をついて

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北から大寒波、南に低気圧。関東平野部から房総半島まで雪という予報だった。
帰路の路面凍結の心配もあったので、土曜の朝、様子をみて決めようと、時間どおりに集合。
前夜少し降った雨もあがり、天気の大きなくずれはなさそうと判断して出発。
9時15分。曇り。
アクアラインを通過して館山道に入ると小雪が散らついてきた。道路の両側は白くなっている。

富津あたりから雨になって、館山に入るとまた曇りに。
日曜日は朝晩曇り、日中晴れ。

今回の主な計画は、
物置と玄関内の整理。
未開拓地の竹を枯らすために薬剤を注入する。
ドラムカン君が劣化したため、ブロックで炉をつくる。
寒季の岩場でしか採れないハバ(海苔)をとる。

【2月9日(土)】
参加者7人。odoyaで食料の買出しをして、現地着12時8分。
odoyaでは酒や食料など一万数千円の買い物をして、8回分の福引ができた。
わが団長が大きなサイコロを投げる。はじけまわるのを見る顔は無表情だ。なにかわからないがチリン、チリンと鐘が鳴る。
サイコロの6の目がでると鐘が鳴って、それが3回。
大量の景品をgetしてしまった。

並んでいた景品を二人がかりでつぎつぎに袋につめていく。
「こいつら、みんな持ってっちゃうんじゃないの」と思っていそうな、後ろに並んでいる人たちの不安げな表情が…。

昼飯弁当を食べてから、四人でハバ採りにでた。干潮が1時半。

しかし海苔の育ちがわるくて、丈が短くたいして採れない。
資材買出し班はコメリへでかけて、薬剤、工具、種、ござなどを購入。

ハバ採り隊がもどると、一畳分もあるござが庭に敷かれている。しかし採れた量は、普通の海苔サイズの1.5枚分ほど。こんなはずではなかった。
海苔についた小石や砂を、海で洗ってきたかったが、風がつめたすぎる。海の水がなま暖かく感じるくらいだ。海風にのって細かい雨だか氷だかが顔にあたる。海苔を持ち帰って水道水で洗っているうちに雨もぱらついてきた。
庭にコンクリートブロックを重ねて、臨時の炉をつくって屋外作業は終了。

初日の鍋はいも煮。

料理人は焚火さん、ハマちゃん。
宮ちゃんもつまみ作りで台所に立ってくれた。

新しいファンヒーターで温まる室内で柔軟体操?

あとは飲むしかない。

カード遊びがはじまって、まず七並べ。
団長にジョーカーが渡るたびに、場に危機感がわき上がる。
「ここで、ジョーカーを取らせるなよ」
今日もまた一位独走していた団長が最後に失速。
「福引で運を使い果たしたんだよ」
ニワちゃんが「ワードウルフ」というゲームを紹介してくれて、やってみた。面白い! でももうみんな酔っ払っていて…1時すぎには就寝。

【2月10日(日)】
狩漁部6時15分起き、6時40分出発。
ビーチホテル下の岩場へ。海は満潮で条件はよくない。
先客がいい場所を占めていて、思うようにいかない。あまり遠くまで移動したくもない。
ベラを二匹釣っただけで終了。引き上げ。
青空に陽が射してきたので海苔を干したが、いまいちからっとした天気にならない。

朝飯は昨日の鍋にご飯を入れておじや。
物置と玄関かたづけ開始。炉で火を焚いてゴミや不要物も焼却。

アカザ畑の準備地には消石灰を撒いて。
未開拓地のダンチク伐採にもでかけた。
ソテツの列は最低限の日当たり確保できるよう救出。


ビワはまだこんなもの。

3時すぎに遅い昼食。
けんちん鍋にうどん。
購入した大根は使い果たしてしまったので、庭の大根を2本引っこ抜いた。
そこそこに育っている。

畑にはネギの種を撒いた。

未開拓地の竹枯らし作戦は遂行できなかったが、道具や薬剤の準備はできたので次回に。
食後、台所の洗い物を率先してやってくれた団長に感謝。

17時15分現地撤収。
休暇村で温泉入浴。夕食を食べに正龍に立ち寄ったが、連休なのに休業。
しかたなく行ったcocosでひどいめにあった。
最初に隊長の頼んだ食事がでてきて、食べきるまであとがこない。次に宮ちゃんの食事。これもほとんど食べきるころに、焚火さん、団長、ハマちゃんのが順繰りに出てきて、やっとニワちゃんのがでてくる。もうみんなイライラ。私のが最後にでてくるころは、タバコを吸いに三人外へでている。
焚火さんとハマちゃんがクレームつけたが、店員はただ謝るだけ。やっと出てきた女店長は「順番に調理してますので」の一点張り。
全員一緒に注文してるのに、なんで後から入ってきたテーブル客の料理が先にでてくるんだ。40分もかかる順番調理があるものか。最低のオペレーションだ。
これで館山出発が大幅に遅れた。

10時前に神保町着。

初日の雪中運転、お疲れの帰路運転をしてくれた隊長と焚火さん、ありがとうございます。
報道部がカメラを忘れていくという失態で、写真があまりありません。