第30次開拓団(2018.2.10~2.11)
新機軸で鉄板お好み焼き

【2月10日(土)】
そんなこともあるよ、という波乱の幕開けになった開拓団。
報道部員は前夜4時すぎまで飲んでいた。やんごとなき事情による情状酌量の余地はあったとしても血迷ったとしか思えない。大遅刻。
団長は胃の調子が悪いそうだし、隊長はくしゃみの大連発がとまらない。始めはみんな笑っていたが、鼻からハンカチを離せない。重症だ。
「熱はないから花粉症かもしれない。風邪かな?」
「インフルだったら、来週おれ達全滅ですよね」

三才号、焚火号の二台で出発。9時20分。
道路は順調。富楽里で野菜と昼弁当を仕入れ、釣吉でイソメとオキアミ(餌)を買って、odoyaでさらに食材と酒を仕入れた。最後にマツキヨで鼻炎薬も。
12:35 現地着。
ゴクウさんが富楽里で買ってくれたつみれ汁で昼食休憩。

絶不調に陥っていた隊長にみんなが進言「布団で休んだほうがいいですよ」と。

この日の資材購入は明日に延期。予定変更して、石垣修繕用の貝殻砂利を浜に採りに行った。狩漁部は釣り竿かついでカレイをと気色ばったが、釣れたのはフグばかり…
岩場には、ハバ(海苔)がいっぱいついていて、採りたかったのだけれど残念。来年だな。

たちまち陽がかげって、晩飯の支度。初日はいも煮鍋。


みんなで里芋の皮むき…


ゴクウシェフは今回も奮闘!

旨い鍋でした! あっという間に空になって、第二弾は寄せ鍋に…


焚火さん発明のぶり大根ならぬサバ大根も味がしみて美味。

「サリーちゃんのパパ」も出現したけど、公開不能。
昼間の気温は18.5度。夜8時ころから雨になった。

【2月11日(日)】
午前3時頃には雨があがった。大雨ではなかったので、庭もぬかるむこともなく、サンダルでも普通に歩ける。
まだ暗い5時半頃、外にでてみると雲もない星空が広がっていた。真上に巨大な北斗七星が浮かび上がっている。

早朝はやや雲があった。狩漁部の出動。

今回は波左間港へでかけたが堤防釣りはできないと地元民に言われて、休暇村の堤防に移動。しかし寒々とした突堤で魚影もみえない。風が寒い。

結局、伊戸漁港に回って竿をのばしたが、外海は波が高く、風もある。不足した餌を岩場でとりたくても危険だし…。

「これでまた、団長に言われるよ。“釣果は? えっ無いの? って”」

引き上げにかかるころやっと暖かい陽がさしてきた。本部からビール購入要請がありコンビニへ。
朝食はゴクウシェフが飯を炊いてポテトサラダを作ってくれていた。



作業開始。
団長と隊長がコメリへ資材調達にでかけて、残留組は庭の畑地の耕し。
アカザ畑と大根、ネギの畑を。
クワ振るいがなかなかの重労働で、休み休みやらないと腰にくる。

防草シートを敷いて、砂利の敷きなおし。

砂利20袋、苦土石灰、肥料が届いて総員で運搬。

復活した隊長は、玄関の棚つくりに一人奮闘開始。

庭の梅はまだ蕾みも小さかったが、荒れ地の畑の梅は咲いていた。去年よりは陽当たりもよくなって、まだ蕾みもたくさんついている。痛んだ古木なので、枝の支えをつくらないといけない。

ビワは花が終わったあとで、房がいっぱい。また夏には収穫が期待できそう。

庭作業を終えて、3時前から夕食兼用の「お好み焼き」準備。
少し風もあったが、庭で鉄板焼きのはじまり。
はじめてだったけれど、おもしろかったですね。

スタンダード、広島風、バジル風味と、交代でつぎつぎに。返しの技で盛り上がるし。
この先、定番になりそう。

石灰を馴染ませた土地に、3月にはアカザの種を撒いてきます。今年はうまく育ってくれるといいんだけれど。

次は気候のよいころになりますね。