2007.3

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かつては東海道吉田宿として栄えた豊橋。人口約35万人のこの街に路面電車が走っていて、1982年の運動公園前までの支線の設置、1998年の豊橋駅前への乗り入れなど、日本では珍しく路線延長に活発だ。また近年、名鉄の岐阜市内線の廃止に伴い、岐阜で活躍していた低床車も譲り受けるなど、低床車の走る都市ともなった。
JR豊橋駅を降りそのまま駅のデッキを歩いていくと、デッキの下に路面電車の停留所がある。ここ駅前停留所から終点の赤岩口(運動公園前)までは約20分の道のり。一日乗車券(400円)も販売されていて、駅前停留所の案内所で買うことが出来る。(2007年現在) 
駅前から路面電車に乗ると駅前からしばらくの間、センターポールの美しい駅前の大通り※1を進む。二回大きな通りを曲がると、路面電車は市役所前の停留所に着く。停留所に近くには、歴史を感じる豊橋市公会堂や比較的新しい豊橋市役所がある。※2 市役所には展望ロビーがあり、無料で豊橋市内を展望できる。※3 市役所前は、豊橋公園内にある吉田城址※4も最寄。
路面電車は市役所前から東八町までセンターポール化がされた綺麗な路線を走るが、東八町から先は路面状態が少し悪くなる。さらに進み、終点の2つ前の競輪場前で線路が単線へと変わる。そのためこの競輪場前で車両の上り下りの交換も行われる。
競輪場の次の井原で、路面電車は新線である運動公園前と赤岩口方面とで分かれる。赤岩口には路面電車の車庫があり、色々な車両を見ることが出来る。


※1▲駅前大通

※2 ▲手前が豊橋市公会堂、奥に見えるのが豊橋市役所。 公会堂は昭和6年の建設。

※3 ▲展望ロビーからの眺め

※4 ▲吉田城址には再建された櫓が立つ。

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