台風一過の臨時出撃(2014.10.18)
『特攻野朗!turkeys』活動の報告

二週連続の台風で今月は見合せの可能性もあったが、数日前の日報読んだら何やら大変な状況と判断して急遽決行した。館山の土曜日は南総里見祭りとのことで午後かは道路規制があるらしい。本郷村を朝8:00出発。多少雲っていたが、初秋の爽やかな空気。渋滞もなく君津paには8:50到着。途中コンビニで朝食を購入して9:30には作業場に到着した。

広場に入ると日報で確認した通り廃材周辺の木が倒れていて入口を塞いでいる。

広場には枯葉やもがれた小枝や竹が散乱していた。北側の木は母家の屋根に刺さっているかのごとく途中から幹が折れていて、実際どうなっているかはハッキリとわからない。随分荒れ果てた広場になっていた。台風18・19号はかなり強烈だったみたいだ。

まずはどらむかんくんで火を起こす。
さっちゃんが広場の落葉や小枝を集めてどらむかんに放り込むと、2日前迄雨が降っていたはずだがすぐ炎があがる。
まずは倒れて入口を塞いでいる木をチェーンソーでカットする。

焼却する小枝と保存する幹とを分別すると一山できてしまった。

【前回リコイルロープが切れ、使用できなかったチェーンソーはその後ロープを購入し取り付、掃除と歯をヤスリで研いで準備万端である】

こまめに休憩を入れながら、続いて北側の屋根に折れかかった木。西側の土手に上がって確認してみると、屋根を突き抜けてはいないようだ。

しかし裂けかかった幹がいつ落ち、その重みで屋根を破壊するかもしれない。まずは北側から枝葉を切り落とし軽くする。

それだけでもかなりの量である。次に屋根に梯子をかけて本丸へ。幹は割れるように折れてはいるが、強度はかなりある。体勢が悪いので幹を切り落とすことはできなかったが、最悪屋根に落ちても軒をかする程度まで切り落とした。切り落とした枝葉を積み上げるとまた一山できてしまった。

本来ならこのあたりでお昼休みなのだが、朝食をコンビニで買ったとき、昼食の事を真剣に考えていなかったため朝残った食パン一枚とハム4枚をさっちゃんと分けて済ませた。

午後の作業は切り落とした枝葉の焼却に専念した。生木は次回まで乾かし、葉を中心に乾燥した竹をガンガン燃やした。どらむかんくんの中心温度は1000℃位はあるのかな。このエナジーを何かに利用できないものか?
次回はどらむかんチャンも参加してもらわないととても追いつかない。

焼却している最中に面白い光景があった。ブルーシートで保存している薪のところで、黒い虫が何か動き回っている。観察すると蜂のようなアブのようでお尻がオレンジの虫がクモをつついている。最初はファイトしてるのかと思ったら、どうやらクモは瀕死状態でそれを顎でくわえて引きずりおろそうとしてる。さっちゃんに写真をお願いしたが、動画の方が面白そうだ。

後で調べてみたらこの虫はツマアカクモバチで瀕死のクモはアシダカクモ。クモはハチに卵を寄生させられ、幼虫のエサになる運命。
ブルーシート中段から母屋の床下までの長い道のりを帰巣本能だけで引きずって無事帰宅。おもわず30分ぐらい観察してしまった。

遊んでいる場合ではない。もっと焼却しないと新たにブルーシートができるだけである。それと北側の排水溝近くの廃木がどうも気になり、可能な限り取り除いた。

この廃木は前回も裁断したが、周りの竹が邪魔をして中途半端に残してきた。中は腐って空っぽであるが、その中に竹の根っ子と隣家まで延びている椎の木?がある。

16:00をまわり気温もひんやりしてきたが、どらむかんくんは口から炎を吐いてガンガン燃えている。出来るだけ燃やしておこうと17:00まで続けたが結局は木材が増加してしまった。それぞれのブルーシートに隠して消火作業に移る。沢山の灰は出たが、ほとんど砂状で山にはならない。鎮火を確かめて作業場をあとにした。

帰りは休暇村で日帰り温泉。正龍に行き空腹を満たした。帰りの車窓から最後の山車を撮影。20:15ごろ館山をあとにした。

今回は2週続きの台風の被害状況の確認と応急処置程度しかできなかった。焼却のピッチを上げないと広場が枯れ木と枯葉で狭く感じる。また竹や根っ子も廃材も母屋も排水溝も停滞している状況である。

次回は11月22日(土)23日(日)を予定しています。皆様のご参加をお待ちしています。
10/22 文責kuwa