田植え体験(2018.5.26~27)
栃木で休日

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田植えをしよう、の看板をかかげてcさんの実家の田んぼに向かった。
上野から湘南新宿ラインにのって、栃木の小金井へ。ボックス席にすわると、ビールや缶チューハイがプシュプシュと開く。
小金井駅に父上が車で迎えにきてくれていた。
「長靴もってきたか?」
と言われて、誰ももっていない。裸足でやるつもりだったし…。

寄り道して現地の田んぼを見せてもらってまず実家へ。田んぼはすでに田植えが済んでいて、われわれのためにほんの一角を残しておいてくれた。
ここからすっかりcパパのお世話になった。

まず見せてくれたのが大きなスッポンとナマズ。

今日はスッポン鍋。さっそくバラしはじめるのを皆なで見物。大釜をかまどにのせてぐつぐつ煮はじめる。
昼飯は手打ち蕎麦で、刺身の盛り合わせも。うまい蕎麦でした。
腹ごしらえして、いよいよ田植え。

といってもほんのおなぐさみ程度で、農家の皆さんには見せられない。黒ラブのブラッキーも一緒に遊んですぐに近隣散歩へ。

国分尼寺のあった風土記の丘を案内してもらった。
資料館はすでに閉館時刻になっていて見られなかったが、広大な寺のあった天平の丘公園を散歩。やたらとアカザが生えている。このまま秋まで無事に育ったらどれだけ立派なアカザになるやらと、そんなことばかりに気をとられて…。
実家の隣に親戚家の畑があって、ここにはまるで種を撒いたかのようにアカザが密生していた。もう人の背丈ほどに伸びている。夏までにはトラクターが入って畝ってしまうから全滅と言われて諦めていた。

家にもどってお茶をいただいていると、父上がいきなりその親戚家に電話をかけた。
あの畑に生えているアカザを欲しいって人がいるから、刈らないでくれ。一列残して。あとを畝るのは俺が責任もってやっとくから。と話をつけてくれた。
cパパ笑いながら「これで、あのアカザは全部、俺のもんになった!」。

ブラッキーとお遊びタイム。


婆ちゃんとcさん

夜は庭の芝生でバーベキュー。
釜で煮込んだスッポンを鍋に移して生姜や野菜を入れてまた煮込む。

ナマズをおろしたぶつ切りも火の上に。網から転げ落ちてもすぐ網の上に放り投げてすばらしくワイルド。カルビやハラミ、さらにはおにぎりも一緒に焼いて…。


とりたての玉葱とニンニクをいただいて…

12時ころに就寝。めずらしくストンと眠りについた。
翌朝、借りたハサミと軍手をもって隣の「アカザ畑」で間引きをはじめた。ハサミの戻りの弾きがわるくて10分もしないうちに、はさんだ親指の皮を破いてしまって出血リタイヤ。
間引きを見に来たcパパが「そこじゃないよ。畑はその向こうだっ!」
そんな境界、わたしらにはわかりません。

朝飯はスッポン汁のおじやと炊き込みご飯。干瓢汁。いつもの旨いキュウリと干瓢の佃煮。

またまた腹いっぱいにさせてもらって、腹ごなし散歩。
栃木県で最大の摩利支天塚古墳と琵琶塚古墳の資料館へ。最近できたらしい。

古墳にも登って、のどかなビール麦畑の脇を歩いて…。

昼に大谷石の採石場跡を整備した大谷資料館へ連れて行ってもらった。
すごい空間ですね。

なんともいろいろを満喫させてもらった二日間でした。
cさん、お父上、ありがとうございます。