2005.1

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ミュンヘンからICEに乗って一時間半。ICEでアウクスブルクの次の駅がUlmだった。
この街の最もシンボルとなるのが、世界一高い塔のある大聖堂だろう。
大聖堂はミュンヘン方面から来ると、遠くからでも見える。ミュンヘン方面から来ると、ウルム到着前にNeu-Ulm(ノイウルム)の駅を通るのだが、そのすぐ後にドナウ川を通過する。ドナウ川を渡ったときに見える大聖堂が一番きれいに見えるかもしれない。(ちなみにNeu-Ulmはバイエルン州、Ulmはバーデンヴュルテンベルク州となる)
ICEが駅に到着すると、駅前はクリスマス休暇の終わりごろだったからだろう、Uターンする人が駅であふれかえっていた。駅はお店が立ち並び賑やかだった。Ulmの中央駅※1を降りると駅前に電停が見える。それがウルムの路面電車とバス(SWU)の停留所だ。バスとトラムが同じ所を走るため、トラムとバスが同時に走ってくることもある。
ウルムの街は路面電車を使わなくても、歩いて観光名所は回れるが、私はトラムに乗って観光を楽しんでみた。
町の中(大聖堂の辺り)へは駅前からの通りも賑やかそうだった(私が訪れた時は、ほとんどのお店が閉まっていた)。
トラムでまず中央駅から3つ目のWilly-Brandt-Platzへ向かう。ここは、Ulm出身である「アインシュタイン」のモニュメントの「アインシュタインの泉」や武器庫などが近い。
ここら辺は町並み※2も綺麗で歩いているだけでも楽しかった。
大聖堂を横目に、進んでいくと、市庁舎※3にたどり着く。壁に絵が描かれていて美しい建物だった。
ここから少し歩くと、ドナウ川に出る。ドナウ川のそばにFischerviertel(漁師の一角)※4と呼ばれる所にがある。
昔の街が残っている絵のような一角になっている。この辺りに傾いた家というのがあって、本当に傾いている。
ここから数分歩くと大聖堂※5だ。遠くで見ても大きかったが、近くで見るとなおさらだ。高さは160mで世界一だ。
塔にも上れるらしいが、なんと768段あるとか!塔の上につくまでに疲れてしまう(笑)
大聖堂広場からは幾つか道があって、ここからトラムのJustizgebäudeへ向かう。ウルムのトラムは一系統しかない。
昔はGT4が走っていたらしいが今はCombinoが主力だ。日中は10分間隔で来る。
Justizgebäudeからトラムで終点のDonauhalleへ向かう。公園の中に入っていく感じだ。ここから、もう片方の終点であるSflingenまでは20分。割と小さい路線のようだ。車庫は「Westplatz」にあるようだった。一日乗車券も発売していた。
一路線しかないUlmだが、延長プランもあるようなので楽しみだ。

▲ウルム中央駅に停車している列車
ICEの停車駅でもあり、また様々な方向に向かう路線のターミナルでもある。

※1▲Ulm HauptBahnhof(ウルム中央駅)


▲Willy-Brandt-Platzの近くにある「火薬庫」
武器庫などもこの近くにある。

※2▲ウルムの町並み。石畳でやはりヨーロッパは美しい。

※2▲ウルムの町並み。

※3▲Rathaus Ulm(市庁舎)

※4▲漁師の一角の町並み

※5▲大聖堂広場から見る大聖堂

▲このようなよじ登っているサンタ人形を色んな街でよく見かけた。

▲帰りもICEで。ミュンヘンまで1時間30分ぐらいだからあっと言うまである。


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