【その53】

ホキ美術館     音   

総武線の「蘇我」から三つ目の「土気(とき)」にある《ホキ美術館》。
驚きの美術館でした。

2010年に開館した「写実絵画」専門の美術館で、創設者の保木将夫氏が収集した写実絵画350点を保有している。
建物外観がユニーク。展示スペースも工夫がこらされ、ギャラリー1からギャラリー9まで回廊式に分けられていてとても見やすい。

ミュージアム・ショップで買ったハガキ。

五味文彦「木霊の囁き」

原雅幸「クリストファーロビンの聲」

森本草介「窓からの光」

写実絵画おそるべしの感を強くした。
人物、裸婦像はいまにも動きだしそうだった。肉感が伝わる。顔や髪の描写がすごい。
写真はレンズ、フィルム、印画紙で対象を寸分の狂いもなく写しとるが、人間の眼で感じ取ったものを描きこむ絵画のすごさがある。

野田弘志展がまもなく終わるので、次の企画展にもまた行ってみたい。