JRの富山駅前から県庁方面と同じ富山地方鉄道の鉄道線の駅である、南富山駅方面へと線路が延びている。
路線は富山の中心街も通ったり県庁の前を通ったりと、街の要所を走っている。
車両は旧型の車両と、平成五年にデビューした近代的な車両が活躍中で、どちらも冷房化済みである。
と、路面電車は活性化しているように思われるが、実際、富山の商店街を歩いてみたら寂しい感じがしした。
しかし、そのような状況をなくし、中心街を活性化させようという動きが起きている。
例えば、商店街振興組合等によって設立された「まちづくりとやま」では商店街によくみかける「空き店舗」をまちづくりとやまが借り上げ、そこを小売店に安いテナント料で貸し、街を活性化させるような動きもある。その他にも、ワンコインのコミュニティーバスを運行し、路面電車が走っていない所もうまくまかなうような形で運行されている。
と、中心街の活性化に向けて色々な動きが出ているので、今後の路面電車とまちづくりの発展が楽しみである。
富山地方鉄道市内線の運賃は均一の200円。トラムカードとよばれるプリペイドカードも発行されている。このカードは2000円で2300円分使えるという、なかなか経済的なものだ。
また、鉄道線と市内線、両方15%お得な連絡往復割引乗車券や環境定期券等など、様々な乗車券が発売されていて、便利になっている。
一日乗車券は600円で、一部バスと、市内線全線が乗り放題だ。
富山といえば、市内線と駅を挟んで向かい側の「JR富山港線」がLRT化され、日本初のLRTとして話題を集めている
市内線と、LRT、この2路線がもしつながったら、また欧米のLRTのように、JRに乗り入れ、隣の高岡市を走る万葉線とレールがつながったり、同じ富山地方鉄道の鉄道線に乗り入れたりすれば、凄いことになると思う。
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