第33次開拓団(2018.10.6~10.7)
秋の畑作り

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【10月6日】
台風が日本列島を駆け上がってくる気配の土曜日、何とかなるでしょの楽天的開拓団が出発。8人。
三才号と、レンタカーは宮ちゃん→ハマちゃんのリレー。
台風接近のせいで道路も混まない。南へ下るにしたがって青空がひろがる。


鋸南富山あたりで見える津辺野山。採石で西側は削りとられている。反対側は森も山道も残っていて山頂からの眺めはすばらしいらしい。

エサのドジョウは買っておいたものの、釣り竿と仕掛けもろもろを持ち忘れた狩漁部は、釣吉で安竿一本、針、錘、アオイソメを買う。天候の予測がつかないのでノリがいまいち。
コメリで昼飯、食材、ビール、酒を仕込んで12時半には現地着。室内気温28度だが陽射しが暑い。
ゆっくり休んでから庭の草刈り。火起こし。

培養土、肥料、ブロッックなどの買い出しに、団長、隊長、宮ちゃんはコメリへ。
夕方になって、狩漁部はウナギの仕掛けを入れるために川へでかけた。

仕掛けの準備をしている間にも蚊の大襲撃にあう。橋のたもとからすさまじい薮に突入するとあたり一面がベンケイ蟹の天国。

水際に近づいてもポイント選びなどする余裕もなく、ウナギ筒を投げ入れて橋上に這い上がる。
土地の人が二人、われわれを見つめていた。何か言いたそうな気配なのでこちらから声をかけた。
「何か?」
「いや、何でもねえ」
文句をつけようとしている訳ではなさそうなので、聞いてみた。すると…
「ここは、昔はウナギがうんと上がってきたんだけど、今はいねえよ。子供のころはモズクガニをいっぱい獲ったけども、もう獲る人もいないから、いっぱいいるんじゃねえかな」
かつてウナギがいたのなら、期待はできる!

初日の夕食はハンバーグ。総料理長ゴクウシェフのハンバーグは特別にうまい!。


(闇の中から火之神も突然おりてくる)

北の山側の空はうす雲がかかっていたが、海の南側はよく晴れて、すばらしい星空がみえた。
「浜へ行こうか」
「うん、ワインも持って行こう!」
月がまだ出ていないので、浜辺は真っ暗、白い筋の荒波だけが響く。
砂浜の岩に寝転んで眺める星空。赤い流れ星がみえる。
でも姿のみえない海はこわいな…

部屋飲みもほどほどに…といっても1時にはなっていたかも。
翌朝の狩猟部は6時起きということにしてばらばらと就寝。

【10月7日】
日曜日。台風は日本海で温帯低気圧になって、快晴。しかし南風がつよい。
「寝てる部」のみんなを置いて狩漁部4人が出動。昨日、仕掛けを入れた川へ。
残念、ウナギは今回も空振り。しかしmaiちゃんのプラスチック筒にはゴリのような小さな魚が二匹入っていた! エサのミミズをくわえている。ミミズの威力すごいな。

そこから車一台が走れるような裏道をたどって、館山湾・自衛隊堤防に転進。
山の中に浄水池があったり、古いトンネルががあったりで、房総南端部の興味深い景色をたのしめた。


アンナちゃんビギナーズラックがつづく!

9時45分に帰還。朝飯。

ご飯、大根と豆腐の味噌汁、鮭塩焼き、海苔佃煮。ゴクウさんが最後まで台所に立って卵焼きを作ってくれて……。

満腹のあと大休憩をとって、いよいよ畑作りの作業開始。
ダイコンと白菜の種を撒いた。


庭の周囲の草や竹刈り、土手の草刈りも。


荒れ地のソテツの救出にも向かった。

蔓草とダンチクに覆われてしまったソテツを救出すると芯のてっぺんにすごい花をつけていた。太古の生き残り、ソテツの生命力は驚きだ。無敵の力強さをもっている。しょっちゅう咲くものではないので感動!

遅い昼飯はお好み焼きいろいろと、焼きそば。


人知れぬまに蒲団をかたづけてくれたのは団長。怪人っぽいな。

久しぶりの運転で緊張。汗びっしょりかいたという宮ちゃんありがとう!
交替運転してくれたハマちゃんにも感謝です。
会計袋しっかり握って、完璧な計画と予算管理してくれた団長、ご苦労様でした。
三才隊長がいてくれると、なにかにつけてやっぱり安心。
今回も楽しい開拓団でした!
休暇村で風呂に入って、渋滞もなく帰ってこられました。

記録班はmaiちゃんと音。おもしろ写真は店で見てください!