その他みんなの言いたい放題 【その22】mai
夢三夜

昨日は火曜日にしては珍しくちかちゃんが来てくれたので嬉しかった。ひそひそ話で盛り上がった。

それはさておき。最近夢が凄い。世界が更新される話とか。実は世界は我々が気づかないうちに幾度となくやりなおされているんだって。本当は早く新しい世界にそっくり入れ替わってしまいたいのに、最後の歯車が上手く合わないから『そっくり入れ替わり』のその瞬間がうまく越えられず、ギューンと数年前に戻ってしまう。今じゃ時間を巻き戻すバネも伸び切って、巻き戻そうにも5分位しか戻せない。さっき部屋に入ってきたはずの人が、また暫くして入ってくる。で、みんな気付く。ああ、この世界終わってしまうんだなって。私も諦めて、まあいっかって、諦めると楽チンだなあって、そしたらその時とうとうガチャンと歯車が合う。景色が揺れる。いよいよ新しい世界の人達にすっかり明け渡す日が来たな、と思ったその時、髭もじゃの面長な男が私の前に立って言う。生き延びたい人、この指とまれ〜。わたし、真っ先に飛びついて、生き延びたーいって叫ぶ。閃光!再び目を開くと、カラフルなデパートの、長いエスカレーターに立っている。風船がふわふわ浮かんでる。新しい世界やで、とりあえずどんなもんが流行ってるか、人々が何を考えてるのか、しっかり見てこい、という声が聞こえたとこで、目が覚めた。

一生懸命目をこらすのに、世界が真っ白という夢もみた。その後ろに色があるのは分かるんだけど、ハケでザーッと塗りつぶしたみたいな乾いた白色の世界。オアシスと砂漠とロバが見える。ロバの尻尾がくるくる巻いて空に上っていって、小魚がどっと押し寄せて。そんな夢。

夢の話はやめなさいと『シェルタリング・スカイ』のキッドがあれほど言ってたのに、やっちゃった。
今晩あたり、バク、来ないかなー。私の夢を味見しに。