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かつて東京を網目状に走っていた都電も今ではこの早稲田〜三ノ輪橋間のみとなった。
車両は高床式だが、ホーム自体を高くし電車とホームとの間に段差がなく、ホームもスロープ式になっているのでバリアフリー対策も完璧だ。
線路はほとんどが専用軌道で、併用軌道である区間は、大塚駅前付近、飛鳥山―王子駅前、小台―熊野前である。ちなみに飛鳥山―王子駅前間の併用軌道では、車の軌道内の通過が禁止されていないため、路面電車が、車に挟まれて信号待ちをしている姿を見かけることができる。短い区間ではあるが、これによって、時間が遅れるということがないのだろうか。それとは反対に、小台―熊野前ではセンターリザベーション方式が採用されている。この方式によって道路と軌道は柵のようなもので分けられるため、渋滞がおきてもおかまいなしに路面電車はすいすい進んでいく。
他の都市には見られない、都電の特徴といえば、やはり、様々な路線と接続することだろう。
早稲田方面から、東池袋四丁目で東京メトロ有楽町線の東池袋と。大塚駅前でJR山手線の大塚と。新庚申塚で都営三田線の西巣鴨と。王子駅前でJR京浜東北線・東京メトロ南北線の王子と。町屋駅前で京成電鉄・東京メトロ千代田線の町屋と。そして最後に少し離れているが、終点三ノ輪橋で東京メトロ日比谷線の三ノ輪と接続する。
沿線には早稲田大学、学習院…などなど学校も多く、通学としての利用も高い。路面電車は飛鳥山公園、巣鴨、鬼子母神等も通り、学習院下あたりの窓からはサンシャイン60も近くに現れる。
料金は均一の160円。一日乗車券は都電onlyのものや都営地下鉄、都バス、都電で使える一日乗車券が売られている。学期間に通用する経済的な「通学定期券」や、都電の定期(通学定期券は除く)を持っている人に同伴する同居家族が乗車する時、割引運賃で乗車できる(土日などの適用日のみ)環境定期券制度があったり、色々工夫されている。
沿線にも見所がいろいろあるので、都電に揺られながらぶらり旅をするのもおもしろそう。

▲古河庭園

▲サンシャイン60

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